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2007年9月

『ダイヤに埋もれた夜』:軍事政権下の「天国と地獄」、日本政府との密接な関係

2007.9.29.01.25ころ
(2007.9.29.02.20ころ、この文字色の部分を加筆しました)

すでにいくつかのブログで紹介されているようですが、先日テレビ報道で見たときに目を疑った映像が、YouTubeで公開されています。

『ダイヤに埋もれた夜』(ミャンマー関連ニュース、2007.9.12)

YouTubeでの英語版の原題は、「Heaven & Hell」(「天国と地獄」)です。

ニュース自体は昨年、朝日新聞でも紹介された話のようで、この映像流出が、ビルマ市民の怒りに火をつけ、また、軍事政権による情報遮断につながったとの見方もあるようです。

それにしても、「ミャンマー軍事政権」に対して、日本は「先進国」間では最大のODA援助国だそうでして、いったい何を援助しているのかと、小1時間と言わずっじっくりねっちり、日本政府を問いつめたくなります。
そして、こりゃあ難民もどんどん生まれてくるよなあ、との思いも強まります。

ちなみに、
ビルマ軍は外国人ジャーナリストを狙っていた!(世界のメディア・ニュース、2007.9.28)
には、日本の外務省とミャンマー政府との密接な関係が、他ならぬ日本の外務省のサイトのURLを紹介する形でまとめられています。ご参考まで。

緊迫するミャンマー/ビルマ情勢についていただいたTBをいただいた記事、交換させていただいた記事を、以下に紹介します。

【緊急】ビルマの民衆とともに!(ネット署名ご協力のお願い)(鳥居正宏のときどきLOGOS、2007.9.27)
【緊急】アムネスティからご協力のお願い −ビルマ民主化情勢緊迫化−(鳥居正宏のときどきLOGOS、2007.9.27)
【緊急】アムネスティ・インターナショナルの緊急声明 −ビルマ情勢−(鳥居正宏のときどきLOGOS、2007.9.27)
ビルマ(ミャンマー)での軍政による民衆弾圧 (緊急行動の要請) (追記4まであり)(村野瀬玲奈の秘書課広報室、2007.9.27)
【感想】高村外相の答弁(人工樂園、2007.9.28)
ミャンマーの武力鎮圧&民主主義の大切さ+給油新法+大相撲界にとって正念場(日本がアブナイ!、2007.9.28)
ミャンマー軍事政権に対する抗議のアクション(薫のハムニダ日記、2007.9.28)
邦人銃殺!許すなミャンマー軍事独裁!倒せ!(kimera25、2007.9.28)
【緊急】アムネスティ緊急院内集会のお知らせ −ビルマ情勢緊迫化−(鳥居正宏のときどきLOGOS、2007.9.28)
ミャンマーの軍事政権によるデモ隊への発砲と日本人殺害に強く抗議します(>_<)(嶋ともうみ☆たしかな野党を応援し続ける勇気を!、2007.9.28)
【ビルマ情勢】現地からの声(人工樂園、2007.9.29)


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「陰謀論」と平和運動、レイシズム

2007.9.27.20:30ころ
(2008.1.12.15:10ころ。『ボーイングの行方』および『分解 『911 ボーイングを捜せ』』がサイト移転のうえ復活していましたので、リンクを修正しました)
(2008.2.27.22:50ころ。コメント欄にて、WTCは鉄筋コンクリート造りではなかったとの情報をいただきました(汗)。その点をお含みおきのうえ、お読みください(汗汗))

野暮用に追われまくって更新がすっかり滞り気味の昨今ですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

先日、私は、「9.11“トンデモ”陰謀論」とでも呼ぶべきものについて、その唱道者の一人が悪質極まりないレイシズムの扇動者である、との情報をAMLで読んで、うさびっくりしてしまいました。
で、その唱道者のサイトとやらに行ってみて、うさどっきり。ひでえや、これは……。「ユダヤ陰謀論」に結びついてるだろうとは思ってましたが、いや、恐ろしい……。

さらに驚いたことに、その唱道者と、ジャーナリストだか市民運動かだかと称して「平和省」創設運動だか何だかを展開しようとしている日本の「平和運動」界隈ではかなり名の知れた人物であろうきくちゆみ氏が、どうやら連携しちゃってるみたいで、もう目が回りそうになりました。日本の平和運動って、結局、レイシズムに行き着いちゃうわけかぁ!?

まあ、さすがにそれは杞憂でしょう。「日本の平和運動」などと一口に言えるようなものがあるわけもなく、いろんな人たちが、いろんなグループをつくって展開しているのが、現実なのですから。

と、(なかば無理矢理)一安心してみたわけですが、たとえ今後、「ナチスの後継者・自民党」が終わりになっても、レイシズムがはびこるような世の中のままでは、元もこもありません。
「陰謀論」も、まあ、趣味の世界にとどまってくれる限りはかまわないと個人的には思うのですが、「陰謀論」はかなりの確率でレイシズムに直結しかねない「危険な妄想」でもあるわけでして、面倒ではあっても逐一反論しておくことも必要です。

幸い、「9.11陰謀論」については、ありがたいことにmsqさんという方が、詳細な検証を行いウェブで公開してくれています。
ボーイングの行方
分解 『911 ボーイングを捜せ』

後者は「ベンジャミン・フルフォードに騙された!」私をFEMAの報告書に導いてくれたサイトです。

また、
『陰謀論の罠』(奥菜秀次・著、光文社)
も読みやすく、ありがたいです。ベンジャミンやきくち氏が公式報告書を読みさえせずに「公式見解」を批判していた、というお寒い事情も暴露してくれていて、貴重な資料になっています。

とまあ、これだけでは記事として寂しいので、ここでひとつ、耐火建築についてを補足・補強することになるかも知れないお話を一つ、紹介してみます。建築の専門家なんかではない私ですけど、大胆に。

