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脱「植民地主義」という鍵(その1)「不正を不正と見なす思想を」を読んで

2008.1.20.18:35ころ

前回の記事がその典型ですが、当ブログではエールを送ったり批判を投げてみたり、評価するだけでもかなりややこしい京都新聞ですが、地域の読者だけしか読めないのはあまりにモッタイナイ記事が載ること、少なくありません。
本日連載が終わった「問われる日本語学校 エリック学費未返金問題」(当ブログでの関連記事はこちら。その続報をこの記事の末尾につけます)なんかはその一例ですし、前にコメント欄でちょっと触れた、岡真理さんのインタビューなど、その筆頭です。

しかし、どちらも残念なことに、ウェブにない!

これは日本社会にとってあまりにも大きな損失だあっっっっっっt!!

と思いますので、「エリック&日本語学校」問題に関する連載記事は長いから諦めるとしますが、岡真理さんのインタビュー記事を紹介させていただき、それを踏まえて、いろいろ述べてみたいと思います。

このインタビュー記事、確かさを求めて ニッポンのゆくえというシリーズの第3回目で、今年1月6日の朝刊に掲載されました。
題して、不正を不正と見なす思想を。文化報道部の二松啓紀記者によるインタビューです。では、ご一読ください。

戦後60年以上を経た今も日本は、戦争や植民地をめぐる歴史問題を引きずっている。解決に向けて動きだした宇治市のウトロ問題では、この国の「過去」を再認識させられた。また、地球規模でも各地で人権を抑圧する状況が続く。人の尊厳を回復する手だてはあるのか。世界の共通課題としてパレスチナ問題に取り組む京都大准教授の岡真理さんに聞いた。(文化報道部 二松啓紀)

誰にとって不確かかを考えるべき

(記者)先行きに不安を感じる人たちが増えている。この現状をどうみるか

(岡)「不確かな時代」と言われるが、これまでは確かだったのか。終身雇用があり、退職後に年金がもらえることで、未来が安定的に見通せるという意味ならば、それは誰にとってそうだったのか。
 戦後一貫して、そうした確かさとは無縁な者たちはいた。例えば、宇治市のウトロ地区の人たちは、いつ強制執行されて土地を追い出されるかもしれない、という不安な状況を生き続けてきた。問題解決に動きだしたのは、つい最近のことだ。
 高度成長期を底辺で支えた日雇い労働者もまた、安定した未来の生など保障されていなかった。
 この社会の「他者」とされてきた者たちが安定して生きていける社会をつくろうという視点があったならば、今の状況は違っていただろう。
 今、誰にとって、不確かなのかを考えるべきではないか。不確かで不透明な時代だという前提のもと、「安定」を求める発想は、「ポピュリズム(大衆迎合主義)に訴える全体主義を招来する危険性もある。不確かさに耐える力こそが今、求められているのではないか。

(記者)世界規模ではどうか

(岡)9.11以降、テロへの恐怖があおられ、人びとの不安もあおられている事実がある。9.11の直後、事件を「人類未曾有の悲劇」と表現した日本のメディアがあった。一方で、チリ出身の作家アリエル・ドルフマンの言葉は印象に残っている。
 チリでは1973年9月11日に軍事テロが起き、独裁政権が誕生した。からくも死を免れた彼は「第三世界の国々では歴史上、無数の9.11の悲劇が繰り返されてきた」と語った。そして、この出来事を、同じような悲劇を行きて来た者たちの歴史に接続しようと呼びかけた。
 だが、現実は逆の方向に進んでしまった。9.11は世界の歴史へと開かれる代わりに、アメリカのナショナルな悲劇として特権化され、アフガニスタンやイラクの惨状をもたらした。

