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2008年12月

飛べ!「宙船」連帯!!「今年、私の聞いたベスト・ソング」&署名のお願い、院内集会レポート

2008.12.31.12:30ころ
(2008.12.31.16:00ころ、ガザ地区停戦国際署名の紹介先を新着記事に変更しました。以降、関連情報を適宜追記します。)

年の瀬もいよいよというところまで来てしました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私は相変わらずの野暮用が……。年賀状もまったく準備できておりません(;<>;)。

今年もいくつもの署名へのご協力をお願いしてきましたが、
本日も、またあらためて署名のお願いですm(_ _)m。

まずは、緊急のウェブ署名です。

ガザ地区停戦国際署名和訳(【追記】イスラエル軍による動画配信が!)(Like a rolling bean (new) 出来事録、2008.12.31)

【関連ブログ記事】
イスラエル、ガザ空襲-1000人以上が死傷(薫のハムニダ日記、2008.12.28)
AlJazeera 英語版のYouTubeチャンネルとアムネスティか共同行動呼びかけ(今日です)(Like a rolling bean (new) 出来事録、2008.12.28)
ガザの惨事=戦争を報道しない「財界主義国家」のNHKニュース(Like a rolling bean (new) 出来事録、2008.12.29)
ガザ空爆の報道やブログ記事等メモ、31日分追記 (Gazing at the Celestial Blue、2008.12.28)
【転送】イスラエル軍によるガザ攻撃の実態(タカマサのきまぐれ時評2、2008.12.30←コメント欄に追記中!)

ご賛同いただける方は、ご協力をよろしくお願いしますm(_ _)m。


さらに、以下は日本国内の難民支援、そしてあの問題に関する署名です。

すべてのアフガニスタン難民に在留資格を(第1次集約期限2009年2月19日、RAFIQ)

日本版US-Visitシステムの廃止を要望する国会請願署名、電子署名(集約期限2009年8月31日、国際結婚を考える会、IST請願の会)
複数国籍の容認を求める請願署名、電子署名(集約期限2009年8月31日、IST請願の会)

最後の2つは、前にご協力をお願いしたものの、2009年秋以降の国会への提出に向けた、活動開始のお知らせです。

【後者2つの関連記事】

外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの問題点(2007.9.4)

人の尊厳と、連帯と!【請願署名ご協力のお願い】(2008.2.6)

御協力御礼、そして未来へ!(2008.9.1)

弱い立場に置かれた人たちのために奮闘してくれる議員こそ!日本版US-visit廃止へ向けた請願署名と院内集会(2008.11.14)

そして、こちらで紹介した院内集会の報告が、IST請願の会のサイトにアップされています。当日は、IST請願の会から、日本版US-Visitの廃止に向けた協力を呼びかけるアピールも行われました。また、同じ院内集会で数多くの問題点が報告された新たな在留管理制度については、なんとしても成立を阻止してやる所存です。この在留管理制度、難民申請者の境遇をまったく顧慮しない内容にもなっているようですし、

これ以上差別を強化し固定化していく動きを、許してたまるか!

というわけで。

皆さま、上記4つの署名、どうかご協力のほどを
よろしくお願い申し上げますm(_ _)m。

さあ、いよいよ年末恒例、「今年、私の聞いたベスト・ソング」の発表です!

昨年のむしむし軍歌、YouTubeから削除されてしまったみたいです(;<>;)。
せめてこちらで歌詞をお楽しみください。

おっと、今年のベスト・ソングですね。

年明け早々の1月の時点で、

『ギリギリ科学少女ふぉるしぃ』

(歌:み~こ/作詞・作曲・編曲:柏森進。歌詞全文

が最有力候補に駆け上がり、独走態勢に入りました。
その後、音楽と映像の合わせ技が素晴らし過ぎる、

マツケン 踊るショウグン

が登場して猛追をかけてきましたが、それもどうにかかわしつつ、昨日まで最有力候補の地位を守ってきたのでありますが……何とびっくり!

野暮用に取り組みつつ、気分転換にYouTubeであれこれ聴いていたところ、マツケン 踊るショウグンはもちろん『ギリギリ科学少女ふぉるしぃ』までも一気にかわして、猛然とトップに躍り出た歌がありました。


「中島みゆき 宙船 ツアーバージョン with 宮下文一」です。




今こそ宙船が連帯編隊を組んで互いに助け合いつつ
日本社会をつくりかえていくときだああ!!!

なんてことを妄想してみたのですが、それはさておき、この迫力満点のスッゲーいい声で歌ってる「宮下文一さんって誰?」というのが気になって(-_-;)、ググってみましたが、よくわかりません。

どうやら『ウルトラマンダイナ』の歌を歌っていたとのことですが、平成ウルトラ・シリーズの歌はあんまりよく知りません(;<>;)。『ウルトラマンマックス』のオープニング・テーマの軽やかさは大好きですが……。マックス、マックス、マ〜ックス♫

ともあれ、宮下文一さん、私のチェック・リストに載せさせていただきました。
何のご利益もないリストですが(^_^;)。

かくして(?)、今年、私の聞いたベスト・ソングは、中島みゆき&宮下文一の『宙船 ライブ・バージョン』とあいなりました。来年は、どんな歌に巡り会うでしょうか。楽しみです(^^)v


それでは、皆さま、お体ご自愛のうえ、良いお年をお迎えくださいませ。
来年もまたよろしくお願いいたしますm(_ _)m。


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R_bana_2←ぎりぎり科学少女に踊るショウグン、賑やかな一年でありました(^^)v

「派遣・非正規切りを許すな!外国人労働者の雇用を守る大集会」に行ってきました、風邪ふらふら

2008.12.27.18:30ころ
(2008.12.28.02:00ころ、この文字色部分を修正しました。)

前々回の記事でちょっと触れた、職住を失ったブラジル人の子どもが亡くなったという話。あれこれ聞いていると、単なる噂話だった気配が濃厚になってきました。確証がとれませんm(_ _)m。

それでも、ブラジル人コミュニティを駆け巡った噂であることは間違いないですし、あの噂に涙して住居の提供に動きだした日本人女性の存在は、その姿がブラジル人向け衛星放送で報道されたこともあって、大きな意義のあるものだったと思います。これまでの経緯からして日本人に対する不信感を抱いているであろう在日ブラジル人、在日南米人は少なくないだろうと思いますので。

【関連ニュース】景気悪化で解雇、日系3世男性の悲哀 「私たちは機械の部品じゃない」(MSN産経ニュース、2008.12.13)

ただ、そんなふうに話を丸く収めてメデタシ、メデタシとはならないのは、お察しのとおりです。

実際のところ、噂にあったような子どもの死が今にも起きかねない状況が続いているのは事実ですし、今後、派遣切りが厳しさを増していけば、ますます現実化するおそれは大きくなっていくでしょう。今はまだ、職のある親戚や知人の住居を頼ることのできる「タメ」がある人たちも、この先、その「タメ」を失っていくでしょうから。

外国人労働者の置かれた苦境も、ここ数週間、マスメディアの注目を浴びはじめているようです。

今朝のNHKの週刊ニュースでも取り上げられ、『顔の見えない定住化 日系ブラジル人と国家・市場・移民ネットワーク』の共著者の一人である丹野清人・首都大学東京准教授が、“これまでブラジル人や日系人の劣悪な労働条件を放置して来たことが、今、日本人にも波及して、大問題になっている。外国人労働者の置かれた状況を改善していかなければ、今の危機を乗り切っても同じようなことは繰り返し起きるでしょう”という趣旨の発言をしていました。まさに同感です。

(『顔の見えない定住化』のアマゾンでの書評ですが、故・梶田氏の執筆部分を評価している人、私には理解できません(-_-;)。これについて興味のある方は、こちらで紹介している書評論文をお読みくださいませ。)

