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『Permanência この国にとどまって』

2007.07.27.00:20ころ

『Permanência この国にとどまって』(監督 Hélio Ishii)というドキュメンタリー映画を観ました。

Multi-Racial Artists' Society - Mischlingrooveのサイトでの紹介文を引用すると、

このドキュメンタリーは仕事を求めて日本に来たブラジル人・ペルー人とその家族が日本社会に順応していくプロセスと葛藤を描いています。 
日本に来てまだ日が浅いブラジルの子供たちが学校生活に馴染んでいくためのサポートをする支援団体と自治体の取り組みから始まり、日本語の母語のように話すブラジルやペルーの子供たちの立場や親世代の胸中を取り上げます。

そして、宣伝用の動画がこちらにアップされています。Oh! YouTube!

日本語のセリフにはポルトガル語で字幕がつき、ポルトガル語やスペイン語には日本語で字幕がつくというこの作品。

観る前にウェブで検索してみると、「日本人側の言い分が語られていないのが不公平だ、うちのクラスに転校してきたペルー人はすぐイジメっこグループに入ったぞ」などと、「郷に入って郷に従った」外国籍の子ばかりを目の敵にする日本人らしき方の感想に出くわしまして、ちょっとブルーな気持ちになってから作品を観ることになったので、正直、どんな作品かと一抹の不安があったのですが、この作品であえて日本人側の言い分を出す必要がどこにあるのか、私にはわかりませんでした。登場するブラジル人もペルー人も、かなり冷静に、そして客観的に、日本社会や自分たちのことを見つめ、語っているように思えましたので。受け取り方は、人それぞれ、ってことなんでしょうか。それとも、私が観たのと別のバージョンがあるのかなあ。

印象に残ったのは、日本人女性と結婚したペルー人男性の述懐です。

「優しくて気が利いてすばらしい女性だったのに、結婚したら、変わった。財布のひもは握られ、仕事が終わってテレビで息子とサッカーを観てると、勉強しなさいと怒られる。食事の量も少ないから食べたいときは自分でつくるようになった」(当ブログ主によるまとめ)

哀愁が漂います。

ぜひ多くの人に見てもらいたい作品ですが、ただ一つ心にとどめておいてほしいのは、登場する加古川の公立学校の受入態勢をはじめ、インタビューに答えている人たちの置かれた状況はまだマシな方であって、もっと悲惨な現実がこの社会に、日本人の大多数にとって普通の暮らしをしていては見えないけれど、確実に広がっているということです。そして、イジメにあって学校から追われるようにはじき出されたりした子どもたち、非行や犯罪に走ってしまった子らの声は、この作品では聞くことはできません。私が見落としたのでなければ、皆、そういう危機を無事、乗り越えた子どもたちでした。

それにしても、「この国にとどまって」という邦題。いろいろ考えさせられます。

とどまりたい場所にとどまれない人もいれば、とどまりたくない場所にとどまらざるを得ない人たちもいる。

私も、こんな地震&原発列島にとどまりたくないようなあ、なんて思いながらも、とどまらざるを得ない状況にあったりするわけでして、
まあ、それが人の世の常ではあるのでしょうが、
ここで多少無理矢理、近づきつつある参院総選挙の話にもっていきますと、
私の妻をはじめ、「この国にとどまらざるを得ない」のに「この国、この社会の意思決定から排除されている人たち」がおおぜいいる現実を目の当たりにしていると、
選挙権を幸いにして持てている身としては、少しでもこの国、この社会がこの国・この社会で暮らさざるを得ない人たちにとって優しく寛容なものになるよう、微力ではあれ、一票を投じてこなければなあ、などと思うわけです。

市民としての義務と権利、ってやつでしょうか。

それを行使されると困る人たちがいるというのが、摩訶不思議です。

参院選の投票時間短縮にご注意を!(ミクロネシアの小さな島・ヤップより、2007.7.25)

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Rolling Bean さん、こんにちは!

原子力資料情報室のありがたみを、今さらながら、実感してます。会費、払わないと(汗)。

それはともかく、うちからもいくつかTBが通らなくなっているブログがあります。
TBの調子の波、ほんとに謎です。ストレスたまります〜。

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