うようようようよテロリスト・リスト(トコトン阿呆どす鳩山法相)
2007.11.7.18:40ころ
(2007.11.7.22:00ころ、この文字色の部分を追記)
鳩山法相、「日本にテロリストうろうろ」と発言(2007.11.4、asahi.com)
「友人の友人はアルカイダ」発言が波紋を広げている鳩山法相が3日、選挙区の福岡県久留米市で開かれた秋祭りであいさつし、「本当のことを、事実を言うと、みんながびっくりしてマスコミが騒ぐ。テロリストの怖いのが平気で日本をうろうろしている。私はその事実を知っているから申し上げている」と話した。(以下略)
トコトン阿呆な鳩山法相、ひょっとすると私のようにこれから始まろうとしている外国人をテロリスト予備軍・犯罪者予備軍としてその生体情報を採取・蓄積・流用するシステムに反対している者にとって、非常に強力な援軍なのではないか、そんなふうに思えてきました。冬枯れの街さんにその旨を指摘されたときは、いくらなんでもそんなことはアルマジロと思っていたのですが、たしかに鳩山阿呆の発言一つひとつが、上記システムの深刻な問題点を説明するうえで非常に有益なネタを提供してくれちゃってます。感謝すべきなのかなあ(w)
この「日本にテロリストうろうろ」発言については、おなじみ非国民通信さんたちが、鋭いツッコミを入れてくれています。それをフォローする意味で、ここでは先月開催されたシンポジウム:どこまで強まる? 外国人管理 「テロ対策」と日本版US-VISITで、アメリカ自由人権協会のバリー・スタインハードさんが語った内容の一部を紹介したいと思います。アメリカ政府が「入国審査時に外国人から指紋を採取することでテロリストの入国を阻止する」と言って始めたUS-VISITシステムの実態についての講演です。
バリーさんの報告によれば、
アメリカ政府作成の「テロリストのウォッチリスト(ブラックリスト)」に、アメリカ国民の72万人、人口比で言えば500人に1人が、搭載されて、監視対象になっている。しかもその数はじわじわと増加中。(当ブログ主、要約)なのだそうです。これはブラックリストのいい加減さ、役に立たなさ加減を物語るエピソードなんですが、ブラックリストの実態を無視して数字だけを真に受けて考えてみると、 「国民の500人に1人がテロリストの国!それがアメリカ!?」 ってことになるわけでして、いったいこれをどう評せばよいのやら。もはや、「すごい……」としか言いようがないのかも知れませんねえ……。
などと呆れてばかりもいられません。
何しろ「テロリストのウォッチリスト(ブラックリスト)」には、外国人も載っていて、反戦活動家や貧困撲滅運動、環境保護運動に関わっている人たちが、そのリストに載っているってことを理由に、アメリカへの入国拒否をされた例がかなりあるそうなのです。
講演で語られた例としては、人道的活動に対して何かを受賞してそのために訪米しようとして追い返されたポップシンガーのYusuf Islamさん(キャット・スティーブンスっていう名で知られてるそうです)、非暴力・平和主義のTariq Ramadanさん、Fernando Rodriguezさん、Waskar Ariさん、ニューヨークで博士課程院生として長年問題なく暮らしていたAdam Habibさん、航空会社の数十人のパイロットや他の乗務員たち、そして南アの元大統領Nelson Mandelaさん。マンデラ元大統領は、アパルトヘイト時代に投獄されていた関係でリストに載っていたのを、ひとまず10年の期限付きで解除して、入国可能にしたそうです。。
こういうアメリカのUS-VISITシステムの実態を見ると、「テロリストがうろうろ」発言に対する非国民通信さんたちのツッコミ、非常に的を射たものだと言わざるを得ないのではありますまいか。
そして、日本政府も同じリストを使うことになるでしょうから、同様の例は11月20日以降、ニホン各地の国際空港などでも起きていくと予測するのが自然です。
「美しい国」はアホ首相辞任後も健在っちゅーことでしょーか……orz。
ちなみにアメリカのUS-VISITシステムでは、これまでに7600万人の来訪者のデータを収集した挙げ句、入国時に「1800人の入管法違反者あるいは犯歴有る者」を見つけたよというのが、得られた成果であるそうでして、「鶏肉を牛刀で割く」って言い回しが思い出されますが、具体的には、
