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脱「植民地主義」という鍵(その2)〜「〈佐藤優現象〉批判」を読んで

2008.1.20.19:10ころ
(2008.1.30.20:10ころ、追記。「〈佐藤優現象〉批判」(金光翔)がこちらで公開されました!)
(2008.2.6、この文字色部分のリンクを追加)
(2008.9.11、関連記事として「社会の木鐸」育成計画/解放同盟と人権擁護法案?を追加)
(2008.11.9.19:10ころ、アパグループ「元谷外志雄」の陰謀論をあの「佐藤優」が大絶賛(kojitakenの日記)ときまぐれな日々 田茂神俊雄、渡部昇一、元谷外志雄、佐藤優らに呆れる日々(きまぐれな日々)へのリンクを追加)
(2009.1.11.15:30ころ、イスラエル軍によるガザ虐殺関連の記事イスラエル、日本。国境を越えて、奇跡を今こそ。夢と3億円事件ユダヤ人による抗議行動とホロコースト・サヴァイヴァー。アジアの両端の国の類似性、そして「国際刑事裁判所」へのリンクを追加)

前回の続きです。

昨年11月に発売された『インパクション』160号に、「〈佐藤優現象〉批判」(金光翔)という論文が掲載されています。

そこで展開されている分析・主張の核を私なりにすごく大雑把にまとめますと、

佐藤優氏は、右派雑誌や著作では、過去の植民地政策の肯定や新・帝国主義の肯定、排外主義の煽動、解釈改憲による「戦争放棄」の放棄の主張などを派手に展開しているにもかかわらず、護憲派・左派と評価される『世界』や『週刊金曜日』の連載陣としてありがたがられている現状がある。これは、いわゆる「左」と「右」とが、「北朝鮮」を敵と見なす排外主義とナショナリズムの下に結束し、「帝国主義的国家体制」を強めていく、そんな状況・プロセスなのである。

ということになるでしょうか。

詳しくは、そして正確に金氏の分析・主張の内容を知るには、「〈佐藤優現象〉批判」そのものを読んでいただくのがベストです。
とはいえ、その論文の中には、当ブログのテーマとも深く関わりのある部分がいくつもありました。そこで、以下に、当ブログ主が特に強く関心を持った部分を引用しつつ、あれこれ述べてみたいと思います。

ちなみに、論者は、金光翔さんという韓国国籍の在日朝鮮人3世の方で、私にも話させてというブログを運営しておられるほか、首都圏労働組合 特設ブログにも記事を書いておられます。『インパクション』には記載されていませんでしたが、岩波書店の方のようです。

以下、段落下げの引用部分は「〈佐藤優現象〉批判」からの引用で、他はそれに対する当ブログ主によるコメントです。引用部分の下線は当ブログ主が付けました。

(『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、2006年12月)を企画・編集した馬場公彦(岩波書店))の見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点である。……私は、これを、「対抗的世論の公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち改憲後も生き長らえるように)、リベラル・左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義」体制下の護憲派が、イスラエルのリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

「〈佐藤優現象〉批判」では、佐藤優氏の右派雑誌や著作における主張が多くの実例を引用する形で紹介されているんですが、総合すると、戦争肯定の新・帝国主義を信奉し、理想とする国家はイスラエル……!?(*ロ*;) ギョギョ

……佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)武力行使、在日朝鮮人団体への弾圧の必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル・左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的なものである。「戦後民主主義」が、侵略と植民地支配の過去とまともに向き合わず、在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象としてしか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出て来ていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル・左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。
 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤が右派メディアで主張する排外主義を、リベラル・左派が容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在のジャーナリズム内の護憲派の問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

当ブログで取り上げた「朝鮮総連弾圧」関連の記事としては、
大阪府警が滋賀朝鮮初級学校へ不当な強制捜索(2007.2.4)
熊本朝鮮会館福岡高裁判決(2006.2.6)
朝鮮代表の入国が拒否されているが:「人権侵害」日本政府に非難集中(朝鮮新報)(2006.9.12)
調査資料「在日朝鮮人への人権侵害について」(2006.11.21)
などがありますし、他にも、

恥を知れ〜在日朝鮮人女性に関する公安情報リークに飛びついたメディアよ、反省せよ!(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)、2007.10.7)

もそうです。
ちなみに、熊本朝鮮会館の裁判については、
日本は既にクリスタル・ナハト(「水晶の夜」)(片山貴夫のブログ、2008.1.13)
がその結末を報じてくれています。怒!怒!怒!怒!怒!

