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カテゴリー「地球環境」の12件の記事

今は戦時。「人権保障」と「人間の安全保障」、ニワトリとたまご

2013.1.2.23:30ころ
(2013.1.3.08:45ころ、参照リンク先を追記。下線【参照】部分)

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

通告します。大阪府警との戦いを優先する人間はこのブログに来るな。ガレキ阻止の迷惑です。(2012.12.30、木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」福島第一原発事故について考え続け、放射能防御を進めます。)

 こちらの記事を読んでいろいろと考えさせられました。

 警察による人権侵害が起きているとなると、「国際人権水準が日本国内でも守られるべき」と日頃から訴えている私としては、放っておくわけにはいきません。
 身柄拘束された人たちの釈放のために尽力してくれた石埼学さんたちの活動や、東京新聞の記事には、「ブラボー!」の喝采をいくら送っても送り切れません。

 ただ、よくわからないのは、「処分保留での釈放」が許せないのか、さらに大阪府警への対抗措置に力を注ぐよう、木下さんに働きかけている人たちがいるらしいという点です。

 こういう場合に、(1)警察への抗議活動を優先していくべきなのか、(2)がれき焼却阻止を優先していくべきなのか、あるいは、(3)よくわからないけど同じくらいの比重で力を注いでいくべきなのか。

 「おおもとが「がれき焼却阻止」にあるのだから(2)で行くべきで、(2)で勝てれば警察にも勝ったことになる」
 てなふうに私は考えるのですが、「人としての権利」の重要性を訴えている当ブログ主としては、悩ましいところがまったくないと言えば嘘になります。

 「人権保障」が「人間の安全保障」の基礎にあるのか、「人間の安全保障」あってこその「人権保障」なのかという、「卵が先かニワトリが先か」的な、理屈の上の悩ましさです。

 なんでここで「人間の安全保障」なんていう言葉が出てきたかといいますと、今の日本社会は人間の生存の基盤そのものが脅かされている「戦時」的な状況にあるのだと、私は認識しているからです。

 思い出したのが、軍事的占領下で、どうやって平和的なレジスタンスが可能なのか、考えていたときの話です。
 この問題について、戦時国際法を踏まえて、下記の文章を書きました。

第2章 ICCの傘に入って軍備オフ〜国際救助隊・国際人道支援隊を結成せよ!/1.「軍備オフ」への不安に答える(1) (『戦争の抑え方☆軍備オフ ICCでつくる戦争のない世界』)

 そして、占領者は、「戦闘員」ではない者たち(つまり文民)のなす平和的レジスタンスに軍事力で対抗することは許されない。せいぜい、警察力を使える程度だ。もし占領軍の目的が、被占領地の住民の虐殺などではなく、被占領国政府に占領者の言い分を認めさせること、あるいはそこの何らかの資源を奪うこと(こういう戦争はそもそも違法だが)だとすれば、占領地で住民の抵抗が平和的手段によって続けられている間は、傀儡政権でもつくらない限り、占領者は占領目的、戦争目的を達成することができない。抵抗を軍事力で鎮圧することも許されない。
Chohatsu

 つまり、抵抗(レジスタンス)の本質は、軍事力にあるのではない。占領に屈することなく、「自決の権利」を「守ったるんや」、戦時下であっても踏みにじってはならない「人間の尊厳」「人権」を「守りぬいたるねん」、「傀儡政権には協力しないもんね」、という強い決意があれば、国際法を武器に、平和的手段で、占領軍と渡り合える。


 この記事では、軍事的占領がなされてしまった後のシチュエーションを想定しているのですが、そうではなくて、たとえば、敵がいまだに空爆を継続している、なんていう状況下で、敵の「使い走り」となった同胞たちが民衆のレジスタンスに対して嫌がらせ、さらには弾圧をしかけてきた、そんなときに、どうしたものなのか。
 その「使い走り」との抗争を優先すべきなのか、空爆阻止、空爆停止に力を注ぐべきなのか。
 個別の状況にもよるのでしょうが、やはり後者を優先すべきように思えます。

 しかもその空爆が、核爆弾や劣化ウラン弾みたいなものによるもので、人が生存していくための環境を破壊し、人間の身体の本来的なメカニズムをも破壊し、将来の復興の可能性までも根こそぎ葬り去ってしまいかねないものであるのなら、なおさらです。

 今、日本では、まさに放射能汚染の拡散が絶賛推進中で、今回の「人権侵害」の原因となった大阪での「がれき広域焼却」は、汚染拡散を格段に進めるだけの愚挙、暴挙です。

 そして、焼却で舞い散った放射性物質は、空から舞い落ち、さらにまた舞い上がり、その繰り返しでホットスポットをつくるなどして、深刻で回復困難な環境汚染を引き起こします。さらに、それに触れた人たち、吸い込んだ人たちの生命、身体の本来的なメカニズムに、致命的なダメージを与えていきます。

