犯罪報道ルネッサンス、ジャーナリズム・ルネッサンス!『週刊ポスト』にうさエール♪
2008.1.16.23:30ころ
代理処罰要請のブラジル人被告を逮捕(2008.1.15、日刊スポーツ)
静岡県焼津市で2006年末、ブラジル人の母子3人が殺害された事件で、ブラジル警察当局は15日未明、日本政府がブラジル側に代理処罰(国外犯処罰規定による訴追)を要請したネベス・エジルソン・ドニゼッチ被告(45)をサンパウロ州内で逮捕した。
ブラジル司法当局などによると、日本がブラジルに代理処罰を求めた事件で、身柄を拘束した事例は今回で2件目。
ドニゼッチ被告は殺害された母親の当時の交際相手で、事件後ブラジルに帰国。ブラジルでは身柄の拘束前でも起訴が可能で、サンパウロ州検察当局が昨年12月に不拘束のまま起訴していた。2月21日にサンパウロ州地裁で初公判が開かれる予定。
ドニゼッチ被告は出身地サンパウロ州バストス近くの警察関連施設に移送された。
警察当局によると、同被告はサンパウロ州の小さな町で女性と同居。約8カ月前から別人の名義で畑を借りて牛を飼い、チーズをつくって売っていたという。
調べでは、ドニゼッチ被告は06年12月18日、焼津市のミサキ・ソニア・アパレシダ・フェレーラ・サンパイオさん(当時41)方で、ミサキさんと二男(同10)を、また市内の自宅で長男(同15)を、それぞれ殺害したとされる。
【関連記事】「犯罪人引き渡し条約」ブラジル政府からの締結交渉申し込みを、日本の外務省は2003年から拒否していた(2006.9.29)
この事件については、昨年3月、『週刊ポスト』が杉山春さんによるルポルタージュを連載してくれました。題して、醜い国、日本——検証・静岡ブラジル人母子殺害事件(2007.3.10号、3.17号、3.24号)。
【第1回】3K職場で働き続けた被害者、病身を押して副業にまで勤しんだ加害者
【第2回】事業に失敗した夫のアル中、人減らし地獄で心を押し潰された被害者ソニア
【第3回】長男「成績急降下」、次男「問題行動」——ふたりの息子に託した夢は
(『週刊ポスト』バックナンバー一覧)
殺人など、どうやっても正当化できないものだと私は考えます。
しかし、その殺人を犯した者も、やはり私と同じ人間なのだと、そんな当たり前の事実にあらためて気づかせてくれる、そんな連載でした。望んで「殺人者」に生まれ育ったわけではないのに、人生を行きていく中で、そこへ向けてどんどん追い込まれていくような不思議といいますか、それだけでもやるせないのに、あたら命を奪われてしまった被害者もいて、被害者も、また当たり前のことですが、人間なのです。
【関連記事】朝鮮学校、ブラジル人、日比婚外子(2007.2.28)
ともすれば扇情的になりがちなのが昨今の犯罪報道ですが、犯罪報道も、事件の背後にあったものを丁寧に追いかけることで、それがけっして「モンスター」によって犯されたものではないこと、完全に事情を理解するなんてことは無理だとしてもあくまでも「人」が犯した愚行だということに、そして人間の弱さだったり愚かしさだったり悲しさだったりに気づかせてくれる、そんな可能性をたしかに持っています。
もちろん、人間同士の断絶をも加速しかねない危険性も、やはり持っているのですが、上の連載は違いました。そして、今週発売中の『週刊ポスト』(2008.1.25号)の下記特集も。
<独占!衝撃の300枚>
インシュリン注射で殺人未遂・懲役15年判決!