以前、悪名高い外国人研修生制度が、日本国内の労働条件を押し下げているという話をしましたが、数年前から、日系人労働者ですら研修生に取って代わられる、そんな事態も進んできています。

同じ社会で暮らす人の中に、差別的な扱いが許される人とそうでない人とを設けてしまうことがどんな結果をもたらすか。にこう書きました。

 要するに、「国籍」による差別、人権制限が常態化した社会環境は、そこで暮らす差別者側(自国籍者側)の人権感覚の摩耗と人権意識の低下・劣化をもたらす。

 その感覚はやがて、差別者側(自国籍者側)自らの人権をも誰かの恣意的な制限下に進んで委ねてご満悦という、愚か極まりない結果を自ら呼び込むことにつながっていく。「もう手遅れ」ってのは、言いっこなし。

「もう手遅れ」ってのは、言いっこなしで、来年も同じことを繰り返し叫び続けねばならぬのでしょう。あきらめずに、これまで以上に声を大きく張り上げて。

今後、注意していかねばなあと思うのは、マスメディアの取り上げ方次第では外国人労働者と日本人との分断が起きてしまうのではなかろうか、という点です。

私は、今ここで日本国籍の人と外国籍の人とが連帯して闘っていけるかどうかで、日本社会がこの先、本当に人間尊重の社会に育っていけるかどうかが決定づけられるだろうと見ています。

そして、連帯の動きは、上で紹介した日本人女性だけではなく、各地域でいろいろ始まっているようで、京都新聞でも滋賀での動きが紹介されていました。(ウェブでは読めない!(;<>;)/)

こうした連帯の動きをどう増やして、どう広げていけるか。

重大な局面が始まろうとしている、そんな予感がします。

派遣切りの嵐に立ち向かう人びと、とりわけ外国人労働者への「連帯」を表明すべく、12月21日、浜松市で行われたJMIU(全日本金属情報機器労組)静岡西部地域支部)主催のデモに参加してきました。

困ったことに、当時は風邪にやられておりまして、喉が痛いわ口内炎がズキズキするわで、シュプレヒコールを上げるのも力が余計にいったのですが、無事完歩でき、ほっと一息といったところです。

デモの光景は、NHK全国ニュースでも放映されたようですし、出発前の集会の模様もやはりNHKのBSニュースでも放映されたようです。

外国人労働者 派遣切りに抗議デモ 子ども退学相次ぐ(NHKニュース)
JOBLESS FOREIGNERS' RALLY(←失業者だけが参加していたわけではないのですが、このタイトル。NHKニュース英語版)

前者は、子どもの就学の問題なども取り上げてくれていて、お薦めです。

それにしても、こんなに注目を浴びるのなら、うさちゃん騎士団の「Solidariedade(連帯)」の旗を持って行ってればよかったかも。ウ〜ン、シクジッタゼ(-_-;)。

ちなみに上のニュースで「団結する労働者は断固屈しない」と訳されているのは、

「Trabalhador unido jamais sera vencido!」

というポルトガル語で、カタカナ表記をするなら、「トラバリャドール ウニード、ジャマイス セラー ヴェンスィード!」となるでしょうか。 
リズムが良いうえに韻を踏んでいて、しかもブラジル人参加者が多かったこともあって、日本語の他のシュプレヒコールよりもはるかに皆、力のこもった声が上がっていました。私も力が入りました。

デモには総勢250名ほどが参加していたようで、出発前の集会は、日本語とポルトガル語のバイリンガル+スペイン語で行われていました。問題だらけの外国人集住都市会議なんかよりよっぽど共生への意識が強いよなあと、感心させられました。労働条件、雇用を守るという一点で人が結びつこうとしている場と、公権力を行使するマジョリティ側がマイノリティを管理しその一部を排除するための根拠づくりの場と、その違いなのでしょう。

他に、民間ジャーナリストが撮影したものでしょうか、字幕も解説もありませんが、こんな映像もあります。

Crise no Japão - Hamamatsu 2

中には私が映っちゃってる映像もありますが(変装中)、お気づきの方はご笑覧の後、どこに私が映っているかなどは、いろいろ事情がありますので、どうかご内密にm(_ _)m。
あと、映像ではちょっと憔悴していますが、今は風邪も治ってお肌つやつやに回復しつつありますので、どうかご心配なさらずにm(_ _)m。

ここらでJMIUのデモ直後の活躍について、しんぶん赤旗の記事をどうぞ。

派遣先が直接雇用/浜松・日系ブラジル人 労組結成を力に(しんぶん赤旗、2008,12,23)

さらに以下では、数社の新聞報道から、参加者の声を拾いつつ、コメントというか解説というかを挟んでみます。

外国人労働者がデモ行進、浜松 国や企業に雇用の保護求め(47NEWS(共同通信)、2008.12.21.17:42)

 景気の低迷から製造業で派遣労働者の解雇が相次ぐ中、日系ブラジル人を中心とする外国人労働組合が21日、浜松市の繁華街で、国や企業に外国人労働者の雇用を守るよう求めるデモ行進を行った。

 トヨタ自動車やスズキの系列工場を抱える静岡、愛知、岐阜、三重などから約250人が集まり「派遣切りをやめろ。生活支援しろ」と日本語で訴えた。

 愛知県小牧市のブラジル人で日系2世のモイザス・ディアス・ミズキさん(49)は「私たちは使い捨てにされているが、合法的に日本で働き、税金も払っている。日本人と同じような待遇にしてほしい」と話す。

 浜松市中区の西部地区労連によると、同労連が受けた労働相談は、9月から急増。9割が日系ブラジル人という。中安俊文労連相談所長は「日本語ができない外国人労働者は、会社に抵抗できないため、真っ先に解雇される傾向がある。実態を訴えていくべきだ」と話している。

浜松はブラジル籍住民の多い地域ですから、9割が日系ブラジル人からの相談、ということになったのだと思いますが、もちろん他の国籍の人たちも、同じように派遣切りのツナミにさらされています。

デモには愛知や岐阜、三重から参加した人もいて、もちろんペルー国籍の人や他の南米諸国出身の人も参加していました。出発前の集会では、ペルー国籍の参加者が、ブラジル人だけでなく中国人や他の国籍の人たちとも連帯の輪を広げていくべきだと訴え、拍手で賛同を受けていました。

雇用確保訴え外国人がデモ=「非正規切り」急増で−浜松(時事ドットコム、2008.12.21.19:05)

 製造業の非正規従業員削減が急増する中、失業した外国人労働者らが21日、浜松市中心部で、企業や政府、地方自治体に雇用維持や住宅確保などを訴えるデモを行った。主催者によると、静岡、愛知、岐阜、三重の4県から約250人が参加した。


 浜松市には自動車関連工場などが集中し、外国人非正規従業員も多い。デモには現在は職があるが、将来に不安を抱く外国人も参加。「企業は雇用を守れ」「企業は社宅から追い出すな」などと書いたプラカードを掲げ、「政府は解雇をやめさせよ」「生活支援せよ」と声を上げ、約1時間にわたり行進した。

 岐阜県垂井町から来た日系ブラジル人男性(45)は「派遣やパートも社員と同じように頑張っているのに、簡単に切られるのは人間じゃないと言われているのと同じ」と語った。3カ月前に自動車部品工場の職を失い、JR浜松駅前で野宿する日系ブラジル人男性(43)は「とにかく仕事が欲しい」と訴えた。

この記事中の「デモには現在は職があるが、将来に不安を抱く外国人も参加」に関して、出発前の集会でのJMIU副中央執行委員長の挨拶に、次のような一節がありました。

 重要なことは、解雇を通告された労働者だけが危機に直面しているのではないことを、私たちは理解しなければなりません。この攻撃は、全ての外国人労働者にかけられた攻撃であり、全ての労働者にかけられた攻撃なのです。


 Temos que entender uma coisa muito importante. Não são apenas os que foram cortados que estão sob perigo. O que está acontecendo é uma investida contra todos os trabalhadores.

