「極めて同質な国」の「人権メタボ」という虚妄
2007.2.26.23:20ころ
(2007.2.27.17:15ころ、コメント欄のsadatajpさんのコメントを受けて、真ん中あたりに参考記事を追加しました。「2.」で始まるこの文字色の部分です)
伊吹文科相の「極めて同質な国」発言には、「人権メタボ」などというオマケもあったそうです。は〜。
民族めぐり伊吹氏発言/日本「極めて同質な国」/“人権メタボ”とも
(京都新聞、2007.2.26朝刊。ウェブ版はずいぶん簡略化していますので、ここでは見出しも含めて紙面より引用します。)
伊吹文明文部科学相は25日、長崎県長与町で行われた自民党支部大会で「大和民族がずっと日本の国を統治してきたことは間違いない」「日本は極めて同質的な国です」と発言した。
約600人を前に「教育再生の現状と展望」のテーマで講演。戦後の連合軍統治下で憲法や教育基本法が制定されたことに触れる前段で話した。
「悠久の歴史の中で、日本は日本人がずっと治めてきた」とも述べた。
また、人権をバターに例え「どんなに栄養があっても、毎日バターばかり食べていればメタボリック症候群になる。人権は大切だが、尊重しすぎたら、日本社会は人権メタボリック症候群になる」と語った。
日本と民族をめぐる自民党議員の発言としては、1986年に当時の中曽根康弘首相が「日本は単一民族国家」と発言し、アイヌ民族が抗議した例などがある。
ウェブ版にあって紙面版にない情報は、以下の一段落です。
支部大会には、約600人が参加。夏の参院選への立候補を表明している前国見高校サッカー部総監督の小嶺忠敏氏も講演した。
で、こちらは続報。本日の夕刊には載っていませんので、ウェブ版から。
伊吹氏重ねて「同質」発言/「単一民族と言ってない」(京都新聞、2007.2.26)
伊吹文明文部科学相は26日午後、「日本は極めて同質的な国」などとの自身の発言について「日本は大和民族がずっと統治してきた。そういう意味で極めて同質性がある」と重ねて強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
また1986年に中曽根康弘首相(当時)が「日本は単一民族国家」と発言しアイヌ民族から批判を浴びたことを念頭に「中曽根さんの失敗は十分知っている。単一民族なんてことは言っていない」と強調した。
その上で「何でわたしの名前の宣伝をしてくれたのかなあ」と、発言を取り上げたメディアを皮肉った。(共同通信)
「単一民族と言ってないから問題がないだろう?」
と勝ち誇る浅はかさが文面からうかがえて、絶望的な気分になります。
こんな男が、文部科学大臣だなんて!!!
歴史学の分野から見れば、この伊吹発言は、
「日本」の定義・範囲をどうするか?
「統治」の定義をどうするか?