情報源は、「皆さまのNHK」が先日放送した地震火災に関するNHKスペシャルです。
その紹介文をNHKスペシャルのサイトから一部引用してみます。

しかし、被害は想定だけにとどまらず、さらに拡大するおそれがあることが最新の研究で分かってきた。林立する超高層ビル。柱に使われている高い強度のコンクリートが、実は熱に弱いことが明らかになった。「爆裂」と呼ばれる現象が起き、最悪の場合、倒壊につながるおそれがあるという。

番組では、その「爆裂」現象を実験で発生させているところを放映していたわけですが、いやあ、何とも恐ろしい光景でした。ケンシロウに秘孔を突かれた悪党どもみたいに、コンクリートが内部から破裂・炸裂・爆裂しちゃうんですよ、これが。

そのメカニズムはどんなものか? うろ覚えですが、大雑把に説明してみましょう。
コンクリートの内部にはある程度の水分が含まれているわけですが、それが熱せられると、気化して膨張しながら、抜け道を探すようにコンクリート内部の隙間へぐんぐん広がっていく。ところが、高強度コンクリートは、通常のものよりも密度が高い分、含有水分ちゃんたちは、一般のコンクリートよりも早い時間で、隙間をびっしり埋め尽くしてしまう。そして最後は、水分ちゃんたちは逃げ場を求めて、「あべし!」「ひでぶ!」とコンクリートを内部から破壊してしまう、っていうわけです。

こりゃあ、大規模な地震火災が起きちゃったとき、9.11のWTC崩壊みたいなことがあちこちで同時多発的に起きちゃうんじゃないか? 中低層のビルよりも、まずまっさきにぶっ倒れるのが高層ビル、なんて事態とかが……。

そんな悪寒に襲われた私でありました。

 

【関連記事】

「陰謀論」と平和運動、レイシズム(2007.9.27)

【お願い】地震火災によるビル倒壊を「テロ攻撃」と早合点しないでネ!!(2007.12.12)

情報操作ニヒッカケラレズ、加担セズ、ソンナ自分ニ私ハナリタイ。野望或ハ無謀(2007.12.20)

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「テロとの戦い」の成れの果て→忍び寄るネット・通信「監視」の目

2007.9.22.16:40ころ

当ブログで繰り返し触れてきた「テロとの戦いを口実とした外国人監視システムの構築」
まだお気づきでない方も少なくないと思うのですが、「テロとの戦い」(実相は「テロの種まき」)が構築を押し進める「監視システム」が監視する対象は、外国人ばかりではありません。

アジアの某大国、全国規模の通信監視システム構築へ(WIRED VISION、2007.9.21)

記事中では触れられていませんが、「アジアの某大国」って、おそらくあの国でしょう。
「大国」と呼ばれるにふさわしい国力を持っていて、「テロとの戦い」に積極的に参加することで「テロの種をまき散らかして」いて、しかもアメリカ政府の言いなり、アメリカ企業の言いなりになってばかりの。

まあ、「テロとの戦い」にせよ「国家同士の戦争」にせよ、「戦いの相手」や「裏切り者」を監視するという名目の下、当事国の国民に対する監視をも強める動きに利用されることは、既得権益を失うまいとする権力者グループの思考を想像してみれば、驚くまでもないことです。至極当然のことなんでしょう。

記事中の「某大国」がいったいどこか、続報を待つとします。
どうか日本でありませんように……。あっ、国政調査権で調べてもらう手もあるかも知れませんね。


「ヒゲ佐藤」発言の関連記事

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イラク派兵で暴走しだした「軍の論理」と、「滅びの美学」を追求する「美しい国」内閣?(2007.8.11)

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「対テロ戦争」のウソ。政府の自作自演の恐怖(2007.9.16)

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「対テロ戦争」のウソ。政府の自作自演の恐怖

2007.9.16.17:00ころ

友あり遠方より不始末の後始末をおしつける。。。ば、ば、ばっきゃろー!(;<>;)!

てなわけで、今週に入って野暮用に押しまくられ、更新が滞ってしまいました。
その間、アホシンゾーの辞意表明とかなんとか、空虚なニュースが世間を賑わせていたようです。

以下、どこへ行く、日本。(自民党の悲願「戦後体制からの脱却(=戦前・戦争体制への回帰)」を自民・民主は捨てられるか)さんのブログから、気になる記事をいくつか紹介します。今春の当ブログ休眠中のものもあります。未読の方は、どうぞ、すべて直接お読みくださいませ。

1.イラク戦争と統計──推定死者数122万人【TUP-Bulletin】(2007.9.16)

TUP-Bulletinからの転載と、その関連記事です。
当ブログの関連記事といえば、
テロの種まき、テロ対策!?(2007.3.17)
あたりでしょうか。
「朝青龍じゃなくて自衛隊は国内謹慎だ!ニホンから出すな!」と言ってみる(2007.9.7)
もそうですね。

それにしても、こんな戦争を支持する仏教徒の政党、「公明党」。
仏罰、恐れてないんでしょうか。

以前、公明党の選挙ポスターのキャッチコピーで「公明党がやる」とか謳ってるのがあったと記憶していますが、あれをもじって膨らませるなら、

「公明党が殺(や)る! イラクの女・子どもを殺(や)る! 米軍を使って殺(や)る! 自民党と一緒になって殺(や)る! 虐殺する!!」

とでも言いたかったのかも、なんて思ってしまいます。そんなこと、ないっすよね??

2.孤立に始まり抹殺に至る なぜ若者は自爆テロ犯になるのか――フィナンシャル・タイムズ(対訳版)(2007.7.12)
3.テロリストは犯罪者/「戦争」は対策にならない 元NATO司令官ら【NY Times】(2007.8.10)

「対テロ戦争」の「役立たずっぷり」が、「国際社会」では実は自明視されつつあるのではないか、そんなことを考えさせる記事二つです。前者はタイトルのとおり。後者は、「しんぶん赤旗」の今年8月10日の記事の紹介と、その元になったニューヨークタイムズ紙の英文記事です。

前者の記事からいくつかの段落を引用してみます。

Publicity helps to provoke governments into overreaction and turns terrorists into media stars, and heroes in their own milieux, he says. Mr Atran’s conversations with children in the poor neighbourhood of Mezuak in the Moroccan city of Tetuan, show they dream of becoming either Ronaldinho, the Brazilian footballer, or Osama bin Laden.

