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ブレアの置き土産?英国のビザ申請手続きに関する重要な変更について

2007.11.8.07:50ころ

英国のビザ申請手続きに関する重要な変更について(英国大使館)

昨年春の入管法改定案に関する国会審議でちょこっと触れられていた、イギリスのビザ申請者に対する生体情報(指紋情報など)の提供義務づけが、本日から、いよいよ実施されるようです。

このシステムが米国のU-VISITそしてニホンの「Yokoso Japan, 指紋を頂戴!」システムと違う点を私なりにまとめてみると、


  • 国籍に関わらず生体情報収集(フィンガースキャン(指紋採取)及びデジタル写真)システムの対象とされるということ。(2009年以降、初めて成人として旅券を申請する際、あるいは、既存の旅券を更新する際、英国人全員に対し、生体情報(10指のフィンガースキャン(指紋採取)とデジタル写真)の提供が義務づけられる。←ニホンで今回導入される「自動化ゲート」〜とりあえずは希望者のみが生体情報を提供して使える〜みたいなもんでしょうか。)
  • ビザ申請時に提供して身元を確認するためのシステムであり、入国審査の都度、指紋情報と写真情報を確認するシステムではないということ。
  • イギリスでの滞在が6ヶ月未満で、入国に際しビザを必要としない短期滞在者は、提供を義務づけられないということ。

あたりでしょうか。

これをさらに要約すると、国籍に関わらず採取するという点では日米のシステムのように差別的ではないし、また、日米のシステムのように入国審査に時間がかかるということはなさそうである。しかし、情報流出の場合のダメージが極めて大きくプライバシー侵害のおそれがぬぐえないのは日米のシステムと同様であるし、もし例のテロリストのリストとの照合が予定されているのなら、誤認などの問題が生じるおそれがこれまたぬぐえないといったところでしょうか。まあ、システムの詳細がわかっていませんので、推測の域を出ませんが。

また、日本政府は「テロ対策」を名目にして対外広報をしているわけですが(こちらこちらこちらこちらをご覧ください)、実際にテロの被害が生じているイギリスの政府はそんなことはひと言もウェブに書いていないっていうのが興味深いですね。

いずれにせよ、生体情報を利用して人間を管理するシステムが、じわじわとひろがろうとしている、そんな懸念が強まります。

まあ、なんにせよ、興味のある方は、

詳細については、駐日英国大使館(代表:03-5211-1100)にお問い合わせください。


Usagimasters

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R_bana_2←いやあ、朝晩、ほんと、冷え込んできました。まいったなあ……。


※アップロード時のミスで、記事が重複してました(汗)。前の分を削除して、そちらへいただいたTBを下記に追記します。(2007.11.12.03:15ころ)

» 「大連立!」否定?けど「阿吽?」混沌・・0〇 [いわいわブレーク]
――『阿Q正伝』の主題・微考。或いは『格差』論の続き。 結論を云えば、前ログ「不気味な静けさ」で書いた懸念は、ほぼ確実なものとなった。 要するに、民主党は小沢流「解釈改憲[国連安保理決議・原則でなら武力行使可能!]をほぼ受容れ、与党[の随時例外として、その..... [続きを読む]

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