「渡来人がつくったとの説もある大和朝廷の立場はどうなる?」
「地域間の文化的多様性や、生業や身分ごとの文化的多様性はどう考える?」
「一人ひとりの個性の多様性をどう考える?」
とか、ツッコミどろろ満載、というか、いろいろ物議をかもす内容だろうと思います。
※参考記事
1.【書籍紹介】『単一民族神話の起源—「日本人」の自画像の系譜』(小熊英二)/(追記アリ)(2007.1.26)
2.【コメント返答(2)】文化の「無常」を受け止め、共生のための新たな社会変革を(2006.11.29)
そして、伊吹文科相のこの発言は、伊吹文科相が日本社会のリアリティーをまったく把握していないことを赤裸々に私たちに伝えてくれます。
わかりやすく言うと、伊吹文科相は「虚構のうえに立ついやしの極右」と同じく、この列島社会に存在してきた、そして今も存在する、実はおどろくべき多様性をまったく軽視(というよりほとんど無視)して、日本社会の現在の「同質性」を主張しているわけでして、「虚構のうえに自分が立っていること」を、自ら告白してくれているわけです。
そんなオツムから繰り出される政策の数々は、ここが「極めて同質な日本社会」であれば、ひょっとすると成果を上げられるものかも知れませんが、ここが「多様性に富んだ日本社会」だとすればまったくの見当外れで何の役にも立たないどころか、むしろ害をなすおそれの方が多くなると考えるのが自然でしょう。
その意味で、伊吹文科相の今回の発言は、柳沢厚労相の一連の発言を彷彿とさせるものがあります。
「日本は、女性は産む機械だとたとえることを許し理解してくれる人たちで構成された、極めて同質な国である」
「日本は、若い人たちが子どもは2人ほしいと思うことを健全だ、と評価する人たちで構成された、極めて同質な国である」
柳沢厚労相はそう考え、その「虚妄」「フィクション」に立脚して政策を論じ、押し進めようとしているのではないか。私にはそうに思えて仕方がないのです。
「格差があるのであれば」と国会で連発した安倍首相も、同じ穴のムジナ、ですね。
ひょっとすると自民党は、「極めて同質な日本社会」というフィクションを信じる人たちが集う、一種のカルト・グループなのかも知れません。
そして、その(フィクションのはずの)「同質性」からはみ出る者は、たとえば「障害者自立支援法」でしたように、日本国籍であれ、破滅に追いやる。生活保護を受けている母子家庭などもってのほかだと、母子加算を廃止する。大阪市のホームレス排斥も、同じ文脈で考えていいのでしょう。「人権メタボ」を解消するという名の下に。
そんな国に、自民・公明連立政権下の日本はなってきているのでしょう。
かくして私は、またしても言わねばなりません。
国家と人との関係をどうとらえるか/人の多様性をどうとらえるか/人間の尊厳というものにどう価値を置くか
が、与野党の新たな対立軸として浮上してきているぞ、と。
当ブログは、
格差社会の中では、この社会のマイノリティはさらに悲惨な状況に追いやられるだけだ、
戦争なんかに巻き込まれたらなおのこと!
という考えから、平和&公正な選択 へいこうせんに賛同しています。
(ブログ版「へいこうせん」はこちらです)
※関連記事
1.「極めて同質な国」の「人権メタボ」という虚妄(2007.2.26)
2.MMR「自公独裁メタボ説を追え!!」(2007.2.28)
3.ブログとテレビ/「公共の精神」の危険性(2007.3.1)
4.多みんぞくニホン、ナチス、自由民権運動(2007.3.3)

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コメント
「人権メタボ」とは、咀嚼すればするほどおぞましい表現です。人間の存在基盤である「人権」をとことん邪魔者扱いしているのですね。
国家と人との関係をどうとらえるか/人の多様性をどうとらえるか/人間の尊厳というものにどう価値を置くかが、与野党の新たな対立軸として浮上してきている、そのことを全野党がどこまで認識し、明確に表現できるか、それを国民がどこまで自分の生活基盤にかかわる問題だと意識できるか、7月の参院選までに。
民主主義の実現がこんなに難しいものだとは...。
でもあきらめてはいられない。
投稿: 村野瀬玲奈 | 2007年2月27日 (火) 00時26分
村野瀬さん、記事3つの集中投稿におつき合いくださり、ありがとうございます。
伊吹文科相、京都市選出の議員なんですよね。それがまた個人的には頭に来る理由だったりします。京都のイメージ、下げるんじゃないよと。
ともあれ相次ぐ閣僚の失言で、自公政権の危なさに気づくきっかけは、幅広い人たちに共有されたことと思います。
これはまさしく棚ボタ的な好機とも言えるわけで、時流はこちらに傾きはじめているのだと思います。
これを「福」につなげるべく、楽しみつつ、がんばりましょう! ぼた餅でも食べながら(笑)。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 01時02分
今、「自公独裁メタボ」という言葉を思いついてしまいました。(^^;
投稿: 村野瀬玲奈 | 2007年2月27日 (火) 01時22分
村野瀬さん、それ、すごく言い得て妙!