 その本質は、まさに、生存の基盤を破壊する「空爆」と変わりません。

 こうした認識に立つとき、まさに今は「戦時」です。

 人の生存の基盤を破壊する愚挙・暴挙が推し進められる「戦時」にあるとの認識に立つのなら、この愚挙・暴挙、がれきの本焼却(「空爆」)を食い止めることこそが、まずなされるべきです。がれきの本焼却(「空爆」)開始が眼前に迫っている状況であれば、なおさらです。
 それこそが、人の尊厳や人としての権利を保障するための、大前提に他ならない。
 今はそう思えてなりません。

【参照】2013年、巳年の元旦に必読文献「チェルノブイリの長い影」。衆議院HPでわかる健康被害、東京の今後。(2013.1.1、木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」福島第一原発事故について考え続け、放射能防御を進めます。)

 それにしても、この期に及んでいまだにがれき広域焼却なんて馬鹿げた施策が推し進められるなんて。。。
 開いた口が塞がりません ( ゚д゚)ポカーン。


 前回の記事で、こんなことを書きました。

 でも、とりあえずは、この国、この社会の人権状況を少しでも改善していく努力とか、目の前で苦しめられている人たちに手助けしたり共に戦ったりしていく積み重ねとかを、続けていって、それと同時に、馬鹿げた放射能汚染拡大政策を押しとどめる努力も並行してやっていく。  そんな2正面作戦というか、二兎を追う戦略というか、なかなか困難なことに取り組んでいかねば!

(中略) 

 これを機に、かつてのマイノリティがマジョリティになり人間の尊厳や人の権利が真に尊重される新時代が始まるのだと希望を持って、皆さまも身近なことからこつこつと、取り組んでいただければ幸いであります。


 今は戦時、非常事態との認識を前提に、前回書き忘れたお願いを、ここで追記しておきます。

 状況が許す方は、一刻も早く、福島第一原発から少しでも遠くへ、逃げますように。
 今は避難が無理な方も、いざというときに逃げるための準備を急ピッチで始めてくださいますように。
 そして、放射能汚染拡散を食い止める試みを、少しでも始めてくださることを。

 ぜひぜひ、お願いいたしますm(_ _)m。

 私もポルトガル語に加えて、中国語の勉強を始めようかな、なんて思っています。
 年末年始の香港旅行で、飲食店でおじさんたちと会話ができず口惜しかったのが直接の理由ではありますが、何はともあれモチベーションが第一ということで(^-^;

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国民と人類と

2012.06.30.15:00ころ

 前回の記事の補足です。

 実のところ、昨年の大震災・原発事故以来、こんな国で生活を続けるより、帰れる場所がある人たちは早く帰った方がいいのではないか、と考えることがあります。

 人類史に残るような大事故を起こしたにもかかわらず、その被害を小さいものに抑え込もうとするよりも、小さく見せかけることに腐心して、ほんとうになすべき対応をしようとしないこの国の政府と、それを許してしまう有権者の圧倒的多数。むしろ被害をじわじわと拡大させていくばかりのこの国の政府と、それをやはり認めてしまう有権者の圧倒的多数。

 意思決定にかかわれるわけでもない立場の人たちに向けて、「大地震も原発事故も放射性物質拡散も○○人が日本を滅ぼそうとしているからだ」などと狂った世迷い言を投げつけるレイシストたちの跳梁跋扈と、また、ナチス勃興期を思わせるような、政党政治の行き詰まりと、そこにつけ込むようにマスメディアの寵児となる、スケープゴートをつくって叩くしか能のない政治屋集団の出現。

 こんなところで巻き添え食うより、「三十六計逃げるに如かず」じゃないのか。

 そんなふうに思ってしまうのです。

 でも、帰るかどうかは、本人たちに選ぶ機会があるべきなんだと、やはり思えてなりません。

 そしてそのためにも、今回の抜本的な法改廃を機に、非正規滞在状態にある人たちに、アムネスティとしての在留特別許可を、認めるべきだと思うのです。

 長年日本社会で生活して、生活の基盤ができてきている人であれば、あるいは、非正規滞在の身分とはいえ日本社会に長く貢献してきた人たちであれば、なおさらです。日本で子どもたちが育ってきた家族なら、なおのことそうです。
 非正規滞在者を生みだし、利用してきたのは、私たちの社会なんですから。

 しみじみと思うのは、国籍なんてもの、国境なんてものの、虚しい限界です。

 日本人が起こした原発事故の被害は、日本人だけが受けているわけではありません。日本で暮らす外国籍・無国籍の人たち、外国で暮らしている○○人も▼▼人も、それぞれ影響を受け、被害を受けてしまいます。

 最近、外国籍の子どもたちの就学義務に関する戸塚悦朗氏の論文を読んだのですが、「国民を育てる教育」ではなく「人類の後継者を育てる教育」を公教育は目指すべきだという旨の指摘がありました。(この論文、ヨーロッパのインターナショナル・スクールについてすごく興味深く、驚かされる事情も紹介しています。機会があればあらためて紹介したいと思います。)

