現代世界の対立軸/お願い4たび
2007.2.18.22:00ころ
まずはお願いです。
ベトナム人一家の在留を支援するための署名が続いています。
署名の趣旨に賛同してくださる方は、どうかよろしくお願いします。
(この一家、後日、強制送還されてしまいました……。orz……。)
(参考記事)
◎法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)
先日、入手したばかりの『憲法は誰のもの』(福島みずほ・著)に、全ギリシア社会主義運動PASOK党首ゲオルギオス.A.パパンドレウ氏の社会主義インターナショナル議長就任のスピーチ(2006年1月30日、社会主義インターナショナルアテネ理事会)が一部抜粋されていました。
「どのような理念が対立しているのか、私たちはどのような社会をつくりたいと考えているのかを、とてもわかりやすく力強く伝える演説」
だという福島氏の紹介文、まさにそのとおりだと思います。
ただ、これは保守主義者、社会民主主義者との対比で語られている演説なのですが、それぞれの国や地域の社会状況に合わせて、他への置き換えは十分に可能だと思います。
私見ですが、たとえば日本の場合、「保守主義者」の中にもここで語られる「社会民主主義者」と同様の立ち位置にいる人が、少なくないんじゃありますまいか。
だからこそ、国会などにおいて、社民党と民主党・国民新党などとの連携がちらほら見え始めているのではないか。そう思うのです。
いずれにせよ、述べられている理念に激しく共感したので、意味がさらにくみとりやすくなるよう、ちょっと手をほどこしたうえで、引用してみます。
(文字色を変えたのは、もちろん私です。
また、下線付き部分をちょっと修正してみました。意味は変わらず、わかりやすくなっているはずです。原文は、その後に【 】書きで添えておきます。)
まず最初に、保守主義者は彼らの価値を世界に押し付けようとしています。 私たち社会民主主義者は、私たち自身の価値の周りに人びとを結びつけるよう試みなければなりません。
彼らは恐怖について話します。
私たちはセキュリティについて話します。彼らは壁について話します。
私たちはかけ橋について話します。彼らは衝突について話します。
私たちは対話について話します。彼らは自由市場について話します。
私たちは自由な人びとについて話します。彼らは国家や宗教の善悪について話します。
私たちは政策の善し悪しについて話します。彼らはテロに対する戦争について話します。
私たちは暴力の恐怖について話します。彼らはおそれを通じて感情を束縛するために話します。
私たちは誠意を通じて感情を解放するために話します。彼らは人びとをグローバリゼーションに合わせようと話します。
私たちはグローバリゼーションを人びとに合わせるように話します。彼らは天上の神について話ます。
私たちは人びとの間にある神について話します。彼らは「小さな政府」について話します。しかしそれはごくわずかな人間に利益をもたらす大きな政府のことです。【彼らは小さな政府と話します。しかしそれはごくわずかな人間に利益をもたらす大きな政府のことです。】
私たちはそれとは違う政府について話します。多くの人びとを元気づける政府のことを話します。【私たちはちがう政府のことを話します。それは多くの人びとを元気づける政府のことです。】彼らがテロからの保護について話すとき、彼らはしばしば私たちの自由を取り上げようとします。
私たちがテロからの保護について話すとき、それは民主主義と市民的自由を強めることを意味しています。【私たちがテロからの保護について話すとき、私たちにとっては民主主義と市民的自由を強めることを意味しています。】彼らがリーダーシップについて話すとき、彼らはそれを権力として理解しています。
私たちがリーダーシップについて話すとき、私たちにとってそれは信頼を意味しています。
(参考記事)
◎与野党、新たな対立軸!「人の多様性をどうとらえるか/国家と人間の関係をどうとらえるか」(2007.2.9)
当ブログは、
という考えから、平和&公正な選択 へいこうせんに賛同しています。
(ブログ版「へいこうせん」はこちらです)
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何なんでしょうね? 守っているつもりが自分から潰している。必ずしも、権力者に限ったことではなく、批判する中で、相手の土俵を盛り上げてしまう、数字(多寡)偏重主義に吸い込まれてしまう。質とか、別「次元」とかの存在、そもそも、其処が大事なんですけど、それを認識できないが故なんでしょうか? 「無い」ものなら、それを失い得ない。在ることが否定されていること、厄介ですね、確かに。抵抗権が、そういった『無視されていることへの』怒りに根ざすこと。
でも、多くの『攻撃性』(ネット上に蠢くそれも含めて)が、そうでしょうから、もう一つ厄介なんでしょうね。
もはや、一種どころか、多種多様の『妖怪変化』ですから、何もかもが・・。
ついつい議論が不成立としても、怒れないんです。冗談じゃなくて・・。うちでも夫婦間でさえも論理的な議論としては、滅多に成立していません。ただただ信頼し合うとしか言いようがない。論理を否定はしないんですけど、「+アルファ」が何なのか?さっぱり分かりません。幾つかの共有体験のような気はしますけど・・。
ああ、何かいてんだろう?廻ってます?
