2009.2.17.22:30ころ
世界中を失笑させた鳩山邦夫法務大臣(当時)の「友人の友人がアルカイダ」記者会見に続いて、今度は世界中を爆笑の渦中に放り込んでくれたのが、中川昭一財務相(当時)の泥酔記者会見でした。AP通信配信のニュースでは、日銀総裁が回答している最中も、中川泥酔相の様子にずっとカメラが向けられていたのだとか。その気持ち、わかります(爆)。
そして、そのほんの数日前に、外国特派員協会で、カルデロンのり子ちゃんの記者会見がありました。
「退去命令による家族離散と闘う13歳の少女」会見 映像・音声(2009.2.13、TV JAN)
わが家のパソコンでは音声も動画も見れない状況ですが(涙)、
Japanese government may grant Noriko Calderon special permission for residence(Japan Probe、2009.2.13)
で紹介されているTBSニュースの記者会見映像を見る限り、鳩山、中川氏とカルデロンのり子ちゃんの人間としての格の違いを感じずにはいられません。
ここでふと思い出すのは、SIVAさんの次の記事です。
★私たちの在留資格。(デザイン夜話、2008.11.21)
何だか理不尽。
★
残念ながら、法務大臣の決定は覆らなかったようです。
★ニセ愛国者はいいかげん消えてくれ(NC-15、2009.2.15)
★カルデロン一家の件について(Nameless Heve Forever Move U´Å`U、2009.2.15)
★家族を分断することを なんともおもわない裁定を当然視する法務省がまた…(タカマサのきまぐれ時評2、2009.2.16)
海外メディアの関心も少なくないようで、「Noriko Calderon」等で検索した記事の中からいくつかピックアップして、リンクを張っておきます。
★Lawyer blames Japanese 'discrimination' for Filipina's ordeal(ABS-CBS NEWS、2009.2.10)
★Japanese ruling may split family(BBC NEWS、2009.2.13)
★Japan may divide Filipino family(UPI Asia.com、2009.2.13)
★Filipino family cannot stay together in Japan, Justice Ministry decides(JAPAN TODAY、2009.2.13 Kyodo News)
このJAPAN TODAYの記事には、条件反射的なコメントが多数付いていて……orz。詳しい記事じゃないからなんだと思います。
そこで、最後はこちらです。
★Japan Times Zeit Gist on Noriko Calderon, born in Japan, child of overstayers, facing deportation(DEBITO.ORG、2009.2.13)
救われるコメント多数です。
紹介・引用されているDavid McNEILLさんの記事は『The JAPAN TIMES』に掲載されたらしいのですが、『The London Independent』『The Irish Times』『The Chronicle of Higher Education』のためにも書かれたとの注記があるので、おそらくそれらにも掲載されたのでしょう。
そしてその記事は、日本の政策の自己チューぶりを描き出していて、それがカルデロン一家なかんずくのり子ちゃんを問題の渦中に放り込んでしまったことを明らかにしています。また、FUJI TVの悪質な番組の話とか2ちゃんねるの記事の話とかもあって、かなり詳しいです。これらすべて、外国人特派員協会での記者会見で出た話なのかも知れませんが、記事内容の詳しさが、コメントの内容に大きく影響していると思います。
★
最後に、この件に関して私が民主・社民・共産各党に宛てたメールから、お願い部分を掲載しておきます。森法務大臣に宛てたメールも「そして、もし働きかけがかなわず、」の段落を除いた他は基本的に同じで、政府への働きかけとか野党共闘とかではなく「英断」をお願いする内容にしました。
今日は、日本で生まれ育ったにもかかわらず退去強制を強いられようとしている子どもとその両親のために在留特別許可が出されるように、そして、これまでに非人道的な退去強制を強いられた子どもやその家族に対する人道的対処をお願いしたく、この文章を作成しています。
TBSニュース等さまざまなメディアで報道されていますが、日本生まれ、日本育ちで日本語しか話すことができない中学1年生の女の子、カルデロンのりこちゃんが、不法入国した父母とともにフィリピンへ送還されるか、あるいは退去強制される父母とは離ればなれになって日本に残るかという極めて非人道的な選択を、法務省入国管理局によって強いられようとしています。
