複国籍PT


2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

あわせて読みたい

  • あわせて読みたいブログパーツ

« 朝鮮学校、ブラジル人、日比婚外子 | トップページ | 大阪市の棄民政策(再) »

ブログとテレビ/「公共の精神」の危険性

2007.3.1.18:50ころ

前々回のエントリーの冒頭でふれた、

 「メタボ」を「悪いもの」ととらえるのも、ある文脈では必要としても、弊害もあるのではないか?

と考えた理由について、説明エントリーを書いた方がいいかも、と思っていたところ、
dr.stoneflyさんが下記のエントリーで説明してくれました。感謝です!!

 「メタボリックな朝」…社会の因果か、自己責任か?

私の意識も、テレビの健康番組などで放映される「メタボ悪玉説&自己責任論」みたいなものに知らず知らずつかまっちゃっていたのだと思います。健康関連の番組ってあまり見なくて、冒頭だけ見て、いつもすぐチャンネル変えたりスイッチ切ったりしてるのに……。わずかな時間見るだけでも、テレビの影響力、おそるべし!!

dr.stoneflyさんの上のエントリーを読んでいて、ブログの面白さに、あらためて気づかされました。

あるブログの記事が先月初めに指摘していたことが、それを読んだ別のブロガーさんの心に残り、ずいぶん経ってからそのブロガーさんの指摘を受けて、私たちが「あっ!」と気づくという、波及現象というのでしょうか、それが時間をかけて広がっていくさまが、なんとも風流、というか、味わい深いというか。
(詳しい流れはdr.stoneflyさんの上記エントリーでぜひどうぞ!)

全国津々浦々へと一気に伝わっていくマスメディアの情報伝播とはまったく違う性質の、ものの見方、考え方の伝わり方。その過程で、人のつながりもゆっくり広がっていく。しかも、その情報源は、過去記事として流れ去ったもののように思われるかも知れないけれど、しっかり残って、今でも簡単に参照できる。

なんともイキじゃあ、ありますまいか?

ともあれ、まあ、そんなわけで、前々回のエントリーを書いたわけですが、伊吹文科相の発言は、人権が社会を蝕み破壊するものかのようにとらえているのはたしかでして、そのあたりはやはり厳しく批判しつづけねばなりません。

「極めて同質な国」の「人権メタボ」という虚妄のコメント欄で書いたことを、ちょっとまとめなおしてみます。

伊吹文科相らがお好みの「公共の精神」なんかの方が、必要なときもあるにしても、濫用しすぎると近代立憲主義の出発点であり目的であるはずの「人権保障」を蝕み、さらには「民主主義」をも破壊し「全体主義」へとつながっていく危険なものだと、たとえやすいのではないか。 実際、そうなっちゃってると私は思います。

そして、いわゆる「保守派」の方の中にも、私のこの(↑)意見に同意してくれる人、たぶん少なくないはずです。
全体主義のおそろしさを体験した世代とか、とくに。もちろん、そうでない世代にも。

こう考えてきて、多様性への寛容さのない社会、それってまさに「全体主義」の社会でないかい? と、今さらながらに気づかされました。

「職務命令に従わない奴は処分してやる、最高裁のお墨付きだぞ!」(by非国民通信さん)
という昨日の最高裁判決なんか、まさに全体主義社会へ大きく践みだすもののように思えます。

そして、多様性がどうのと、またいろいろ考えはじめていたまさにそんなとき!
これまたタイムリーなTBを、BLOG BLUESさんからいただきました。

 革新リストラクチャリング

未読の方は、ぜひ、お読みください。


当ブログは、

格差社会の中では、この社会のマイノリティはさらに悲惨な状況に追いやられるだけだ、
戦争なんかに巻き込まれたらなおのこと!

という考えから、平和&公正な選択 へいこうせんに賛同しています。
(ブログ版「へいこうせん」はこちらです)


※関連記事
1.「極めて同質な国」の「人権メタボ」という虚妄(2007.2.26)
2.MMR「自公独裁メタボ説を追え!!」(2007.2.28)
3.ブログとテレビ/「公共の精神」の危険性(2007.3.1)
4.多みんぞくニホン、ナチス、自由民権運動(2007.3.3)


Usagimasters

Banner2←全体主義へと突き進む自民・公明連立政権に、うさキック!うさキック!うさキック!