テロ攻撃が起きると世間が注目する。政府は過剰反応する羽目になり、マスコミはテロリストをスター扱い。テロ犯は仲間内で英雄となる。アトラン氏がモロッコの都市テトゥアンで低所得層の住むメズアク地区を取材し、子どもたちに話を聞いたところ、子どもたちは将来、ブラジルのサッカー選手ロナウジーニョになりたい、さもなければオサマ・ビンラディンになりたいと答えたという。

But becoming an Islamist is not the same as turning to terrorism. Apart from any other factor, one determinant is opportunity.

とはいえ、イスラム主義者になることは、テロリストになることと同義ではない。ほかのあらゆる要素をさておき、何よりも決定的な要因となるのは、チャンスだ。

Unfortunately, they do not suggest a typology in which those at risk of turning to terrorism can be picked out. “There is no predictive model,” says one British counter-terrorism official.

しかし残念ながら研究者たちは、どういうタイプの人間がテロリストになりやすいのか、特定しようとしない。「こういう人間がテロリストになる、などと最初から予測できるタイプなど、ない」。英国の反テロ対策担当者のひとりは、こう断言した。

やはり「テロ行為」の根元になる、あるいはそれにエネルギーを補給してしまうような現在の社会構造を変革するために力を注ぐことこそ、最大・最適のテロ対策ではないか。そう思います。

関連記事
第2章 ICCの傘に入って軍備オフ〜国際救助隊・国際人道支援隊を結成せよ!/【豆知識11】世界人権宣言が提示する「テロをなくす方法」(『戦争の抑え方☆軍備オフ ICCでつくる戦争のない世界』)

4.<真の対抗軸は常に強い風圧に晒される 菅生(すごう)事件が教えるもの(2007.6.16)

当ブログが春眠していたころの記事です。
紹介されている国家権力による自作自演策略事件の実例 「菅生事件」、まったく知りませんでした。1952年のことだそうですが、いや、驚き。ナチス、ヒトラーのやり口そのまんまの事件です。

平沢勝栄議員の国会での発言が、ちょっぴり思い出されちゃったりして。


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新たな連帯に、♪うさエール♪ 新たな言論テロに、うさキック!

2007.9.9.07:00ころ

雇用期限撤廃求めスト 偽装請負是正のクボタ(medhiajam BETA、共同通信配信NEWS、2007.8.30)

 子会社が「偽装請負」をしていたと大阪労働局に指摘され、グループ全体で派遣労働者を直接雇用に切り替えた大手機械メーカー「クボタ」(大阪市)の外国人契約社員20数人が30日、契約期間の期限をなくすよう求めてストライキした。
 ストをしたのは、大阪市大正区の恩加島工場で働くブラジル人、ペルー人、中国人。4月から直接雇用されたものの、契約期間は最長2年と定められた。
 クボタは「採用試験に合格すれば将来、正社員になることも可能」と説明するが、試験は日本語だけで、母国語で受けられないため、スト参加者は外国人の合格は無理だと主張している。
 ペルー人のアディル・ファサービさん(44)は「何年も働き、一番きつい仕事をしているのに、2年と期限を設けられ、日本人より給料が安い」と訴えている。
※写真=路上に座り込み、契約期間の期限をなくすよう訴えるクボタの外国人契約社員ら=30日午後、大阪市中央区

ポルトガル語新聞で見たところ、港湾関係の労働組合がサポートしてくれているようです。はい、もちろん日本人が結成している(涙目うるうる)。

国籍を越えた新たな連帯の始まりに、心からの ♪うさエール♪

また、岡山県ですかい。
【関連過去記事】右翼をダシに行政が「集会の自由」を弾圧。これって「言論テロ」じゃん!(2006.10.19)


金剛山公演ホール使用不許可(goo news、中国新聞、2007.9.7)

 岡山市表町、岡山シンフォニーホールが、在日朝鮮人でつくる金剛山歌劇団の大ホールでの公演使用を許可しなかったことが6日、分かった。歌劇団は来週、岡山地裁へ不許可処分取り消しを求め同ホールを提訴するとともに、使用許可の仮の義務付けを申し立てる。指定管理者の財団法人岡山シンフォニーホールは、「右翼団体などの街宣活動で、入居テナントの商業施設に営業の損失が出る恐れがある」と説明した。

「指定管理者の財団法人岡山シンフォニーホール」だそうでして、岡山市の委託を受けてこの財団法人が岡山シンフォニーホール(えらい立派な施設やん)を管理・運営している、ということのようです。(参考:財団法人岡山シンフォニーホールについて & 指定管理者制度 in 『ウィキペディア(Wikipedia)』)
つまり、岡山市の所有する公共施設、ということになるのでしょうか。

であれば、やはり今回の「不許可」には、昨年の倉敷市の「許可取消」と同様の問題があると言えるはずです。

ほんの数日前には、こんなニュースもありました。

会場使用で市と訴訟の金剛山歌劇団 厳戒の中、仙台公演(河北新報、2007.9.4)

