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エレアのエレはエレキングのエレ!?

2007.12.16.23:30ころ

『ウルトラセブンX』見聞録(?)もいよいよ第11話!
結末へ向けて盛り上がってまいりました。今回もネタバレありです。下記のの間の部分に、どうかご注意ください。

ぱ、ぱられる・わーるどが絡んでくるのかあっ!?

意表を突かれて、非常に嬉しい私です。

しかも劇中の「地球」の何者かが、「ぱられる・わーるど」への道を見つけてあっちの世界を支配しようと企んでいる??
それが第3話の軍需産業系宇宙人に「侵略兵器の製造を依頼した地球人」なのか???
おおっ、話がどんどんつながってきてる、のか?????

さらに、「ぱられる・わーるど」への道発見に「水」の「新エネルギー」としての利用を目指す「アクア・プロジェクト」が関係していて、ジンの記憶が「水に浮いているシーン」だけってことは、いまだ明かされぬセブンXの謎に関連して、めっちゃ重要なポイントに思えます。

そして、第1話で記憶を失ったジンにエージェントKが言った台詞が、ここでつながってくるとは!!
キーワードは、「信頼」!!

……しかし今イチ感動が湧いてこないのは、第1話の件の台詞がもうちょっと自然に思える前ふりとかがあればよかったのに、なんてことを、どうしても思っちゃうからであります。
だって、初めて会ったらしいエージェントと一緒にこれから宇宙人の活動を探りに行こうっていうときに、初対面のその相手から「記憶喪失やねん。わしって誰?」なんて打ち明けられたら、普通引いちゃうか、怪訝そうな顔を見せそうなものでしょう? いくらデウスの装備品に入ってるデータを信じてるとしても、侵略者が人間に擬態してるのが珍しくない世界で、しかもそういう侵略者相手に仕事してるはずのKなんですから。
このあたり、第9話でも思ったことですが、放映時間の尺の短さを惜しむべきなのか、それとも時間の短さに甘えて細かいところをすっ飛ばして話を構成してきたんじゃねえのと突っ込みを入れるべきなのか、なんとも微妙なところです。

ともあれ、「夢落ち」に持って行くつもりじゃああるまいなと、一時は危ぶんでもいた私ですが、この流れだと、きっちりまとめてくれそうです。ちょっと安心(早すぎ??)。

今回のエピソードで私が最も感銘を受けたのは、侵略宇宙人に突然擬態するエレアの演技、です。

迫力ありすぎ、堂に入りすぎと申しますか、「そんな話は全然嬉しくないよ」と一瞬でも浮かんだ私の思考を銀河の彼方へ吹っ飛ばして、
「おおっ、それがほんとでもいいじゃんか! このままピット星人に変身して、パラレル・ワールドでもこっちでもいいから湖でエレキングを暴れさせてくれ!!!」
とまでマッハの速度で思わせるような、さらには、
「マ、マサカ、エレアのエレはエレキングのエレ!?」
とか妄想させるような、実にすばらしい声、惹きこまれる表情でした。
ひょっとして、こういう感情を「萌え」っていうんでしょうか??
(何のこっちゃらわからんわい、という方は、ウルトラセブン エレキングの秘密とは?をご参照ください。)

それにしても、ジンやエレア、K、Sたちがこれからやろうとしていることって、なかなか過激な直球勝負です。「爆弾テロ」と名付けられる可能性、ほぼ確実ですね。うわあ……深夜番組ならではの展開でしょうか?

