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2007年1月

テロ犯と誤認、11億円賠償:カナダ首相、第三国移送で謝罪(追記:中国残留孤児訴訟・東京地裁判決と日本政府)

2007.1.31.18:00ころ
(2007.02.01.6:35ころ、この色の部分、追記)

テロ犯と誤認、11億円賠償/カナダ首相、第三国移送で謝罪(京都新聞、2007.1.28/紙面版では1.29朝刊)

【ニューヨーク28日共同】国際テロ組織アルカイダの要員と誤認されたシリア系カナダ人男性が2002年、米国内で拘束後、シリアに強制移送された問題で、カナダのハーパー首相は26日、カナダ警察が米側に誤った情報を伝えたのが原因として男性と家族に謝罪、1050万カナダドル(約10億8000万円)の賠償金を支払う方針を発表した。
 男性はシリアで1年近く拘置され、繰り返し拷問されたと主張。米主要メディアは、米政府が外国の治安機関と協力して外国人テロ容疑者を拘束、過酷な取り調べを受けさせるため中東諸国などに移送しているとされる問題の実例と伝えた。
 この男性は情報技術者マヘル・アラル氏(37)。ハーパー首相は同氏を警戒対象者リストから外すよう米政府に求めたが、米側はテロ組織との関係が疑われる理由があるとして現時点でこれを拒否しており、両国間の外交問題にも発展しかねない雲行きだ。(共同通信)

拷問があったとの認定が、賠償金の金額に影響したのだろうと思います。

さて、昨春改定された日本の入管法(「出入国管理及び難民認定法」)では、入国審査時に「テロリストとして上陸を禁止された外国人」の入国を拒否し、送還するシステムや、法務大臣が「テロリスト」と認定した在日外国人を退去強制するシステムが導入されました。

それらのシステムが誰かをテロリストと誤認し、その結果、マヘル・アラル氏と同じような目に遭ったというケースが表れたとき、日本政府は同じように賠償金を支払うことになるのでしょうか。

今回の賠償金額は国際的な先例として残るわけですが、「自国民に対する賠償」という点で、「外国人をターゲットとする日本政府のテロリスト認定システム」とは微妙に違います。また、日本政府が当初予定している生体情報採取・保管・流用システムの年間予算70億円の16%近くに相当します。もし裁判などでこれだけの金額を請求されるなどすれば、あれこれ理由をつけて、日本政府は支払いを渋るような気がします。値切る気がします。
現政権の人権感覚・人権意識は、柳沢厚労相(まだ辞めてないかな?)の例の発言やそれに対する安倍首相の非常に寛容な態度に見られるように、極めて乏しいわけですし。

もちろん、人権感覚・人権意識の富んだ新しい政権ができれば話は別です。そういう政権なら、この生体情報採取・保管・流用システムの運用自体を取りやめるでしょうから、あれこれ心配する必要はなくなるはずです。前政権の失敗の尻拭いを除いては。

いずれにせよ、関連する国会会議録を読む限り、こういった事態を、日本政府は想定していないような気がします。
なにしろ、収集した指紋などの生体データが流出した場合にどんな被害が生じるのかという「プライバシー影響評価」(PIA)すらせぬままに、日本政府は入管法改定案を国会に提出していたのですから(杉浦法務大臣:5月16日:発言番号037)。
まあ、その場で「検討する」と言っていたので、さすがにその後、もうやっていると思いたいですが、どうも心配です。現政権の人権意識・人権感覚の乏しさが、ますますもって白日の下に曝されつつある昨今の様子を見れば、なおさらに。

昨日の報道によれば、日本人対象でも、こんな地裁判決がありました。
1人あたり3300万円の損害賠償請求を、国は争ってきている、と。

国の責任認めず=早期帰国、自立支援義務なし−中国残留孤児訴訟・東京地裁(時事通信社、livedoor NEWSより)
 首都圏の中国残留日本人孤児40人が、早期帰国の実現や帰国後の自立支援を怠ったとして、国に1人当たり3300万円、総額13億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(加藤謙一裁判長)は30日、「早期帰国実現などの法的義務はなかった」として、国の賠償責任を認めず、請求を棄却した。全面敗訴の判決で、原告側は控訴する方針。
 残留孤児が全国で起こした集団訴訟のうち、判決は3件目。先行した判決では、神戸地裁が国の責任を認めたが、大阪地裁は訴えを退けている。
 加藤裁判長は、旧満州(中国東北部)への国の移民政策と原告らが孤児となったことの因果関係について、「法的な賠償義務の発生根拠となる関係があるとは断定できない」と述べた。その上で、国の実質的な植民地政策や戦争政策は高度の政治的判断に基づくとして、「本来、司法審査の対象ではなく、戦前の国策も例外ではない」と判断。「司法審査対象外の国の政策を、作為義務を発生させる先行行為として取り上げ、法的判断を加えることは疑問」と言及した。旧憲法下では、国策が前提となって発生した事態について国家賠償請求権を認める例はないとして、「孤児らの被害は戦争損害の範疇(はんちゅう)」と指摘。法律上の根拠がないのに、国家賠償義務を認めることはできないとして、「国に早期帰国実現と自立支援の法的義務はない」とした。 