 在日朝鮮人でつくる「金剛山歌劇団」(東京都小平市)の仙台公演が3日、仙台市青葉区の市民会館であった。公演をめぐっては、仙台市がいったん許可した会場使用を取り消したため実行委員会が提訴し、裁判の末、開催にこぎ着けた。右翼団体の街宣車や警察が会場周辺を取り巻き、逮捕者も出る騒ぎの中での公演となった。
 実行委によると、入場者はすべて招待客で約1200人。宮城県内の文化団体関係者ら日本人が7割以上を占めた。
 混乱を避けるため、入場を予定より1時間以上早い午後4時前に繰り上げた。在日三世、4世中心の団員約60人が、色鮮やかな民族衣装をまとい、朝鮮半島に伝わる舞踊や音楽を披露。午後6時開始の公演は、予定通り約2時間で終了した。
 在日朝鮮人の友人に招待券をもらったという青葉区の男性(57)は「純粋に公演を楽しんだ。文化と政治は切り離した方がいい」と感想を語った。
 右翼団体による妨害行為の警備、取り締まりのため、宮城県警は市民会館前を中心に、機動隊員ら約250人態勢で警戒に当たった。
 開場時間が迫った午後4時ごろには、街宣車が十数台に上った。県警は街宣車を速やかに遠ざけるよう交通誘導したが、指示に従わず車を降りた構成員らが警官ともみ合いになる場面もあった。
 公演を終えた実行委の朴広基代表は「会場周辺は昨年の開催時以上に騒がしかったが、開催できたことをうれしく思う。(仙台市など)行政は、今後も文化交流を振興する立場であってほしい」と語り、来年も秋ごろに仙台公演を開く意向を示した。
 来年以降の対応について、市企画市民局は「安全面をはじめ、今年の結果を踏まえ、使用申請があった時点で判断する」と話した。
写真:金剛山歌劇団公演の会場周辺を警備する警察官ら=3日午後4時30分ごろ、仙台市青葉区の市民会館前

こちらの記事の写真に映っている右翼の街宣車、彼らの展開したような妨害行動(のおそれ)を理由に、妨害される他者の公演(表現活動)を不許可にする。
そんな理屈が通るのは、暴力的手段を振るった者の勝ち、ってな社会や国だけの話のはずです。

そんな社会、そんな国に、日本はもう成り果てちゃっているのでしょうか。

今後の展開にご注目ください。

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「朝青龍じゃなくて自衛隊は国内謹慎だ!ニホンから出すな!」と言ってみる

2007.9.7.17.15ころ
(2007.9.8.04:00ころ、この文字色の部分、追記)

「朝青龍関は自宅謹慎だ、ニホンから出すな!」

と盛り上がっていた狂騒マスメディアの皆さまには、ぜひとも、

「自衛隊は国内謹慎だ! ニホンから出すな!」

そうおおいに騒いでいただきたい事態が、次つぎに明るみになっています。

まあ、「自宅謹慎」と言っても、本来の任務に専念して、ということなので、現場に送り込まれる自衛官とその家族の大半にとっては、その方が喜ばしいことではないかと思うのですが。

まずは、毎日新聞の「提灯記事」に関するブログ記事を三つ紹介します。

ヒゲの隊長(佐藤正久参院議員)殿、毎日新聞のインタビューにではなく公開質問状に答えなさい。(どこへ行く、日本。(安倍の「戦後体制からの脱却(=戦前・戦争体制への回帰)」を日本国民は許してしまうのか)、2007.9.6)

基本的にインタビュー記事の引用ですが、タイトルが要点をズバリと突いています。

「ひげの隊長」記事批判(反戦老年委員会、2007.9.6)

記事の内容、用語の扱い、そして記者のスタンスに対する、鋭く厳しい批判です。一部を引用しますと、

最後につけ加えておこう。記事の中で質問状を出した「護憲派の弁護士ら」という表現を使っている。詭弁だが、弁護士というのは憲法を守り法律に従うのが仕事だ。わざわざ「護憲派」をつける意味は何だろう。

たしかにそのとおりです。
ほんと、なんでこんな悪質なインタビューを堂々と掲載してしまうのか。購読者、怒らないんでしょうか。

毎日新聞が佐藤正久ひげ隊長を駆け付け警護?!(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)、2007.9.7)

この記事でヤメ蚊さんも指摘していますが、8月30日のインタビューってことは、自衛隊内部の資料「武器使用権限の要点」が公開されて1週間以上経ったあとになされたものということになります(実はその後、同様の方針が10年以上前からとられていたとのニュース(?)も飛び出し、事態の深刻度はいっそう増しちゃってます)

それなのに、それなのに、それなのに……。
なんだ、このインタビューは! 提灯記事としか言いようのない低たらこ、いや、体鱈食う、違う、体たらく!!!
(ていたらく、っぷりについては、自衛隊内部の資料「武器使用権限の要点」を発掘した軍事問題研究会の桜井さんのコメントをヤメ蚊さんが紹介してくれているので、そちらもぜひお読みください)

(大きく深呼吸して)

つまり毎日新聞社としては、「法の許さないこと」を「海外で」行うのが「自衛隊」の「なすべき責務である」と、毎日新聞社は認識し、そのような活動を擁護する、ということでしょうか。

次に紹介する記事で「米軍再編ってどうよ」さんがわかりやすくまとめてくれていますが、テロ特措法についても、自衛隊は、法の目的以外のことを展開しているわけですし。

テロ特措法」ってなあに?(米軍再編ってどうよ、2007.9.7)
ソマリア攻撃加担か テロ特措法 給油の米艦隊出動 海自(しんぶん赤旗、2007.9.6)


これらの問題を素通りしているアカヒ新聞社(←もうこんな呼び名、なんの意味もありませんね)も、その他大勢の地方紙も、毎日新聞社と同様の認識を持っているというのであれば、その背後にはアメリカ政府の意図があるのか、日本の軍需産業の意図があるのか、その主体は不明としても、海外での自衛隊の活動をなし崩し的に拡大したい連中の意をくむメディアばかりになった、そうニホンのマスメディア業界は断罪されても仕方ないでしょう。ほんの一部、北海道新聞や東京新聞、大阪日日新聞、そして意外や意外、毎日新聞の岸井成格・特別編集委員ら以外は。
(大阪日日新聞のコラムがあったことは、日本のネット・デモクラシーの力〜元自衛隊イラク派遣軍隊長問題発言の追及(サラリーマン活力再生、2007.9.6)で知りました)

軍の論理に伴走して、マスメディア企業たちも「滅びの笛」を奏ではじめているようです。くわばら、くわばら。

最後に、問題のインタビューを引用して終わろうと思ったのですが、ふと思い出したので、また別の記事の紹介を。

目の前で一つのブログが消された!(津久井進の弁護士ノート、2007.7.20)

消されたブログ、「猫に小判 〜 自衛隊内部を滅多切り 〜」のウェブ魚拓(たぶん一部)を、「米国からの便り」さんが紹介してくれています。こちらです!