この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える者にとって、緊急の課題であると思われる。

「護憲派」の一翼を担うとも見なされるような岩波書店の内部にいるからでしょうか、金氏の分析には、「護憲派ジャーナリズム」の状況に対する深刻な危機感が伺えます。

この点、『世界』はたまにパラパラ立ち読みするくらい、『週刊金曜日』に連載されている佐藤優氏の文章は最近常に読み飛ばしている私としては、ある程度「対岸の火事」っぽい気配を覚えます。
むしろ、雑誌ジャーナリズムよりもブログやウェブの方が言論空間としては面白いぞ、なんてことを思いもするんですが、「左右の共闘」は、ブログの世界でも今や珍しくない主張です。

それゆえ、この論文に非常に興味をそそられ、『インパクション』160号を買ってしまったたわけです。

重要な点は、佐藤の「論壇」への本格的な登場に先立って、東アジア諸国の民衆からの歴史認識に対する対日批判の声をまともに受け止めず、過剰な「反日ナショナリズム」として否定し去りたいという衝動が、護憲派まで含めてジャーナリズム内に蔓延していたことである。
……
なお、「戦後民主主義」に反植民地主義の認識がほとんど欠落していたことも、近年の「反日ナショナリズム」論の流行の背景にあると思われる。尖閣諸島・竹島に対する中国・韓国の主張も、植民地主義の問題は捨象されて単なる「領土問題」に還元され、「領土ナショナリズム」による主張と表象されることになる。韓国での左派の過去清算への取組みも、右派の国家主義も同じ「反日ナショナリズム」で括られる。反植民地主義の実践も先進国の排外主義も全て同じことになってしまう

ここの指摘は、私、考えたこともありませんで、目から鱗でした。納得させられました。詳しくは、『インパクション』160号でどうぞ。

……目下、「格差社会反対」はリベラル・左派ではごく当たり前なことになっているが、私が呆れるのは、そこに、外国人労働者の問題、また、グローバリゼーションの下で先進国と第三世界の「格差」が拡大している問題が、ほとんど全く言及されない点である。リベラルからは、外国人労働者が流入すると排外主義が強まるから流入は望ましくないという言説をよく聞かされるが、言うまでもなく、この論理は、排外主義と戦わない、戦う気のないリベラル自身の問題のすりかえである。こんな論理なら、まだ、はじめから外国人排除を主張する連中の方がすっきりしている。興味深いことに、小林よしのりも格差拡大に反対しているが、その理由は、格差拡大によって、「日本のエートス・魂」が失われ、「国民の活力」が縮小し、「少子化が進み、やがて移民を受け入れざるを得なくな」るからとする。すなわち、外国人労働者を排除した上での格差の解消という論理構成の点では、「左」も「右」も同一なのである。
 非常に単純化して言えば、外国人労働者の生活権の問題までカバーしうる格差社会論があるとすれば、最低限、労働法制がある程度規制緩和されることが前提となろう。そうでない限り、若年労働者と外国人労働者の競合は避けられまい。

ここで提示されている「外国人労働者の生活権の問題までカバーしうる格差社会論があるとすれば、最低限、労働法制がある程度規制緩和されることが前提となろう」という見解には、私は異見あり、です。

「外国人労働者の生活権の問題までカバー」して格差社会の解消を目指す論理は、むしろ外国人労働者(非正規滞在者を含む)に関しても労働法制を厳格に適用することを求めてこそ、成立するものだと思うのです。その中でワーク・シェアを実現しつつ、富の再分配を行っていく。そこにこそ鍵があるのではないか、と。