「自公独裁メタボ」!(^O^)!
今年の流行語大賞を目指して、ぜひ流通・流行させましょう!! 日本全国津々浦々まで!!(^O^)!!!!!!!!!!
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 01時45分
「自公独善メタボ」というのも、せこさが感じられていいかも。
いや、一応政党2つだから、「独善」は違うかな……。
う〜ん、意識がモウロウとしてきました。ひとまず今夜はこのへんで。おやすみなさい!
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 01時59分
TB、ありがとうございます。
わたしの方もTBさせて下さい。
投稿: 響き合いたい 分かりたい | 2007年2月27日 (火) 09時07分
何てひどい発言でしょう。。
この社会に生きる個人の多様性を無視し、
血統主義的な「日本」を押し付けてくるなんて…!!
(政治的な意味での「日本人」は引き受けなければなりませんが。。)
しかも今度はバターですか~。
私が教育基本法改悪のときに聞いたのは、「卵」でした。
コレステロール(権利(not義務))が溜まりすぎると病気になるとか言ってましたよ~。
立憲主義も無視の暴論ですね。
本当にひどい。でもこう思っているのは彼だけではないでしょう。。
いつもTBありがとうございます><
私は自分の記事を書き終わるとそれだけで疲れてしまって、TBのお返しがいつも遅くなってしまって;;すみません><
投稿: ぅきき | 2007年2月27日 (火) 11時22分
人権メタボリック症候群。上手いこと言ったと思います。私個人まったくもって同感です。これは保守派にとっては代弁であり発言した伊吹大臣の評価が上がる発言です。気に入らないでしょうけど。
-------------------------
日本は文化的には一つです。内部で文化的な対立を起こすことなく並存出来ていたのがその証拠です。以下は私のブログで。
投稿: sadatajp | 2007年2月27日 (火) 15時01分
「響き合いたい 分かりたい」さん、はじめまして。
コメント&TBありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 15時41分
ぅききさん、こんにちは。
卵にバターとなると、伊吹文科相は食事の問題にはすこぶる関心があるんでしょうね。
就くべき職務が大間違いなのかも知れません。公職にはちょっとふさわしくない人だとは思いますが、それにしてもミスキャストではないかと。
TBの件、恐縮です。どうかお気になさらないでください。
TBを送るのは「見てますよ〜」という応援(えっ、プレッシャーになってます(^^;)?)のつもりでして、そう言いながらも、実は私も巡回先が増えるにつれ、ここ数週間、TBを送ったり送らなかったりになってきています。さすがに時間をとられるようになってしまって……。
お互い「TBなんて時間があれば送ればいい、エントリーをアップするのも同じこと」と考えて、
なにはともあれ、気楽に、今後ともよろしくお願いします! はい(^^)v
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 15時54分
sadatajpさん、おひさしぶりです。
私には「人権」を「メタボリック症候群」の原因にたとえるよりは、むしろ「公共の福祉」の方が、必要なときもあるにしても濫用しすぎると近代立憲主義の基本原則である「人権保障」を蝕み「民主主義」をも破壊し「全体主義」へとつながっていく危険なものだと思えますので、「公共の福祉」の危険性を「メタボリック症候群」の原因にたとえたのでしたら、すなおに納得したことでしょう。うまいこと言うなあ、と。
保守派の方の中にも私のこの(↑)意見に同意してくれる人、たぶん少なくないと思います。全体主義のおそろしさを体験した世代とか、とくに。
この話、別エントリーに立てるべきかも知れませんね。
------------------------
「日本文化の同質性」をめぐるsadatajpさんとの認識の違いを埋める努力をするのは、今の私には手に負えます。
ですので、以前書いたエントリーを未読の読者の方には参考として提示するにとどめます。
「文化の「無常」を受け止め、共生のための新たな社会変革を」
http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2006/11/post_ec32.html
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月27日 (火) 16時05分
某所で、「メタボリックってそんな使い方していいの?」「(メタボリック症候群の人を悪しきものにたとえる)差別発言じゃないの?」という趣旨のコメントを見て、その視点を見失っていたぞと、気づかされました。私自身、伊吹文科相と同じ次元にずるずると落ち込みかけていたようです orz。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月28日 (水) 00時51分
伊吹氏に引きずられた私も反省。m(__)m
投稿: 村野瀬玲奈 | 2007年2月28日 (水) 02時30分
初めまして。
TB承認いただき有難うございます。
衆院予算委で、辻元清美氏が指摘していましたが、伊吹文明は『人権』と『権利』の違いが理解できていないようです。
ちなみに、伊吹氏のHP内の『平成目安箱』で質問を受け付けているので26日に質問のメールを送りましたが、今のところ返答はありません。(以前に別件で質問した際は黙殺されました。)
投稿: poppo | 2007年2月28日 (水) 09時22分
村野瀬さん、私も反省中ですm(__)m。
テレビの健康番組などで放映される「メタボ悪玉説&自己責任論」みたいなものに知らず知らずとらわれていたのだと思います。冒頭だけ見て、いつもすぐチャンネル変えたりスイッチ切ったりしてるのに……。テレビの影響力、おそるべし!!
