鳩山記者会見映像(OhmyNews)でまたびっくり!罷免しないでいいんかいな、こんなヤツ。。。
2007.10.31.15:30ころ
(2007.10.31.21:45ころ、「(鳩山氏・談)」を補足しました)
(2007.10.31.23:50ころ、追記。鳩山記者会見の爆弾発言の内容とその様子を文字化したものを、冬枯れの街さんが紹介してくれています。2ちゃんの名無しさんと冬枯れの街さんに、感謝!!)
(2007.11.1.13:00ころ、【シンポジウム】バリー・スタインハードさん(米自由人権協会)を招いて〜どこまで強まる? 外国人管理 「テロ対策」と日本版US-VISITで採択されたアピールの英語版アドレスを追記)
(2007.11.6.23:00ころ、tnfuk [today's news from uk+]さんの記事The Economistは鳩山発言をどう見ているかをここにて紹介)
前回の記事で紹介した鳩山爆弾発言の飛び出した外国特派員協会での記者会見の映像が、OhmyNewsにアップされています。とむ丸の夢さん経由で知りました。死刑制度についても語ってるんですね。「ベルトコンベヤー発言」の言い訳会見でもあったようです。
独特の妄想的ニホン文化論を、そこで語っています。また、一神教の国同士のいさかいがテロにつながって迷惑してる、みたいな、ニホン被害者説、のようなものも。
それに加えて、
「友人の友人はアルカイダ」「アドバイスは受けておりました、私は」(鳩山氏・談)
そりゃあ、通訳の方や特派員の皆さま、凍り付きますわな。私にはその音が聞こえた気がしました。
この「私は」の部分をカットして放映したテレビ局が多いとすれば(すでに削除されているTBSニュースやNHKニュース(にこにこ動画、5:29秒)の映像でもそうですね。ニュアンス的に伝わるとはいえ)、テレビ・ジャーナリズムのあり方に根本的な疑念を抱かれても仕方ないでしょう。
「(指紋を入国時に採るようなシステムはアメリカ以外の)他の国もやってるの?」(鳩山氏・談)
やってねーよ! そんなことも確認しないで記者会見に臨んだんかい!
てな具合で、実に頭の痛くなる会見でした。やっぱ、こいつ、あたま悪いわ……。
とむ丸の夢さんは、鳩山法相のたぶんほとんど知られていないエピソードを紹介しています。「蝶々収集」に関する、ますますトンデモない話です。ぜひご一読ください。
記者会見の中で、
「私も外国によく行きますが、ま裏口から入れてくれる国もありますけども」
と語っているのと、関係のある話です。
ともあれ、当ブログとしては、外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの導入を説明する記者会見でもあったという点に着目して、あらためて爆弾発言のバカさ加減についてまとめてみたいと思います。
まず、特派員協会での記者会見の内容どおりに、「鳩山首相が友人の友人からテロの警告を受けていた」場合。
その情報を鳩山氏はそのテロの抑止に役立てたわけではないようですし、そうすべきとの意識もなかったように見受けられます。2002年当時の鳩山氏は、「武力攻撃事態への対処に関する特別委員会」委員長を務めていたほどに政府・自民党の有力者であったわけですが、その鳩山氏からしてこんな有様なわけですから、政府・自民党がテロの抑止・防止に実は不熱心であるさまが透けて見えます。
そんな鳩山氏が「テロ対策」に「外国人の生体情報を採取する」などと言っても、差別的に生体情報を採取される外国人記者の方たちを説得することはまず無理でしょうなあ。
次に、後の言い訳記者会見の内容どおりに、「テロが起きた後にそんな噂を聞いた、しかもその友人の話の真偽は不明」の場合。
噂を根拠に、こんな差別助長的で効果も薄いシステムを導入することが正当化できるわけはありません。外国人記者の方たちを説得することは、これでもまず無理でしょう。
で、鳩山氏は、国会審議のときの政府側見解と同様に、法案の趣旨説明にも書かれていない「退去強制者の再入国拒否」が重要な目的である旨を語っています。ようやく外国人向けに公的にこの発言がなされた、といったところでしょうか。(そもそも日本政府は、今回導入されるシステムは「テロ対策」のものであるとばかり宣伝しておりまして、最も影響を受ける外国籍の人たちに対して、採取された生体情報がどんな風に使われるか、きちんと説明しようとした形跡が見当たりません。こんな背信的なことをしておいて「多文化共生」だなんて美辞麗句を使うんだから、ちゃんちゃらおかしいですよね。これについては、また別の記事で書きたいと思います。)