また、外国人労働者とも連帯する労働運動の萌芽については、『経済』12月号「外国人労働者と日本」が参考になります。ぜひこちらもご一読を。

……〈佐藤優現象〉の下で起こっていることは、「日本がファシズム国家の道に進むことを阻止するために、人民戦線的に、佐藤優のような保守派(私から見れば「右翼」)とも大同団結しよう」という大義のもと、実際には「国益」を前提として価値評価をする、「普通の国」に適合的なリベラルへと、日本のジャーナリズム内の護憲派が再編されていくプロセスである。そうした存在が、憲法9条とは背反的であることは言うまでもない。このまま行けば、国民投票を待たずして、ジャーナリズム内の護憲派は解体してしまっていることだろう。これが〈佐藤優現象〉の政治的本質だと私は考える。

引用の順序が前後しますが、すぐ上の部分の前提として、金氏は、戦前のような形でのファシズム国家はもはやあり得ないということを、次のように分析しています。

まず押さえておく必要があるのは、日本において、佐藤らが言っているような「ファシズム国家」なるものは絶対に到来しないことだ。この21世紀の「先進国」において、対外戦争を遂行する際、戦前型の「総動員体制」は、端的に不効率でしかなく、支配層にとって経済的にペイしない。治安や管理や統制は、要所要所さえできていれば支配層にとって問題ないのであって、一部の「監視社会論」は、ほとんど陰謀論に近いと言わざるをえない。そんなことは、イラク戦争を遂行したアメリカや、佐藤が称揚する最悪の侵略国家イスラエルを見れば自明ではないか。それらの国で、政治的自由や民主主義体制が維持されており、議会における論戦や市民運動が、現在の日本よりもはるかに活発であるのは周知の事実であろう。

……私が興味深く思うのは、佐藤の論理においては「日本国家、日本国民の一体性」を守る観点からの、それらの人々——経済的弱者、地方住民、沖縄県民、被差別部落出身者——の国家への包摂が志向されている点である。「国益」の観点からの、「社会問題」の再編が行われている。この論理は、改憲後、リベラル・左派において支配的になる可能性が高いと思われる。
 この包摂には、基本的に、在日朝鮮人は含まれない。ここがポイントである。ただし、「反日」ではない、日本国籍取得論を積極的に主張するような在日朝鮮人は入れてもらえるだろう。佐藤が言う「人民戦線」とは「国民戦線」である。
 「国民戦線」が包摂する対象には、ネット右翼ら右派層も含まれよう。リベラル・左派の大多数は、インターネット上での在日朝鮮人への差別・殺人教唆・デマ書き込みは放置し、人種差別規制を目的とした人権擁護法案に関しても、「言論・表現の自由の侵害」として法案成立に全面的に反対した。メディア規制を外した対案を成立させようとする意思もなかった
 私には、誰の目にも明らかなネット上をはじめとした在日朝鮮人への差別・殺人教唆・デマ書き込みや〈嫌韓流〉に対し、「人権」を尊重するはずのリベラル・左派が沈黙していること、それどころか差別規制の可能性すら「言論・表現の自由の侵害」として潰すことについて(それにしても、この連中は、人種差別禁止が法制化されているフランスやドイツ等の諸国には「言論・表現の自由」がないとでも言うのだろうか)、かねてから不思議だったのだが、〈佐藤優現象〉の流れから考えると理解できるようになった。すなわち、「日本国民の一体性」を守るために、ネット右翼のガス抜きとして、在日朝鮮人への差別書き込み等は必要悪だ、ということなのだろう。「国民戦線」には、在日朝鮮人は含まれず、恐らくは社会的弱者たるネット右翼は含まれるのだから。
 ……かくして、「国益」を中心として「社会問題」が再編された上での「国民戦線」においては、経済的弱者や地方経済の衰退、日本国民として統合されているマイノリティに対する差別禁止の声は高まるだろうが、在日朝鮮人の人権は考慮されず、〈嫌韓流〉による在日朝鮮人攻撃も黙認されるだろう。すでにその体制は完成の域に近づきつつある

人権擁護法案については、その監視機関の置かれる位置に危惧を有している私ですが、その必要性は、言をまたないと思います。
これについては、人権関連法案に関するまとめの手助け(臨時)もご参照ください。

(【関連記事】「社会の木鐸」育成計画/解放同盟と人権擁護法案?(2008.8.23))