追加するなら、人の尊厳に対してかけられた攻撃である、私ならそう言うでしょうか。労働者だけでなく、もっと広く、すべての人が連帯して立ち向かうべき事態だと考えるからです。

続いて、毎日新聞の報道です。ここでは広島地方の情報も添えられています。デモ当時、ホームレスになっていた(今もそうでしょうか)ブラジル人のコメントも掲載されています。

派遣切り:真っ先に影響、外国人労働者 浜松や広島で訴え(毎日新聞、2008.12.22)

 自動車産業や電機産業を中心に派遣・請負労働者といった非正規社員の人員削減が続くなか、日系ブラジル人をはじめとする外国人約3万人が住む浜松市で21日、雇用継続を訴える今不況下で初のデモがあった。非正規社員のうち、言葉が不自由なため真っ先に影響を受ける外国人労働者。突然、理由も不明確なまま訪れる「派遣切り」の実態を訴えた。

 デモに参加した日系ブラジル人のセイチ・トメ(43)さんは5年前に単身で来日。愛知県豊橋市や長野県佐久市などで働き、同県飯田市にあるレタスやピーマンの栽培農家へ移った。だが、約3カ月前に解雇され、就職先を求めて、外国人が多く住む浜松市にやってきた。

 「浜松ならすぐに仕事が見つかるだろう」。そんな思いはすぐに打ち砕かれた。自動車やその関連産業も不況の波が襲っていた。10月からはとうとう、JR浜松駅前の地下道で寝泊まりする日々だ。

 洋服を何枚も着込み、日系ブラジル人の僧侶にもらったという寝袋をかかえたまま、デモに参加した。1日の食事はパンとコーヒーだけ。「ブラジルの人材派遣会社にあと70万円を送金しなくてはならない。それまでは帰れない。何でもいい、仕事がほしい」とつぶやいた。

 12月に入り、勤務先の静岡県湖西市の自動車部品工場で同僚40人が解雇されたというブラジル人のフェレイラ・ジルさん(32)は「自分はまだ仕事があるが、いつ解雇されるか分からない。そのときに備えて労働組合に入った」と話す。

 13歳の息子がいるブラジル人のメロウ・ブラジミルさん(36)は1カ月前、同県磐田市の自動車部品工場で、夫婦そろって雇用を打ち切られた。「帰国するのは簡単。でも今、ブラジル人社会に自分が何か役立てないか。もう少し日本で頑張ろうと思っている」と話していた。

 この日、浜松市中区の公民館でデモに先立つ集会が開かれ静岡、愛知、岐阜県などから外国人を含む約200人が参加した。「企業は雇用を守って」「政府は雇用の創出を」などを盛り込んだアピールを採択、今回の不況で職を失った外国人労働者が状況を説明した。その後、JR浜松駅周辺を約1時間にわたりデモ行進した。【平林由梨】

 ◇広島では相談会 行政支援も言葉の壁

 広島市安芸区で21日「派遣切り」などで職を失った日系南米人の相談会が開かれた。「日本が人手不足だった時、呼び掛けに応じて来日したのに。日本政府も会社も無責任だ」と憤る声も聞かれた。

 組合員約150人のうち約100人が外国人労働者という同市の労組「スクラムユニオン・ひろしま」が、ポルトガル語が出来る組合員を配置して公民館で開いた。相談に訪れたのは15人で、大半が自動車メーカー、マツダ(本社・広島県府中町)など自動車産業の下請けや関連会社で派遣社員として働いていた。

 15人は大半がブラジル人でペルー人もおり20~50代。片言の日本語で「仕事がなくなったら、どう暮らせばいいのか分からない」などと訴えた。派遣会社から説明がなく「雇用保険を受け取れるのか」と聞く人や、派遣会社から労働契約書を受け取っていない人もいた。

 同県には約5200人の日系ブラジル人や日系ペルー人らがいる。「派遣切り」対策で行政は12月から、離職者向けに住宅あっせんなどの支援を始めたが、応募のビラが読めないなど言葉の壁があり外国人労働者まで届いていないという。【上村里花】

人材派遣会社に借金をして日本にやって来る、そんなシステムもあったんですね……。
また、派遣会社から労働契約書を受け取っていないケースがあるなど、派遣業界の闇がうかがえます。その背後には、派遣労働者を使うことで莫大な利益を上げてきた大手メーカーがあるわけですが。

この種の話については、

「デカセギ15年、家も職もなくした」(日系ブラジル人差別)(タカマサのきまぐれ時評2、2008.12.13)

が厳しく批判してくれています。
また、関連するこんな記事も見つけました。
ブラジル人派遣社員、口頭で「クビ」 契約書は会社所持(asahi.com、2008.12.18)



 不況のあおりを受け、日系ブラジル人の派遣社員がいきなり解雇を言い渡されるケースが相次いでいる。日本語や法律知識の不足という弱い立場につけこまれ、雇用契約書すら渡されていない人も多い。

 06年2月から勤めている岐阜県内のトヨタ系の自動車部品工場に出社すると、タイムカード機の前で派遣会社の担当者が待っていた。「仕事はここまでです」。1カ月後の「11月17日」の日付が入ったメモを渡された。

 岐阜県可児市の日系3世、ナカツカサ・ホナウド・ゴンサルベスさん(33)は工場内にいた同僚に「その日でクビということだ」と教えられた。昼休みに「ワタシ、クビ?」と担当者に確認すると「仕事が減ったから、あなたはクビです」と告げられた。

 この工場で働く父親のナカツカサ・ミルトン・シズオさん(56)を頼って来日した。時給は1250円だった。その父親も、すでに10月にクビになった。

 2人とも就業条件を記した雇用契約書にサインはしたが、労働基準法に違反して、契約書は派遣会社が所持したままだった。言われるままに辞めるしかなかった。

 「別の会社を紹介してと派遣会社に何回も頼んだが、『待ってくれ』と言われただけで、後で連絡はなかった」

 愛知県豊橋市に住む日系2世のブラジル人男性(56)は、勤めている田原市の乗用車部品工場の派遣の仕事を27日に失う。

 11月、この工場に派遣されて4年目に入った。労働者派遣法で工場側は男性に直接雇用を申し出なければならなかったが、男性は「そんな権利があるとは知らなかった」。



■厚労省「指導しきれぬ」



 全日本金属情報機器労働組合(JMIU)の愛知支部によると、解雇などによって8月から11月末までに支部に相談に来て組合員になったブラジル人約200人のうち、半数ほどがホナウドさん親子のように雇用契約書を派遣会社から渡されていなかった。中には契約書自体がなく口約束だけで雇われた人もいた。

 支部の大平敞也副委員長は「契約書には有給休暇や社会保険、雇用保険の加入なども記されている。コスト減らしのために労働者の権利を知らせないのだろう」と話す。

 愛知県のある派遣会社の経営者は「同種の仕事でもブラジル人同士の時給が違うことがある。不平を言われないように、要求されない限り書面を出したくないこともある」と取材に語る。

 雇用契約書を労働者に渡さない場合、労働基準法で30万円以下の罰金となるが、行政指導で終わっているのが実態だ。「小企業の経営者には労働条件の明示義務があることも知らない人も多い」(厚労省労働基準監督官)という。

 また、厚労省は派遣会社に対し、外国人労働者が理解できる書面で労働条件を明らかにするよう雇用対策法に基づく指針で求めている。しかし、これも「規模の小さな派遣会社の違反まで指導しきれないのが現状」(同省外国人雇用対策課)という。