それはさておき。

今回のストーリーの中でも核になってる、「政府による情報操作と何者かの陰謀」があるらしい、というお話、ここ数日、「陰謀論」と平和運動、レイシズムのコメント欄で展開しているやりとりと、関係がないものとは言えません。

セブンXを観ていると、主人公のジンたちが暴こうとする情報操作や陰謀(存在自体は極めて明らかです)の中身と、その追求のさまに関心が引き寄せられて行きます。ストーリー構成のせいもあって、
「とっとと秘密を明かしてくれ!」
なんてことを思いながら観てしまうわけですが、これはまあ、物語の世界だからこそ味わえる感覚でして、実世界ではそこまで単純には割り切れないところが出てきます。

たとえば、ドラマなどでは情報操作や陰謀を展開する主体は、たいていの場合、政府だったり権力者側だったりするわけですが、実社会では、その他にも民間グループも入り乱れての情報操作や陰謀が繰り広げられているわけでして(歴史修正主義とかその一例でしょう)、その中から精度の高い情報、信頼できる情報をどう読み取るかが、肝心です。

このあたりを、セブンXではどう描いているかと言いますと、

まず、政府による陰謀や情報操作の真相を追求していた市民ジャーナリストが殺害される現場にジンを立ち会わせることで、また、その殺害が政府によって隠蔽されるのを目撃させることで、さらには、そのジャーナリストの取材ディスクをジンが再生するシーンを挿入することなどで、陰謀や情報操作の主体が政府であることを示しています。

その一方で、エレアの正体がなんとも不可思議だということはこれまでのストーリー中の言動から視聴者の多くが感じていたことでしょうから、デウス発表の「エレア=侵略宇宙人の尖兵」説も、「ひょっとしたら、そうかも?」と思わせるものでありまして、だからこそ、上で書いた「エレア、侵略宇宙人に擬態する」のシーンが迫力あって、起爆装置のスイッチが押されるより前に「萌え」ちゃったりするわけです。

まあ、「萌え」かどうかはともかく、実は「政府・権力者」に対置する側による情報操作や陰謀も疑わねばならない、そのへんのもどかしさをKというキャラクターが受けてもってくれていた、といえましょうか。
さすが、『ウルトラセブン』の名を継ぐだけあって、なかなかうまくつくっていると思います。

それにしても、ジンの行動です。

前回に続いてエージェントKとSに、ジンは「エレアは侵略宇宙人の尖兵なんかじゃない」と訴えて協力を求めたみたいなのですが(劇中でははっきりとは描写されていませんでした…と思います)、そんな場面でウルトラアイを見せてもかえって怪しまれた可能性が大きいのでウルトラアイを出すかどうかを悩むのではなく、ジャーナリスト殺害の話なんかを伝えるべきだったのではありますまいか。とくにあの「取材ディスク」は、明らかに「政府の公式発表」を覆す内容なのですから、見せていたら、少しはKにも信じてもらいやすかったはずです。

まあ、ちょっと抜けてるエージェント・ジンですから、あのディスクはコピーもせぬまま、ジャーナリストのお仲間に渡しちゃった、のかも知れませんし、もしそうだったら、
「この、お間抜けジン!」
とでも呆れるしかありますまい。

ともあれ、次回はいよいよ最終回。
セブンXの秘密もさすがに明かしてくれそうで、非常に楽しみであります。
さあ、忘れんうちに、録画予約しときましょう、はい(^<>^)/


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コメント

>をご参照ください
って、うささんが、云うから、ミニ行ったら、
「解説・感想 つりをしているおやっさんに釣られそうになってしまったエレキング。エレキングのくせにミミズなどをエサとしているということなのか!?」
凄い突込みが入ってますね~。
一体この方「今もウルトラマンを見続けているわたし、ひろき」さんとは何ものですか?!
エレアの秘密よりも気になりました。
あ、ちなみに
EL AIR 可能?って思い、ググってみたら、el aire の方がスペイン語?っぽいんですかね。こんなん出ます↓。
「El Lebrijano (レブリハーノ), Sueños en el aire (空中の夢)」
空気とか、へ~とかいう意味ですか? いずれにせよ、

ママの可能性はホボ無くなりましたね。まっまにしてかつ恋人だと、おいぢぷすオウ~になってしまいますものね。いくら美女に弱いとはいえ、・・。時空超え?