……(自民党・民主党)いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略と植民地支配の反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分は国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的に保障する国家——先進国主導の戦争に積極的に参加し、南北間格差の固定化を推進する国家——を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」とsての自国を美化する歴史修正主義の温床である。
……90年代の東アジア諸国の民衆からの謝罪と補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本の私たちが、進んで過ちを正しみずからに正義を回復する、すなわち日本の利益のために」歴史の清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本の利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争や植民地支配を可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立つリベラル・左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡を消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である。改憲後、蛹は蛾となる。

上述のように、「左右の共闘」は、ブログの世界でも今や珍しくない主張です。

そして、保守はともかく、レイシズムや排外主義を煽動する連中との共闘なんて絶対に無理!な私(→当ブログのタイトル下の文章をご覧ください)は、ついついその手の主張を展開するブログからは巡回の足が遠のいちゃったりしており、自分で世間を狭くしている気がしないでもないのですが、ここで述べられているような状況への憂慮というか絶望について、金氏に同意します。

たとえ自民党・公明党連立政権が崩壊しようとも、その後に来るのが、レイシズムや排外主義を煽動したり植民地主義を押し進めたりする政権であったり社会であったりしたら、元も子もありません

そして、「国」よりもまず「人」を考える。そこからしか、現状を突破して、新しい時代に適した新しい社会を築いていく力は、生まれないと思うのです。

「郵政民営化が切り捨てる層」が象徴していたのは、「組合に守られた正社員、中高年ホワイトカラー」である。そして、日本の労働組合の大多数は、「連合」に代表されるように、「特権層」「利権集団」と表象されても仕方がない存在でしかなかった。そうした人々が切り捨てられるのは、多くの非正規雇用、中小企業の正社員の若者にとってはメリットがある。端的に言って、雇用機会が増えるからだ。
 女性についても、その多くは、世代を問わず、パートや派遣労働、正社員でも低い地位など、企業社会で周辺的な地位にある。……。
 要するに、彼ら・彼女らにとっては、負担増ではあっても、今よりも雇用機会の増える社会の方が、格差構造が固定化して「上層」への道が閉ざされている状況の中では、生活水準の向上への漠然とした予感からメリットがあると映ったのではないか。そして、その判断は別に間違っていないのであって、「メディアに踊らされた」わけでもない。
 マスコミ関係者がこうした構図に気づかず、「メディアの影響」論のウケが良いのは、浅野健一が再三指摘しているように,当のマスコミ関係者が労使協調型の御用組合に守られた、まさに「特権層」たる状況にあるからだとも思われる。要するに、「メディアの影響」論とは、典型的な愚民観であって、こうしたマスコミ関係者のメンタリティに、佐藤による小泉自民党圧勝の説明は適合的であったと言える。

ホワイトカラーが切り捨てられることで若年層や女性の雇用のパイが増えるかというと、必ずしもそうとは言えない気がするのですが、一つの仮説として、興味深いです。マスコミ関係者が「特権層」であるという認識が彼・彼女ら自身にあって、それゆえの社会的責任というものを強く自覚してくれるなら、報道の中身もずいぶん変わってくるだろうなあ、とも思いますし。

【関連記事】2008.2.6追加
「非正社員が正社員になりたかったら、正社員の解雇自由化に賛成しろ」という悪魔の囁き(世界の片隅でニュースを読む、2008.2.5)

【衝撃の関連ブログ】2008.11.9追加
アパグループ「元谷外志雄」の陰謀論をあの「佐藤優」が大絶賛(kojitakenの日記、2008.11.6)
きまぐれな日々 田茂神俊雄、渡部昇一、元谷外志雄、佐藤優らに呆れる日々(きまぐれな日々、2008.11.7)

【追加の関連記事】2009.1.11追加
イスラエル、日本。国境を越えて、奇跡を今こそ。夢と3億円事件(2009.1.9)
ユダヤ人による抗議行動とホロコースト・サヴァイヴァー。アジアの両端の国の類似性、そして「国際刑事裁判所」(2009.1.10)