 日系人のアンジェロ・イシ武蔵大学准教授(移民論)は「労働力として頼ってきた企業が手のひらを返したように、弱い立場の外国人を真っ先に切っている。外国人は苦情を言わないと考える経営者も多いのだろう」と指摘する。(荻野好弘)

共同通信と時事通信、毎日新聞の上記記事では、デモを主催した全日本金属情報機器労働組合(JMIU)の名が出ていません。字数の関係なのでしょうか。以下は、その名の出ている二つの記事です。

浜松で外国人労働者250人がデモ 安く働かせ、もうけて…切り捨てるな(中日新聞、2008.12.22)

 「不況の責任を背負わせるな」-。景気悪化に伴い、製造業を下支えしてきた外国人労働者らの相次ぐ「切り捨て」をストップさせようと、外国人労働組合のメンバーらが21日、浜松市中区海老塚の南部公民館で集会を開き、同市中心部をデモ行進して窮状を訴えた。

 全日本金属情報機器労働組合の外国人労働者部会が主催。トヨタやスズキなどの関連企業が多い静岡、愛知、三重、岐阜の東海4県から、在日ブラジル人ら約250人が参加した。

 デモ行進では、プラカードなどを掲げて、同公民館から遠州鉄道第一通り駅=同区田町=まで約1・5キロを「安い賃金で働かせ大もうけしながら、簡単に解雇するな」などと日本語で声を合わせながら練り歩いた。

 これに先立つ集会では、約2カ月前に派遣会社の解雇通告を受けた日系ブラジル人マツオカ・フェルナンドさん(43)=磐田市=らが体験を報告。マツオカさんは4年半登録していた派遣会社に解雇されて組合に相談し、派遣先の企業に訴えて契約社員に採用された経緯を話した。

 3カ月前に会社を解雇され、別の企業に再就職したばかりの日系ブラジル人二世の派遣社員(58)=同市浜北区=は「失業した時は頭が真っ白になった。今後は集会での意見を参考に、権利を主張したい」と語った。

 浜松市中区上島の全労連静岡西部地区労連によると、同労連が受けた労働相談は9月から急増。9割が日系ブラジル人という。中安俊文・労連相談所長は「日本語ができない外国人労働者は、会社に抵抗できないため真っ先に解雇される傾向がある。実態を訴えていくべきだ」と話した。

「安い賃金で働かせ大もうけしながら、簡単に解雇するな」には、深くうなずかざるを得ません。

先日、日本共産党の志井委員長が、トヨタに派遣切りを止めるよう申し入れをして、それに対する「内部留保を取り崩してまで派遣期間社員の雇用を守ることはできない」との回答をテレビニュースで観たときの怒りが、思い出されます。いったい誰から何を搾り取って、その内部留保を築いたのだ、と。そして、こんな会社、こんな業界を柱にする経済システムを築いてきた日本政府に対しても、はらわたが煮えくり返るのを感じました。

【関連ブログ】共産、トヨタに大量解雇の中止撤回を申し入れ/会談後の記者会見【YouTube/共同通信ほか】(どこへ行く、日本。(安倍、福田と二連続投げ出しの後は麻生が継いだ。投げ出す間もなくすぐにお払い箱かと思ったら…)、2008.12.25)

また、全労連・組織局長の集会へのメッセージが、思い出されます。よく言われる言い回しなのかも知れませんが、印象深かった一節です。

いまこそ労働者・労働組合の出番であり、「労働組合に入れば社長と対等」です。労働者の連帯で違法・不法な攻撃にストップをかけようではありませんか。

Agora sim é hora do trabalhador, da união sindical. Ao se ingressar no sindicato, o trabalhador pode negociar de igual para igual com o empregador. Através da união, vamos colocar um basta nessas dispensas ilegais.

最後は、読売新聞静岡版です。

外国人解雇撤回デモ 非正規250人参加(読売新聞静岡版、2008.12.22)

 派遣労働者などとして働く外国人の解雇・契約打ち切りに反対する集会が21日、浜松市中区海老塚の南部公民館で開かれ、国や自治体が雇用を守る施策を早急に講じるよう求めるアピールを採択した。集会後、外国人労働者たちは解雇撤回などを求めて市内をデモ行進した。

 集会は、全日本金属情報機器労働組合(JMIU)外国人労働者部会が主催。浜松市などで派遣や請負など非正規労働者として働く外国人ら約250人(主催者発表)が参加した。

 集会では、浜松市内の自動車部品工場で派遣労働者として働いていたブラジル人が今年10月に労働組合を結成して会社側と交渉し、直接雇用を実現した――などの事例が報告された。

 集会後、参加者は市内の住宅地や繁華街を1時間にわたってデモ行進。日本語とポルトガル語で「外国人労働者切りを許すな」と書かれた横断幕を掲げ、「住宅を確保せよ」などと訴えた。

 湖西市の自動車工場で請負労働者として働いていたものの、12月27日で契約解除を通告され、会社側と団体交渉を続けているというブラジル人の男性(29)は、「妻と4歳の子供がいる。日本で暮らし続けるため、何としても解雇を撤回させたい」と話していた。

住宅確保と言えば、知人の知人の知人が失業して途方に暮れていたところ、遠方ではありますが雇用促進住宅への入居が決まり、その近くでひとまず職を見つけることができたと聞きました。

雇用促進住宅の活用については社民党が提案してふんばり、実現にこぎつけてくれました。
非正規労働者の雇用・解雇実態の調査・予測についても同様です。

志井委員長のトヨタへの申し入れもそうですが、左巻きの風、やはり起こしていくべき、強めていくべきだよなあとの思いを強くして、今日はやはりこのリンクで記事を締めくくりたいと思います。

跳べ!走れ!!ラテンの猫ちゃんたち!!!「社民・共産TBP」へ、うさトラックバック!(2008.10.15)


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【緊急】アルバレス一家の在留特別許可を求める署名のお願い

2008.12.11.08:00ころ

これまで当ブログでは、いくつかの家族の在留特別許可を求める署名へのご協力をお願いしてきました。

先月お願いしたカルデロン・ノリコちゃん一家に続いて、
今回はまた別件の緊急署名のお願いですm(_ _)m。

緊急署名のお願い(難キ連サポーターズ)

日本で生まれ日本語しか話せない、フィリピン国籍の少女 アルバレス・ラニエルちゃん(13歳)が国外退去処分を迫られています。

群馬県高崎市に在住のフィリピン国籍、アルバレス一家の生活と人権を守るため、「人道的配慮による在留特別許可」を求める緊急署名にご協力下さい。

集約期限は12月20日です。
可能な方はどうぞご協力を、なにとぞよろしくお願いしますm(_ _)m。

【参考記事】法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)

オルタ「労働開国」/派遣切りのツナミと、連帯という防波堤/『フリーターズフリーvol.2』

2008.12.10.12:00ころ

これまで、自民党PTなどが掲げる「移民受け入れ1000万人」計画を受けて、「移民を受け入れるなら、日本の労働環境・雇用環境を改善してからだ」とか「在日外国人の置かれた人権状況を改善してからにすべきだ」という意見を、ちらほら見てきました。

それ自体に私も異論はないのですが、これって、排外主義のレイシストさんたちも気軽に使える言い訳なんですよね。

ですので、そういう意見を述べる人が、はたしてそれら両方の改善を進めようとする人なのか、阻止しようとする人なのか。そのへんを見極めねばならないヤヤコしい段階に入ってきたんだなあ、なんて思います。
そして、その双方の改善を進める側に立ちたいものだそと、決意を新たにしているところへ、なかなか嬉しいタイミングで発行されたのが、こちらです。

『オルタ 2008年11・12月号』(特集 労働開国?—移民・外国人労働者・フリーター)