「整形美人風俗嬢」中国人妻の獄中手記 「日本への憧れと失望」「耐え難い夫のセックス」
「群がった男たち」……すべてを吐露。 “花嫁”たちは今年も1万人以上が海を越えてやって来る――
晩婚化が進む一方で、日本人男性と中国人女性の結婚は、この15年で3倍に増えている。比例するかのように凄惨な事件が相次ぐ。なかでも、06年春に発覚したインシュリン注射による夫殺人未遂事件は記憶に新しい。かの中国人妻を凶行へ駆り立てたのは何だったのか。本誌は、約300枚にも及ぶ獄中手記を入手
「罪を憎んで人を憎まず」の精神がどっかと腰を据えているといいますか、加害者の告白を通して、事件の背景にあったのが何なのか、日本と中国の家庭文化の差や、加害者・被害者双方の置かれた事情やそれぞれの期待はどんなところにあったのかとか、人間の姿・行為を通じて、社会の実相に迫る。これぞジャーナリズムにおける人間復興、ルネッサンスが始まっている、そんな感じです。
犯罪報道、ジャーナリズムによる「人間復興(ルネッサンス)」。
人のつながりの希薄さが嘆かれる世にこそ、そんなものが切実に求められているのではないか。
そう思います。
さあ、今週号は、それだけでは終わりません。
ニッポンの大問題
在日韓国・朝鮮人が「もうひとつの年金差別」で怒りの告発!
特別給付金は「ゼロ」から「3万円余」までバラバラ
全国620市町村だけが独自救済——「本来は國が講ずるべきで、全国市長会を通じて要望している」(福岡市高齢施策推進課)
【関連サイト】
在日外国人の年金問題Q&A(外登法・入管法と民族差別を撃つ全国研究交流集会実行委員会)
【関連記事】
『週刊ポスト』「在日韓国人・朝鮮人「住民税 極秘半減」の免税密約を撃つ!」( ̄ー ̄)ニヤリ。そして、この秋、小学校教科書に登場したウソ( ̄_ ̄|||) どよ〜ん(2007.12.7)
さらに、「厄人天国ニッポン」解体新書(by 武冨薫と同誌取材班)の最終回も掲載されています。
第1回 「薬害肝炎局長」は250万円! 悪徳官僚の「高額ボーナス」(2007.12.14号)
第2回 明治政府の「永久官の特権」が平成日本で大暴走!(2007.12.21・28号)
第3回 キャリアVSノンキャリ「犯罪を生み出す残酷な壁」に法的根拠なし!(2008.1.4・11号)
第4回 キャリア官僚「天下り」で国民は6兆円損している!(←手元にないけど、たしか「半年で6兆円の損」だったと記憶してます。2008.1.18号)
最終回 「官僚は大臣より偉い!」閣議さえ支配する「主権在官」の構造——いかにして事務次官は政策決定への「拒否」という特権を手にしたか(2008.1.25号)
締めくくりの、「このままではこの国は400万人の公務員に食い潰される」っていう文は、ちょっとおおざっぱすぎるだろうと思いますが、このシリーズ、やはり必読だと思います。
こんな厄人天国に寄生する形で存続してきた自民党政権と連立するのが正しいなんて、小沢・民主党代表、やっぱりどこか間違ってるんじゃないでしょうか。民主党って、官庁主導の政治から政治家主導の政治への変革をうたっていた気がするんですが、記憶違いだったのかなあ……??
かくして、またしても『週刊ポスト』に大いなる期待を抱き、うさエールを送る私でありますが、
あらら、こんなところからも同誌への期待が高まっているようです。
いよ! 憎いネ、この人気者!(^o^;)! その名は『週刊ポスト』!!