はてしなく、長くなってしまいました。しかも、うまくまとまら〜ん……(;<>;)/

まあ、要するに、消化不良か私の実力不足かによってうまく要するにができない、わけでして、この記事ならびに「〈佐藤優現象〉批判」に興味を持たれた方は、ぜひ『インパクション』160号を手に取ってみてください。損はしません、きっと。
巻末の『私のなかの「ユダヤ人」(増補新版)』(ルティ・ジョスコヴィッツ著、現代企画室)の書評に惹かれて、同書を私、買っちゃったりしましたし。しばらく積読になりそうすが(涙)。

また、論者の金光翔さんの私にも話させて、そして、首都圏労働組合 特設ブログをご覧ください。この論文が『インパクション』に掲載された後、いろいろとわけわからんことになっているみたいです。いやあ、岩波書店さん、どうなってるんでしょうねえ……。


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コメント

うウム、うささん、難しい問題へのチャレンジ、ごくろうさま。脳ミソが豆腐かスクランブルエッグ状態では?。
東京と大阪ではアジア観の温度差があり、大阪と京都でも味付けが違い、此処らを鳥瞰するのは極めて難しいでしょうね。今は亡きSさんらの苦労が少し偲ばれます・・。当時よりも対立の構図は一層複雑化しているでしょうし、まあ、ぼちぼちやらんと、憎悪スパイラルの振幅を大きくしてしまうって気がしますね。株価と一緒で、その大波を真っ先に食らうのは、金光翔さんが『心配されている』当の階層やないのかな?って気もします。

このままではヤバイ!「橋下優位」逆転のため落選運動大展開にご協力を!

突然の書き込みお許し下さい。私は自公政権打倒の前段階として府知事選で橋
下をボロ負けさせるためにネット選挙でも奮闘している無所属左翼の門真市議
ですが、このままでは「政党隠し・低姿勢ポーズ・知名度利用作戦」でずる賢
く立ち回っている橋下が当選しそうです。
 橋下の出馬表明時の怒りが、ネット運動的にも沈静化してしまっているよう
です。
 しかし橋下当選なんて事は絶対に許せません! 今から猛烈な勢いで「橋下
ボロ負け運動」(=そのための熊谷投票集中運動)を巻き起こしましょう!
 ぜひぜひお願いします。残りの時間で大逆転させるために!
 私の考え・訴えは当方のHPhttp://www.hige-toda.com/ にて。
・府知事選挙特集(HP演説動画も)
   http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm
・小沢党首への1/19公開メール:手抜き6割の大阪民主党にムチ入れを!
  http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=2987;id=

直接メール送信が判らなかったので、府知事選と関係ない話題の記事の所ですがコメント入れさせていただきました。失礼の段平にお許し下さい。

三介さん、おはようございます。

ご察しのとおりです。脳みそがおぼろどうふかスクランブルエッグ状態、いや、人食いアメーバにやられそうで、マックィーンさんに救援をお願いしたいくらいだったりします(^^;)。

Sさんって、ここではどなたでしょうか?ヒントだけでもお教えください〜(と、再びお願い)。

東京と大阪の温度差っていうの、たしかにあるでしょうね。特に、石原都政の下の東京!いろいろ聞くにつけ、最悪状況を更新中みたいです。
そして、東京に本拠を置く「護憲派ジャーナリズム」と、全国各地、さらには世界各地からもいろいろ発信されているウェブの世界とでは、これまた大きな温度差がある気がします。全国紙と地方紙の違いをさらに拡大させた感じといいますか、ウェブやMLに関する限り、私が見てるのが偏ってる範囲というのもあるでしょうが(^^;)、金光翔さんが「護憲派ジャーナリズム」に対して抱いているほどの危機感、私は今のところ感じてないんです。もちろん皆無というわけではないですし、嫌な予感がしているのはたしかなんですが。

まあ、腰を据えて、こんにゃくのようにしなやかに、ぼちぼちいくのが大切なんでしょう。

そんなわけで気分転換に、
http://www.youtube.com/watch?v=L5elvxF1_PU&eurl=http://d.hatena.ne.jp/toled/20071116/1195221093
をこっそりご紹介。

いずれ記事でも紹介するつもりです(^^;)v

ヒゲ-戸田さん、情報ありがとうございます。

そういえば、京都市長選関連の記事はあっても、大阪府知事選の記事、書いてなかったですね。

今朝の新聞によると、共同通信の世論調査では、橋下氏が優勢だとか。

大阪府民の皆さまの、良識発揮を期待しています。
m (゜- ゜ ) 大阪府民サマHELP!