自衛隊の武器使用、どこまで ヒゲの隊長・佐藤正久さんに聞く(毎日新聞「夕刊とっておき」、2007.9.5)

 ◇PKOでの駆け付け警護
 ◇本音は「もっと自由に」?
 どう見ても軍隊なのに「自衛隊」。明らかな戦場なのに「非戦闘地域」。リアルな世界で“虚構”を演じる身は決して楽ではない。イラク先遣隊長として、そんな立場にあった「ヒゲの隊長」こと、自民党参院議員の佐藤正久さん(46)が就任早々、勇ましい発言で物議をかもしている。その本音は「もっと武器を自由に使わせて」ということのようだ。だが、ずるずると現場に流されて、非武装の原則を安易に変えていいのか。真意を聞いた。【藤原章生】
 事の発端は、8月10日に放送されたTBSのニュース番組だった。安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(通称、安保法制懇)についてのリポートだ。自衛隊の平和維持活動(PKO)での武器使用が議題となり、いわゆる「駆け付け警護」は認めるべきだという意見が相次いだ。
 「駆け付け警護」とは、味方の他国部隊が外部から攻撃された場合、その場に駆け付けて応戦することを指す。これは現状の法解釈では、正当防衛や緊急避難の武器使用を超えるとして、憲法違反とみなされている。
 このくだりで識者コメントという形で現場経験がある佐藤さんの言葉が紹介された。
 「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応(応戦など)をやらなかったら、自衛隊に対する(関係国からの)批判というものはものすごく出ると思います」
 <佐藤さんは、情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれるという状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で(オランダ軍を)警護するつもりだったといいます>とアナウンサーが言葉を添え、佐藤さんはこう続ける。
 「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思いますよ」「その代わり(その行為で)日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」
 この発言に対し、護憲派の弁護士ら約150人(呼びかけ人代表・中山武敏弁護士)が「発言は違憲、違法なもので、シビリアンコントロールに反する」と、佐藤さんに公開質問状を送り、議員辞職を促した。
   ■
 佐藤さんの真意はどこにあるのか。東京・永田町の議員会館を訪ねた。表情は少し暗く、「まいった」という顔だった。
 「実際、テレビ取材を受けたのは、あの安保法制懇の2、3日前で、そういうやりとりの中で使われるとは思ってなかったんです。(報道では安保法制懇で話し合う)集団的自衛権の話になっていますが、私は『駆け付け警護』を含め、一般論として武器使用の話をしただけなんです。自衛隊の武器使用はいろいろな議論を経て、今では指揮官がそれを命令できるようになった。そして、『自己または自己の管理下にある人間を守るため』の正当防衛、または緊急避難の範囲なら、武器が使えることになっています」
 これでもまだ不十分だと、佐藤さんは感じてきた。
 「現状では、オランダ軍どころか、自衛隊の仲間や邦人が拉致されたとしても、我々は武器を使えないんです。サマワで、報道陣やNGO(非政府組織)の人が襲われても、何もできない」
 要は一般法の中で、隊員にもう少し自由に武器を使わせてほしいということか。
 しかし、今の自衛隊が海外での活動で武器を自由に使えないのは、国民のコンセンサスの表れでもある。現にイラクで日本人青年が誘拐され、殺された時、自衛隊に対して「武器を使ってでも助けろ」という声は国内ではほとんど上がらなかった。
 なのになぜ、今ごろになって「オランダ軍の警護」という仮定の話を持ち出したのか。しかも、なぜ「喜んで裁かれてやろう」などと、国民の理解が得にくくなる言い方をしたのか。
 佐藤さんによると「これは明らかな誤解」。二つの別な話が一つにまとめられてしまったためだという。「裁かれるというのは司法判断のこと。我々がもし武器を使ったら、最終的には日本の司法が(その合法、違法性を)判断します」
 佐藤さんはそれを「裁き」と呼んだに過ぎず、違法行為もいとわないという考えではない、と語る。「イラクに限らず、カンボジアでもどこでも、武器を使えばそれが正当防衛だったかどうかを裁かれることになる。それを多くの国民はわかってくれていないんです」
   ■
 イラク駐留の約2年半、自衛隊は運よく一発も撃たずに済んだが、「撃たなくても、極端な話、構えただけでも武器使用になる」という。正当防衛といっても、いきなり相手の心臓を撃つのではなく、致命傷を与えない必要最小限の警告として地面を撃ったり、腕や脚を撃つ。向こうが構えて初めて撃つことが可能になるという。
 自衛隊は現地でどう見られていたのか。私はイラクで取材した04年2月、サマワで自衛隊を迎えたオランダ軍のリチャード・オペラー司令官にぶつけたことがある。「もし、自衛隊が攻撃を受けたとき、オランダ軍は自衛隊を助けるのか?」。そのときの答えはこうだった。「彼ら(自衛隊)は見たところ、プロの軍人であり、十分に自衛能力がある。我々が加勢する必要はないでしょう」。オランダ軍に限らず、おそらく、外部の大半の自衛隊に対する目は、同じだったのではないか。
 佐藤さんも大きくうなずき、こう答えた。「そうですね。軍隊が軍隊を守るなんて感覚は普通はないんです。特に、オランダ軍と自衛隊を比べた場合、どちらがレベルが上かというと陸上自衛隊。武器の性能、国力……。(自衛隊には)治安維持の権限がないけど、冷静に実力を比べたら、我々が上でしょう。オランダの陸軍、海兵隊はほんとに小さな組織でしたから。彼らのパトロールはジープ型の車。我々は軽装甲自動車ですし」
 インタビューの中で、佐藤さんは本音をはっきりとは語らなかったが、言葉の裏を類推すると、「それだけの装備があるのだから、それなりのことをやらせてほしい」−−。武器をまともに使えないのなら、むやみに外に出すな、という思いだろう。
   ■
 今後、国会では憲法9条の集団的自衛権の解釈に関する議論が深まる。「イラク派遣の顔」だった佐藤さんは自衛隊員としてではなく、国会議員としてそこに加わる。戦場を非戦闘地域として法をすり抜ける、小泉純一郎前首相的な詭弁(きべん)がいかに現場を苦しめるか。戦場を知る目で糾弾してもらいたい。