「入管法が複雑化したせいで間違って違反者に数えられた人も少なくないよ、すごいね!!」
「1人あたり830万ドルかけた計算になるよ、すごいね!!」
「軽微な過ちを犯したに過ぎない人もおおぜい含まれているよ、すごいね!!」
「あやまって追い返された人がたくさんいるよ、すごいね!!」
「カナダ、メキシコの陸路の国境ではノーチェックなんだけど、それでもテロは起きてないよ、すごいね!!」
「ほんまもんのテロリストは1人もつかまってないんじゃないの、すごいね!!」
などと、皮肉まじりに嘆息する方がふさわしそうです。
さらには、150億ドル使ってこのざまかい、と。
そもそも誰がテロリストになるかなんて、将来のことはわかるはずありません。
過去の実行犯が指紋を残してくれてる場合でなけりゃあ役に立たないチェック・システムなんであります、US-VISITもニホンが導入しようとしているシステムも。くどいようですが。
しかも、チェックに使うリストが、かなり不正確なうえ、時の権力者によってかなり恣意的につくられてしまう不公正なものになってしまってる。この傾向は、今後も変わらないと考えるのが自然でしょう。
しかもしかも、生体情報採取・蓄積・流用システムを導入するのと同じ法改正では、法務大臣(今ならトコトン阿呆な鳩山法相!)が「テロリスト」と認定した在日外国人を退去強制するシステムも、導入されちゃってます(2008年末日までに施行予定ですが、施行期日は未定です)。
この退去強制システムでは、「刑法で処罰される予備行為」にさえ当たらない何かをした、あるいはそのおそれがあると認定されただけでも、外国人は「国外追放(退去強制)」されてしまうっちゅー、おそろしいものです。
こんな具合に認定基準があいまいなので、言論・出版・集会といった表現行為が、テロリストを(精神的に)支援したなどとして、退去強制理由にされるおそれがあって、在日外国人の「表現の自由」や「行動の自由」の行使を抑制しかねず、個人の自由・自律に対する重大な脅威となります。
そのうえ、退去強制手続が開始した場合の「手続保障」も貧弱でして、日本籍市民の多くがここ数年、反対してきた「共謀罪」に類似の、日本から追放されてしまうという点ではそれ以上に重大な、人権侵害の危険性があるシステムなんです、これは。
(イギリスでは、同時多発テロ直後に制定された反テロリズム、犯罪及び安全保障法に、今回日本が導入するのと同様の、主務大臣の認定によるテロリスト容疑者の身柄拘束、退去強制が規定されていましたが、欧州人権条約の「人身の自由」「差別の禁止」に反すると、日本の最高裁に当たる上院上訴委員会が判断し、2005年には廃止されました。)
鳩山法相のおバカ発言に戻ります。
もし、今、鳩山法相が語るように、「テロリストがうろうろしている」のを本当に把握しているのであれば、彼・彼女らがテロ行為の準備にかかった段階で、警察力を使って十分に対処できるはずでしょう。別に記者会見でえらそーに語る必要などないことですし、そんな準備のそぶりすら見せていない人たちを「テロリスト」と呼んじゃう感覚は明らかに常軌を逸しちゃってます。
また、彼・彼女らの動静を法相さんたちはすでに把握できてるみたいなんですから、あえてこれから「テロリストの入国阻止」を名目にして「外国人から生体情報を採取するシステム」など導入する必要性がある、なんていう結論には結びつかないでしょう。
もともと無意味なシステムの必要性を主張しようとして、阿呆に輪をかけたところん阿呆な法相が暴走しちゃってる……。まあ、そんなところなんでしょうかね。ホンマ、トコトンアホやなあ……、この法相。こんなヤツが法相に居座れちゃうニホンって、いったいどんな国なんだい……orz。
なんだかもう、かな〜り脱力気分になってきました。
今日はこの辺で。
2007.11.7.22:00ころ、この文字色の部分を追記。
すでにテロ行為を行ったテロリストであれば、その動静を把握している日本政府はとっとと彼・彼女を逮捕すればよいだけです。だって鳩山法相が「そいつがおそろしいテロリストだ」と知ってるくらいなんだから、名指しされて指名手配されてるはずでしょう。
えっ、おとり捜査中?