 この視点は、実は「政治」のあらゆる分野であてはまるのではないかと、福島原発の事故を経た今、強く思います。前からぼんやり思っていた視点ではあるのですが、確信に変わりつつあります。

 日本の政治も、「国民」のためだけにあるのではない。
 もっと広く、「人類」のためにあるのだ、と。

 たとえば、「異常気象の度合いと頻度が激しくなってきているのに備えて、日本も食糧生産に適する地域やそのための産業を維持していくことが、人類規模での食糧の安全保障にとって必要だ」と、実は前々から考えていました。hatenaブックマークのどこかで、そんなことを書いた記憶があります。

 ところがあろうことか、日本ではあの福島原発事故が起き、さらにあろうことか、放射性物質の付着したガレキを広域処理などしてあちこちにセシウムさんやらをバラまくとも絆だ! みたいな話になってたりして、もう何をかいわんや、と。

orz

 長くなってきたので、ここらで止めます。

 「国益」という名の下に人間を圧迫するのではなく、人類社会にとって何が有益で必要なことなのかを考え、それを追求するなら、それは人間の存在そのもの、そして人間の営みを尊重する社会を築き、広げていく。
 そこに行き着くんじゃあないでしょうか。

 人間が人間として尊重される社会を目指して、とりあえず今は、そこへ向かってまず、この社会で現に生きている人たちの生存権はじめ人としての権利を守り、人が尊重される社会をつくっていこうという意志・決意を示すべく、一人でも多くの方に、この署名にご協力いただければと思っています。

 どうかよろしくお願い申し上げます。

非正規滞在者の正規化を求めるアムネスティ署名(オンライン署名、最終集約は2012年6月30日7月5日に延長されました!!

【続きの記事】
ロスタイム、延長戦、さらなる一押しを(2012/07.03)


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京都市「夏のネコオフィス運動」を展開中

2008.8.26.08:00ころ

現在、京都市は「夏のネコオフィス運動」を展開しています。

夏バテしがちなオフィス・ワーカーの健康維持のため、オフィスで毎日2回、猫の動きを参考に考案された「ネコ・オフィス運動」に励んでもらうことで、夏を乗り切る体力をつちかってもらおう、という試みです。
「ネコ・オフィス運動」を通して、市民の健康増進はもちろん、さらには医療費削減までも実現しようというのが、京都市の目指すところなのだそうです。

なんとすばらしい企画でありましょうか!? にゃ〜お!!

詳しくはこちらをどうぞ。

……

ごめんなさい!
市バス車内でのアナウンスが、そう聞こえちゃった、そこからのイマジネーションでありました。どうかご勘弁を!!

他にも「エコ偽装」が「ネコ偽装」に聞こえたり、
某商店街のテーマソングの歌詞「ふれあいタウン ○○○♫」が「売れないタウン ○○○♫」に聞こえたり、
聞き間違いにはいろいろあります。

日本語母語話者でさえこんなトンデモない聞き間違えをしちゃうのですから、
そうでない人は、どれほど生活のうえで苦労が絶えないことでありましょうか!?

下記2つの請願署名へのご協力、どうかよろしくお願いします。
集約期限は今月末、あと一週間ありません。
一筆でもオッケーです。なにとぞ、なにとぞ、よろしくお願いいたしますm(_ _)m。

日本版US-Visitシステムの廃止を要望する国会請願署名、電子署名(国際結婚を考える会、IST請願の会)
重国籍の容認を求める請願署名、電子署名(IST請願の会)

【関連記事】
外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの問題点(2007.9.4)
人の尊厳と、連帯と!【請願署名ご協力のお願い】(2008.2.6)

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日本人さえよければいいのか/米兵少女暴行に抗議集会/比へ有害廃棄物「輸出」

2008.3.30.23:30ころ

昨日、たまたま外出先で読んだ朝日新聞の「異見新言」というopinionコーナーで、社会学者の森千香子さんの「格差社会批判」についての寄稿(?)が掲載されていました。副題が、「日本人さえよければいいのか」

忙しくて詳しく紹介する余裕がありません。
未読の方は、ぜひぜひ図書館などでお読みください。ウェブには載ってないみたいですので。

で紹介したイベントの報告記事です。私は別件が先に入っていて参加できませんでしたが、ともあれ新聞で報告があって、ありがたいです。

ちなみに紙面では、見出しは「米兵少女暴行 被害 繰り返さないで 上京で市民ら抗議集会」となっていました。

米兵の犯罪、許さない上京で市民集会、沖縄の実態学ぶ(広中孝至記者、京都新聞、2008.3.30朝刊)