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 ■人物略歴
 ◇さとう・まさひさ
 1960年、福島県生まれ。防衛大では応用物理を専攻。陸自幹部学校指揮幕僚課程修了。97年、米陸軍指揮幕僚大に留学。ゴラン高原のPKOに輸送隊長として参加。04年、自衛隊イラク派遣先遣隊長、第1次復興業務支援隊長としてサマワに7カ月間駐留。帰国後は京都の福知山駐屯地司令。今年1月退官。7月の参院選で自民党の比例代表候補として当選した。

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やっぱこんなヤツかいな(鳩山邦夫法相の巻)

2007.9.5.22:30ころ

ペガーさんの送還命令はとりあえず解除(tnfuk [today's news from uk+]、2007.8.31)

で、鳩山邦夫新法務大臣の就任会見の内容が触れられていました。
「外国人の犯罪」がどーのとか「凶悪化する少年犯罪」がどーのとか、そんなことを言っていた、とか。

相変わらずの自民党だあ……と嘆きつつ、ウェブで検索してみると、ありました、その映像。

政府インターネットテレビ 12ch「大臣の本音」

から、平成19年8月27日に行われた、安倍内閣改造後の鳩山邦夫・法務大臣就任時の記者会見が、ご覧になれます。

う〜ん。やっぱりレイシズムちっくな、個人と集団との区別もつかない、危うげな思想が垣間見えます。
このへん、他の野党との大きな違いだと思います。

また、外国人犯罪の話にしても少年犯罪の話にしても、鳩山法務大臣、統計データをちゃんと読む能力すらなさそうです。

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不適材不適所人事の安倍“再チャレンジ”内閣(インターネット新聞JANJAN、太田健一記者、2007.8.31)

によると、もともと文教・環境系の族議員だったそうで、安倍内閣の人材払底ぶりの象徴とも言えるのかも知れません。まあ、昔からの自民党の限界のような気もします。

何にせよ、
ウソの情報をバラまいて仮想「敵」をつくり、差別と偏見と憎悪を煽ることで、自らの失政を隠し、権力の正当性を維持しようとする、ネオナチもどきの自民・公明連立政権の本質は、いまも変わらず、この国の権力の中枢に居座ってるわけでして、何としてでも引きずり下ろさねばなりません、ネオナチ政権めらを。ぷん、ぷん。


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♪社民党に、おっきな、おっきな、うさエール♪

2007.9.4.09:45ころ

「野党に♪うさエール♪」シリーズも、ようやく社民党の番が巡ってきました。

なんといっても、先の参院選での「政策一致度」調査で、私は社民党のマニフェストとの一致度がおそろしく高かったわけでありまして、また、社民党からとある選挙に立候補したことのある人物が「うさちゃん騎士団SC」会員になってくれたりもするわけでして、真っ先に「うさエール」を送るのもなんだか気恥ずかしい思いもあり、ついつい後回しになっちゃっいました。

皆さまご存知のように、社民党はこの1、2年、野党共闘を実現する接着剤となるべく、あるいは、民主党を戦争国家化への道に踏み込ませないためのストッパーとなるべく、民主党との選挙協力を展開してきています。

これは、小選挙区制が大きなウェイトを占める現行選挙制度の下では、これまた皆さまご承知のとおり、かなり危険な選挙戦略です。小さな政党は大政党の影に埋没してしまいがちですから、比例区での投票をいくら呼びかけてもそれが成果に結びつくとは限りませんし、小選挙区を捨ててしまえば、地方の組織の弱体化傾向は早まるでしょう。

にもかかわらず、社民党がこの危険な戦略に打って出たのはなぜなのか。

私が見ますに、何としても、戦争国家化、軍事中心の国家になるのを防ぐためであると同時に、もう一つ、民主党の中にはまだまだ社民党の掲げる政策と同様のものを自ら掲げるだけの素地が広範にあるので、それを利用して社会民主主義的政策が進められる、そう考えたからだろうと思います。

そして、前者については、まだまだ予断は許しませんが、今回の参院選で憲法9条改正は遠のいたとの話がありますし、後者も、実は成果を上げつつあるように思います。というのも、参院選での社民党のマニフェスト民主党のマニフェストを見比べてみると、年金や労働、農業など、意外なほど似通った内容になっているからです。

両党のマニフェストの大きな違いは、


1)日米安保を不可欠なものとして考えるか。
民主党イエス、社民党ノー。
2)原発を不可欠なものとして考えるか。民主党イエス、社民党ノー。
3)有機農業を積極的に拡充しようと考えるか。民主党ノー、社民党イエス。
4)大企業に対する優遇税制を改めようと考えるか。民主党ノー、社民党イエス。
5)「人権」を基本理念に掲げるか。民主党ノー、社民党イエス。

などです。

他に、社民党のマニフェストにあって民主党のマニフェストにないものとしては、


1)住民訴訟の国政版である国民訴訟制度の導入検討
2)公職選挙における立候補休職制度の導入や、供託金引き下げ、親と同じ選挙区からの世襲立候補の制限、18歳選挙権・20歳被選挙権の実現
3)NHK受信料の義務化や政府・行政によるメディアへの権限を強める放送法改正に反対
4)農業農村を壊滅させる日豪EPAに反対