小日本の冬:中国残留孤児判決に 残留孤児敗訴 「正義のため闘う」 /神奈川(網谷利一郎・記者、毎日新聞、2007.1.31:livedoor NEWSより)
 ◇県内12人、無念さ訴え
 原告敗訴となった30日の東京地裁の「中国残留孤児訴訟」で、傍聴した県内の原告12人は「中国に置き去りにされてから61年余り。政府も裁判所も冷たい。正義のため、控訴して闘う」と無念さを訴えた。
 午後1時50分過ぎ、法廷から出てきた原告の山本斗南さん(63)=横浜市泉区=は「若い裁判長は戦争の実態も孤児の実情も分かっていない。夫婦で月7万円余の年金でがんばっているのに、本当に冷たい判決だ」と顔を紅潮させた。
 東京地裁の2次訴訟原告の笠松恵子さん(66)も支援にかけつけ、死亡原告の遺影を胸に地裁の外で待っていた。横浜市営住宅に夫(69)と中国人養母(96)と暮らす。ホームヘルパーで働き月に12万円ほど。「中国で55年間も苦しみ、帰国して10年余りも我慢してきた。国も裁判所も孤児を見捨てている」と涙声で話した。
 午後3時、原告弁護団の記者会見で原告代表の清水宏夫さん(69)=横浜市港南区=は「国の責任を認めた神戸地裁判決(昨年12月)に比べ、なんでこんなひどい判決が出るのか」と裁判所により判断が分かれる現状に疑問を投げかけた。
 関東軍元憲兵で原告団代表相談役の菅原幸助さん(81)=鎌倉市=は午後4時過ぎ、杖(つえ)をつきながら孤児に生活支援金の立法化を求め、議員会館を訪れた。「せめて北朝鮮の拉致被害者並みの保障を実現したい。安倍晋三首相に面会を求めているが、返事が来ない」と話す。「残り時間は孤児も私も少ないだけに、原告団の立て直しも必要となろう」と今後の対応に苦渋の様子もうかがわせた。

「せめて北朝鮮の拉致被害者並みの保障を実現したい。安倍晋三首相に面会を求めているが、返事が来ない」

だそうです。

その後、安倍首相との面会はなって、話題の柳沢厚労相が「今年の夏まで(つまり参院選前まで?)に新支援策を作る」と約束したようですが、原告の控訴に対して争う姿勢は撤回していないようです、やはり。

<中国残留孤児>訴訟原告団代表9人が安倍首相と面会(毎日新聞、2007.1.31:livedoor NEWSより)
 安倍首相は31日午後、首相官邸で中国残留孤児集団訴訟の原告団代表9人と面会した。孤児らが新たな給付金などの生活支援制度創設を求めたのに対し、首相は「今までも対応を講じたが不十分だった。新たな対策を考えたい」と約束。また、この後原告団と会った柳沢厚生労働相は、新支援策を今年夏までに作る考えを伝えた。

「入管法改定案に関する国会会議録より」シリーズの、議員さんたちのサイトなどへのリンクがきちんと張れていないことに気づき、修正しました。ワードで作ったデータをコピペしてたのですが、「"」が変な文字に勝手に置き換えられてたみたいです。ご不便おかけしてたかも知れません。どうかご容赦をm(__)m。


