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【閑話休題】巨大ウサギとうさぎ汁!

2007.1.10.23:00ころ

原因なくして結果なし、悲劇の結果を招かぬために、うさちゃん騎士団、GO! GO!(2006.10.11)

でこっそり紹介した巨大ウサギ、どーもドイツで食用に飼育されてる品種だったようです。

そう知ったのは、今日のお昼のテレビニュースでした。

北朝鮮、ドイツから食用うさぎを輸入
TBS - 12時間前
ドイチェ・リーゼン・グラウ、「ドイツの灰色の巨人」と呼ばれる食用ウサギは、世界で最も大きな品種です。ドイツの北朝鮮大使館から連絡が入ったのは去年の10月。その数日後、「ウサギを買いたい」と政府関係者がやってきたといいます。 「北朝鮮の政府関係者はウサギ ...
(Googleニュースより、キャッシュなし)

映し出された映像が、どう見ても「ヘルマンくん」の同類さんたちにしか見えません。

で、戸惑いながらウェブで検索してみると、こんな記事が。

北朝鮮「ウサギのクローン化に成功」世界で2番目(イ・ドンヒョン記者、中央日報、2002.04.17)
北「クローンウサギ、2年前に6匹成功」(柳権夏(ユ・グォンハ)特派員、中央日報、2004.11.15)

かなり前から食用ウサギの導入計画を進めていたのでしょうか。
「目のつけどころがシャープだね!」
などと強がってみても、なんか、複雑な衝撃でした……。

ふと思い出したのは、手塚治虫の『ブッダ』で紹介されていた、自ら焚き火に飛び込んで、行者のための食事になったうさちゃんのお話です。

こんな感傷にひたってしまうのは、そのうさちゃんたちの可愛さゆえ、そして「うさちゃん騎士団SC」分室なんてものを名乗っているがゆえでありまして、しかしこれはしょせんは人の業ゆえの感傷。もともと食用に飼育されていて、しかも北朝鮮の人たちが飢餓からそれで救われるのなら、やはり同じく人の業として、素直に喜び、このプロジェクトを応援したいと思います。

戸惑いがてら検索していたら、こんな記事もありました。

【三河】うさぎ汁準備大忙し/岡崎の龍城神社で元日に振る舞い(栗山真寛記者、中日新聞、2006.12.31)

 岡崎市康生町の岡崎公園内の龍城(たつき)神社で、元日に振る舞ううさぎ汁の準備が大忙しで進められている。
 徳川家康の祖先が、関東から三河へ移動する途中に立ち寄った信州で、ちょうど迎えた正月を、そのとき捕まえたウサギを雑煮にして祝った故事にちなんでいる。
 江戸時代は、江戸城で信州から献上されたウサギを食べるのが通例で、日光東照宮でも元日にはウサギが供えられるという。龍城神社では40年以上前から参拝者に振る舞っている。
 神社関係者たちがウサギの肉を一口大に切り分け、一緒に煮込む野菜を刻んで、約2500食の用意をしている。31日夜から大鍋で八丁味噌(みそ)を使って煮込んで調理し、1日午前零時から配る予定。

感傷が吹き飛びました。なぜかは知らねど。

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コメント

つまらないコメントですが。
思い出したことがあります。ウサギはもともと食用だってこと。ずーっと忘れていました。だって、ペットになっていますからね。でも、そういえば食用でした。この雪国では昔は、はる、まだ雪のある山に、ウサギ取りに行くのが若者の仕事始め、冬の間になまった体を、雪山のウサギを追うことで、みっしりと鍛え、来るべき春耕に備える。私も子供のころ、ウサギの肉を食べさせてもらいました^^;

junさん、こんにちは。
今年もよろしくお願いします。

雪山でのウサギ取りって、ものすごく体力がいりそうですね。風土の中で、暮らしの中にウサギ取りがしっかり根づいていたのだろうと、納得させられました。
私は大分の出身なのですが、はたしてウサギは食べたことがあったかどうか。ウサギ料理があることを知識として知っていただけだった気がします。なので、今回の報道を見てちょっとセンチメンタルな気分になっていました。ベジタリアンでもないのに(^^;)。

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