(記者)歴史から学んでいないのか

(岡)例えば、アメリカの奴隷制は19世紀半ばまで続いた。今も人種差別は根深く残る。だが、人種主義者であっても、奴隷制が正しいなどと公言できない。奴隷制が人道に対する罪という認識が世界的に共有されているからだ。
 これに対し、植民地主義の反省はそこまで深まっていない。2001年の「反人種主義・差別撤廃世界会議(ダーバン世界会議)」では、植民地主義が歴史上、人道に対する犯罪であったとする宣言が準備されたが、アメリカとイスラエルが反対した。日本でも植民地支配を正当化する発言があとを絶たない。
 第2次大戦後、アジアやアフリカの国々が植民地支配から独立し、革命政権が樹立された。だが、エジプトにしてもアルジェリアにしても、帝国主義支配に対する抵抗の歴史が、これら革命政権に正当性を充填し、独裁体制下での人権抑圧を可能にした。現在に至ってなお、旧宗主国が植民地主義という歴史的不正を不正として認めないことで、植民地支配の暴力を行使した宗主国と、自国民に対する人権抑圧の暴力を行使する独裁国家が共犯関係を結んでしまっている。

(記者)では、日本の植民地主義をどうみるか

植民地主義反省のない戦後日本

(岡)BBC(英国放送協会)のパレスチナ報道では、「日本の朝鮮植民地支配を上回る39年にわたり、イスラエルの軍事占領が続くパレスチナ」と表現される。いかなる歴史的、政治的文脈における出来事なのかが端的に表されている。
 一方、日本の報道では「暴力の連鎖が続くパレスチナ」などと語られる。BBCには、パレスチナ問題は植民地主義の問題という歴史認識がある。だが、日本では、そういう歴史的視点がない。戦後日本で、植民地主義の問題が一貫して抑圧されてきたからだ。

(記者)なぜ、過去と向き合う必要があるのか。

(岡)植民地主義という歴史的経験に対する批判を欠いて、現代世界は考えられない。日本が植民地主義の責任を認めない限り、この国の脱植民地主義は完了しない。
 しかし日本はその責任を否認し、脱植民地化の営みに一貫して抗い、歴史的和解の可能性を遠ざけ続けている。巨視的に歴史を見れば、不正は永遠には続かない。人間の尊厳の回復を求める声が最終的に勝利してきた。不正を不正と見なす思想こそが生き残るだろう。


いかがだったでしょうか?

「植民地主義」の定義には、いろいろ異見があると思いますが、私はその性質について「人が他者を食いものにすることを正当化する」ところにある、と考えています。「人間の尊厳を踏みにじるもの」とでも言いましょうか。

もっと精緻な定義が可能なんだろうと思いますが、今の私にはちょっと無理ですので、まあ気分だけでもかぎとっていただければと思います(タカマサの気まぐれ時評2で紹介されている『植民者へ——ポストコロニアリズムという挑発』(野村浩也・編)あたりを読めば、それらしいものにたどり着けそうな気がするのですが、大著ですし、しばらく時間がとれそうにありません(涙))。

そして、私が言う意味での「植民地主義」を人間界から一掃するなんてことはとうてい無理でしょうが、政治システムや経済システムを「植民地主義」から脱却させることは、必ずしも不可能ではないのではないか、それをこそ目指すべきではないか、そんな風に思います。

たとえば、上のインタビュー中で触れられているウトロ問題の根底には、過去の植民地支配の問題が、今も続くものとして、存在します。そして、その解決への糸口は、韓国政府、韓国市民、韓国政府の動きがあって、ようやく見えてきた、そんなお寒い状況が、私を含めたこの日本社会の現実なのです。

また、外国人労働者やその家族がこの日本社会で置かれている厳しい状況も、実は彼・彼女らが「国内の被・植民地」として扱われているがゆえに生じていると言えます。「ワーキング・プア」「ワーキング・ポア」などと呼ばれる非正規雇用の人たちも同様でしょう。これらの背景には、地球規模で進展している先進国と第三世界との格差拡大がありますし、その中で雇用の安定を切り捨て労働条件の悪化を推し進めることで生き抜こうとする企業経営陣の思惑があります。

沖縄に集中する米軍基地の問題や、岩国市に突きつけられた「アメとムチ」や、ヤバイ原発や核処理施設を補助金を餌に地方に押し付ける日本政府の政策なんかも、まさに「国内の被・植民地」として扱われているがゆえのものだと、言うほかありません。

そんなことを考えてくると、「植民地主義」の清算、「植民地主義」からの脱却こそが、今、目指すべき新しい道なのではないか。そんな風に思います。

なにせ、「植民地主義」に反対するところに憲法の特長の一つがあると私などは思うわけでして、そこにこそ「護憲派」を自認する人たちが結集する軸があるのではないか。そこでの結集は簡単なはずだあ!!