「入管法改定案に関する国会会議録より」シリーズ
1.【入管法問題】参院・衆院与党議員への宣戦布告(2006.05.09)
2.平沢勝栄議員の「テロ予告」!?(2006.09.22)
3.「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(2006.10.15)
4.共謀罪強行採決阻止のためのお役立ち情報、かも。(2006.10.20)
5.共謀罪審議に松島みどり議員が登場(2006.10.22)
6.教育基本法をイジる前に「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」「人種差別撤廃法」の制定を!(2006.11.12)
7.「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(2006.11.13)
8.河野洋平・太郎父子、塩崎恭久&石原伸晃、議会制民主主義の破壊(2006.11.16)
9.「望ましい監視社会」!? 荒井正吾・参院「教育基本法に関する特別委員会」委員長(予定←変更アリマシタ)(2006.11.16)
10・外国人実習生への性暴力/植草一秀氏事件から見える「適正手続」問題(2006.12.27)
11.外国政府・メディア・市民に知られまいと日本政府が隠す目的(2006.12.30)
12. 「永住者」の扱いに関する立法事実と、政府による議会制民主主義の破壊(2007.1.10)
13.衝撃or当然(?)の検索フレーズ/政府と女性蔑視/国民投票法案バナー(by SOBAさん)(2007.1.28)
14.テロ犯と誤認、11億円賠償:カナダ首相、第三国移送で謝罪(2007.1.31)
15.テロの種まき、テロ対策!?(2007.3.17)
16.外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの問題点(2007.9.4)


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究極の理論・外国人労働者「必然論」とは何か?(『日本が多民族国家になる日』より)

2007.1.30.18:10ころ
(2007.1.30.18:40ころ、この色の部分を追記)

コメント欄でのやりとりで思い出した、別冊宝島106号『日本が多民族国家になる日』(1990年2月9日発行)を棚の奥から引っぱりだしてきました。

amazon.co.jpで観ると、2000年に文庫化されているようです。ユーズド扱いになっているということは、これももう絶版なんでしょうか。

ざっと眺めた中で、すごく興味深かったのが、巻末インタビュー「鎖国・開国論争にピリオドを打つ! 究極の理論・外国人労働者「必然論」とは何か?」(駒井洋・筑波大学助教授(当時))です。
インタビュー中の見出しを拾ってみると、

鎖国論は現実的に破綻しています。入管法を厳しくしても不法就労社は減りません。
開国論は日本に階級社会を作り、送出し国をつぶしてしまいます
「文化」も「研修」も低賃金労働力を入れる建前にすぎません
必然論というのは、低賃金労働力の移動が必然的に構造化されてしまっていることなんです
外国人労働者の人権を守り、日本の産業構造とODAを改善することが解決の道です
そもそも在日韓国・朝鮮人の問題をまず第一に考えるべきなんです

当ブログでここ半年ほど主張するに至った話が、17年も前に、実は『エコノミスト』誌上なんかで語られていたみたいなのです。私もようやく「究極のメニュー」じゃなくて「至高のメニュー」でもなくって、「究極の理論」にたどり着けたア!
なんて喜んでる場合ではなく、「外国人労働者を取り巻く基本的な事情・背景は17年前とほとんど変わっていない、っていうことになってしまうのでは?」と、ちょっと愕然としてしまいます。

経済界がおおっぴらに外国人労働力の輸入を唱えはじめたり、多文化共生が中央省庁の施策の中で語られたり、そういう部分では変化が見られても、非日本国籍者(無国籍の人もいるので、こう書くのが適切でしょう)の人権保障に関しては民間での取り組みが広がりを見せつつあるとしても、駒井氏が17年前に提示した問題の解決は、これからまだまだ取り組まねばならぬことのようです。

この駒井洋氏、昨年11月に開催された多民族共生教育・愛知フォーラムの代表をしておられて、会場での発言からは非常におそろしげな方に見えたのですが、こんな提言をしておられる方だったとは。お見それしましたm(__)m。


(追記)推敲してから明日以降に公開するつもりだったのに、気づけば「公開ボタン」を押していました。なんかショック……。

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「青い目、茶色い目」/暖冬、『不都合な真実』と人の移動

2007.1.30.06:40ころ

「いわいわブレーク」のコメント欄でivanatさんに教えてもらった「青い目、茶色い目」の実験の話。

ググってここここを読んで、非常に興味を覚えたのですが、実験を紹介したNHK特集(「ワールドTVスペシャル 青い目 茶色い目〜教室は目の色で分けられた〜」1988.04.29放映)はNHKアーカイブスでは公開されていないようです。
(ご意見は、「NHKアーカイブス」(日曜よる11:10)へのおたより募集コーナーへどうぞ!)