にほんブログ村 ライフスタイルブログへ←多様性が受け入れられる社会を目指して、うさジャンプ!うさジャンプ!うさジャンプ!

« 朝鮮学校、ブラジル人、日比婚外子 | トップページ | 大阪市の棄民政策(再) »

おすすめサイト」カテゴリの記事

連帯でGO!」カテゴリの記事

コメント

仲@ukiukiさん、こんばんは。
全体主義へと突き進む自民・公明連立政権に、
うさキック!うさキック!うさキック!
makuri猫パンチもくらえ!
多様性が受け入れられる社会を目指して、
うさジャンプ!うさジャンプ!うさジャンプ!
makuriも一緒にジャンプ!

makuriさん、体調完全復活っぽいっすね!!
猫パンチ!うさキック!猫ジャンプ!うさジャンプ!!!
怒濤の気迫で、進みましょう!!!!!

過分な紹介ありがとうございます。
みなさんが書かれたひとつの記事を読み、10思考できればいいのですが、それも無理どころか、1も解ってないこともあるようです。今回は仲@ukiukiさん、玲奈さん、ごんさんに助けられました。ありがとうございました。

dr.stoneflyさん、こんばんは!
伊吹文科相が彼自身すら気づかぬままに発する妖術、なかなか曲者ですよね。おそるべし、です(^^;)。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブログとテレビ/「公共の精神」の危険性:

» 「全体の奉仕者」の「全体」とは「全体主義」の「全体」なのでしょうか? (君が代伴奏命令裁判の最高裁判決に思うこと) [村野瀬玲奈の秘書課広報室]
1999年4月、公立小学校の入学式で「君が代」のピアノ伴奏を求めた職務命令を拒否し、懲戒処分を受けた東京都の女性教諭に対して、「君が代伴奏命令は合憲」という判決が2007年2月28日に最高裁から出たことについて。 この教諭は思... [続きを読む]

» 誇り高きもの [そいつは帽子だ!]
第81条 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。 「君が代伴奏命令は合憲、教諭の上告棄却…最高裁初判断」読売新聞 「君が代伴奏拒否:卒業、入学式シーズン目前の判決に憤り」毎日新聞 ... [続きを読む]

» 「統一地方選」都知事選はどう? [酔語酔吟 夢がたり]
今年の統一地方選は、その後に参議院選を控えていることもあり、与野党とも全力勝負になるでしょう。 [続きを読む]

» 強欲なる一族 [競艇場から見た風景]
競艇事業立て直しへ「法改正」のつづき 法律を改正して「日本船舶振興会」への交付金を売上高の3・3%分から2・6%分に引き下げても、赤字の自治体には、一時しのぎにしかなりません。売り上げアップが見込めない自治体は、赤字が膨らまない内に即刻「競艇事業」から撤..... [続きを読む]

» 現代版"踏み絵"と"島原の乱"の凶兆 @「日の丸・君が代」の国旗国歌法の曲解強制と人心の静かなる抵抗 [ぬぬぬ?]
また今年も卒業式のシーズンがやってきた 晴れの巣立ちの善きこの日 誰も彼もが喜びと感謝の涙に包まれたい しかし上位下達の『統制教育』で、自分の意のままに他人を支配したいという権力欲剥き出しの為政者によってそ... [続きを読む]

» 浅野史郎さん [喜八ログ]
前・宮城県知事で慶應大学教授の浅野史郎さんが、2007年都知事選(03月22日告示・04月08日投票)への「事実上の出馬表明」をされたと報道各社が伝えています。 「石原三選断固阻止!」を悲願とする私(喜八)にとっては大変に嬉しいニュースです。温和な外見とは裏腹に浅野史郎さんは「いろいろな意味...... [続きを読む]

» 引き裂かれる日本 [とむ丸の夢]
 先月、「日本経済が安定的に力強く景気上昇の波に乗っていくためには」「世界で競争力の高い自動車産業のノウハウ」を中小企業に普及させて、その生産性を上げる必要がある、と衆議院・予算委員会で答弁したアベ首相に疑問を呈した... [続きを読む]

« 朝鮮学校、ブラジル人、日比婚外子 | トップページ | 大阪市の棄民政策(再) »