なんてことを夢想・妄想するわけですが、

うぎゃあ、とてもそうとは言えない状況が、日本の「護憲派ジャーナリズム」界隈にはあるのだぞ、という論文を読んでしまいまして、次回はそのお話に続けたいと思います。

それでは次回へ!To be continued!


続きの記事→脱「植民地主義」という鍵(その2)〜「〈佐藤優現象〉批判」を読んで(2008.1.20)



日振協に調査求める決議 学費未返金問題で京都府内10校(京都新聞、2007.1.17)

 京都市下京区の日本語学校「ELIC京都校日本語科」(エリック)の学費未返金問題を受けて、京都府内の日本語学校10校は17日までに、返金ルールの順守をあらためて確認するとともに、財団法人「日本語教育振興協会」(東京都)に対し、事実関係を調査をするよう求める決議をした。
 決議文では、今回の問題について「全国の日本語教育機関が社会的信頼を得るために積み重ねてきた努力を踏みにじるものであり遺憾」としたうえで、日本語学校の審査・認定を行う同協会に事実関係の調査と適切な措置を要請している。
 10校は入国ビザ(査証)の取れなかった入学希望者の学費について、同協会のガイドラインに基づいて適正に返金していることをアピールした。

【関連記事】「留学生政策のエアポケット」日本語学校(2008.1.12)


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コメント

お久しぶりです!いつもTBをありがとうございます。
岡真理さんの記事はすごくいいですね。特に「終身雇用があり、退職後に年金がもらえることで、未来が安定的に見通せるという意味ならば、それは誰にとってそうだったのか。」という言葉が・・・。「戦後」の東アジアや、日本の中でも差別的な扱いをされてきた在日コリアンの人々のことを考えると、「一億総中流」という言葉も嘘くさく思えてしまいます。

このような記事がネットに載っていないのは残念ですね。。。><

>「植民地主義」
大江志乃夫[漢字こんな感じ]氏のぶっとい本で「近代日本植民地」[確か岩波講座の一冊]では、沖縄や北海道も植民地として扱ってましたね、台湾や朝鮮のみならず。そもそも近代日本と江戸幕藩体制の政治的不連続性、あ、いや、独伊米露等も柄谷行人氏『戦前の思考』[講談社]に拠れば、似た時期に国民国家として『文学』を足がかりに形成された、と。当然、宗教や軍事・警察も動員されたにせよ。そのうち描こうと思っている、住吉サンの続編については愚樵さんとこにコメントした通りです。
明治に国家神道を形成する上で、伏見のお稲荷さんが大活躍だったそうです。とあるルートでキャッチした情報によると、全国の神社の出店[てきやさん]とかをまとめる(仲裁裁判所的役割?って言ったら好いのかな?)役割を果たしている方々も京都におらはるとか。さすが1000年以上のミヤコ、伝統と自治の融合都市。奥が「深」~いので「見」通すのが難しい[「先生」元気ですか~、なんて独リ語りを入れてみました]。100年(幕府時代を入れても400年)ちょっとの東京とは味わいが違う。
>ヤバイ原発や核処理施設を補助金を餌に地方に押し付け
滋賀県余呉町や高知県の某自治体の核処分場誘致等、或いは世界的な原発大拡大路線のレールが出来つつありますね。筒井康隆氏の傑作『日本以外全部沈没』ならぬ、『日本も含めて全部沈没』へ漫進中。
>とてもそうとは言えない状況が、日本の「護憲派ジャーナリズム」界隈にはあるのだぞ
おお、意味深な前振り。『界隈』ネタ?
『過激に考え、保守的に行動する』っていうのが好いんとちゃうかいなあと、思いつつあります。「G13」も『ギリシア悲劇』もそういう原則で動き・創られている様な気がしますので。

ごめんなさい、トラックバック不調だなぁなどと思いつつ二つも送って成功している~。ひとつは削除してくださいね。すみませんでした。

台湾や朝鮮半島を植民地にしていたことも知らない人も多いらしい。まわりの青年に聞いたら、「そうなんっすか」ぐらいであまり反応もない。

駒込武氏のいい仕事があるから紹介したいが、うまく紹介する読解力がない。残念無念。

それと、小森陽一氏が日本の近代化の過程を「自己植民地化」と呼んでいたのは、私なりに面白いといろんなことに当てはめてテキトーな使い方をしている。

おっ、上に三介さんがいる。…小声で…岡真理さんの語りは、「安楽への全体主義」が揺らいであわてている人々に対して、そこからの離脱を促していると感じました。がんばれ、いい仕事だ! しかしその仕事に呼応する人々と出遭うのは簡単ではない。全体主義の根は深くてしぶとい。