 沖縄県で2月に起きた駐留米海兵隊員による女子中学生暴行事件に抗議する市民集会が29日、京都市上京区の洛陽教会であった。米兵による凶悪犯罪が絶えない沖縄の実態が報告され、市民約150人が事件根絶に向けた思いを共有した。
 事件に憤りを覚えた京都沖縄県人会(大湾宗則会長)が、米軍が駐留する沖縄の思いを知ってもらおうと企画した。
 那覇市の市民団体「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代共同代表が、米兵による過去の犯罪や基地外への移住が進む実態を紹介し「国の政治情勢が関係する中で事件は起こり続けている。確実に事件をなくすには基地の縮小しかない」と訴えた。
 参加者が思いを語るリレートークもあり、「国の安全保障や政治など大きな力のために市民の生活が犠牲になるのはもうたくさん」「二度と被害を出さないためにも京都から声を挙げていこう」といった声が相次いだ。
 また日米両政府に被害少女への謝罪や補償、日米地位協定の抜本的改革、基地の縮小などを求める要請文を採択した。

日本から有害廃棄物 フィリピンへ、再使用品名目で(京都新聞、2008.3.30朝刊)

【マニラ29日共同】人体や環境に悪影響を及ぼす恐れのある有害廃棄物を、日本の一部業者が「再使用品」の名目で処理費用を支払いフィリピンに「輸出」していることが29日、同国政府当局者や廃棄物処理業者の証言で分かった。税関の検査はほとんど素通りで、監視体制の甘い途上国が先進国の「ゴミ処分場」と化している構図が鮮明となった。
 日本とフィリピンは2006年9月、物品やサービスの貿易自由化を柱とする経済連携協定(EPA)を締結。しかし、フィリピン側には「日本の有害廃棄物受け入れを容認する」として反発が強い。海外の業者に金銭を支払い廃棄物処理を依頼することは日本の廃棄物処理法違反に当たり、EPA発効に影響を与える可能性もある。
 フィリピンの貿易産業省によると、日本は金属やテレビなどの中古家電計60種余りを再使用品として輸出。実際には有害廃棄物の移動を規制するバーゼル条約の対象となる「再使用不可」の状態のものが多く含まれ、同省当局者は日本の業者が廃棄物の処理費用を支払っていることを認めた。(共同通信)
< /blockquote>

こちらの記事、紙面での見出しに「比へ有害廃棄物「輸出」 日本から再使用品名目で」となっており、バーゼル条約についての解説もありました。
バーゼル条約などについては、下記の関連記事をご覧ください。
いずれにせよ、フィリピンから介護士がやって来る日は、ますます遠くなっていきそうです。

【関連記事】
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(1)(2006.11.04)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(2)(2006.11.26)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(3)(2006.12.10)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(4)(2007.2.10)

「リサイクル」の名の下に日本のごみがフィリピンへ?~政府の戦略に懸念(ENVIROASIA、2006.11.10)

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【イベント情報:東京】2008WSFあらかわ 1.26グローバルアクション

2008.1.22.07:00ころ

2008WSFあらかわ 1.26グローバルアクション

世界社会フォーラムの種、こんな形で日本でも芽を出しはじめていたんですね。

「貧困をめぐって社会運動体の地域的連帯は可能か」なる分科会もあるそうでして、その主旨などがこちらで読めます。皆さま、どうかご一読を。そして可能な方は、ぜひご参加ください。他にも分科会やさまざまなイベントがあるようですので。


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♪社民党に、おっきな、おっきな、うさエール♪

2007.9.4.09:45ころ

「野党に♪うさエール♪」シリーズも、ようやく社民党の番が巡ってきました。

なんといっても、先の参院選での「政策一致度」調査で、私は社民党のマニフェストとの一致度がおそろしく高かったわけでありまして、また、社民党からとある選挙に立候補したことのある人物が「うさちゃん騎士団SC」会員になってくれたりもするわけでして、真っ先に「うさエール」を送るのもなんだか気恥ずかしい思いもあり、ついつい後回しになっちゃっいました。

皆さまご存知のように、社民党はこの1、2年、野党共闘を実現する接着剤となるべく、あるいは、民主党を戦争国家化への道に踏み込ませないためのストッパーとなるべく、民主党との選挙協力を展開してきています。

これは、小選挙区制が大きなウェイトを占める現行選挙制度の下では、これまた皆さまご承知のとおり、かなり危険な選挙戦略です。小さな政党は大政党の影に埋没してしまいがちですから、比例区での投票をいくら呼びかけてもそれが成果に結びつくとは限りませんし、小選挙区を捨ててしまえば、地方の組織の弱体化傾向は早まるでしょう。

にもかかわらず、社民党がこの危険な戦略に打って出たのはなぜなのか。

私が見ますに、何としても、戦争国家化、軍事中心の国家になるのを防ぐためであると同時に、もう一つ、民主党の中にはまだまだ社民党の掲げる政策と同様のものを自ら掲げるだけの素地が広範にあるので、それを利用して社会民主主義的政策が進められる、そう考えたからだろうと思います。

そして、前者については、まだまだ予断は許しませんが、今回の参院選で憲法9条改正は遠のいたとの話がありますし、後者も、実は成果を上げつつあるように思います。というのも、参院選での社民党のマニフェスト民主党のマニフェストを見比べてみると、年金や労働、農業など、意外なほど似通った内容になっているからです。

