【回顧休題】アクセス状況から考える(当?)ブログの限界と可能性
2007.12.21.18:00ころ
今年も残すところ、あとわずか。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私は、やり残したことが山積みになっていて、目眩がしている今日この頃です。毎度のこととはいえ、困ったもんです。鬱。
さて今回は、ちょっと早い気もしますが、今年の本ブログへのアクセス状況を振り返り、ちょっとした考察を展開してみたいと思います。題して、↑表題部分↑にあるとおり、です。うき!
圧倒的にアクセスの多かった記事が、
イラク派兵で暴走しだした「軍の論理」と、「滅びの美学」を追求する「美しい国」内閣?(2007.8.11)
でした。
訪問者数が1200人超(トップページ経由でアクセスしてくれる常連の皆さまは含まれません、のはず)というのは、ここのような零細ブログでは驚異的な数字であります。今年前半からあるアクセス数の多い記事の倍かそれ以上の訪問者が、ほんの1、2カ月間であったわけですから。いや、本当に驚きです。
「ヒゲ佐藤」発言の関連記事
関連記事
◆イラク派兵で暴走しだした「軍の論理」と、「滅びの美学」を追求する「美しい国」内閣?(2007.8.11)
◆信憑性高まる? 小池防衛相「疫病神」説 ♪日本共産党に、うさエール♪(2007.8.18)
◆「朝青龍じゃなくて自衛隊は国内謹慎だ!ニホンから出すな!」と言ってみる(2007.9.7)
◆「対テロ戦争」のウソ。政府の自作自演の恐怖(2007.9.16)
◆「テロとの戦い」の成れの果て→忍び寄るネット・通信「監視」の目(2007.9.22)
◆信なくば立たず/小沢民主党に喝!うさエール、撤回!!&「先住民族の権利に関する国連宣言採択:国際NGO合同声明」(2007.10.11)
◆シビリアン・コントロールを担う立法府の議員としての自負・責任感があるのなら、それこそ与野党すべての国会議員が怒り狂って追及していくべき問題(2007.10.13)
◆【回顧休題】アクセス状況から考える(当?)ブログの限界と可能性(2007.12.21)
◆R&Rで「駆けつけ警護」をKO!「むしむし軍歌」と「すてごま」by甲本ヒロト(2007.12.25)
発言の重大性はもちろんとして、この発言を取り上げたブログ記事の中では当ブログが最初のグループに入っていたらしく、その影響もあったのでしょう。
驚く一方で、この数字には、いろいろと考えさせられました。
(1) まず、必ずしも本ブログのメイン・テーマとは言えない話題の記事の方が、記事単体としては圧倒的にアクセス数が多いわけでして、なんだか寂しさを禁じ得なかったというのが、正直なところです。
あほぽっぽ発言とか新・入管システムの話とか、当ブログのテーマに密接に関連してしかも世間で話題になっているものよりも、「ヒゲ隊長の便乗参戦発言」の方がネット世界では圧倒的的に関心が高いのかもと思えまして、やはり当ブログの扱っているのは極めてマイナーなテーマなんだよなあ、と再認識した次第であります。ぐっすん。
しかしまあ、関連のなさそうな問題同士も思わぬところで密接に絡んでいたりするわけでして、京都市長選の話題とか、これまた思いがけず、関心を持っていただけたものもあります。
これはつまり、当ブログがネット世間の関心事からまったく孤立しているというわけではなく、この社会のあり方をあれこれ思索している限りは、どこかでつながってくるってことなんだよなあと、そこらあたりに喜びあるいは慰めを覚えている年の瀬であります。
短く言うと、
ビミョーな気分です。ハイ。
(2) 次に考えたのが、ブログの可能性と限界です。
マスメディアでも話題になっている新・入管システムやあほぽっぽ関連記事へのアクセスよりも、「ヒゲ佐藤の便乗参戦発言」に関する記事へのアクセスの方が(記事単体としては)圧倒的に多いということは、マスメディアが市民の関心に対応しきれていない現状を反映しているように思えます。
また、今回、「ヒゲ佐藤の便乗参戦発言」は、ウェブ経由で情報が伝わっていくなか、公開質問状を送る活動が始まったり国会で取り上げられたりと、ネットでの情報流通をきっかけに追及する活動が広がりました。その過程では、シビリアン・コントロールや自衛隊のあり方を根本から緊急に見つめ直すべき段階に入っていることを示唆する資料なんかも出てきました。
これはブログやネットジャーナリズムの可能性を感じさせる動きでしたが、全体としては追及が(今のところ)不発に終わったとの印象がぬぐえません。
ブログでなされた問題提起を、どう現実社会の動きに結びつけ、広め、解決していくのか。そういう方策が見つかれば、世の中も少しは変わっていくんじゃないかと思います。
まあ、当ブログとしては、これまで通りいろいろ訴えたりお願いしたりしもするつもりではありますが、このマイナーな領域での情報を地道に蓄積しつつ公開していく。漢方薬的な効能を期待して。
なんてことに、ひとまずは重点を置いていくべきだろうなあと思います。
以下で見るようなアクセス数では、即効性のある何かを期待してじたばたしても仕方がなさそうですし(-_-;)。
もう一つ、今年のアクセス解析を振り返って興味をそそられたのが、あほぽっぽ発言関連記事を検索していて実感した「Google八分」なるものの存在です。
【関連記事】
■【閑話休題】検索対策(2007.11.3)
■【閑話休題】Google八分に対抗する記者会見(なんちゃって)(2007.11.11)
■【閑話休題】MMR、Google八分を追え!!(2007.12.2)
何とも不思議な現象でした。検索ランキングの下位に回されちゃうのは、ブログ記事の構成とか何とかに問題があるのか、などと考えれば、なんとなく理解できるのですが、まったく関係のない記事が表示されるとなると、何か人為的な操作があったのではと、疑念と想像力をかき立てられます。
それに、何より悲しいのは、アクセス総数が、4月以降、減っちゃってることです。一時、休眠したことも響いているのだとは思いますし、徐々に戻してきてると言えるかも知れませんが、Google八分の影響もあるような気がして、やっぱ、寂しいなあ……。

2007年1月~11月末まで
あれれ!? でもこうして月間のべ訪問者数とGoogle経由でのアクセス数の変化を見てみると、実はGoogle減ってもたいしたことない?? 場末のブログにとってはしょせん虚像の巨像あるいは巨像の虚像に過ぎなかったってこと??? いや、それよりひょっとしてうちへ検索エンジン経由で来る人ってもともと少なかった???? TBやよそでの記事紹介が主体だってこと、あったりするのかあ????? まさか、ブログ一般で検索エンジン対策を考えるって、実は見当はずれの空振りシュートぉ??????