特にお薦めなのが、いしけりあそびの ななころびやおきさん のインタビュー記事です。簡にして要をとらえていると思います。また、「外国籍住民が集住する団地から」「神奈川シティユニオンの取り組みから」も非常に共感できる、そして興味深い内容です。これらの記事で書かれていることをベースに、外国籍住民を取り巻く問題を考えていけば、日本社会もなかなかステキで暮らしやすいものに、日本籍住民にとっても外国籍住民にとっても、なっていくんじゃないかと思います。

当ブログを読んでくださっている皆さまにも、あっち方面からウオッチしてる方は除いて、深く共感してもらえるものだと思います。
お薦めです。取り寄せなどして、ぜひぜひお読みくださいm(_ _)m。


おっと、忘れるところだった。ここでちょっと、同誌の特集冒頭座談会の一節をご紹介します。

塩原良和 現在の局面は、ちょっと前にナショナリストだった人がいきなり多文化共生を唱えたりするような状況があって、そういうところをうまく嗅ぎ分けてきちんと批判していく能力が求められていると思います。

「ちょっと前にナショナリストだった人がいきなり多文化共生を唱えたりする」って、「移民受入1000万人」をぶち上げたうちの一人、あの坂中英徳のことの気がしますねえ……。


自民党PT作成の「移民受入1000万人計画」については、下記記事などをご参照ください。

【関連記事】
移民受入と産地偽装、漁業スト、介護の現場と派遣労働。フェアトレード。(2008.07.23)
幻?の「日本の魅力」と看護師・介護福祉士、今ここにある「多文化・多民族・多国籍社会」という現実(2008.08.03)
?「野党はナチス」?「移民か日本の若者か」?(追記アリ)(2008.08.06)
お前が言うか、自民党。蹴倒しますぞ、うさキック!(追記アリ)(2008.08.13)
自民PT「日本型移民国家」を超えてゆけ、真夏の夜の夢!(2008.08.14)
注釈「不法滞在、どう対応」/【逆転の提言】「労働」資格!(2008.08.19)


『オルタ 2008年11・12月号』の原稿群のおそらく入稿後の事態ですが、例のサブプライム・ショックを受けた派遣首切りの津波は、こちらでもちょっと触れましたが、在日外国人労働者にも当然、及んでいます。(今朝のニュースでは、大手企業の正社員にも及びはじめているのだとか)

そしてとうとう、派遣業で働いていた在日ブラジル人がやはり首切りに遭い、住居を追い出され、ホームレスになってしまい、その幼子が病死してしまったという事態まで生じています。

そのニュースにショックを受けた方が空きホテルを利用して、解雇され住まいを失ったブラジル人に住居提供する試みを始めた、というニュースも報じられているのは、せめてもの救いでしょうか。

派遣切りの影響を受けて空き室が出始めているマンションがトヨタ城下町に少なくないと、一昨日の京都新聞で報じられていました。一時でもいいから、住居を安く(あるいは無料で)提供してくれるマンション経営者、もっと出て来てくれないものでしょうか。新しい職が見つかるまで、あるいは、帰国の目処がつく時まででも。

空いてる公営住宅なんかも活用した緊急対応を、ぜひ行政には求めたいですし、余力のある大企業には空いてる社宅とか何とかあればぜひ。
その際は、『オルタ 2008年11・12月号』(特集 労働開国?—移民・外国人労働者・フリーター)の記事、「外国籍住民が集住する団地から」をまず読んでみてくださいませ。きっと参考になると思います。

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今こそ、この社会の進む方向を、大きく変えるべきときだと、強く訴えたいと思います。

【関連ブログ】
日本工場では首を切り、海外工場では雇用維持する日本企業の「矛盾」(村野瀬玲奈の秘書課広報室、2008.11.27)
NO.803 大企業の横暴ぶり・・・世界から見れば・・・。(大脇道場!、2008.12.9)
三菱自動車イリノイ工場:国外では雇用を守るのに国内では非正規労働者の首を切る【ロイター通信】(どこへ行く、日本。、2008.12.9)
<大分キヤノン>「今日で解雇」許せない/非正規労働者が組合結成、雇用維持申し入れ(どこへ行く、日本。、2008.12.10)


まだ冒頭の座談会を読みはじめたところですが、労働に関して考えるなら、やはりこれも読まなきゃならない気がします。

知らない話も多くて、勉強になってます。


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「人身売買促進法」説と「ドイツの法改正が他山の石になっとらん」説に関する参院法務委員会質疑。小沢代表の怪しい約束

2008.12.08.12:00ころ

今回の国籍法改正に関する参議院法務委員会の会議録、読んでみました。

ほんと、田中康夫(敬称不要)と新党日本にはがっかりです。
今回の国籍法改正が「人身売買促進法」「小児性愛黙認法」だなんて、どこからそんな発想が生まれてくるんだか。

この説はネットで流布してたものらしいですから、支持基盤を思うように広げられずにいる焦りか何かでレイシストたちの妄想にすり寄っていく、たぶんそんなところなんでしょうね、

『「“人身売買促進法”だ」説』に対する反論というも悲しい批判は、

国籍法改正問題について、ある方の質問に応えて送ったメール(一部改変)(*minx* [macska dot org in exile]、2008.11.30)
ほんとうは人身売買のことなんてどうでもいいくせに〜“No pude quitarte las espinas”(いしけりあそび、2008.12.2)

がまとめてくれています。

また、村野瀬さんやたんぽぽさんが紹介してくれている記事も参考になります。

知識不足と不安は差別反動の温床だと思いました。(国籍法改正の趣旨を理解せず反対の理由だけを探す態度はいただけないと思います。(2))(追記あり)(村野瀬玲奈の秘書課広報室、2008.12.5)

国籍法改正案(7)(たんぽぽの涙〜運営日誌、2008.12.7)

これでもう十分にも思えますが、せっかく参院法務委員会会議録を読んだことですし、ここで少し、会議録から情報を紹介しておきます。
まずは、参院法務委員会で社民党・護憲連合の近藤正道議員が田中康夫の発言(というよりアジテーション)に対して指摘してくれた件です。

 このこと、偽装認知については、公正証書原本不実記載とか、あるいは今回の法案の中で新たな罰則もありますし、あるいはこれが全体として人身売買という形で行われるということであれば、この国の刑法には、第三十三章で略取、誘拐及び人身売買の罪、こういう規定がびっしり規定されております。だから、そういう人身売買的な意図を持ってやるということであれば、先ほどの言わば公正証書原本不実記載などというそういうことよりも、むしろ人身売買の罪という形でそれは厳正に対処をされるわけですよね。

 ですから、私は、今回のこの法案が人身売買を誘発するという、ちょっと聞いて驚いたんですけれども、そんなことにはならないだろうと。よりきめ細かく、こういうことができないような、そして、かつ、故なく国籍を取得できない、そういう法の谷間に落とされている子供たちをやっぱり救済する、そういう大きな、人権保障にとってやっぱり大きな一歩をしるすそういう法案ではないかと、私自身はそういうふうに思っております。(近藤正道議員、2008.11.27)

人身売買の罪(刑法262条の2)と、認知手続や国籍取得手続に関する公正証書原本不実記載罪(刑法157条)、そして今回新設される罰則が、併合罪(刑法47条)になるでしょうから(まさか牽連犯(刑法54条)ってことはないでしょう)、買い入れ側だと1件につき最大15年、売り飛ばし側も刑法262条の2第5項が適用されるようなケースであれば最大30年の刑を受ける可能性があります。そして、刑法における人身売買の罪が、今回の国籍法新設によってなくなることも適用除外になることもないのです。どこが人身売買促進法なんだか。