しかし、テロ対策という極めて重大な目的を口実に導入された極めて人権侵害の程度が大きい手段によって得られた情報を、出入国管理といった目的に流用してよいかとなると、これまた説得力はありません。これについては、こちらのPDFファイルやカテゴリー「2006入管法改定」の記事をひとまずご覧ください。
「テロとの戦い」という「マジック・ワード」で思考停止してしまうようなジャーナリストは、外国特派員協会の記者会見の場には少なかったのだと思います。そりゃあこの衝撃恥、世界に広まっていきますわいな。
下記に、先週末のイベントで採択されたアピール(英語版はこちら)を紹介します。
「日本版US-VISIT」施行の中止を求める!
10.27シンポジウム アピール来日・在日外国人の(再)入国時に指紋や顔写真など個人識別情報を採取する日本版US-VISITの実施が目前に迫っている。
この制度は、テロ対策を主たる目的として、06年の通常国会で導入が決定されたものであるが、そのさい国会審議は十分になされたとは言えない。
たとえば、・指紋情報という生体情報に関する取得・保管・利用・廃棄について明確な法律による規制のないままでよいのか
・指紋・写真以外に提供させる個人識別情報の種類をすべて省令に委任してしまってよいのか
・生体認証技術は本当に信頼性を有しているのか
・「テロリスト」の定義や認定方法は明確と言えるのか
・外国政府との情報交換にきちんと制約が及ぶのかなど多くの疑問が残されたまま法案は可決・成立したのである。また、国会審議における政府関係者の答弁や認識に食い違いが見られ、十分な事前の準備がなされていない実態も明らかとなった。さらに、法案成立以後、1年以上の期間があったにもかかわらず、以上の疑問点について明らかにされることもなかった。
私たちは、これまでも「日本版US-VISIT」に対して、反対の意思を表明するとともに、様々な社会的アピールも行ってきた。それには、以下の理由がある。入国時における外国人の生体情報の提供を義務づけることは、「テロリストは外国人である」という先入観に基づくもので、外国人に対する差別である。これによって、特別永住者を除くほぼすべての外国人から指紋・写真その他の生体情報を取るという広汎かつ過度な手段が取られることになる。しかし日本では、指紋採取は、歴史的に外国人管理の象徴と言えるものであり、外国人を犯罪者と同視するかのごとき屈辱感を与えてきたことを忘れてはならない。
また、取得した生体情報を、「テロ対策」ばかりでなく一般の犯罪捜査にも利用することが国会審議の中で明らかとなってきた。これは、生体情報というセンシティブ情報に関する明らかな目的外使用であり、行政機関の間であっても許されない。
さらに、取得した個人識別情報が、長ければ80年にも及んで保有されることが想定されており、億単位の情報量となる。生体情報という究極の個人情報が、かかる長期間にわたって多量に保有されることの危険性は言うまでもない。
そのうえ、「テロリスト」の定義も曖昧で、「公衆等脅迫目的の犯罪行為」を実行した者だけでなく、その「予備行為」または「実行を容易にする行為」を「行うおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者」まで含まれる。これではまったく不明確であり、入管当局による恣意的な運用が拡大するおそれもある。
同時に、US-VISITが「テロ対策」として有効であるのかどうかも確認されていない。実際、日本に先立ってUS-VISITを実施している米国では、Government Accountability Office(行政監査院)が、その制度の脆弱性を指摘するにいたっている。
つまり「テロ対策」という名目のもと実施されようとしているUS-VISITは、その目的に適う手段であるかは明らかではない一方で、その実施による人権侵害は明白なのである。しかし、たとえ「テロ対策」を名目にしていようとも、人権の尊重という国家の義務から自由ではない。この点は、「テロ対策」に関わる国連の議論や国際会議においても繰り返し強調されてきたところである。また、このような外国人の管理が、「テロ対策」の名の下に、特定の人種・宗教・民族集団に恣意的に不利益をもたらす危険性、すなわち人種的プロファイリングという人種差別の一形態となるおそれは否定しがたい。
以上のように日本版US-VISITは大きな問題をはらんでおり、現時点で導入するに足る理由があるとは認められない。このため、本シンポジウムに集った私たちは、日本版US-VISITに反対し、その実施中止を求めて、あらゆる力を結集することをここに表明する。
2007年10月27日
「どこまで強まる?外国人管理——「テロ対策」と日本版US-VISIT」シンポジウムにて

←ご好評(笑)につきもう一撃、「テロリストによるテロ対策!?」に、うさキック!