などがあります。(民主党のマニフェストにあって社民党のマニフェストにないものとしては、「被爆者援護」(Good Job!)、「検挙率の回復」(Bad Job...orz)など。)

社民党マニフェストの上記の内容は、「社会民主党宣言」(2006年2月)に沿って掲げられた政策のようで、私にはどれも好ましいもの、実現してほしいものばかりです。
この「社会民主党宣言」では、「小選挙区制度から比例代表制度への転換」も掲げられています。

こんなことを言っていると、「社民党や共産党はもう消滅するだけなんだから、あきらめてしまえ、その後で新たな政党が国民の中から生まれてくるんだから」なんていう乱暴なことを言われたりもしそうですが、しかし、ゼロから全国規模の政党組織を立ち上げていくのがどれほど大変なことか。「みどりの会議」の敗北が、如実に物語っている気がします。今回の「9条ネット」の敗北もその例でしょう。しかし、「9条ネット」と社民党、そのマニフェストはどれほど違ったものなのか。私には皆目見当つきません。

思えば、川田龍平くんと社民党の関係も残念でした。社民党から出てもいいんじゃないかと思っていたのですが、参院厚生労働委員会には福島代表が所属しているので、そのあたりがひょっとするとネックになったのかも、とも思います。小政党の中で、厚生労働関係の専門家を複数抱える余裕がなかったのかなあ、と。

私も、無所属で当選した川田龍平議員も、すぐにでも厚生労働委員会に入れてあげた方が国民のためにもなるだろうと思うのですが、最初の所属はなんと、ヤンキー先生と同じく環境委員会なのだそうです。これを「雑巾掛け」とか言うのかも知れませんが、何とも「もったいない」。

国会における少数政党、無所属議員の悲哀を感じさせられます。

私としては、「平和・自由・平等・共生」を政策理念として掲げる社民党に、ぜひともこれから生き残ってほしいですし、勢力を拡大して、政権をとっちゃってほしい、と強く思います。

そう遠くない日、自民党が消滅してしばらくしたら、おそらく民主党の中で、国家あるいは企業を中心に政策を考えるか、人を中心に政策を考えるか、そのあたりで新たな離合集散が始まるだろうと予測しています。
そしてその時、民主党の中から社会民主主義的な発想の持ち主たちが、社民党と合流することになるはずです。なんとしてもそのときまで、社民党には持ちこたえてもらいたいし、勢力を拡大していってもらいたい。

勢力拡大につながる種は、上に挙げたマニフェストの一部のように、山ほどあるんですから。あとは、それをどう国民にアピールしていくか、です。

今回、この記事を書くために社民党のマニフェストを読んでみたのですが、いいこと、多くの人が納得してくれそうなこと、しかも実現できそうなことがたくさん書かれています。
しかし、なぜかもう一つリアリティが感じられない。リアリティがあるはずのことが単なるきれいごとに思えてしまう、この社会の表層を流れる分厚い現実の前に流されていってしまいそうな、そんなわけのわからない感覚に襲われてしまいました。
私の心が真っ暗闇だから、かも知れません。でも、ひょっとするとそのあたりが、今回の参院選の敗因の一部分くらいにはなっているのかも、とも思います。

思えば、小泉政権時代、「改革」という言葉が、その中身を知らぬまま多くの人に期待を抱かせ、政権支持率アップの原動力となりました。はっきり言えば「まやかし」なわけですが、あんな「まやかし」でない何かで有権者を惹きつけていくアピール術が、社民党には必要不可欠なんだと思います。

今回の参院選挙、社民党は組織の弱体化を補うべく、候補者の個性を打ち出す戦略に出たと見ています。その戦略と人選にシビレた私ですが、シビレは広く伝わらず、選挙結果は議席減となってしまいました。
どうやってシビレを伝播させていくか。悩ましいところですが、そこさえどうにか突破できれば、勢力拡大は難しくないはずです。

何はともあれ、まずは国会内勢力を拡大しないことには、質問時間も限られますし、委員会での活動や国民への情報発信、国民との情報交換も困難が続きます。
また、社民党が独自に掲げる上記の政策の実現は遠のくばかりです。

てなわけで、ここは一つ、
脱原発のため農業・農村を守り有機農業を拡充して「地産・地消」の流れを全土に張り巡らせるため人権重視の社会システムを築くため武力でなく対話と法とによる「人間の安全保障」を実現するため、おっきな、おっきな、うさエールを、社民党に送りたいと思います。

!!!がんばれ、がんばれ、社民党!!!
へこたれたら、あきまへんでえ〜!!!

「野党に♪うさエール♪」シリーズ
♪ガンバレ♪小沢民主党♪世界平和へ、うさエール♪(2007.8.9)
信憑性高まる? 小池防衛相「疫病神」説 ♪日本共産党に、うさエール♪(2007.8.17)
「日本人でよかった」まるたまちゃんvs.「外国人参政権」?♪田中康夫に、うさエール♪「国際救援隊」もあるよ(2007.8.27)
ドイツと重国籍。♪国民新党に、うさエール♪(2007.9.3)
♪社民党に、おっきな、おっきな、うさエール♪(2007.9.4)
信なくば立たず/小沢民主党に喝!うさエール、撤回!!(2007.10.11)


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上品芸術演劇団『約束だけ』

2007.9.4.18:00ころ

なんだか面白そうな演劇公演があるようです。

『約束だけ』(上品芸術演劇団)

ヨーロッパのある国に出稼ぎに来た日本人の男女が途方にくれています。不法滞在がばれそうなのです。
時代は近未来。少子高齢化が進み、格差社会はその度を増し、ついに国力の衰えた日本は経済難民を海外に輸出するようになってしまったのです。憲法が変わってからいくつかの戦争を経て、国内では人権も蹂躙されます。去るも地獄、残るも地獄の異国の地。差別を受けながら過ごす異国の空から故郷を思う男女。彼らはそれでも生きています。
泣き、笑い、愛しあい、……国ってなんだ?国を愛するってなんだ?
守れるのだろうか。僕らは。
アノトキ、アノコト、ムスンダ、アノヤクソクヲ。