いかんせん、Google検索結果の様子は「鳩山発言」以前にはチェックしてなかったので、ひょっとするとかなり前から怪しい状況があったのかも知れません。あるいは、YAHOO!とGoogleとで何らかの棲み分けをしていて(そんな記事をどこかで読んだ記憶があります)両者セットにして「八分」の状況を検討すべきなのかも知れません。
まあ要するに、Google検索の結果に「怪しさ」を感じつつも、上グラフのような数字をどう評価すべきか、相変わらず、よくわかりません……と(-_-;)。
ともあれ、最近では、晴天とら日和さんもGoogle&YAHOO!八分にあってるらしいそうで、とらちゃんところと似た状況に置かれてるとしたら、なんだか誇らしくもありまして、嬉しくってこんな替え歌をつくっちゃいました。
Google八分は 栄誉の印
自公相手に 闘〜えますか♪
ブロガーちゃーん ブロガーちゃーん
ちゃっかーり ブロガーちゃーん♫
「したたかに、かつ、ちゃっかり」歩んでいきたい、との思いを下線部に表してみました。他にもいろいろ違うバージョンをつくれそうな気がします。
そうそう、元歌は、これです。
さあ、皆さんもご一緒に、適当にアレンジしながら、どうぞ〜(^O^)/♪

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こんにちは。
また、トラックバックをくださって、ありがとうです。
(「ひねくれもの」のコーナー、ご覧になってくださってどうもです。)
http://taraxacum.hp.infoseek.co.jp/teardrops/hinekure/publicity.html
でもって、またまた、わたしからは、トラックバックが送れなかったです。(泣)
http://taraxacum.seesaa.net/article/69890729.html
投稿: たんぽぽ | 2007年12月22日 (土) 12時57分
たんぽぽさん、こんにちは。
TBが不調の由、ほんと、申し訳ありません。いったいどうなっているんでしょうか。
ひょっとすると、何かの禁止ワードが引っかかっているのかも知れません。全解除してみましたので、一度お試しいただけるとありがたいです。
「ひねくれもの」のコーナーなど、少しずつ読ませていただいていますよ〜。
当ブログの記事と関連が強そうなものを見つけたら、またTBお送りしますね(^^)/。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年12月23日 (日) 21時07分
たんぽぽさんの「ひねくれもの」のコーナーはちょっと考えさせられますね。私自身は,その時々に関心のあることを好き勝手に書きたいと思っているので,自分のブログをいわゆる政治ブログにする気は全くないし,むしろ避けたいとすら思っているのですが,巷で盛り上がっている政治関連の話題があると,ついつい引き込まれてあれこれ書いてしまうタチです。現実の政治的影響力という点からみれば微々たるものであっても,やっぱり書いてしまいます。
投稿: Niphonese | 2007年12月24日 (月) 00時49分
Niphoneseさん、おはようございます。
現実に対するネットの政治的影響力は、今は微々たるものだとしても、マスメディアの情報と違って蓄積されていく部分も大きいので「いつか役立つこともある、かも」と、肩肘張らずに、「棚ぼたがあればラッキー」っていう感じで、のんびり運営していくのが精神的にもいいのかなあと思います。
まあそうは言っても、ネットに流通する排外的言説や歴史修正主義的なものへのカウンターはやはりネットで流通させねばなんていう思いもあるので、ついつい力が入りすぎちゃうこともあるのが悩みの種です。
>巷で盛り上がっている政治関連の話題があると,ついつい引き込まれてあれこれ書いてしまうタチです。
これ、すっごくよくわかります(^^;)。
いろいろな人のいろいろな記事を読んでいると、ついつい自分のところでも自分なりの考えや視点とかを書きたくなっちゃうんですよねえ。当ブログの場合、タイトルからしてテーマを限定しちゃってるんで、自ずと一定のブレーキがかかるんですが、それでも時折ブレーキがきかず、牽強付会な導入とかをしちゃいます。性格なのかなあ……(^^;)?
投稿: 仲@ukiuki | 2007年12月24日 (月) 09時49分