←野党、しっかり追及してくれるんでしょうか。鳥居さん個人に負けるような追及だと、情けなさ過ぎだよ……。
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コメント
今晩は。ウキウキさん。
>凍り付きますわな。私にはその音が聞こえた気がし
やはり「パ気~ん」でしょ?
それとも、愛スラッガーで「愚者」かな?
ところで、建築の件で、時々国会(国交委)、ヴィデオ観ます。
今回は、10月1日から始まった緊急地震速報の件なので、
うちのログでは扱いませんけど、
こくたはんの質問に「障害者や外国人への災害情報通報は?」
って、いうのがありました。国の答弁は
そういうのが始まるという情報は通知しているらしいけど、
それを災害弱者が利用するレベルには程遠い周知度のようです。一番取り残されるものにこそ、素早い情報、要るんちうゃんか?と。
取急ぎ、ご報告まで。
ただ、監視社会作りに利用され変容にせなあkンというのが、この手の話では、大事やねんけど。
じょわ~。
投稿: 三介 | 2007年10月31日 (水) 18時26分
三介さん、こんばんは。
ピキーンというかピシーンというか、かなり鋭く冷たい感じの音でした。
愛スラッガーは、ほんと、法相とそれを擁護する福田首相、法相の無茶苦茶な弁明に配慮する形で情報統制をやってしまっている日本製記者クラブの皆さんにぶつけてやりたい気分です。「愚者」っと。
国会答弁、聞いていてもよくわからないことが多くありませんか? 入管法改定案の審議録をプリントして読んだのですが、大臣や閣僚の答弁がまったく質問に答えていないといのがほとんどで、あるいは何とかの一つ覚えであったり、「議会の死」を強く印象づけられました。早いところ蘇生させないと、ヤバいぞ、と。
緊急地震速報の件、こくた議員、うれしいツッコミしてくれますね(^^)v。アミネ・カルリさん一家の在留許可を求めるメールを送ったときも、丁寧なお返事をくださった議員さんの一人です。応援せねばと思います。
それにしても国の通知って、どれほど真剣にやってるんでしょうか。手元に、滋賀県が最近発行したらしい「できることから地震対策!!〜そなえれば地震はコワクナイ〜」というパンフレットのポルトガル語版があるんですが(日本語版はhttp://www.s-i-a.or.jp/advice/saigai/jishin-jpn.htmlです)、緊急地震速報の件、まったく出てません。国、ほんとうにやる気があるんでしょうか。障害者もそうですが、おっしゃるとおり、一番取り残される人たちだと思うんですが。「弱者切り捨て」という政府の方針がこんなところにも現れている印象を受けます。
この手の話が「監視社会づくり」に利用されかねない危険性もたしかに忘れちゃいけませんが、それを考慮に入れても、なんだかなあ、って感じです。。。
じょわはヤクルト〜なんて言ってみたりして(^^;)。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年10月31日 (水) 21時14分
>野党、しっかり追及してくれるんでしょうか。
やはり保坂展人議員とか、が突っ込んでいますね。
官房長官答弁。金曜日までに、文書で、報告させるとか・。
>こくた議員、うれしいツッコミ
ええ、耐震偽装でも、メールくれましたよ。応援しましょ。
>それを考慮に入れても、なんだかなあ、って感じ
震災の時に活躍した、FMココロなんかに、
税金で助成すって言うのは好いんとちゃうんかな? もう既にやってるんかな?