こんばんは。
>Sさんって、ここではどなたでしょうか?ヒントだけでも
70年代に、東京に論争を吹っかけたけど、あえなく激鎮しちゃった大先輩です、若くして亡くなられた、ね。元気は好いけど、根回しが下手ってタイプの人やった。毎日新聞のベタ記事『コラム』まだ大事に取ってますよ、何処に仕舞ったかはもう埋もれてますけど・・あ、これじゃあ、あまり『大事に』とは言えないかも・・。
学術的にはどうなのか、僕には判別できないんですけど、
『安曇族』で検索したら、
「海から見た日本列島」という面白いHPを発見しました。
http://www2.odn.ne.jp/~nov.hechima/hyoushi.html
他の在野の古代史研究とかとも色々照し合わせてみると、マイノリティー問題の捩れを解くヒントが、得られるかもしれません。関東や関西との相違。東北や九州の独自性。アジアに於ける日本列島の歴史的位相[異相]。アメリカン・フロンティア精神の太平洋横断。中継地としてのハワイ。米軍再編に於ける沖縄や神奈川の役割の意味[位置付けの変化]。
色々と点と線とが展開・混戦してて、総合するのは難しいですけど、くっさいジグソーパズルや『いわいわハウス』造りよりも愉しいかも?って思います。

三介さん、
レスの順序、「ファルス」の方が先になってしまいました。

Sさんのお話、ありがとうございます。
東京と大阪の文化、歴史や風土からしてずいぶん違いますものね。そしてさまざまな違いが実はたとえば関西の中だけでもあちこちに見られたりして、鳥瞰してとらえるだけでもなかなかしんどい。時代が下がるほどに複雑さはこじれてきてるし、あるいは底の方に隠れていったりしていて。たぶん、すべてを見て回っても、それではわかりえない何かがやはり残っちゃうでしょうし。結局は仮説という形にとどまらざるを得ないんでしょうけど、その過程で何か未来へのヒントが見えてくるかも知れないし、そもそもその過程自体が楽しい(^^;)v。だけど、それを会社組織の中でやっていくというのは金光翔さんが直面してるみたいにこれまたややこしいことがわんさとあって、う〜ん、いろいろ妄想してしまいます。むぎゅ〜、まだ脳みそ、エッグタルト状態かも(汗)。

「海から見た日本列島」の「安曇族」粗筋、興味深いですね。
中国古代史の歴史について読んだりしてどうにも気になるのが、やはり舞台の周辺地域はどうだったんだろう、という点です。「呉越同舟」の用例が微妙に違う気がしますが、呉から亡命してきた人たちが海上交易・流通で力をつけ、活動範囲を広げていったっていうの、説得力ある気がします。

資料を集めつつこういう想像していくのって、やっぱ楽しいですよね。うさキックやうさパンチを繰り出す毎日より、よっぽどうきうきできそう……。影の趣味に加えようかな(^^)v

しばらくぶりです.TB戴いてこの記事を知りました(すみません)
いやあ,ほんとに鋭い指摘です.心にしっかりと留め置く必要があります.

実際,韓国や中国蔑視が護憲派にさえ普通に見られます.私の周囲ではそうです.まあ,大括りで言うと,民族主義だと思いますね.日本民族優秀論,の信者で,右は信者だらけでしょうが左にも信者が居る,ということですね.

ホントにレイシズム,というのは底知れぬ深みを持っています.

アルバイシンの丘さん、こんばんは。
いえいえ、何も謝られることではありません。

民族主義について、読売新聞社が頭の痛くなるようなアンケートを実施し、結果を発表しているようです。
http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006/e/d8bbaf16188ee677ca7582829d637929(非国民通信さんの紹介記事)

質問項目
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/20080125.htm

Q17(32)あなたは、「日本人は、他の国の国民に比べて、すぐれた素質を持っている」と思いますか、そうは思いませんか。
 答え 1.そう思う 69.6   2.そうは思わない 24.6   3.DK.NA 5.8