両党のマニフェストの大きな違いは、


1)日米安保を不可欠なものとして考えるか。
民主党イエス、社民党ノー。
2)原発を不可欠なものとして考えるか。民主党イエス、社民党ノー。
3)有機農業を積極的に拡充しようと考えるか。民主党ノー、社民党イエス。
4)大企業に対する優遇税制を改めようと考えるか。民主党ノー、社民党イエス。
5)「人権」を基本理念に掲げるか。民主党ノー、社民党イエス。

などです。

他に、社民党のマニフェストにあって民主党のマニフェストにないものとしては、


1)住民訴訟の国政版である国民訴訟制度の導入検討
2)公職選挙における立候補休職制度の導入や、供託金引き下げ、親と同じ選挙区からの世襲立候補の制限、18歳選挙権・20歳被選挙権の実現
3)NHK受信料の義務化や政府・行政によるメディアへの権限を強める放送法改正に反対
4)農業農村を壊滅させる日豪EPAに反対

などがあります。(民主党のマニフェストにあって社民党のマニフェストにないものとしては、「被爆者援護」(Good Job!)、「検挙率の回復」(Bad Job...orz)など。)

社民党マニフェストの上記の内容は、「社会民主党宣言」(2006年2月)に沿って掲げられた政策のようで、私にはどれも好ましいもの、実現してほしいものばかりです。
この「社会民主党宣言」では、「小選挙区制度から比例代表制度への転換」も掲げられています。

こんなことを言っていると、「社民党や共産党はもう消滅するだけなんだから、あきらめてしまえ、その後で新たな政党が国民の中から生まれてくるんだから」なんていう乱暴なことを言われたりもしそうですが、しかし、ゼロから全国規模の政党組織を立ち上げていくのがどれほど大変なことか。「みどりの会議」の敗北が、如実に物語っている気がします。今回の「9条ネット」の敗北もその例でしょう。しかし、「9条ネット」と社民党、そのマニフェストはどれほど違ったものなのか。私には皆目見当つきません。

思えば、川田龍平くんと社民党の関係も残念でした。社民党から出てもいいんじゃないかと思っていたのですが、参院厚生労働委員会には福島代表が所属しているので、そのあたりがひょっとするとネックになったのかも、とも思います。小政党の中で、厚生労働関係の専門家を複数抱える余裕がなかったのかなあ、と。

私も、無所属で当選した川田龍平議員も、すぐにでも厚生労働委員会に入れてあげた方が国民のためにもなるだろうと思うのですが、最初の所属はなんと、ヤンキー先生と同じく環境委員会なのだそうです。これを「雑巾掛け」とか言うのかも知れませんが、何とも「もったいない」。

国会における少数政党、無所属議員の悲哀を感じさせられます。

私としては、「平和・自由・平等・共生」を政策理念として掲げる社民党に、ぜひともこれから生き残ってほしいですし、勢力を拡大して、政権をとっちゃってほしい、と強く思います。

そう遠くない日、自民党が消滅してしばらくしたら、おそらく民主党の中で、国家あるいは企業を中心に政策を考えるか、人を中心に政策を考えるか、そのあたりで新たな離合集散が始まるだろうと予測しています。
そしてその時、民主党の中から社会民主主義的な発想の持ち主たちが、社民党と合流することになるはずです。なんとしてもそのときまで、社民党には持ちこたえてもらいたいし、勢力を拡大していってもらいたい。

勢力拡大につながる種は、上に挙げたマニフェストの一部のように、山ほどあるんですから。あとは、それをどう国民にアピールしていくか、です。

今回、この記事を書くために社民党のマニフェストを読んでみたのですが、いいこと、多くの人が納得してくれそうなこと、しかも実現できそうなことがたくさん書かれています。
しかし、なぜかもう一つリアリティが感じられない。リアリティがあるはずのことが単なるきれいごとに思えてしまう、この社会の表層を流れる分厚い現実の前に流されていってしまいそうな、そんなわけのわからない感覚に襲われてしまいました。
私の心が真っ暗闇だから、かも知れません。でも、ひょっとするとそのあたりが、今回の参院選の敗因の一部分くらいにはなっているのかも、とも思います。

思えば、小泉政権時代、「改革」という言葉が、その中身を知らぬまま多くの人に期待を抱かせ、政権支持率アップの原動力となりました。はっきり言えば「まやかし」なわけですが、あんな「まやかし」でない何かで有権者を惹きつけていくアピール術が、社民党には必要不可欠なんだと思います。

今回の参院選挙、社民党は組織の弱体化を補うべく、候補者の個性を打ち出す戦略に出たと見ています。その戦略と人選にシビレた私ですが、シビレは広く伝わらず、選挙結果は議席減となってしまいました。
どうやってシビレを伝播させていくか。悩ましいところですが、そこさえどうにか突破できれば、勢力拡大は難しくないはずです。

何はともあれ、まずは国会内勢力を拡大しないことには、質問時間も限られますし、委員会での活動や国民への情報発信、国民との情報交換も困難が続きます。
また、社民党が独自に掲げる上記の政策の実現は遠のくばかりです。

てなわけで、ここは一つ、
脱原発のため農業・農村を守り有機農業を拡充して「地産・地消」の流れを全土に張り巡らせるため人権重視の社会システムを築くため武力でなく対話と法とによる「人間の安全保障」を実現するため、おっきな、おっきな、うさエールを、社民党に送りたいと思います。

!!!がんばれ、がんばれ、社民党!!!
へこたれたら、あきまへんでえ〜!!!