それが沖縄で感じていることです。新聞記事のテキスト化ごくろうさまでした。ありがとう。

何を慌てているかというと、トイレに行きたいのでした。それでは失礼します。

ぅききさん、おはようございます。
今年もよろしくお願いします!

このインタビューを読んだとき、新年早々いいものを読んだ!と嬉しい気分になりました(^^)v。

実は今朝の朝刊でも、著作権保護関係のインタビュー記事で興味深いものが掲載されていて、同じインタビュアーでした。
     (あっ、名前変換ミスしてる! 修正しました(汗))
ウェブ版には載らないと思いますが、ウェブ版でもこういう文化面の記事や特集記事で「京都新聞ここにあり!」ってことを示していけば、面白いことになると思うんですが。いろんな学者さんたちが京都にはいるはずですんで、その知識や経験を広く伝えていくって、新聞社にとってもやりがいのある仕事ではあるまいか、な〜んて。


三介さん、おはようございます。

そうなんですよね。沖縄、北海道を植民地化するところから日本の帝国主義化はスタートしたんだと思います。そしてそれは、なごなぐさんもコメントされているように、日本(本土)各地が中央政府によって植民地化されていくプロセスでもあった。廃仏毀釈なんかもそうですが、明治期の中央集権的「国民国家」が誕生してからとそれ以前との文化的・社会的断絶って、ものすごいものがあったみたいですよね。

伏見稲荷が国家神道形成に大活躍だったって、知りませんでした。お稲荷さんと神社って、別系統だと思ってました。住吉大社の話、愚樵さんとこのコメント欄でちらと拝見しましたが、そのあたりと関係してくるんでしょうか。ぜひぜひ詳しく記事にしてくださいm(__)m。と、さりげなく(?)催促(^^;)/

『日本も含めて全部沈没』にならぬためには、

>『過激に考え、保守的に行動する』っていうのが好いんとちゃうかいなあと、思いつつあります。「G13」も『ギリシア悲劇』もそういう原則で動き・創られている様な気がしますので。

保守的に行動する、すなわち、状況や歴史をじっくりしっかり見つめて吟味したうえで行動にでる、っていう意味にとらえてよいのであれば、同感です。過激な発想だけで突っ走っても、すぐ転ぶだけでしょうし。酷い時には周囲を大勢道連れにしちゃったり。そんな例、歴史上も枚挙にいとまがありませんもんね。

しかしここで「G13」が出てくるあたり、一瞬なにごとかと思いましたが、言い得て妙ですね(^^;)。さすが、三介さん!
「ゴルゴ13」、ついにテレビアニメ化されるとか。楽しみです(^^)v

なごなぐさん、おはようございます。

TBありがとうございます。TB機能、不調だったり不調と見せかけて好調だったり、なかなか厄介ですね(^^;)。どうか恐縮なさらずに。

>台湾や朝鮮半島を植民地にしていたことも知らない人も多いらしい。まわりの青年に聞いたら、「そうなんっすか」ぐらいであまり反応もない。

アメリカと戦争したことを知らない若者がいる、っていう話は、身近でも友人の体験談を通して聞いたことがあります。それは学校の歴史の授業が昭和まで進んでないからかも、と勝手に納得してました。しかし台湾、朝鮮半島侵略の歴史まで知らないとなると、授業が江戸で止まってるのか、歴史に関する関心が薄いのか。どちらにしてもヤバイですね……。

駒込武氏のお仕事、ぜひぜひ書名とかだけでもお教えくださいm(__)m。と、さりげなく(?)なごなぐさんにも催促(^^;)/

「自己植民地化」、言い得て妙というか、本質を突いていると思います。
三介さんへのコメントでも書きましたが、日本の帝国主義化は、沖縄、北海道だけでなく日本(本土)各地が中央政府によって植民地化されていくプロセスでもあったんですよね。そのあたりを直視することが、脱・植民地主義のきっかけになるだろうと思います。小森陽一氏の著作も当たってみないといけませんね。そのためには脱・積読も必要で、これまた厳しい道のりかも(汗)。