さらに、共産党の仁比聡平議員のツッコミも紹介します。

仁比議員は、政府答弁で語られた、2003年から2007年までに警察庁が偽装認知事件として把握しているものが3件しかなかったこと(田中康夫の後に質疑に立った松野信夫議員への答弁で出て来た数字です。ちなみに、同期間の偽装結婚事件とされているものは173件だったとか)を踏まえたうえで、今回の法改正が人身売買推奨法になってしまうという批判に根拠があるとは思えないが、どうですかと法務大臣に尋ねています。(ちょっと難しく意訳すると、ブローカーが絡んで人身売買促進法になってしまうと恐れねばならぬような、そしてDNA鑑定を義務付けるというプライバシー侵害の程度が極めて強度な義務を課すに足る具体的な事実はないでしょう、という質問だと言えるでしょうか。)

すると、森英介法務大臣(民法の300日規定に関して近藤正道議員がこの日投げかけた問いかけに対して、まったく非論理的な返答をして逃げ出してしまうような腹立たしいところもある人物なのですが)「ちょっと十分理解できてないのであれですけれども、私は直接関係ないというふうには思いますけれども、直接的にはですね」との返答です。なんだか笑ってしまいました。そりゃあ、十分理解するのは難しいですよねえ、その説の根拠が全然示されていないんですから。

国籍法改正案に関して一部で流れていた、「血統主義を基本にしてきたドイツで認知による国籍取得を認めた後、偽装認知が相次いだので対処する法改正がなされた、しかし今回の改正案にはドイツの失敗が活かされていない」という説については、中央大学の奥田安弘教授が参考人として、次のように解説しています。

 一部の報道では、今回の国籍法改正が成立すると仮装認知が増えるおそれがあるとして、ドイツにおける今年三月の法改正を取り上げております。しかし、このドイツの法改正は国籍法の改正ではありません。国籍法の方は、相変わらずドイツ人父親による認知だけでドイツ国籍の取得を認めております。今年三月に行われたのは民法の改正でありまして、ドイツの官庁が認知無効確認の訴訟を提起できるようになった、そういう内容でございます。

 すなわち、ドイツの民法では、改正前は、認知をした父親本人又は認知を受けた子供、さらに母親しか認知無効確認訴訟を提起することができなかったのです。これは法律上、明文の規定による制限です。そこで、新たに官庁もこういう訴訟を起こせるようにしたわけです。

 第二に、ドイツでは認知無効確認の提訴権者が制限されておりますが、日本法にはこのような制限がありません。それどころか、公正証書原本不実記載などの罪により刑事裁判で有罪判決が確定した場合は、裁判所から本籍地の方に通知がなされまして、本籍地の市町村では職権によって認知の記載を抹消することになっております。

 今回の国籍法改正が成立した場合は、さらに日本国籍を取得したとして戸籍が作成された子供についてもその戸籍は抹消されることになります。したがって、ドイツの三月の法改正はある意味では日本法では必要のないことであり、またある意味では仮装認知の防止と国籍取得を安易に結び付けるべきではないということを示しております。

 第三に、ドイツではドイツ人父親の認知があれば自動的にドイツ国籍の取得を認めており、我が国のように更に加えて国籍取得届を出させるというようなことはしておりません。これは極めて大きな違いであります。

 国籍取得届の詳細は、我が国の場合、国籍法施行規則一条や昭和五十九年の通達などに定められておりまして、これらも改正が予定されているようですが、この国籍取得届の取扱いは市町村への認知届とは大きく異なります。すなわち、届出人は必ず自分で法務局に出頭し、届出の際に届書や必要書類の点検を受けるだけでなく、いろんな質問をされた後に受付をしてもらいます。さらに、受付後も法務局の職員は届出人や関係者の自宅に赴いて事情聴取をするなどの権限が与えられています。このように慎重な手続を経て初めて国籍取得証明書が交付され、子供の戸籍をつくることができるのです。したがって、認知のみで国籍を与えるドイツと比較いたしますと、かなりハードルが高いと言えます。

もう十分でしょう。

ところで、田中康夫が質疑というか演説、アジテーションの中で語っている次の言葉が気になります。国民新党の亀井静香と民主党の鳩山由紀夫両氏から、「是非とも、いささか形骸化しつつある良識の府参議院で法案修正を勝ち取って衆議院に差し戻してほしいと、私、昨日、直々に、直に激励を受けました」と。

両氏、気はたしかなんでしょうか。

まあ、民主党は最終的に改正法案に賛成していますが、国民新党は田中康夫と一緒に反対しちゃってるんですよね。上に挙げたような情報に接した後でなお。
国民新党にもやはり激しくガックリです。。。orz

田中康夫によると、反対・棄権もしくは欠席した議員は、

院内会派「民主党・新緑風会・国民新・日本」の中から新党日本の私 田中康夫。国民新党グループの亀井亜紀子、亀井郁夫、自見庄三郎、長谷川憲正、森田高。無所属の外山斎の7名。会派に属しない議員の中から川田龍平、田中直紀の2名。計9名です(敬称略)。
他方、棄権若しくは欠席が、民主党5名、自由民主党6名でした。

ああ、川田龍平議員まで!

偏見に加担する「言い訳」を考えるリベラル系議員(*minx* [macska dot org in exile]、2008.12.1)

さらに、同じ文章で田中康夫が書いている、小沢民主党代表の語ったところも気になります。

小沢一郎さんも、両党(新党日本と国民新党のこと。当ブログ主注記)が反対票を投ずる方針に理解を示し、政権奪取後は速やかに国籍法の再改正を行う意向を示している。新党日本は、「DNA鑑定制度の導入と父親の扶養義務を本則に明記する国籍法の『改正』」を、総選挙のマニフェストで宣言する、との。

政権奪取したら速やかに国籍法改正を行う意向を示してるって、DNA鑑定義務付けの法改正をするってことなの??? それって、今回の法改正には賛成しておきながら、政局次第でどうにでも動くってこと????
小沢代表らしいねえ……って、呆れてるだけじゃマズいですよね(-_-;)。

田中康夫(そして山谷えり子)の質疑にうんざりさせられた参院法務委員会会議録でしたが、それでも衆議院よりは希望を感じました。子どもの人権を立脚点にしての質疑が、「ねじれ現象」のおかげか、明らかに多いです。

これについては、また別の記事で紹介できればと思います。
「好意認知」なる現象と、日本の家族制度についての話も、ちょっと興味深かったですので、機会があればぜひそれも。

そんないつになるかわからない記事を待ってられるかい!
という至極もっともなツッコミを入れてくださるうえ、ちょっとでも関心を持たれた方は、会議録原本にお当たりください。
今ならこちらでお読みになれます。(会議から30日を経過した今年の12月27日以降は、国会会議録検索システムで検索するほかなくなるようです。)衆議院法務委員会の分も併せて読むと、また一興だと思います。

【「2008年国籍法改正」関連記事】
国籍法改正で「ネットの闇」に、くわばら、くわばら/反婚デモと格差論(2008.12.8)
「国籍法改正」問題と、うさぎのおしゃれ倶楽部。(2008.11.18)
星を見上げてSAY NO TO RACISM/国籍法改正/犯罪対策と非正規・未認可滞在者、外国人(2008.12.7)
「人身売買促進法」説と「ドイツの法改正が他山の石になっとらん」説に関する参院法務委員会質疑。小沢代表の怪しい約束(2008.12.8)
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星を見上げてSAY NO TO RACISM/国籍法改正/犯罪対策と非正規・未認可滞在者、外国人

2008.12.07.01:00ころ

斉藤和義『空に星が綺麗』

あたしにゃ、今夜、洒落にならんくらい寒いんですが、たしかに綺麗でした。はい。


抱えていた仕事と野暮用が一段落して、遅ればせながら、先の国籍法改正についての国会会議録(法務委員会)を読んでいます。
今は衆議院の分を読んだだけですが、う〜ん、いろいろ興味深いですねえ。