「野党に♪うさエール♪」シリーズ
♪ガンバレ♪小沢民主党♪世界平和へ、うさエール♪(2007.8.9)
信憑性高まる? 小池防衛相「疫病神」説 ♪日本共産党に、うさエール♪(2007.8.17)
「日本人でよかった」まるたまちゃんvs.「外国人参政権」?♪田中康夫に、うさエール♪「国際救援隊」もあるよ(2007.8.27)
ドイツと重国籍。♪国民新党に、うさエール♪(2007.9.3)
♪社民党に、おっきな、おっきな、うさエール♪(2007.9.4)
信なくば立たず/小沢民主党に喝!うさエール、撤回!!(2007.10.11)


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原発事故隠し→SLOW SMALL SIMPLE、そして人の連帯を!(『さらば、欲望の国』中村敦夫)

2007.3.15.18:00ころ

志賀原発で99年に臨界事故/北陸電、国に報告せず(京都新聞、2007.3.15)

 経済産業省原子力安全・保安院は15日、北陸電力志賀原発1号機(石川県志賀町)で1999年、定期検査中に89本ある制御棒のうち3本が誤って抜け、炉心の一部で核分裂反応が持続する「臨界」に達し、制御不能のまま約15分間、臨界状態が続く事故があったと発表した。
 当時の原発所長も経緯を認識していたが、事実関係を国に報告せず、引き継ぎの資料にも記載していなかった。
 保安院は記者会見で「臨界事故だった」との認識を示し、原子炉等規制法違反の疑いがあるとして15日午後、同社社長を呼んで厳重注意、1号機の運転停止と安全総点検、再発防止策の策定を指示する。また、北陸電から同日、報告書の提出を受けた石川県も、同原発に立ち入り調査した。
 緊急停止の隠ぺいは東京電力や東北電力で相次いで明らかになったが、保安院の担当者は「(臨界事故隠しは)東電、東北電より悪質だ」としている。(共同通信)

原発で大きな事故でも発生したら……。この列島社会で暮らす人たち(私も含めて)、どうなっちゃうのでしょう?

2つほど、原発関連のサイトを紹介します。

 ストップ浜岡原発
 美浜の会

さて、上のようなイヤなニュースが飛び込んできたのも、この本を紹介するうえでの天の助けなのかも知れません。

 『さらば、欲望の国』(中村敦夫・著、近代文芸社新書)

2003年6月に出版された新書です。

今月初めに、BLOG BLUESさんの

 革新リストラクチャリング(2007.3.1)

で紹介されていたその内容に、

「なんでもっと前に読んでなかったんだあっ!」

と激しく後悔。さっそく書店で取り寄せてもらいました。

新書判でありながら、すっごく読み応えがあります。けっこう時間がかかりました。

2003年の参院選直前に発行された本で、その時の選挙で、中村氏を代表とする「みどりの会議」は消滅してしまったわけですが、まさに「国家百年の計」「人類一千年の計」をもって政治を語り、創っていこうとした中村敦夫氏の視点と姿勢には、強く共感するものを覚えます。

そして、残念なことに、この本で指摘されている官僚国家の弊害なんか、今も何にも解決されぬままに放置されています。暴威を増しているとさえいえるかも知れません。
(「人類一千年の計」は私の造語です。こんな言葉でも使わないと、中村氏の構想は表現できないのではないかと思い、つくってみました。)

以下、同書の一部を紹介します。
文字色を変えてあれこれ強調したくもなりますが、今回は、それはナシで。

 SLOW SMALL SIMPLE の頭文字、私たちのスローガンです。  日本語にすれば、「ゆっくり」「小さく」「簡素に」ということでしょうか。

 これまでにお話してきたのは、無限欲望教に取りつかれてきた人類が、その限界を超えてしまい、戦争拡大や生命環境の破壊によって自滅しつつあるという事実です。

 こちらは、3Sとは対照的に、「もっと早く」「もっと大きく」「もっと高度」にと表現してもよいでしょう。禿山から急降下するこの流れの岸辺には、「新自由主義」とか、「グローバリズム」「アメリカン・スタンダード」「成長」「GDP」「開発」「科学技術」「競争こそ活力」「遺伝子時代」「核兵器」「大量生産・大量消費・大量廃棄」などとケバケバしい色彩で書かれた看板が林立しています。