目眩がしてきます。
でも、こういう状況の存在も踏まえて,未来を構想しないといけないのはたしかでしょう。
難儀な話です……。


佐藤優まで手が(頭が)まわりませんが、日韓差別・蔑視は困ったものです。ヒ素入り餃子でまたひとしきり中国バッシングが盛んになるでしょう。
去年、中国4都市を旅行しましたが、新旧混在しほこりっぽい町並み、激増する車と交通マナーのなさ、そして活力。「うーん、これは昭和30年代の日本そまのままだ」と思いました。
若い人は、水俣の水銀もカネミ油症や四日市も知らず、日本は昔から今と同じ、と思っているのではないでしょうか。
日本は今何をなすべきか、すくなくとも米軍との共同軍事演習やMDシステムに血道をあげている場合ではなさそうです。


ましまさん、こんにちは。

佐藤優氏の文章は私もいつからか避けるようになってまして(^^;)、今回紹介した論文を読んで、やっぱそうだったのか、と妙に納得した次第です。

>ヒ素入り餃子でまたひとしきり中国バッシングが盛んになるでしょう。
>去年、中国4都市を旅行しましたが、新旧混在しほこりっぽい町並み、激増する車と交通マナーのなさ、そして活力。
>「うーん、これは昭和30年代の日本そまのままだ」と思いました。

5、6年前、北京を訪れたことがあるのですが、すごい開発ラッシュというか活気でした。高度成長期の日本もあんな感じだったんだろうなあと想像させるくらいに。あの想像、あたってたみたいですね(^^)v。

それに加えて、今の中国、世界規模の新自由主義社会の雛形のようになってる気もします。
国内出稼ぎの問題とかを見ていると、特に。

>若い人は、水俣の水銀もカネミ油症や四日市も知らず、日本は昔から今と同じ、と思っているのではないでしょうか。

おそらくそうなんでしょう。
私の世代前後あたりは、地域差があると思いますが、まだ公害病の話とかを身近に感じていた世代なのかなあと思います。
私が子どもの頃、昭和40年代から50年代あたりでも、国内の公害被害の話はいろいろ聞いて、子ども心にビビっておりましたので。子ども向けの雑誌で、おどろおどろしく公害病(らしきもの)について書いてあったのを記憶しています。

>日本は今何をなすべきか、すくなくとも米軍との共同軍事演習やMDシステムに血道をあげている場合ではなさそうです。

同感です。環境保全とか人の移動を前提にした社会秩序の再構成とか、軍事以外に取り組まねばならない問題を、日本も中国も共有していて、それこそ人類の叡智の見せどころのはずですし。

それにしも、USビーフで騒ぎになるのはまだしばらく先なのかなあと、食べ物の安全性にはちょっとうるさい(^^;)私には、やはりちょっと不思議です。

こんにちは。

「水からの伝言」騒動を取り上げた「BLOG BLUES」の記事のコメント欄経由で、遅ればせながら当エントリを知りました。

私も、佐藤優を無批判に取り上げてきた口なので、偉そうなことは全然いえません。

ようやく前非を悔いて、下記URLの記事を書きました。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-655.html

kojitakenさん、こんにちは。記事のご紹介ありがとうございます。

かく言う私も、佐藤優氏の外務官僚告発ものを、ブログかどこかでおもしろがって紹介していたような記憶があります(汗)。

この「〈佐藤優現象〉批判」は、平和運動が陰謀論経由でレイシズムにつながっちゃうんじゃないのか、なんてことを考えたり、kojitakenさんが展開しておられたポピュリズム批判(←水伝騒動の第2幕以降を眺めているうちに、ようやく、どういうことだか理解できかけてる気がしています)をたんぽぽさんところ経由で読むようになったり、さらにそこに水伝騒動第1幕が持ち上がった頃に偶然目にして、タイミングが凄かったというかツボにはまったというか、えらく衝撃を受けたのでした。
これはひょっとして、暗黒面のとばりが降りて来てるのではあるまいか、と。

それでも、軽々と極右の人たちと組んだり力を与えたりする「左派・市民派」ブロガーはいないだろうと思う、というか、信じたいのですが、いかんせん不安がぬぐえないので、折をみて声を上げつづけるつもりです。どうか杞憂でありますように!!

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