子どもの人権を立脚点に質問してるの、どうも保坂展人議員だけ(2008年11月18日)のような気がします。参議院ではたぶん違うと思うんですが、まだまだ国家中心思考や血統第一主義の議員さん、少なくないのかなあ。子どもの人権を立脚点にするのは語るまでもない前提だ、ということであれば良いのですが。

また、11月14日には高山智司議員が「チャリティー名目フィリピンパブ・口利き事件」について質問してるんですが、2006年入管法改定審議のときと同様、鋭い着眼点で政府を追いつめていくさまは迫力あります。これが大騒ぎにならないのはあまりにも不思議な、重大な追及に思えます。

それと、衆院では、今も法務委員会に共産党の議員さん、いないみたいです(悲)。


ともあれ、国籍法改正を巡る強烈な反対運動が次の衆院選の前に起きたことは、天佑というかラッキーだったというか、日本をこれ以上ヤバい方向へ引きずり込んでいきかねないトンデモさんたちの姿を浮かび上がらせてくれたという意味で、ありがたいリトマス試験紙だったんだなあと思えます。たとえば私の場合、おかげで田中康夫と新党日本に見切りをつけることができましたし。
このあたりの政治家の言動は、あらためて記事にできればなあと思います。

また、この騒動に関するブログを、ほんの一部ですが、見て回って、レイシズムやゼノフォビア(外国人嫌悪)に対して「否!」と立ち向かってくれる人が思っていた以上に大勢いたのを実感できて、非常にこれまた心強い気持ちになりました。

ドイツ・ワールドカップのメッセージが思い出されます。

SAY NO TO RACISM

【「2008年国籍法改正」関連記事】
国籍法改正で「ネットの闇」に、くわばら、くわばら/反婚デモと格差論(2008.12.8)
「国籍法改正」問題と、うさぎのおしゃれ倶楽部。(2008.11.18)
星を見上げてSAY NO TO RACISM/国籍法改正/犯罪対策と非正規・未認可滞在者、外国人(2008.12.7)
「人身売買促進法」説と「ドイツの法改正が他山の石になっとらん」説に関する参院法務委員会質疑。小沢代表の怪しい約束(2008.12.8)

で、今回は、前々回の記事で取り上げた、「犯罪に強い社会の実現のために新たな行動計画案」の、外国人に関する部分の問題点だと私が考えるところを説明してみます。

ただ、何度も同じことを書いてきてる気がして、いささかうんざりしてるのも正直なところ。なにせ、去る12月5日で、本ブログも3周年ですし、それ以前にもこちらであれこれ書いてましたので。

ですので、送ったパブコメを元に、まとめてみます。文章の堅苦しさは、ご愛嬌と受け止めてくださいませ。

(内容の概要)
(1)募集期間が短か過ぎる。(←たしか10日程度だったと思います)

(2)取調べの可視化(映像・録音による保存と裁判資料としての活用)、警察職員への人権教育の拡充と徹底を行動計画に盛り込むべき。

(3)体感治安を改善するための広報活動積極的に実施・展開することを行動計画に盛り込むべきである。

(4) 「不法滞在者等を生まない社会の構築」を削除し「非正規滞在者も安心して働き暮らせる社会の構築」を追加すべきである。

(5)「外国人犯罪」などに関する項目・文言は削除すべきである。

(6)社会福祉政策の充実を進めるべきである。



(内容の詳細)
(1)わずか10日程度の募集期間で、国民生活に重大な影響をもたらす本行動計画への意見を募ることに、重大な問題があるぴょん。

(2)総体的に見て、国民生活に対する警察力の強化のみが謳われており、これでは国民の信頼を得ることは難しいのではないかにゃあ。

先日は麻生邸見学散歩グループに対する特別公務員暴行陵虐行為と不当逮捕の問題が海外でも報じられたし、密室での取調べに起因する冤罪事件の発覚も相次いでいる。

人権を軽視する警察の体質を改善してこそ、警察への信頼が回復し、真に犯罪に強い社会の実現が可能となる。

それゆえ最低でも、取調べの可視化(映像・録音による保存と裁判資料としての活用)、警察職員への人権教育の拡充と徹底を行動計画に盛り込むべきであるぴょん。

(3)犯罪統計を見ると、ここ数年、治安の悪化傾向が見られないどころか殺人事件の件数が減少するなど治安が良くなる傾向が見られる。

にもかかわらず、体感治安のみが不合理なほどに悪化しているのが、現在の国内状況である。

国民の不安を解消し冷静な刑事政策を議論する土壌をつくるために、体感治安の改善に向けた広報活動を積極的に実施・展開することを行動計画に盛り込むべきであるぴょん。

(4)「国際化への対応」の中に「不法滞在者等を生まない社会の構築」が挙げられているのは異常である。

不法滞在者が治安悪化の温床となっているとの統計的な裏付けはない。

また、国際的な経済格差が現に存在し当面は解消される見込みなどない状況では、先進経済国である日本に正規・非正規を問わず仕事を求める人の流入が続くことは不可避じゃん。

むしろ非正規滞在労働者の人権保障システムをつくることが、非正規滞在者の状況を安定させ、日本人の労働環境の改善にもつながり、犯罪に強い社会づくりに貢献する。

本項目を削除し、「非正規滞在者も安心して働き暮らせる社会の構築」を追加すべきであるぴょん。

(5)「国際化への対応」の中に「多文化共生を可能とする社会基盤の整備」がある。それが犯罪に強い社会づくりに役立つであろうことは否定しない。

しかし、「国際組織犯罪対策」として「外国人犯罪」に関する項目を設けたり「外国人犯罪」などという差別的な用語や「中国人の犯罪の抑止」などという文言を用いたり、外国人嫌悪を煽動する内容が併せて盛り込まれており、支離滅裂だろうが、このタコ!

国籍が犯罪を犯すわけではないのに「外国人犯罪」などに関する項目をあえて盛り込む計画案を公表・策定しようとすることは、外国人を犯罪者予備軍と見る風潮(すでにはっきり存在することは、内閣府による世論調査にも現れている)をますます強化するだけであり、人種差別撤廃条約第4条(c)に違反するおそれもある。

これらの項目・文言は削除することが、日本政府の国際的な信用を貶めずにすむ唯一の方法であるぴょん。

また、「外国人集住コミュニティの住民団体等との連携の強化」も謳われているが、政府が外国人嫌悪を煽動するがごとき政策を展開し広報活動を行っている状況では、連携など表面的なものとなり、期待するような成果が得られることはないぴょん。
その意味でも、「外国人犯罪」などに関する項目・文言は削除すべきである。

(6)社会福祉のセーフティーネットが破壊されてきたことが、高齢者による窃盗などの増加につながっているのではないか。犯罪に強い社会を目指すなら、社会福祉政策の充実を進めるべきであるぴょん。

ちょっと別の部署の仕事に関する内容も書いちゃいましたが、かまわないでしょう(^^;)。

できればパブコメ締切までに記事にして、こういう視点でのパブコメ投稿を広く呼びかけるのも手だったのかも知れませんが、「こういう手法をおとりになる方は、余り好ましからざる人物だ」(2008年11月18日の法務委員会会議録をご参照ください(笑))などと思われるのもなんでしたので、と言うのはもちろん冗談で、何せ時間がありませんでした。


以下、この件に関する毎度の参考記事etcです。

(テンプレートの関係で、表の右端が切れて表示されると思います。完全版をご覧になるには、表部分をコピーしてワードやテキストエディットなどに貼付け(ペースト)すると、表形式のまま見ることができるようです。グラフは、やはりワードやテキストエディットなどに、選択した状態でひきずっていく(ドラッグ&ドロップする)と、全面を見ることができるようです。お手数おかけしますが、たれぱんだテンプレートに免じてご了承くだたれませ。)