 この流れはすでに汚染され、生物が消滅し、死臭が漂っています。いわば、「死の河」と言えるでしょう。

 3Sは、この流れの対極にある価値観であり、緑豊かな山から悠々と流れる「生の河」です。私が主張しているのは、人類史五百年で汚濁した流れから這い上がり、清流へ移動しようという大胆な提案です。

 それは、「人間の幸せとは何か?」という根本的な問いかけが根拠になっています。

 無限の経済成長神話を奉ずる信者たちは、人間の存在を「経済人」と断定しています。

 こうなれば、生産性の低い人間、効率の悪い人間は価値のない存在になります。中小零細企業に従事する人も、大企業に都合のよい時だけは人間扱いを受けますが、そうでなければ斬り捨てられるゴミのような存在です。

 年寄りも身障者も、経済人としては失格の邪魔者扱いです。女性は、将来の労働者を生産する妊娠用の器具と見られます。

 立派な経済人?になるには、人間性にまつわるすべてのものを排除する必要が出てきます。日常生活、社会生活の時間、行動、命、いや一喜一憂する感情ですら、貨幣価値に置きかえられ、数値として純化されてゆきます。

 私が言いたいのは、このような社会で、果たして人々は幸せに暮らせるだろうか、ということです。

 そんなはずはありません。

 私は人間の存在を、「経済人」ではなく、「自然人」だと考えています。

 人間は、自然の生態系の一部に過ぎないという考え方です。もちろん、動物として生き残らなければなりませんでしたから、知恵が発達し、自然に対して最も影響力の大きな生物として突出しました。しかし、ものには限度があります。世話になっている地球に負荷をかけすぎれば、自然から報復を受けます。

 二一世紀はそういう時代に入ったのです。

 他の動物は「小欲知足」ですが、人間は欲望を拡大することを目的化したため、大欲に狂って不幸になったと言えます。

「無限欲望教」が何を指すかなどは、ぜひ同書を読んでたしかめてほしいと思います。

ここで引用した部分を読んだとき、私の頭の中には、ワーキングプア柳沢発言「不都合な真実」大阪市の棄民政策など、つい最近考えさせられたばかりのさまざまなことが、次つぎに浮かんできました。

そして、経済成長至上主義の世の中のつらさが、人を人として扱わぬ差別的な意識や排外主義をも生み出しているのではないか。そんなことも思いました。

「人間性にまつわるすべてのものを排除する必要」を強いられるこの社会の中で、今もって、あちこちで、他人の痛みをわが痛みと感じ、あるいは、明日のわが身と想像力を働かせて、苦境に置かれている他者との連帯を求め、築き、人が人として幸せに生きられる世界へ変えていこうとする無数の努力が、あきらめることなく、続けられています。希望は、そこにこそあるのだと思います。

そうした無数の努力が、連帯が、広がり、そして一日も早く、できれば今夏の参院選の前にひとまずの実を結び、新たな社会変革への第一歩となることを、強く願います。
そして、その一助に、当ブログもなればと決意をあらたにした所存。
しゅわっぴょん!

関連記事のいくつか
1.現代世界の対立軸(2007.2.18)
2.改定教育基本法をひっくり返すために/「ワーキングプアII」再放送のお知らせと中国人研修生、「地獄への競争」(2006.12.17)
3.人として!(「もうひとつの日本は可能だ! 人間尊重の多文化・多民族・多国籍社会へ!」より)(2006.8.14)

 

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当ブログは、

格差社会の中では、この社会のマイノリティはさらに悲惨な状況に追いやられるだけだ、

戦争なんかに巻き込まれたらなおのこと!

という考えから、平和&公正な選択 へいこうせんに賛同しています。
(ブログ版「へいこうせん」はこちらです)


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フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(4)

2007.2.10.07:07ころ

比看護師の来日は来春以降に(NHKニュース、2007.2.9)

日本とフィリピンは、去年9月の自由貿易協定の締結を受けて、日本側が最初の2年間でフィリピン人看護師400人、介護士600人の受け入れを決めています。協定の発効に必要な批准を日本の国会はすでに済ませましたが、フィリピン議会上院は、議題として取り上げないまま、8日、休会に入りました。議会の再開はことし7月下旬となり、協定の批准にはさらに数か月かかるとみられているため、フィリピン人看護師と介護士の第一陣が選抜され来日するのは、来年の春以降にずれ込む見通しとなりました。上院のサンチアゴ外交委員長はNHKの取材に対し、「協定書は900ページにも上り、批准の是非を議論するには時間が足りない」と述べ、日本側に理解を求めました。協定をめぐりフィリピンの野党や環境保護団体は、日本からの産業廃棄物の受け入れが盛り込まれたことに反発していることから、批准が遅れている背景には、アロヨ政権がことし5月の議会選挙で与党への影響を懸念し、先送りを容認したという見方も出ています。

