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ダルビッシュ選手と二重国籍

2007.1.11.11:40ころ

ダルビッシュが22歳まで国籍選択せず(日刊スポーツ、2007.1.6)

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(20)が期限ぎりぎりまで熟考し、自身の国籍を選択することになった。現在父のイラン国籍と母の日本国籍の二重国籍を有するが、それについて父ファルサさんは「本人と話し合った結果、22歳までゆっくりと考えたいということだった」と明かした。日本の国籍法では22歳の誕生日までにどちらかを選ばなければいけない。年末年始の家族会議で、本人の意思を尊重することとなった。
 08年北京五輪代表も視野に入れた上での話し合いだった。五輪憲章では二重国籍の選手も、いずれかの代表になることが可能だ。ただ北京五輪は8月8〜24日に行われる予定で、ダルビッシュの22回目となる誕生日16日を挟む。そのため、早めの決断になるかと思われたが「五輪よりも国籍の問題は大きい」とファルサさん。人生を左右する大問題の結論を、じっくりと考えて出す。

父母どちらかの国籍を選択しろと強制するのは、心情的にあまりにも酷な話のように思います。
家族の統合という面からも、国籍があればいつでも家族・親族の元に駆けつけられるのに、国籍がないがゆえにビザを取得してから出発せねばならない、なんてこともあるわけでして、これまた残酷な話でありますし。

思えば、たしか宇多田ヒカルさんも、日米の二重国籍のままだったはずですし、ダルビッシュさんにも、二重国籍を維持することは可能なはずです。
日本政府も「イラン国籍を捨てること」までは強制できないわけですし、重国籍容認が世界的な趨勢になりつつある中、こうした制度を日本政府が強制力を持って維持していけるとは到底思えませんので。

とはいえ、国際大会に出場する可能性もある実力派スポーツ選手として、ダルビッシュさんは国籍の問題で追っかけ回されることになりそうです。
せめてスポーツ・ジャーナリストの皆さまには、ぜひとも重国籍に関する諸外国の諸状況、日本国内の諸状況をよく調査・検討したうえで、ダルビッシュ選手を追っかけ回してほしいと思います。
その際、IST請願の会をご覧いただければ、参考になるはずです。

IST請願の会が、重国籍の容認を求める請願署名活動を展開しています。趣旨に賛同いただける方は、ご協力よろしくお願いいたします。


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