『ネットと愛国』から『沈黙する人権』へ/「家」制度と「昔の家族」、扶養義務
『ネットと愛国』。読了して、いくつかわかったことがある。
在特会の資金源、どこぞの宗教右翼団体かと思っていたけど、どうやらそうではないらしいこと(少なくとも、安田氏の取材時点では)。
信者、じゃなかった、会員たちが入信、じゃなかった、参加していく動機や背景に共通するものがうかがえること。
もちろん他にもいろいろあるけれど、そのあたりがわかってくると、今度は別に気になることが湧いてきて、すぐには感想なんかまとめられんなあと思っていたときに、書店で立ち読みちょっとしてみてヒントがあるかもと思い、読みはじめたのが、『沈黙する人権』(石埼 学、遠藤比呂通・編)。(ビバ!立ち読みの効用!!)
期待に違わず、それぞれの論文(論考)が読み応えあり過ぎ!
目指したこと以外もあれこれ考えさせるものばかりで、のんびり、じっくり、読んでおります。
今回は、その第4章「家族と人権 「家族」神話からの解放」(若尾典子)から、興味深い分析を一つ。
「……したがって、戸主の扶養義務は、果たされる保障のない明治民法上の一規定にすぎなかった。ところが、明治政府は、戸主の扶養義務・「家」の扶養責任を理由に、国家による貧困救済を極力、制限した。……
(中略)
「家」制度は戸籍の記載方法にすぎなかったにもかかわらず、戸籍上の家族が扶助しあうべきだとする「家族道徳」を強制するシステムとなった。現実に扶助できる保障のないまま、自己責任を課された「家」制度の下、家族による子ども・女性の人身売買が行われた。しかも親孝行道徳によって、売られる子ども・女性への「強制」は、彼らの「自発性」へと転化された。
これが「昔の家族」の現実である。それゆえ日本国憲法一八条は「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」と宣言し、労働基準法一七条により前借金が明確に禁止されたのである。
生活保護バッシングの背景、そして進む先を、なんとなく暗示するものがあるような。。。
しかも、放射性物質を不必要に拡散させ住民の被曝を意図的に拡大してる日本政府の失策が、そこに加わると。。。
最後の最後まで希望は死なない! と思いつつも、やっぱいろいろ厳しす
。。。いや、厳しすギール。。。
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