表1




199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007
A 297725 307965 293252 295584 313573 324263 315355 309649 325292 347558 379602 389027 386955 384250 365577
B 7276 6989 6527 6026 5435 5382 5963 6329 7168 7690 8725 8898 8505 8148 7528
C 1015 1215 1315 1632 1317 1302 1529 1603 1379 1403 1520 1393 1304 1075 754



※A、B、C各行の数字は人数

A:日本全体の刑法犯検挙人員(「来日外国人」を含む)
B:「来日外国人」刑法犯検挙人員(「不法滞在者」を含む)
C:「不法滞在者」刑法犯検挙人員


図1


200701


表2




199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007
A 5190 5526 5309 5459 6633 6949 7217 7488 7490 7726 8362 7519 7047 6459 5923
B 246 230 201 212 213 251 347 318 403 353 477 421 396 297 259
C 130 133 106 142 131 137 186 159 180 141 175 160 142 95 62



※A、B、C各行の数字は人数
A:日本全体の凶悪犯検挙人員(「来日外国人」を含む)

B:「来日外国人」凶悪犯検挙人員(「不法滞在者」を含む)

C:「不法滞在者」凶悪犯検挙人員



図2


200702


【用語解説】
  • 刑法犯:
  • 特に断りのない限り、交通事故に係る業務上(重)過失致死傷及び危険運転致死傷を除いた「刑法」に規程する罪、並びに「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」「暴力行為等処罰ニ関スル法律」「決闘罪ニ関スル件」「爆発物取締罰則」「航空機の強取等の処罰に関する法律」「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律」「人質による強要行為等の処罰に関する法律」「流通食品への毒物の混入などの防止等に関する特別措置法」「サリン等による人身被害の防止に関する法律」「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律」「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律」に規定する罪をいうそうです(『警察白書』平成15年版)
  • 検挙人員:
  • 警察などで検挙した事件の被疑者(容疑者)の数(『犯罪白書』平成14年版)。つまり、真犯人ではない場合もあり、同時に、真犯人が検挙されずに逃げおおせている場合もある。そのため、真犯人の国籍が日本国籍であろうと外国籍であろうと、捜査のやり方いかんでは犯罪の実態からかけ離れた数字が出る危険性が大きいが、大体の傾向くらいは読める……のでしょう。たぶん
  • 来日外国人:
  • 日本に在留する外国人のうち『駐留米軍関係者』と『定着居住者』(「特別永住者」「永住者」「永住者の配偶者等」の在留資格保有者)と『在留資格不明者』を除いた者(警察庁の定義)。つまり、「来日外国人」は、「出入国管理及び難民認定法」で規定される27種類の在留資格のうち「永住者」「永住者の配偶者等」を除く25種類の在留資格を持つ外国籍者(「日本人配偶者等」「定住者」「短期滞在者」「研修」「留学」)と「不法滞在者」(「不法入国者」「不法上陸者」「不法残留者」などを含む)で構成されている(『M−ネット』2003年10月号:「来日外国人」及び「不法滞在者」の犯罪データ(刑法犯検挙人員)からみえる外国人犯罪の実像)
  • 凶悪犯:
  • 殺人、強盗、放火、強姦。
【図1、2、表1、2とも『犯罪白書』『警察白書』『来日外国人問題の現状と対策(平成11年中)』『統計から見る来日外国人犯罪の特徴(平成12年以降ウェブ版)』等より作成】

(おまけ)
「外国人犯罪」の宣伝と報道(英訳付き、コムスタカー外国人と共に生きる会)他(2006.07.07)
『治安はほんとうに悪化しているのか』東京都治安対策担当部長(前)の懺悔あるいは告白(2006.07.16)
『治安はほんとうに悪化しているのか』書評on読売新聞!!(2006.7.25)
在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)(2006.09.24)
「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.15)
共謀罪審議に松島みどり議員が登場(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.22)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
【超お薦め!】『犯罪不安社会』を読んで、明るい2007年へ!(2006.12.25)
「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算(2007.1.3)
「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと(2007.1.12)
法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)
「外国人嫌悪者の天国、日本。何を言っても許されます」に抗してあれこれ。そして春眠へ!。(2008.4.14)
朝日新聞と「外国人犯罪」報道。オバマとブッシュと茶化しと差別(2008.8.17)

「治安悪化」のスケープゴートとされる外国人――犯罪統計から見る「来日外国人」「不法滞在者」による犯罪の実像 (中島真一郎、コムスタカー外国人と共に生きる会、2008.4.11)

インターネット新聞『JANJAN』
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(2004/04/15)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第2回)(2004/04/16)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第3回)(2004/04/17)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第4回)(2004/04/18)


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イスカンダルの一発ギャ愚が、外国人差別と監視社会の問題に勝った件

2008.12.6.12:00ころ。

Oh, No! 
三介さんのところにコメントしようとして、エラーが連続!!

エラーが発生したとかでうまく書き込めずに(久方ぶりです。でもFirefoxなのに)、しかも、イスカンダルの一発ぎゃ愚は書き込めたのに、それは外れてしまって、なぜか本題の方がダメとは(;<>;)。

連投になっちゃったからかなあと、時間を置いて、再チャレンジしてもダメ、別の記事にしてみたり再々々々…チャレンジしても失敗続きなので、記事にしてTBします。

以下、投稿しようとしたコメントです。

すみません、あれこれ忙しくて、コメントに参上するのが遅くなってしまいました。

パブコメの外国人関連部分についてはあらためて記事にしようと思います。

あの話にも含まれますが、いわゆる監視社会の問題と、国籍による差別の問題、その両方が、関所での生体情報採取システムにも今回の行動計画案にもあるわけです。

ですから、いっそ日本人の生体情報も採取・保管して、日本人にもICタグ付き身分証明書の常時携帯を刑罰もって強制する(現在の外国人登録証の常時携帯義務はそうやって強制されてて、それは差別だとして国際自由権規約委員会で撤廃の勧告を受けてるのですが、導入予定のIC付き在留カードも同様の罰則付きになるらしいです(;<>;))ってしてくれれば、論点が一つ減って、議論もしやすくなるんだけどなあ、なんて思います。

この手の問題に限らないんでしょうけど、別次元の問題をごっちゃにして明後日の方に自分語りを始めて議論が成立不能になってしまうという話、いろんな話題、いろんな場所でよく見かけますし……。

しっかし、どこまでセキュリティを強化すれば安心できるのかといえば、底なし沼みたいというか、旧セブン風に言えば、「終わりのない悲しいマラソン」みたいなもので、果てが見えません……。こんなんでいいのかなあ……。

ある意味、日本人にはまだ現在の「対・外国人監視システム」みたいなものが及んでいないということは、そこに何か希望が見出せそうですが、別次元の絶望も一緒に目に入ってしまうので、これまた orz であります。。。

冬が来ると、なぜかセブンXを思い出す日が増える気がします。
なぜだ!? 何者かに私の記憶が操られているのか!!!???
なあんて言ってみたりして(^^;)

ちなみに三介さん、
ガミラスは、宇宙戦艦ヤマトで、放射線攻撃で惑星イスカンダルを滅ぼして次は地球を狙っている敵役の惑星でした。ガミラス軍、ナチスか第二次大戦中のドイツ軍をイメージしてるんじゃないかと思います。スター・ウォーズの帝国軍の設定にも影響を与えたとかどこかで読んだ記憶が。。。

で、ヤマトは放射能除去装置とやらを譲ってもらうため、イスカンダルの生き残りに会いにいく、そしてそれを妨害しようとするガミラス艦隊、というのが第一作のストーリーでした。最後は両方滅んでしまって、主人公が滅ぼし合うよりも愛し合うことの大切さに気づいて涙する、かどうかして、結局、ヤマトのおかげで地球は生き残るという。

ひょっとすると、ロシア軍かロシア政府にヤマト・ファンがいるのかも知れませんね。NATOをガミラスになぞらえてたりして。

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