【関連記事】
「陰謀論」と平和運動、レイシズム(2007.9.27)
【お願い】地震火災によるビル倒壊を「テロ攻撃」と早合点しないでネ!!(2007.12.12)
情報操作ニヒッカケラレズ、加担セズ、ソンナ自分ニ私ハナリタイ。野望或ハ無謀(2007.12.20)
←総合ランキングが8位に上昇!あり得ぬ順位の気がしまして、カウント・システムが謎であります……。3つ並んでるバナーのうち、コメントの自由度の高いここがクリックしやすいんでしょうか。何はともあれ、クリックくださった皆さま、ありがとうございますm(_ _)m。
« 外国人地方参政権に反対する議員って「保守派」なの?? | トップページ | 滞日希望外国人に「日本語能力テスト」。オーストラリアがいつか通った道 »
「ニュース」カテゴリの記事
- マヤの新時代突入記念! 所信表明(?)&「トモダチ」から東電への損害賠償請求 (2012.12.27)
- 「米アリゾナ不法移民取り締まり強化法 連邦最高裁判決」『しんぶん赤旗』の解説(2012.06.27)
- 【人間尊重の多文化・多民族・多国籍社会へ!】参院法務委で今野東議員、カルデロン一家の件を採り上げる。/3・29緊急討論集会「外国籍住民と入管法改定」(2009.03.18)
- 人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(12)(2009.03.14)
- 森法相へ申し入れ!民主党にもうさエール!!/人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(11)(2009.03.14)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 書籍紹介で再開!(2012.12.26)
- 春眠暁をおぼえZ...Z...Z......(2009.04.13)
- 人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(12)(2009.03.14)
- 春麗の、ではなく。(2009.03.14)
- 【お薦め書籍】子どもたちよ、分断と虚飾の罠を越えて進め。『沖縄ラプソディ 〈地方自治の本旨〉を求めて』(2009.02.23)
「外国人労働者・移住労働者」カテゴリの記事
- ロスタイム、延長戦、さらなる一押しを(2012.07.03)
- 国民と人類と(2012.06.30)
- 【緊急のお願い】非正規滞在者の正規化を求めるアムネスティ署名(オンライン署名)(2012.06.27)
- 「米アリゾナ不法移民取り締まり強化法 連邦最高裁判決」『しんぶん赤旗』の解説(2012.06.27)
- (追記・修正あり)パブコメ「在留期間「5年」を決定する際の考え方(案)」に、うさパンチ!うさキック!うさ水鳥拳!(2012.06.13)
「差別、排外、レイシズム」カテゴリの記事
- 朝鮮学校への「高校無償化」適用を妨げるもの、その招く未来(2013.01.04)
- ロスタイム、延長戦、さらなる一押しを(2012.07.03)
- 国民と人類と(2012.06.30)
- 【緊急のお願い】非正規滞在者の正規化を求めるアムネスティ署名(オンライン署名)(2012.06.27)
- 「米アリゾナ不法移民取り締まり強化法 連邦最高裁判決」『しんぶん赤旗』の解説(2012.06.27)
「制度の不備」カテゴリの記事
- 国民と人類と(2012.06.30)
- ヘイト・スピーチへのカウンターと人種差別撤廃条約/ウトロのデモの見聞記(2009.12.23)
- 春眠暁をおぼえZ...Z...Z......(2009.04.13)
- 【人間尊重の多文化・多民族・多国籍社会へ!】参院法務委で今野東議員、カルデロン一家の件を採り上げる。/3・29緊急討論集会「外国籍住民と入管法改定」(2009.03.18)
- 人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(12)(2009.03.14)
「粉砕! プロパガンダ」カテゴリの記事
- ロスタイム、延長戦、さらなる一押しを(2012.07.03)
- 春眠暁をおぼえZ...Z...Z......(2009.04.13)
- 【人間尊重の多文化・多民族・多国籍社会へ!】参院法務委で今野東議員、カルデロン一家の件を採り上げる。/3・29緊急討論集会「外国籍住民と入管法改定」(2009.03.18)
- 森法相へ申し入れ!民主党にもうさエール!!/人道的な「もう一つの日本」へ、カルデロン一家に正規の滞在資格を!!(11)(2009.03.14)
- 春麗の、ではなく。(2009.03.14)
「連帯でGO!」カテゴリの記事
- 朝鮮学校への「高校無償化」適用を妨げるもの、その招く未来(2013.01.04)