なんと、協定書が900ページにも及んでいるとなると、そう簡単には審議も承認もできないですよね。
日本の議会は、いとも簡単に承認しちゃったみたいだけど、
日本語版は、ページ数が少なかった、なんてことはあるわけないでしょうし、う〜ん、いいんでしょうか、そんな感じで。
与党が圧倒的多数を占める議会構成の中、もはやまっとうな審議が成り立たなくなっていると思しき国会の状況では、仕方がないのかも知れません。

ひとまずは、5月の選挙の結果待ち、ということなのでしょう。
はてさて、どんな結果が出ることか。楽しみのような不安のような。

私の抱く不安が取り越し苦労だったと笑い話になるような「公正な選挙」が、外部からの変な干渉がない形で実施されることを、願っています。

これまでの関連記事は、以下のとおりです。

フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(1)(2006.11.04)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(2)(2006.11.26)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(3)(2006.12.10)

「リサイクル」の名の下に日本のごみがフィリピンへ?~政府の戦略に懸念(ENVIROASIA、2006.11.10)


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「青い目、茶色い目」/暖冬、『不都合な真実』と人の移動

2007.1.30.06:40ころ

「いわいわブレーク」のコメント欄でivanatさんに教えてもらった「青い目、茶色い目」の実験の話。

ググってここここを読んで、非常に興味を覚えたのですが、実験を紹介したNHK特集(「ワールドTVスペシャル 青い目 茶色い目〜教室は目の色で分けられた〜」1988.04.29放映)はNHKアーカイブスでは公開されていないようです。
(ご意見は、「NHKアーカイブス」(日曜よる11:10)へのおたより募集コーナーへどうぞ!)

実験をしたJane Elliottさんのサイトでは有料の画像配信もあるようですが、英語版のようですし、ちょっと今はつらい。

そうこうするうちに、『青い目茶色い目—人種差別と闘った教育の記録』(ウイリアム ピータース (著), 白石 文人 (翻訳) )という本が出版されているのを知りました。1988年。う〜ん、絶版っぽい。

ともあれ、この本を探してみたいと思います。

ペンギンズ・デイ PD22(1997.1.30、UkiUki TRUE? LIES JOURNAL)

10年前の私のしていたことって、なんたる阿呆……。
というあたりには、触れないでくださいませ。m(__)m

ここで紹介している写真を見ると、この冬がいかに暖冬であるか、実感できる気がいたします。

温暖化がますます進めば、各地の気候変動のため、住んでいる土地を失う人もいるでしょうし、これまでの生計の手段を失う人もいるでしょう。その結果、これまで以上に大きな人の移動が生じることは確実です。
日本が今以上に多くの難民や移住者を受け入れねばならなくなる可能性は先進国としておおいにありますし、
日本人だって、どこかへ移動せねばならなくなる可能性がゼロではありません。

そんなわけで、映画『不都合な真実』

『それでもボクはやってない』と合わせて観に行きたい映画ですが、さあ、時間がつくれるか!?
微妙な模様になってきています……(ため息)。

 

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フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(3)

2006.12.10.14:30ころ

フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(2)(2006.11.26)
で、日本での批准はどうなったんだろうと書いていましたが、

外国からのヘルパーや看護婦(野原の小さな家、2006.12.09)

からトラバをいただいて、すでに参議院の外交防衛委員会で批准が可決されたと知りました。

厚生労働委員会などで議論する必要はない、ということなんでしょうか。
国会会議録検索システムで「経済協定」「フィリピン」で検索をかけても、それらしい審議がなされたとの結果は出てきませんでした。

日比経済協定を承認/共産党は反対 “政府に対策なし”/参院委(2006.12.06、しんぶん赤旗)

という記事を発見。そこに、次のような一節があります。


緒方氏(緒方靖夫議員、日本共産党)は、日本人にさえ、多くの差別が起きているのに、弱い立場の外国人への対策がないもとで、双方に問題が起こる可能性を指摘しました。

この懸念に同意します。

人権保障の観点から、「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」「人種差別撤廃法」の制定や、
「すべての移住労働者とその家族の権利保護に関する条約」の批准などを実現するのが先決だと考えます。

また、介護の現場のことは詳しくありませんが、野原の小さな家さんが表明している介護現場で起こりうる問題への懸念にもうなずくところがあります。

国会でも極めて慎重な論議があってしかるべきだと思うのですが、
とりあえず何でもいいから既成事実をつくってしまえ、
という形で国会自体が動いているように見えます。
障害者自立支援法なんて恐ろしいものも、こんな感じで可決されたんでしょうか。

フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(1)(2006.11.04)
フィリピンから介護士、日本から毒性廃棄物?(2)(2006.11.26)
で触れてきた「環境」の観点については、情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士さんが紹介しておられる、
「リサイクル」の名の下に日本のごみがフィリピンへ?~政府の戦略に懸念(ENVIROASIA、2006.11.10)
もご参照ください。


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