多文化・多民族・多国籍社会と『戦争をなくすための平和教育 「暴力の文化」から「平和の文化」へ』
2006.1.10.23:40ころ
2006.1.20.10:10ころ、緑字部分追記
2006.1.20.19:20ころ、オレンジ字部分訂正
本ブログの姉妹編として、多文化・多民族・多国籍社会で「人として」というブログを、先月、始めた。
その関係で、横の参考書籍欄に、ICC(国際刑事裁判所)とも「人間の安全保障」とも直接の関係がなさそうな本が並ぶ羽目になった。
本当は各ブログごとの書棚をもうけたかったのだが、
「そうは@niftyさんが卸してくれなかった」
わけである。こればっかりは、どうしようもない。
でもまあ、本音をいうと、それだけでもなかった。
「どちらも大切な、しかも、私の友人・知人・家族や親戚のためにも必要なことを展開しているブログとして、相互に密接に関連してるものだから、ま、いいか」
という気持ちもあった。
で、そのまま進むことにしたわけだが、この2つのブログがなぜ密接に関連しているのか?
『戦争の抑え方☆軍備オフ ICCでつくる戦争のない世界』を読んでくださった皆さまや、「うさちゃん騎士団」に注目しつづけてくださった皆さまには、きっとご理解いただけてると思うが、そうでない方も少なくあるまい。
だが、残念ながら、詳しく説明する余力がないわけで……。
かくして結局、説明をしようともしないまま、ズボラな私の2005年は終わってしまったわけだが、新年早々、その秘密をわかりやすく解説している本の存在を、友人に偶然、教えてもらえた。それは、
『戦争をなくすための平和教育 「暴力の文化」から「平和の文化」へ』(ベティ・リアドン:著 アリシア・カベスード:著 藤田秀雄:監訳 淺川和也:監訳、明石書店、2005年11月発行)
である。21世紀の平和と正義を求めるハーグ・アジェンダ(仮訳)(1999年5月版)を解説し、また、ハーグ・アジェンダを実現するための教育の実践例を紹介する書籍だ(原著は2002年にアメリカで出版)。
ハーグ・アジェンダを採択した「ハーグ平和アピール市民社会会議」では、
「各国議会は、日本国憲法第9条のような、政府が戦争をすることを禁止する決議を採択すべきである。」
との原則を第一番目に掲げる「公正な社会秩序のための10の基本原則」なる文書が採択されている。
実をいうと、私はその「憲法9条」関連の話しか聞いたことがなかったので、
「憲法9条は凄すぎるし、大好き!」と思いながらも、「憲法9条があっても日本はこのありさまだしねえ」
などと斜に構える気分もおおいにあるひねくれ者の私としては、「ハーグ・アジェンダ」に目を向ける必要性をあまり感じていなかった。むしろ、ちょっと引くところがあった。迂闊至極! 『戦争をなくすための平和教育 「暴力の文化」から「平和の文化」へ 』を読んで初めて気がついたのだが、もっと奥が深く、実に示唆に富む、そしてこれぞ21世紀の人びとが追求すべき道だといえるものが、具体的に、はっきりと言葉で示されていたのだ、なんとまあ。こりゃ、びっくり。
なんにせよ、「多文化・多民族・多国籍社会で「人として」と本ブログとの関連は、21世紀の平和と正義を求めるハーグ・アジェンダ(仮訳)からでも、十分におわかりいただけると思う。
この仮訳を読んで、さらに興味を覚えた方は、書籍も一度手に取ってみてくださいませ。
2800円+税と、値段ははりますが、ウェブにはなさそうな「公正な社会秩序のための10の基本原則」も掲載されていて(2006.1.20.10:10ころ、「冥王星日記」経由で見つけました。こちらです。)、お得な部類に入ると思います。はい。学校の先生には特に。そうでない皆さまにも、きっと。
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