>おっ、上に三介さんがいる。…小声で…岡真理さんの語りは、「安楽への全体主義」が揺らいであわてている人々に対して、そこからの離脱を促していると感じました。がんばれ、いい仕事だ! しかしその仕事に呼応する人々と出遭うのは簡単ではない。全体主義の根は深くてしぶとい。
>
>それが沖縄で感じていることです。新聞記事のテキスト化ごくろうさまでした。ありがとう。

沖縄には日本各地の抱えている問題が先鋭的に表れているんだと思ってますので、そう言っていただけると嬉しいです(^^)v。

>何を慌てているかというと、トイレに行きたいのでした。それでは失礼します。

間に合ったでしょうか(^^;)?

仲さま

おかげさまで間一髪で…、あっ朝から何を報告しているんだ(^^

宿題提出しま~す

まず駒込氏、私の書棚にあるのは

『植民地帝国日本の文化統合』駒込武著(岩波書店) 定価8000円 ISBN 4-00-002959-2

ずいぶん高額だねぇ、でもスコブル丁寧でいい仕事です。
下記は岩波書店による紹介
---
日本は異民族を支配するためにいかなる「同化」政策を行い,異文化の逆流を防ぐためにいかなる差別装置を築いたのか? 台湾・朝鮮・「満洲国」・中国での教育・言語政策と皇民化の実態を手がかりに,日本型文化支配の構想と自壊のプロセスをトレースする.戦後アジア諸国との歴史認識の断層はいかにして生じたのか?
---

次に小森陽一氏

『ポストコロニアル』小森陽一著(岩波書店) 定価1400円 ISBN 4-00-026435-4

二つとも岩波だったねぇ、なんかヤナ感じ(笑)。
上記は、《思考のフロンティア》というシリーズのひとつとして刊行されたみたい。私は小森氏が近代日本について《自己植民地化》という言葉をつかみ出しただけで、すばらしい仕事だと思っている。現在のアメリカ―日本―沖縄についても、この言葉で充分思考できる。

「欧米列強という他者に半ば強制された論理によって、自発性を装いながら植民地化する状況を、私は《自己植民地化》と名付けたいと思う。」(小森)


以上です。
ずいぶん前に読んで、ほったらかしているので、上に書いた感想等は不確か極まりないものだということは断るまでもない(^^)

それでは、また
--
康博拝


なごなぐさん、早速のお返事、ありがとうございます!

     そして、間に合って良かった……(^^;)。

駒込氏の『植民地帝国日本の文化統合』、

アマゾンの紹介ページに飛んできました。
実は私、ボランティアで日本語を教えることになったのがきっかけで在日外国人を取り巻く諸問題に目を向けることになった身でして(言葉だけじゃ解決しないだろと)、すっごく興味を惹かれるんですが、残念ながら、もう絶版になってるみたいです。しかも、ユーズド本の価格がなんと17000円から!!
これはもう、図書館に出かけるしかなさそうです(^^;)。

というか、岩波さん、再版して!!


小森氏の『ポストコロニアル』の、

>「欧米列強という他者に半ば強制された論理によって、自発性を装いながら植民地化する状況を、私は《自己植民地化》と名付けたいと思う。」(小森)

すごいです。見事に本質を表していると思います。この一節を読むだけでも、明治以降に繰り広げられた《自己植民地化》の過程について、はっと気づかせる力があるんじゃないでしょうか。
そこに気づいてもらえれば、この切り口が大日本帝国時代だけでなく、その崩壊後の今もまったく通用しちゃうという状況もすとんと理解してもらえるような、そんな気がします。

こちらはまだ絶版ではないようですし、書店で探してみます。

>二つとも岩波だったねぇ、なんかヤナ感じ(笑)。

岩波の放つ光が、我が家の本棚でもあちこちからキラキラと輝いています(爆)。
京都新聞の記事なんかと同様、良いものは良いので「うさエール」、ヤバいと思ったら「うさ悲鳴」、この組み合わせでいくしかないですよね……。エールも悲鳴も将来に活きることを信じつつ。

今後ともよろしくお願いいたします!

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