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月28日 (水) 14時28分
poppoさん、初めまして。
こちらこそTB承認いただきありがとうございます。
当ブログはTBは基本的にそのまま受け付け、営業TBなどのみを(私の主観で)後で削除することにしています。いつでもTBお送りください。
伊吹文科相にはいったいどういう言葉・質問を投げかけてよいものやら、私はまだ思案中です。
購読者として京都新聞に非難の投書するのもよいかも知れませんが、字数制限があるのが厳しいです。指摘すべき問題点がありすぎる発言ですので。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月28日 (水) 14時36分
安倍晋三さんのご先祖様が大和民族の侵略に抵抗した蝦夷の大酋長だったってことを、伊吹さんはご存じなかったんでしょうか?
ある種の閣内不一致ですね。
晋三さんもご自身の出自に誇りを感じているなら、伊吹さんにガツンと言ってやらなくちゃ。
でも、言ってませんね。この辺のところが晋三さんのトホホなところだと思います。
投稿: 元道 | 2007年3月 1日 (木) 20時26分
元道さん、こんにちは。
トホホというか、とても不思議です。
昨年、安倍晋三氏が総裁選に出馬するとき、必勝祈願の祭が奥州市にある安倍一族ゆかりの磐神社で開催され、そこに安倍氏の弟が代理として出席、晋三氏の電報も披露された、と他のブログで読みました。(http://blog.livedoor.jp/baseom/archives/50421099.html)
ですので、さすがに安倍首相、そのあたりの歴史は認識していると思うのですが、ひょっとすると、幕末以降の長州の歴史(の一部)を自己同一化の対象にしてしまって、それ以前への関心はないのかも知れません。
というのも、伊吹文科相は、地元・京都の歴史のこれまたほんの一部を、日本全国・あらゆる時代に広げて考えてるように見受けられるので、安倍首相がルーツのうち明治以前のものを切り捨てて歴史観・日本観を構築しているのなら、伊吹氏との間で閣内不一致はないのかも知れないなあ、と。
まあ、たとえそうであっても、上記の必勝祈願祭の話や安倍一族のルーツについて伊吹文科相が知らなかったというのは、やはり非常にお粗末な話だと思います(知っていたとはとうてい思えない発言です)。もし知っててあえて言ったとすれば……意図がまったく読めません。。。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年3月 1日 (木) 22時04分
伊吹さんは京都の方なんですか。
素敵な町を故郷に持つことが出来てうらやましいですね。
で、伊吹さんの発言ですが、「悠久の歴史の中で、日本は日本人がずっと治めてきた」と言うのはさほど問題がないのではないでしょうか。「悠久の歴史」っつうところで恐らく日本人意識が成立していない古代に遡っているだろうと推測できますのでその辺が怪しいのですが、見逃してあげることにしましょう。
近現代の日本では支配階層に日本人意識が定着していたので事実だと言うことにしても良いのではないでしょうか?
