『と学会年鑑ORANGE』の危機(!?)に「うきうき書房in理想書店」を思い出しつつ考える、ヘイト・スピーチと表現の自由。そして、福島みずほ議員と社民党にうさエール!
2008.3.14.18:00ころ
(2008.3.17.22:40ころ、あれれ、ユニセフじゃなくて「日本ユニセフ協会」だったのね、というわけで、この文字色の部分を追記。そこにリンクも新設しました。)
今回はこちらに続いて、2カ月持ち越してきた宿題記事でもあります。
TBをどこにも送れぬようになって、すでに6日目。今回は送信できたでしょうか。
復旧へ向けて作業は進んでいるのかどうか、それすらも皆目見当のつかない状況です。う〜ん、何がいったい起きたのやら。
そんな中にもかかわらずご訪問くださった皆さまの多くはすでにご存知のことと思いますが、先の京都市長選を経て社民党京都府連には愛想をつかしちゃった私ですが、それでもやはり社民党への大きな期待は相変わらず抱えています。
福島みずほ党首の、ポルノ単純所持の処罰は妥当かなんていうブログ記事を読むと、「いっそう、応援していかねばならぬぞ」と、強く思います。
(関連記事として、おなじみ非国民通信さんもどうぞ。「反ヲタク国会議員リスト」メモを見る限り、問題の法案がどんな形になるかは流動的なのかも知れません。被害者のいないアニメやマンガ、ゲームまで規制するって、下手をすると、『バーコードファイター』を熱く紹介する『と学会年鑑ORANGE』を持っていたら処罰されることになるのかも……うぎゃあ!)
とある国での子ども売買・子ども買春シンジケートから子どもを守ろうという活動を支援するNGOに関わったり、こんな電子書籍をつくったりしてきた私ですから、子どもの性的搾取などもってのほか、厳しく取り締まるべきものだと考えています。子どもの尊厳を踏みにじるようなこと、許されないし、けっしてあってはならないことだと考えています。(もちろん子どもが被害者となるケースだけの話ではないですけど、記事の都合上、今回はそこに絞ります。)
しかし、福島さんの懸念に、強く同意します。
単純所持を禁止していないのはG8で日本とロシアだけなんだそうですが、他の6カ国ほど日本に「法の支配」の思想は根付いているのか、近代民主主義国家にふさわしい市民意識が成熟しているのか。そのあたりを考えると、激しく不安に思うのです。
そしてこの問題、ヘイト・スピーチと表現の自由との関係と、微妙にかぶってきます。
ヘイト・スピーチには言論で対抗するのが原則としても(当ブログはその一環でもあります)、本来、差別や憎悪を解消していくべき立場にあるはずの公職者たちのヘイト・スピーチは処罰されるべきだと考えてますし、民間人でも「明白で差し迫った危険」を生じさせるようなヘイト・スピーチなど、規制を検討すべきものもあるだろうと思います。
しかし、人種的・民族的差別意識(など)を持っているからと、それだけで処罰するなんてことは、どう考えてもアカンでしょう。そして、「意識」を処罰したからと言って、「その意識」がなくなるわけでもないでしょう。
児童ポルノの単純所持を禁止することが子どもを守ることに本当につながっていくのか。販売目的や配布目的の所持の禁止や、どんな目的であれ現実に子どもを被害者とする加害行為の処罰を徹底することこそ、効果的なのでは。被害者のいないアニメやマンガやゲームなんかまで処罰するだなんて、本当に必要なのか。そのあたり、真剣な議論が必要だと思います。
もう一つ、考えなくてはならないのが、被害から子どもが立ち直っていくのを支援するうえで「単純所持」の禁止が本当に有効なのか、適切なのか、という点です。
たとえば、子どもたちをサポートするうえで、「子どもに対する性的虐待を許さない」「子どもに対する性的虐待は許されることではない」という断固としたメッセージを大人社会が発信することの重要性は、私も認識しています。だからこそ、極々微力ではありますが、こんな電子書籍をつくったりしましたし、同じような認識から、憎悪の煽動や差別の唱導を行うヘイト・スピーチに対する関係では当ブログをつくり、運営してきました。(後者について、「左派」言論界には「〈佐藤優現象〉批判」が憂えるような状況があるわけです〜リンク先のリンク先もちゃんと読んでね〜。かなりヤバイ状況だと思います。)
この観点からなら、上の「反ヲタク国会議員」やユニセフ日本ユニセフ協会の動き、私にはよく理解できます。
しかし、はたしてなすべき「メッセージ発信」が、今回提案されようとしている「単純所持の禁止」という手法によるべきなのか。そのあたりも真剣に議論すべきです。
福島みずほのどきどき日記には、
「外国人労働者との共生」2008年3月10日号
(2008.3.11)
との記事もありました。最後の〆、まったく同感です。
てなわけで、
もう一度送りたいと思います。
問題は、単にエールにとどまらせずに、この想いをどう現実の力に変えていけるか。あれこれ思案、していきます。
サイド・メニューに、「うきうき書房in理想書店」のコーナーを設置しました。
理想書店とは、講談社の発行する電子書籍をはじめ、最初に紹介した福島党首の記事が取り上げている法案に関してちょっと考えていた時に思い出した(汗)『大食い姫』(うきうき書房発行)など電子書籍をダウンロード販売しているオンライン書店です。ご活用いただければと思います。
思えば、当ブログはうきうき書房のサイト内の一コーナーから始まったわけでして、いずれブログ内の記事もあちらに分類・集積していかなきゃなあと考えはじめて早2カ月。とりかかれるのは、えっと、たぶん、夏以降(^^;)。
気長にご期待くださいませ。

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コメント
今日は。朝方はコメントいただきどうも有り難うございました。トラックバックの調子が悪いのはココログでは良くあることですね。もう少し改善してくれたらよいのですが。
ヘイトコメントが大量に付いていますが、私は屈することなく頑張ります。
投稿: アッテンボロー | 2008年3月15日 (土) 13時10分
アッテンボローさん、おはようございます。
トラックバックについては、ほんとうによくわからないことが多いです。しかも、当ブログからのTB送信の難しさ、今月に入って重症化してきてる気がします(;<>;)。大きなプロバイダゆえの困難さもあるのかも知れませんね。
ヘイトコメント、同じような内容ばかりですね。議論につながるきっかけのかけらさえうかがえないものが多い感じです。そういうコメントは真剣に相手をしていてものれんになんとかだと思いますので、アッテンボローさんも実践されているように、適当に受け流しながら応えるコメントを選んでいくというのが正解だと思います。
ではでは、屈することなく、今後もふんばっていきましょう!(^O^)!
投稿: 仲@ukiuki | 2008年3月16日 (日) 11時21分