ほな~またね~。
投稿: ivanat | 2007年2月19日 (月) 01時48分
仲@ukiukiさん、こんにちは。
久方振りにTBが通りました。(^^)v
何か便秘(失礼)が治った感じで・・・スッキリしました。
投稿: makuri | 2007年2月20日 (火) 10時40分
ivanatさん、こんばんは。
批判する中で相手の土俵を盛り上げてしまうというのは、非常に陥りやすい罠、ドツボの気がします。玉川大学関係のスレのやり取りをみていて、しみじみと思いました。私とは反対の立場からあれこれコメントしてくる人がもちろんいるわけですが、デマを信じ込んでそれを基にこちらを攻撃してくれるおかげで、こちらはそれがデマだという根拠を探そうとするモチベーションを獲得できるとか。めんどくさいんで、ふだんはそんなことしないでいるんですが。もちろん私も陥るおそれのあるドツボなので、注意が必要なんですが、デマや虚構と事実を確信をもって区別するって、けっこうしんどいんですよね。
『無視されていることへの』怒りに根ざす。
ああ、まさにそれが、私にも、私とは対立する主張を展開しているブログの管理人さんたちのかなりにも、共通しているのではないかと思います。
その辺を感じるので、一時あれこれ非常に敵対的なコメント人をくれていた某氏なんかも、次のコメントが来たら速攻で削除するつもりであってもあまり嫌いになれないのですが、しかしそれにしても、出てくる主張の天と地ほどの違いはどこに根ざすのか。
同じく五島勉氏の著作のファンでありながら、オウム真理教に突っ走った人たちとそうでなかった人たちとの違いを究明するのと同じくらいに価値のあるテーマに違いない、と思うのですが、まあ、そんなこと考えてる余裕がありません(^^;)。
>ついつい議論が不成立としても、怒れないんです。冗談じゃなくて・・。うちでも夫婦間でさえも論理的な議論としては、滅多に成立していません。ただただ信頼し合うとしか言いようがない。論理を否定はしないんですけど、「+アルファ」が何なのか?さっぱり分かりません。幾つかの共有体験のような気はしますけど・・。
わが家では、けっこう議論してる方かも知れません。お互いに日本ではなぜこうだとかブラジルではなぜこうだとか、説明する義務を負ってるみたいなところがあって、そこから始まったせいかも知れませんし、また、妻や私が受けてきた教育のせいかも知れません。議論が不成立になるときって、お互い疲れてるときとか、あるいは共有してる情報がぜんぜん違ってたときとか、そんな感じかなあ。
もちろん年中議論してるわけではないんですが。
う〜ん、雑談になっちゃいましたかも(^^;)。
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月20日 (火) 22時18分
makuriさん、TBありがとうございます!
どうもココログのシステムの問題のようなので、@niftyに情報をフィードバックしてみます。
便秘が解消した気分となると、心身ともにますます快調ですね(^^)。
今後ともよろしくお願いします!
投稿: 仲@ukiuki | 2007年2月20日 (火) 22時22分