後半の人権云々は多くの形が批判されるでしょうから、私は特に言及しません。
むしろ26日の言い訳「日本は大和民族がずっと統治してきた。そういう意味で極めて同質性がある」の方がかなり深刻なのではないかと思います。
日本=日本人は政治的には間違っていませんが、日本=大和民族は明らかに間違いです。しかもこの間違いを前提に「極めて同質性がある」と思ってらっしゃるのは我が国の文教をあずかる文部科学大臣としてはかなりダメダメな「思い込み」だと言わざるを得ません。
歴史的には失敗だったとはいえ、大日本帝国時代に多くの人々が帝国の拡大とともに取り込んだ多くの異民族と良好な関係をつくろうと頑張りました。
理不尽な差別や暴力は数多くありましたが、それと同じように美しい友情や愛もたくさんあったんです。
我が国の文部科学大臣はそういう先人の努力を評価していただけないようです。残念。
だいたい不思議なのは「同質的」であることに何やら文化的な優越感でも抱いているようにも思えます。同質的であることは誇ることでも卑しむことでもなく、単に「同質的」なだけです。そして我が国の人々は同質的とは思えません。
文部科学大臣の頓珍漢発言には首をかしげるばかりです。
投稿: もとみち | 2007年3月 2日 (金) 13時49分
元道さん、こんばんは!
京都はたしかにいろいろ華やかな町ですが、その分、伊吹氏のようにいろいろ勘違いする人も生まれやすいのかも知れません。
http://sugakita.hp.infoseek.co.jp/newpage30.htm
↑こんな話も、現実化してしまいましたし。
その点、同じ京都選出の議員でも、町中とは違う地域から出た野中広務さんなんかは、こういった勘違いとは縁遠いんだろうと思います。
元道さんのおっしゃるとおり、「悠久」という語を外して近現代に限る話なら、「日本人が治めてきた」という認識は、正しいと言えると思います。そして、そこから後に元道さんが書かれていることも、まったくもってその通りだと思います。
『単一民族神話の起源』を紹介したとき、ちょっとまだ未消化で記事の中に書かなかった部分を、今こそ紹介すべきときかも知れません。うまく書けるか不安はありますが、挑戦してみます。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年3月 2日 (金) 22時44分
半分百済人の桓武天皇が京都の町を建設して以来、京都は各時代の最先端の外来文化を受け入れていた前衛の町でした。
まさに京都こそ日本の多様性・重層性の象徴のような町だと言えます。
でも、その京都出身の伊吹さんが日本を「きわめて同質的」だと思い込んでらっしゃるわけですね。
うーん、うーん、うーん・・・(頭を抱える)
伊吹さんは京都に並ぶ寺社仏閣を「極めて同質的な日本」の固有文化だとでもで思ってるんでしょうか。
一度聞いてみたい。
野中さんは日本の多様性・重層性を常に意識してらっしゃった方でした。
西日本に強制移住させられた古代俘囚について関心をもっていた唯一の政治家でしょう。
私は俘囚と被差別部落を結びつけるのは短絡ではないかと思うんですが、日本が同質的な人々による社会でなく、同質的な歴史は歩んでもおらず、これからも多様で重層的な営みを続けいくんだろうと言う野中さんの認識は正しい。
伊吹さんは文部科学大臣なんですからもっと日本の歴史や文化を勉強しなくちゃいけないと思いましたね。
投稿: もとみち | 2007年3月 3日 (土) 19時16分
元道さん、こんばんは。
野中さんは引退しちゃいましたしねえ……。
伊吹文科相の選挙区は私の住んでる地区と違うので選挙区事情をほとんど知らないのですが、これからはチェックだけでもしなくちゃならないなあと思います。いくら何でも、議員さんや立候補者みなが伊吹氏のような考えをもっているとは、ちょっと思いづらいですし。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年3月 3日 (土) 21時43分