- ロスタイム、延長戦、さらなる一押しを(2012.07.03)
- 国民と人類と(2012.06.30)
- 【緊急のお願い】非正規滞在者の正規化を求めるアムネスティ署名(オンライン署名)(2012.06.27)
- 「米アリゾナ不法移民取り締まり強化法 連邦最高裁判決」『しんぶん赤旗』の解説(2012.06.27)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 犯罪報道ルネッサンス、ジャーナリズム・ルネッサンス!『週刊ポスト』にうさエール♪:
» 強行にはいつもアメとムチが: PAC3機材新宿御苑に配備と柏崎刈羽地区への「復興マネー全開」 [Like a rolling bean (new) 出来事録]
PAC3機材が新宿御苑に持ち込ました。
時事ドットコムの写真はアンテナだと言えばそこまでですが、大変なものものしさを示しています。
2008/01/15-10:27 新宿御苑にPAC3機材=迎撃ミサイル発射の調査開始-防衛省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30k=20080115002... [続きを読む]
» 「?0サイカイ」「いわいわ」2周年記念・口上 [いわいわブレーク]
「1・17」は(何の因果か、)「いわいわブレーク」発「歓」の日! この数日は3−5つの再会、1つは「そもそも」さん(の)とこ(ろ)にコメ(ント)した件、が在ったりなんかして、忙しかったです(で、ついつい、皆さんへのコメントやTBが疎[オロソ]かに。恵美ちゃん..... [続きを読む]
» 裁判員制度開始にあたっての取材・報道指針〜新聞協会発表…何か足りない [情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)]
裁判員法制定にあたっては、職業裁判官ではない市民はメディアの影響を受けやすいとして、「事件に関する報道を行うに当たっては、裁判員、補充裁判員又は裁判員候補者に事件に関する偏見を生ぜしめないように配慮しなければならないものとする」という条項を入れて、偏見報道を規制することが検討された。これに対し、マスメディアが猛反発し、条項を撤回させた。しかし、この過程で新聞協会、民放連は、裁判員制度の実施に向け、報道指針を作成する旨表明した。2003年のことだった。
メディアは5年も前のこの約束を忘れていたか... [続きを読む]
» 北朝鮮では日本のことをこのように報道しているそうです [薫のハムニダ日記]
碧猫さんのところで「"日, 위안부범죄 덮으려 北납치문제 부각"[北신문]」という聯合ニュースの記事を“ものすご~~~く控えめ”に紹介されていました。最近、私があまりにも放置しつづけているので、碧猫さんとしてもおねだりできなかったということでしょうか。スミマセン。ちゃっちゃと翻訳しておきます。
え~っと、件の記事は「日本は第二次世界大戦中の慰安婦犯罪から国際社会の目をそらすために、北朝鮮による日本人拉致問題を声高に叫んでいる、と北朝鮮は報道しています」という内容です。この記事は今年の1月6日... [続きを読む]
» 「KY」空気読めないから「KK」空気変えようへ [BLOG BLUES]
先ずは、1月13日付の毎日新聞朝刊に載った
2つの記事をご紹介しましょう。
「かめ?」のコメント欄にも投稿したのだが、「KY」という
けったくそ悪い言葉が、猖獗を極めている。この時代風潮には、
斉藤環の指摘通り、僕らブロガーが一役も二役も買っている。あちゃ。
「共感性を重んじる人」の跳梁は、まさに「KY」の流布と軌を一にするものだ。
現代日本で生き抜く能力の筆頭が、「空気を読む力」。
つづいて「忍耐力」「適応力」。ご明答。その通りですよ、新成人諸君。
バカヤロー!... [続きを読む]
» 「小沢逆ギレ」記事でよく分かる、小沢氏を「代表」という鎖ではつないでおけない民主党幹部の当惑。 [どこへ行く、日本。(福田は国民羊化計画と構造改革(=政財癒着推進→格差拡大)をやめられるのか)]
次のスポニチ「小沢逆ギレ」記事を読んで、ある人が阿修羅の投稿で福田はチャンスなのだから『本会議欠席はけしからん解散』をすべきです」なんて、能天気なコメントを書いているが、とんでもない勘違いだと思う。大体福田氏は、小沢氏が「新テロ特措法」の再議決に反対ではなく棄... [続きを読む]
« 外国人地方参政権に反対する議員って「保守派」なの?? | トップページ | 滞日希望外国人に「日本語能力テスト」。オーストラリアがいつか通った道 »
国交省[の住宅局]の動きが僕には、一番理解しやすいんですけど、法務系官僚と技術系官僚の対立のはずが、技術系出身の官僚も、偉く鳴る頃には、もはや『技術者』とは言い難い、時代遅れ振りを感じさせます。元々『実務』をこなすわけでなく、『接待』攻勢に曝される『恒久」エリートの『さが』なんでしょうかね?
