第2章 ICCの傘に入って軍備オフ〜国際救助隊・国際人道支援隊を結成せよ!/3.国際救助隊・国際人道支援隊の結成に尽力せよ!
日本は常設の国際人道支援隊と国際警備部隊、国際警察隊、さらには国際救助隊(第1章「5.ICCの傘に入れば……?」参照)の設立にこそ、イニシアティブを発揮すべきだ。
間違っても、軍隊派遣の道など、選んではいけない。
「軍隊なら国旗をつけてうろつけるので国際貢献をアピールできる」
こんな意見が政界にはあるようだが、本末転倒もはなはだしい。人道支援は、支援する側のためにするのではない。何のための支援か、もう一度考えなおすべきだ。支援を必要としている人たちのためになるのなら、国家の示威などという浅ましくも見苦しいことを、わざわざせずともかまわないではないか?
「日本も(カネではなく私以外の)血を流すことが必要だ」
などというネオコン政治家たちの言葉に、惑わされてはいけない。
資本主義の世界なら、人を出さずに金を出す、それで十分だとは、かつての某漫画家の言い分だが、理にかなっている。ネオコン政治家たちは、日銭を稼ぐのにあくせくしている庶民の苦労をまったくなんと心得ておるのか!
たとえ上にあげたような組織、機関の設立が今すぐにはできず、当面は「人道危機」に対して、国連平和維持活動(PKO)などで対応するしかないとしても、アジア諸国の人びとから日本の軍事的野心に警戒心を向けられているような現状で、軍隊派遣をこれ以上繰り返すべきではない。今の日本が踏み切ろうとしている軍隊派遣の恒久的合法化など、死の商人と関連官庁たちの利益温存・利益拡大策に他ならないことは、アジア諸国からは見透かされている。そんなものを押し進めることは、ただでさえ乖離してしまっている歴史認識を時とともにさらに激しくかけ離れさせ、永遠に修復のつかない亀裂を、近隣諸国との間に生じさせるおそれがある。
今はまず、ICC規程を批准し、武力によらない平和構築というメッセージを、東アジア地域に、そして世界全体に向けて、遅ればせながら、発する。
非常に遅ればせながらではあるが、人間万事塞翁が馬。「武力による国家利益の追求」のためにイラク侵略戦争に加担してしまったことの過ちを正々堂々と認めて、このようなメッセージを発信すれば、「さすがに日本も懲りたか」と、説得力を強める効果がある。
そして、すでにICC規程を批准している韓国やフィリピン、カンボジア、東ティモール、モンゴルなどと協力して、批准国の東アジア地域での 拡大を図るべきだ。
同時に、「軍備オフ」を進め、東アジア地域のための国際人命救助隊や国際人道支援隊を、近隣諸国と協力して結成、運営することに、予算と人材を注ぐべきだ。その試みを、上で述べた、「人道危機」に対処する国連組織の設立ともシンクロさせていく。
こういった構想を推し進めてこそ、日本国憲法がうたい小泉首相(当時)が我田引水して使った「国際社会における名誉ある地位」を得ることができ、将来にわたって世界の人びとを戦禍から守ることもできるのだ。そうではなかろうか? ね!?
(おまけの情報というか、こちらをどうぞ!)

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