一家が地域に根ざして真面目に働き、暮らしてきたことは、その子の同級生や地域の人たちが在留特別許可を求める署名活動に積極的に協力してきてくれたことが、如実に示してくれています。そして、先月14日までに集まった署名は、ネット上では排外的な声が大きいにもかかわらず、16000筆を超えたといいます。昨秋の国籍法改正反対騒動を思い起こさせる状況です。
この一家が日本で家族で生活を継続できるような人道的措置を実現すべく、貴党から、そして可能であれば野党で共同して、政府に強く働きかけていただけないでしょうか。
今年1月14日のTBSニュースによれば、不法滞在(オーバーステイなど)で同様の状況に置かれている子どもは、全国で約5万人にのぼるそうです。
このような子どもや家族に対して人道的措置として在留資格を正規化することは、さまざまな人権条約を批准している先進国として、そして国連人権理事会の理事国として、当然の責務であろうと思います。
父母の入国の経緯はともかく、その後の真面目な働きぶりや暮らしぶりは、日本社会で暮らす私たち日本国民にとっても、心強いものだと感じます。入国経緯に問題があっても真面目に働き暮らすことで正規の在留資格を得られる可能性があることをマスメディアの注目も集まった今回のケースで示すことができれば、日本が先進国である限り流れが絶えることなどないであろう現在そして将来の不法移民に対して、日本での真面目な暮らしを維持しようとするインセンティブを与えることができるはずです。
また、市民の処罰感情を満たす必要があるとの声もあるかも知れませんが、在留特別許可は法務大臣の自由裁量で出されるものですから、たとえば一定期間の社会奉仕活動を条件として在留特別許可を出すとか、方法はいろいろ考えられるはずです。個人的には、退去強制の不安に怯える日々が続いていることで、十二分に社会的制裁を受け苦しんでいるのだろうと想像するのですが、そういう方法も考慮に値するのではないかと思います。
何よりも子どもの権利条約が目指す子どもの最善の利益のために、ぜひとも、一家のための人道的措置を強く働きかけてください。
そして、もし働きかけがかなわず、一家が非人道的処遇に追いやられた場合は、どうかぜひ、政権交代したあかつきに、この一家を含めてこれまでの自民・公明政権下で非人道的な形で退去強制された多くの家族のために、たとえば正規の入国資格・滞在資格を認めてその日本での生活の再スタートを支援するなど、何らかの人道的処遇をなし、侵害された子どもたちの人権の回復を実現し、それによって日本国・日本人の尊厳を取り戻していただきたいのです。
長文におつきあいありがとうございました。
末尾に参考となるであろうウェブサイトを挙げておきます。
子どもたちの人権のため、そしてさらには日本国・日本人の尊厳と将来のために、ご高配のほどを、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
【関連記事】
★人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(2009.1.15)
★ 人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(2)助けて、ドラえもん!じゃなくって、コメントに答えつつ、負けない夢を心に誓う!(2009.1.19)
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【署名のお願い】
●Creation of a Special Tribunal to try Israeli War Criminals(「イスラエル戦争犯罪特別法廷」設置を国連総会に求める署名)
●ガザ封鎖解除のために、日本政府が積極的に働きかけるよう外務大臣に求めるオンライン署名(集約期限は2009年2月28日、アムネスティ・インターナショナル日本、パレスチナ子どものキャンペーン、ピースボート、ユナイテッドピープル株式会社・共同よびかけ)
■Stop US helipad plan in Okinawa to save great nature.
★すべてのアフガニスタン難民に在留資格を(第1次集約期限2009年2月19日、RAFIQ)
◆日本版US-Visitシステムの廃止を要望する国会請願署名、電子署名(集約期限2009年8月31日、国際結婚を考える会、IST請願の会)
◆複数国籍の容認を求める請願署名、電子署名(集約期限2009年8月31日、IST請願の会)
他にもサイドバーにいろいろあります。賛同いただける方は、どうかよろしくお願いしますm(_ _)m
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