日時:2007年9月8日(土)15:00/19:30、 9日(日)13:00/16:00
場所:大阪心斎橋のウイングフィールド(地下鉄堺筋線長堀橋⑦出口南へ徒歩3分)
前売:1800円

8日は仕事だし、なんとか9日なら観に行けるかなあ……。


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ドイツと重国籍。♪国民新党に、うさエール♪

2007.9.3.12:45ころ

Germany Allows More People to Hold Dual Citizenship(DW-WORLD.de DEUTSCHE WELLE、2007.8.31)

ドイツが、EUまたはスイス出身者がドイツ市民権を取得した場合、元の国の市民権保持を認めるイミグレーション法(出入国法、移民法)を改正、施行したそうです。また、EU諸国またはスイスの市民権を取得したドイツ人がドイツ国籍を失うこともなくなりました。

どうやらEU統合の成果(影響?)ということのようですね。

それにつけても興味深いのは、上記記事中で「市民権(citizenship)」と「国籍(nationality)」とが、明確に区別して説明されている点です。

参考までに、IST請願の会 のサイトの資料にリンクを張っておきます。

諸外国(G8)における重国籍に関する法制度(概要)
近藤教授の「市民権と国籍」:「重国籍と外国人の参政権の最近の動向」(2006年1月)

重国籍といえば、やはり触れねばならぬのが「国民新党」です。

党名からして私なんかは引いちゃうところがあるわけですが、なにせあなた、先の参議院選挙で、かつてペルーの大統領まで務めた人物(しかも、ペルーでの人権侵害の責任を問われて、ペルー政府が身柄引渡を求めていて、インターポールからも逮捕状が出ている人物)を、日本国籍を持ってることを理由に、候補に担ぎだしちゃったのがこの「国民新党」なんでありますよ。

参考資料
声明(フジモリ元大統領に対するインターポールの国際逮捕手配書について)(ミネソタ大学人権図書館)

フジモリ氏立候補のニュースと、参院選告示直前にチリ裁判所がフジモリ氏のペルー政府への身柄引渡を拒んだというニュースを聞いたときは、チリ裁判所の決定の裏には日本政府の強い働きかけがあったようだとの報道もあって、やはり国民新党は、自民党政権と太いパイプを持っているか、根は同じなのだなあと、失望を新たにしそうになったわけですが、よくよく考えてみると、これって国民新党が、重国籍を肯定しちゃったってことにならないか? 日本の公職選挙法が重国籍者の立候補さらには参政権まで肯定しちゃったことにならないか? そう気づくのに時間はかかりませんでした。

さすが、「不法滞在者が治安悪化の温床」などというデマをばらまく自民党にかつては所属していながら、国会の入管法改定に関する質疑で「滞在基準についてもいろいろ無理があるから不法滞在者が増えているということもあるんだろうと思いますので、そういう意味では、不法滞在者を減少するために、滞在基準をこのように3年を5年に延ばすのは(特区関係の)これだけなのか、ほかにもいろいろあるんじゃないかと思うんですけれども、延ばしてもいいようなやつがあるんだろうと思うんですけれども」なんて答弁をしてくれた亀井郁夫議員がいるだけあって、また、「死刑廃止」を訴える亀井静香議員もいるだけあって、要所要所で、かなり前衛的・進歩的かつ合理的な発想、行動をとってくれる保守政党のように思えます。そして、こうした発想の柔軟さや合理性ゆえに自民党から弾き出されることになった、そう考えることもできそうです。

思えば、現行の国籍選択制度においても、日本国籍を保持しようとする者に他国の国籍を捨てさせるまでの強制力はないわけでして、なし崩し的に重国籍者が増大するのを日本政府は傍観しているようにも思えます。

しかし、その一方で、「他国の国籍を捨てなきゃおそろしいことになるぞ」とでも言いたげな、無用な威嚇も続けているような状況でありまして、このような嫌がらせは早速にでもやめさせなければなりません。
それには、重国籍を日本政府が公式に認めることが必要です。

参考資料
平成19年4月17日付北海道新聞記事 日本人の条件「踏み絵」の国籍選択(IST請願の会、国籍関連資料館)

さすが、道新、がんばって!!)

さあ、そこで国民新党の出番です!

IST請願の会 の「国籍関連資料館」によると、これまで重国籍に関して積極的に国会で質疑をしてくれているのは、民主党(大出彰議員、千葉景子議員、円より子議員、松野信夫議員、藤田一枝議員、高山智司議員、岩國哲人議員)、そして公明党の議員ばかりなのですが(質疑の時間があれば、オムライス党の議員もやってくれてただろうと思います)、ここに自民党と同じ出自を持つ「国民新党」まで加わってくれたとなれば、鬼に金棒になるんじゃありますまいか!?

てなわけで、
国民新党の動きにはいろいろ疑問に感じるところはありつつも、
重国籍容認へ向けて、合理的かつ進歩的な動きもできる保守政党、国民新党に、うさエールを送りたいと思います。
がんばれ、国民新党! 重国籍容認に向けて、ガッツでゴー!

「野党に♪うさエール♪」シリーズ
♪ガンバレ♪小沢民主党♪世界平和へ、うさエール♪(2007.8.9)
信憑性高まる? 小池防衛相「疫病神」説 ♪日本共産党に、うさエール♪(2007.8.17)
「日本人でよかった」まるたまちゃんvs.「外国人参政権」?♪田中康夫に、うさエール♪「国際救援隊」もあるよ(2007.8.27)
ドイツと重国籍。♪国民新党に、うさエール♪(2007.9.3)
♪社民党に、おっきな、おっきな、うさエール♪(2007.9.4)
信なくば立たず/小沢民主党に喝!うさエール、撤回!!(2007.10.11)

 

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