いろんな言語で対応する自力もってはるし。ラジオは監視手段やないし。
ネットは、可、諫死みたいで、やだるとジャワ~・・。喋々p人、騙る
なんて言ってみたりして。
投稿: 三介 | 2007年10月31日 (水) 23時34分
三介さん、こんばんは。
おお、どこどこ日記に書かれてますね。いったいどんな文書が出てくるのか。やっぱ偽装文書なんでしょうかねえ……。
FMココロ、一時ほど財政的に余裕がなくなってる、てな噂を聞いたことがあります。ちょっと普通のFM局っぽくなってきたのはそのせいだとか。そういえば、妙に創価学会のCMが入ってた時期を記憶してます。たぶん、1、2年前。最近聴いてないんですが、今はどうなんでしょう?
まあ、そうではあっても、FMココロみたいなところに助成して情報発信するのはいいアイデアですよね。やってるのかな。
やだるとジャワ〜って(^^;)。まいりました。返し手が見つかりません(爆)。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年11月 1日 (木) 00時01分
そうそう、こんばんは。
色香阿w大吉氏の「日本の歴史21」のこと書いていて、
「テロとの闘い」ドストエフスキー云々は、まあ、書いたとおりなんですけど。北村透谷の話、もっと重要なんですね。
信頼できる相手だからこそ、「打ち明ける」「打ち明けられる」。
山口昌男氏が「道化の民俗学」でチラッと、共同体にせよ、国家にせよ、身内の血が流れるのが一番しんどい事に触れられていて。「保元物語」に始まる「軍記モノ」の主題も、「下克上」と共に「身内同士の射ち合い」の連鎖ですからね。
この法相が友人の友人とどの程度親しかったは、ともかく、「命にかかわる」情報を共有せざるをえない関係性の中で、「真の決断」を迫られた透谷の話、重いですね。ドスト氏の小説では、秘密を知ったからには協力できなければ「抹殺」対象。ですから、不殺生を掲げる宗教へという道筋が追究される。
さてさて、日本は? それは難しいので、
7Xは? 今晩はこのくらいに・・。
投稿: 三介 | 2007年11月17日 (土) 21時33分
三介さん、こんにちは。
ここのところ立て続けに、当ブログでコメント投稿がスパム扱いされることが続いていて鬱な私です(^^;)。
北村透谷の話、三介さんとこで読むまで知りませんでした。頭を丸めたというのが実に日本らしいですね。出家みたいな意味合いがこの場合はあったんでしょうか。「不殺生を掲げる宗教へという道筋」が自然と追求されたのかもしれませんね。何はともあれ、こういう話、ひょんなところから誰にでも降り掛かってきそうな気がします。。。幕末とか動乱期、けっこうあったんじゃないでしょうか。
まあ、鳩山法相の場合は、透谷や私たち一庶民とは違って、国民の代表たる国会議員であらせおられるわけですし、それも政権政党の中枢あたりにおられたわけで、求められるものがかなり厳しくなるのはやむを得ないでしょう。バリ島爆破事件の被害者遺族が憤るのも当然だと思います。
それにしてもセブンX、まだ観れてません……(;<>;)。今夜になるか、明日になるか。変な時間に放映してる分、ブログなんかでも話題になりにくい気がします。残念!
P.S. いわいわブレーク、って入力してふと変換キーを押してしまったら、「祝い輪ブレーク」。めでたいんだかそうでないんだかどっちともとれる文字列が出現しました(^^)v。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年11月18日 (日) 17時02分