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絶望的状況から逆転へ!『悪あがきのすすめ』(辛淑玉・著)

2007.7.28.8:30ころ

『悪あがきのすすめ』(辛淑玉・著、岩波新書)

まるで勝ち組のためだけの千年王国建設運動が進行中であるかのように、私には見える。(p.7)

人びとが「悪あがき」をやめ、おとなしく「身分相応」の願望や欲求だけで満足するなら、金・コネ・権力を持つ者たちは、いつまでも安泰で甘い汁を吸い続けられる。(p.11)

「内向きの善」ではなく「開かれた善」「開かれた道理」の実現を渇望する著者が、そのための「悪あがき」のコツや効果を、数多くの実例とともに語る、お薦めの一冊です。

同書では、本ブログではおなじみのコムスタカー外国人と共に生きる会の中島真一郎さんが関わった元中国残留孤児の家族の在留特別許可に関する訴訟が「悪あがき」の例のひとつとして取り上げられています。

たしかに、訴訟の経緯を読んでみると、よくまあ、ここから逆転勝訴に持ち込めたよなあと、驚くやら感心するやら、「逆境ナインもビックリ!」の絶体絶命に追い込まれていたようでして、これを「悪あがき」と呼ぶのはあながち的を外しているとは思えないのですが、その一方で、極めて合理的かつ論理的に戦術を練り直しつつ展開していくさまは、「あがく」とはちょっと違うようにも思えます。

さあ、そこで皆さま。

逆転の方法〜辛淑玉さんのインタビューに答えて(中島真一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会))

に、『悪あがきのすすめ』の中島さんの「悪あがき」を紹介する章の元になったインタビューをアップしています。
ぜひ一度、お読みください。

行政訴訟のなかでもいわば『聖域』となり入管側が不敗を誇っていた入管行政をめぐる裁判で、外国籍の原告が、いかに勝利を収めたのか!? 「敗訴の先例しかない」入管問題の外国人関連の裁判に、中島さんがいかにして風穴をあけたのか?!

いくつか、印象に残った部分(のほんの一部ですが)を引用してみます。

助けを求めてきた人の中に、まっとうな要求がある。それをまっとうに獲得できる道を探す。それを一緒にめざして動いていけば、その過程で、世俗的な利害関係を超えた「美しい」関係に変わるんです。
助けを求めてきた人の中に、まっとうな要求がある。それをまっとうに獲得できる道を探す。それを一緒にめざして動いていけば、その過程で、世俗的な利害関係を超えた「美しい」関係に変わるんです。
個人として、対等な関係で相手側と対峙すること、そういう構えを抱いて全体と向き合うこと、相手がどんな大きく、巨大に思えるものでも、基本的に1対1の関係にしてしまえばよい。そして、1対1の関係のなかで相手に対して、1対1で向き合ったとき、ちゃんと説得する論理と迫力がないといけない。そう、真剣さ。それがないと、形だけの運動になる。
敗北して崩れていくのは、相手側の強さにやられる前に、自己の内面やこちら内部の分裂や対立が激化して崩壊していくことが多い。ならば、相手側にも逆のパターンで崩壊してもらい、転換してもらえばよい。
確かに、「世論はマスコミで決まる」。しかし、その世論を決定付けているマスコミは、政府や裁判所や検察庁など公的機関のお墨付きというものに依拠しており、自らの意思はない。自らの意思も決定権もないものに期待したり、働きかけてもエネルギーの無駄。 現在マスコミは巨大化かつ空洞化している。マスコミには、仕事として事実を報道してもらうか、差別報道をやめてもらえればよく、それ以上の依存や期待もせず、公的機関の決定をかえることに全力を尽くした方が良い。それができれば、マスコミはその巨大なエネルギーを、高裁判決後のように敗訴した国を批判する方向へ、お願いしなくても勝手に向けてくれる。

中島さんの語っている内容は、入管行政に関する訴訟に限らず、いろいろな領域の活動を展開していくうえで、非常に示唆に富むものだと思います。
「絶望的状況下から逆転勝利するための方法や考え方」を、このインタビューから読み取り、感じとってくださいませ。ぜひ!

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コメント

はじめまして。
トラックバックが通らないと思い、なんと二つも送ってしまっていた。
ごめんなさい。ご容赦を。

宮城康博さん、こんにちは!
どうぞご心配なさらないで。私もしょちゅう同じこと、あちこちでしているはずです(汗)。
TB送れてるのに、送信成功せずのメッセージが出ちゃったりして。かと思えば、いくら送っても届かないTBもあったり。TBって、ほんとうにわけわかりません。
なにはともあれ、これを機会に、今後ともよろしくお願いします!

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