詳しくは、此処のコメ欄に書きましたけど。
http://blogs.dion.ne.jp/ivanat/archives/6678987.html#comments
要約しますれば。
「『構造設計を理解していれば制度改正に追随できると想定』、国土交通省大臣官房審議官の小川富由氏が日経アーキテクチュアに語る 2008/01/16」
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20080115/515026/
ですって。
まず今日の建築停滞の原因は、「出来ない人間だらけなのを放置」していた!ってことでしょうし、『現場を無視した法改正の強行」で、出来る人間にまで『過大な負担』を掛け続けているし、これからも当面掛け続けるってことです、ね。翻訳すれば・・。
住宅の質に対する『落としどころ』が見えている購入経験者と、マンション購入に対して夢を求める購入意向者との意識の差が出ていると考えると興味深い結果である」
http://www.mlit.go.jp/pri/shiryou/pdf/060620.pdf
のP5(表紙を除けば、P4)の最後の『締めの言葉』です。
「住宅の質に対する『落としどころ』」を『建築確認』や『構造設計』判定と置き換えてみれば、なんとも『味のある』言葉となります。『構造設計経験者』と『やらせるだけのエセ技術官僚』っていう置き換えも、お忘れなく。
まあ彼らとて「好き」で、『蛸壺』官僚機構に閉じ篭っている訳でなく、『高度技術』社会を鳥瞰するなんてことは、『職業としての学問』でM.ウェーバーが言っているように、誰にも不可能。でも、だからといって、大衆と一緒になって『やれ縛り首だ~!』と、『がちがち』の『法家』的手法だけで国家を運営しちゃあ『火に油を注ぐ』ことに、いい加減気付かなきゃあ。もっと広く議論の網を広げて、収拾がつかないことも畏れなくて好いように、普段から情報を公表していくこと。この積み重ねしかないのでしょう。
あ、かなり長くなりました。
では、おやすみなさい。
投稿: 三介 | 2008年1月17日 (木) 01時37分
三介さん、こんにちは。
「住宅の質に対する「おとしどころ」が見えている購入経験者と、マンション購入に対して夢を求める購入意向者との意識の差が出ていると考えると興味深い結果である。」
↓
「『建築確認』や『構造設計』判定が見えている『構造設計経験者』と、『やらせるだけのエセ技術官僚』との意識の差が出ていると考えると興味深い結果である。」
すっごくよくわかる置き換えですね(^^;)。でも、「興味深い結果である」なんてすましてられないのが、実状なんですよね……。
>もっと広く議論の網を広げて、収拾がつかないことも畏れなくて好いように、普段から情報を公表していくこと。この積み重ねしかないのでしょう。
そのとおりだと思います。「無謬」の神話・妄想から自由になるには、やはり常日頃からの情報公開だと思います。それがあってこそ、五月蝿いチェックも入るでしょうけど、ミスを減らせるし、ミスったときの挽回も早くなるでしょうから。
そして、失敗があったときの対処も含めて、人事システム全体をどうにか変える必要があるんでしょうね。
たいへんな話ではありますが……セブンXの続編を円谷さんにつくってもらうよりは、実現可能な話の気がします。なぜだか。
投稿: 仲@ukiuki | 2008年1月17日 (木) 17時52分