そんなはずはありません。
2006年3月17日、外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの導入に関する入管法の改定案を審議する衆院法務委員会で、平沢勝栄議員が「テロリストを国内で泳がせる捜査をしてはどうか」という趣旨の提案(発言番号030)をしたところ、やはり阿呆で議会制民主主義の破壊者・河野太郎副大臣(当時)は、「泳がせている間に国民に危害が及ぶおそれがあるので、長期的な検討課題にしたい」旨を回答しています(発言番号031)。
少なくとも1年半ほど前の自民・公明政権では、テロリストの泳がせ捜査は考慮のうちに入っていなかったようなのです。オウム事件で泳がせ捜査が失敗した、なんて噂もあるくらいですから、その姿勢は評価すべきと思います。
まあそんな評価はさておくとして、河野太郎副大臣(当時)の発言を真実ととらえるにせよ、鳩山法相(現在)の発言を真実ととらえるにせよ、どちらか一方はウソ、あるいは妄想を語っていると考えるのが自然ではありますまいか。
長期的な検討課題のはずだったけど、わずか1年半でその「検討」が終わった、との可能性はなきにしもあらずですけど、いや、まさかそんなに急に??
【「鳩山爆弾発言」解読シリーズ】
★やっぱこんなヤツかいな(鳩山邦夫法相の巻)(2007.9.5)
★テロ予告と鳩山法相/世界に広がる衝撃恥(やっぱこんなヤツかいな(鳩山邦夫法相の巻part2))(2007.10.30)
★鳩山記者会見映像(OhmyNews)でまたびっくり!罷免しないでいいんかいな、こんなヤツ。。。(2007.10.31)
★私の友だちの友だちが、ある怪談……/世界に広まる!新・入管システムの危険性(2007.11.1)

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>かな〜り脱力気分に
うさ(へニャリンコ)さん、ですな、今晩は・・。
>もともと無意味なシステムの必要性を主張しようとして、阿呆に輪をかけたところん阿呆な法相が暴走
ウ~む、凄い戦術といえるのかも?
まるで7XのP-5の余話ヨワ宇宙人みたいに、恐るべきどんでん返しが待っているようで、ブキミ・・。
こないだ山口昌男さんって方の「道化の民俗学」これまた100円!?で見つけたので、読んでいるんですけど、
「オコの[たわけ]者」が「劇[動的展開」の推進者になるとかいうことが書かれていて、「オセロー」よりもイアーゴーが劇的や詩。カミュもミルトンの「失楽園」を悪魔の方に肩入れしてしまうのが詩人や!、まじめ腐った神さんよりも・・。とか何とか言うて貼ります。かいけつはりまおお~。
そうそう、また例によって、例の話ですが、
「pッチンpリン」も、CMで、pリリンとユレルあの絶妙な、揺らぎFbunnno1が,たまらなく美味しそうに観させるんも、別の好い意味での「動的魅力」。
かの法相を放縦に咆哮させ続けるのは、凶暴な法案を男弱に診せる、官僚的裏技=いめーじ戦略かも?
コワモテの人よりも[例えば辺見庸さんがこういった管理社会に「警鐘」鳴らすよりも数段、受容れられ易く]油断させられます茶会。
恐るべきマジシャン?の放言に、pルルンらッガーを開発せねば・・。
そうかネバネバ鳥餅か、捕虫網で
一妄だジョワ~ン、っと行きまっか?