三介さん、こんばんは。

いやあ、ひろきさんが何者かなんて、私もまったく知りません(^^;)。今回、エレキングが住んでた湖の名前がノウス湖に似てたりしてと考えて、ウェブ検索で探していてたまたま見つけたサイトなんです。

エレキングが釣られていたとか、まったく覚えていませんでした。
ウルトラシリーズは、ひょっとすると突っ込み入れながら鑑賞するのが乙なのではと、そんな想いを強くさせてくれているのが今のセブンXでして(笑)、なかなかタイムリーな検索活動でありました。

「El Lebrijano (レブリハーノ), Sueños en el aire (空中の夢)」

うっ、検索したら、エレアとは似ても似つかぬ音楽家のお姿が飛び込んで参りました……(^^;)。
アクア(水)プロジェクトに、空気、空中。なんか意味がありそうですね。

はたしてどう決着をつけてくれるのか、どきどきです(^^;)。

今晩は、うささん。
今、気晴らしに、まんが調べていたら、
「ミラクル3 古いマンガと昭和特撮ファンのページ」
http://bonso.sblo.jp/
って方のところを発見。 いや~、いろんな怪獣がイマすね~ジンジン来ました。日本ロマンちずム?の凄い想像力だ!
漫画って言えば、「ワイルド7」描いてた眉〇〇さんの「ジャパッシュ」っちうのが、印象に残ってますね。
知ってます? あ、じゃない望月三起也さんだ!
美貌&ファッションセンスで侵略者にのし上がる。
んやけど、最後は目の見えないカワイ娘ちゃんに射殺されれて、世界はどうにか、すくわれるっていう、仲々考えさせる筋でした。近所の定食屋さんへ、その置き本を読みに何度か通ったもんです。

お追加します~。
この人も少し書いてはる!
http://ameblo.jp/kdesu/entry-10004563969.html
「 最近の風潮として望月三起也氏のマンガ『ジャパッシュ』が彷彿させられる。主人公は美少年だが『悪魔』のような性格であるが、一度は裁判で負ける寸前まで追い込まれるが『裁判所の冷房が壊れたため』に無罪になってしまう。その時の裁判官は『その時の判決を後で悔いる事になる』が、日本は軍隊すら有する少年に良いようにされるようになっていく・・・
 ジャパッシュに立ち向かう正義の少年は子供の時にジャパッシュに殺されかけて顔にひどい傷があるために『見た目で不利』でどうしてもジャパッシュに勝つ事ができない。」
ウ~ム、いいチュコ観ですね。。

三介さん、こんにちは。

うわ、この写真、食玩なんですか? すごく迫力あります。撮影技術も凄い感じです。
そして、『会期大作戦』いや『怪奇大作戦』! 桑田次郎さんのマンガで読んだことしかないんですが、やっぱ一度は観ておくべきですね。年末年始はちょい難しいかな??

そうそう、昭和のウルトラシリーズ、特に個人的に初期の物、びっくりするようなデザインの怪獣・宇宙人たちがいるんですよね。おかげで、非常にはまった『スター・ウォーズ』シリーズも、登場する宇宙人たちのデザインにはなんかイマイチ乗れない私でありました。

望月三起也さんといえば、私の場合、子どもの頃に床屋で読んだ『ワイルド7』かなあ。すっきりさわやかとは言えない何だが恐ろしげな印象を受けた記憶が残っています。テレビ版も見てたけど、話、まったく覚えてません(-_-;)。

『ジャパッシュ』の噂はどこかで読んだ気がしますが、いつ、どこでだろう?
設定とストーリー、すごく興味深いですね。21世紀の今の日本を前もって描いてるようにも思えて、でもどうやらヒトラーの話なんかが土台にあるらしい、ってあたりは、歴史に学ぶことの重要性を感じさせてくれますが、こういう寓話的な話、社会と切り結ぶような試み、あの時代にはマンガでも少なくなかったんでしょうか。『がきデカ』とか『マカロニほうれん荘』とかナンセンス・マンガがお気に入りだった私、かなりの部分を見逃してると思います。MOTTAINAI!

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