投稿: 三介 | 2007年11月 7日 (水) 23時13分
三介さん、こんばんは。へにゃりんこしておりますです……。
トリックスターとかいうんでしたっけ、道化役が事態を展開させていくっていうその分析。それにしても100円で見つけたっていうのが、なんとも羨ましい話じゃありませんかあ……って、いや、話が逸れていくのでここらでへにゃらと踏ん張って(^^;)。
この法相の場合、とことん阿呆なことを連発しているわけでして、これだけ連発してくれると導入されるシステムの異常さ、異様さに気づいてくれる人が増えるだろうと期待したくなるわけですが、むしろそのあまりの阿呆さが目くらましになってしまい、私の期待は叶えられそうにないのがなんともやっぱりへにゃりんこ、です。
まあ、もともと直観的に理解してもらうのは難しい話ではあるのでしょうけど、せっかく巡り来た絶好のチャンスを活かせずにいるわが身がまたはがゆくてへにゃうさうさと申しますか、せめてもの救いは、第1弾が外国特派員協会でぶち上げられたっていうあたりですね。たぶん外国籍の人の中には、わかってくれる人がどっと増えただろう、と。
pルルンらっガーにY度ショットー、へにゃりうむ光線にネバネバ取り餅、捕虫網、発売禁止の表札ジェットンで
一妄だジョワ〜ン、と参りましょう。この手の荒技、なくして対抗できそにありません……
へにゃへにゃ〜 %(@<>@)% へにゃへにゃ〜
お酒まったく入ってないんですけれど(^^;)。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年11月 8日 (木) 00時18分
こんばんわ。
鳩山のアホホッポぶりは清々しいものがありますね。あとは鳩山批判を鳩山個人の人格批判ではなくて、その主張・思想に発展させる必要があるのですが、あまりの・・ぶりにそれ以前の問題となってしまっているようなのが想定外の事態ですね(泣)。
>さらには、150億ドル使ってこのざまかい、と。
治安対策は無駄に金を費やすということについて、もっともっと広まって欲しいですよね。まあ、そもそも治安対策自体が不要なことも!
投稿: 遊鬱 | 2007年11月 8日 (木) 12時02分
遊鬱さん、こんにちは!
そーなんですよ、あのアホポッポぶり、ネタとして見ればミゴトと言う他ないと言いますか、入管法関連の話でなければ当ブログでもからかい倒してオシマイにしたいくらいなんですが、それは問屋が卸してくれず、困惑・困憊しているありさまです。そして今さらながらに、義家某や竹花なんちゃらたちを追及する遊鬱さんの手法を見習うべきかも、なんて感じています。
>治安対策は無駄に金を費やすということについて、もっともっと広まって欲しいですよね。まあ、そもそも治安対策自体が不要なことも!
そうですよね。「治安目的」のために社会のシステムを変えていってもろくな結果になるわけがないのでありまして、そんなことよりもやっぱ社会政策が肝心なんだと思います。「最良の犯罪対策は社会政策だ」みたいな言い回しがあるくらいですし。
故・黒川さんの提示していた住宅政策なんかも社会政策の中に含まれていて、おそらくそっちに進んだ方が「治安のための社会」をつくるよりももっとコストも安く、安心とやらに近づく社会を実現できるんだと思います。
住宅対策といえば、先日、書店でたまたま見つけた本が、「住居権」について熱く語っておりました。
『権力に迎合する学者たち—「反骨的学問」のススメ』(早川和男・著、三五館)
機会があったら一度手に取ってみてください。私は立ち読みしただけで、買うかどうか悩んでいるところなんですが(^^;)、ご参考まで。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年11月 8日 (木) 13時39分
宇宙時代に月面で生活する技術を高め宇宙都市を建設し自給自足を科学的に確立するべきかもしれない その都市は便利で少しの電力で生活できる 各自が生き残るために開発し建設し生き残りを図るべきかもしれない 未来は自分達の努力でやらないとどうなるか予測できないかもしれない
投稿: 増田二三生 | 2008年6月10日 (火) 22時20分
増田さん、はじめまして。
う〜ん、月面での生活の術を、各自で開発し建設するというのは、かなり困難かと。地球上での生活の術の獲得すら、困難を極めている状況であります……(;<>;)。
投稿: 仲@ukiuki | 2008年6月15日 (日) 02時19分