実験をしたJane Elliottさんのサイトでは有料の画像配信もあるようですが、英語版のようですし、ちょっと今はつらい。

そうこうするうちに、『青い目茶色い目—人種差別と闘った教育の記録』(ウイリアム ピータース (著), 白石 文人 (翻訳) )という本が出版されているのを知りました。1988年。う〜ん、絶版っぽい。

ともあれ、この本を探してみたいと思います。

ペンギンズ・デイ PD22(1997.1.30、UkiUki TRUE? LIES JOURNAL)

10年前の私のしていたことって、なんたる阿呆……。
というあたりには、触れないでくださいませ。m(__)m

ここで紹介している写真を見ると、この冬がいかに暖冬であるか、実感できる気がいたします。

温暖化がますます進めば、各地の気候変動のため、住んでいる土地を失う人もいるでしょうし、これまでの生計の手段を失う人もいるでしょう。その結果、これまで以上に大きな人の移動が生じることは確実です。
日本が今以上に多くの難民や移住者を受け入れねばならなくなる可能性は先進国としておおいにありますし、
日本人だって、どこかへ移動せねばならなくなる可能性がゼロではありません。

そんなわけで、映画『不都合な真実』

『それでもボクはやってない』と合わせて観に行きたい映画ですが、さあ、時間がつくれるか!?
微妙な模様になってきています……(ため息)。

 

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衝撃or当然(?)の検索フレーズ/政府と女性蔑視/国民投票法案バナー(by SOBAさん)

2007.1.28.15:00ころ
(2007.2.15.10:30ころ、石関議員に関して、この色の部分を追加しました。)

アクセス解析を見ると面白いキーワードで検索してきてることがある!

という話を聞きつけて、試しにここ4カ月ほどの「検索キーフレーズ」ランキングを調べてみました。

ダントツで多いのが、「多国籍 多文化」で、437件。これはまあ、順当な結果でしょう。「多民族」とか「外国人」とかを加えると、さらにダントツ度が急上昇します。

次に多かったのが、ワーキングプア関連の147件です。そのうち「ワーキングポア」で検索して来た人が6人いました。やはり世間の関心は格差社会の現状に向いているということでしょうか。

その次が、『ウルトラマンメビウス』の「怪獣使いの遺産」関連の65件。
続いて、玉川大学問題関連が62件。
ドイツの巨大ウサギ、食用ウサギ関連が44件と続いています。

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(「世界最大のウサギ(?)、ヘルマンくん」 は↑ではなく、こちらからどうぞ)


特に印象に残ったのが、それぞれ1件ずつの、以下のふれーずです。

「慰謝料をもらった」
  ←何の慰謝料について調べていたのか、ちょっと気になります。
「キバヤシ」
  ←キバヤシさん御本人のアクセスであればひじょうに光栄でありますが……、まさか、「太陽の住人」からのアクセスってことはないですよね(^^;)。
「多文化共生 怪獣」
  ←「怪獣使いの遺産」あるいは『ウルトラマンメビウス』関連かも知れません。
「1」
 ←何かの間違いでしょう、きっと。

「穂人情報保護違反」
 ←誤入力の「わび・さび」でしょう。
「多文化強制」
  ←これも誤入力の「わび・さび」、だと思いますが、そうじゃないかも知れませんね。

最後に、強烈なのを1つ。

「入管 馬鹿」

  ←怒りがビンビン伝わってくる検索フレーズでありました。

そういえば、昨春の入管法改定に関する衆院法務委員会での審議(2006年3月22日)で、石関貴史議員(民主党:公式サイト)が、現在の入管行政の非人道性、人権侵害が常態化している実態、入国審査基準の不透明性が指摘されている点、入管窓口の職員への苦情が数多く寄せられている点などを追及(発言番号072以下)したうえで、次のように質疑を締めくくっています。

「まず、入管行政で、外国の方にもしっかり信頼をされる入管行政を現段階でしっかり行ってもらう。そのことがなければ、さらに外国の方にいろいろな不信を抱かせるような、今回の、指紋採取をしたり、こういった法改正によるいろいろな外国人の方への対応が変わってくるということは、到底私は受け入れられないというふうに思いますので、そのことをしっかり申し上げて、私の質問を終わりにさせていただきます」(発言番号082)

この石関議員、民主党からトップバッターとして登場したのですが、当時、衆議院議員1年目の34歳。
若いですが、郵政省出身で、伊勢崎市議会議員、群馬県議会議員を各1期ずつ務めたといいますから、「日本の議会政治」の素人ではありません。
いくつかの事実確認を進めながら、じわじわと前回期日の政府答弁の不自然さ追及へと駒を進めていく質疑展開には、地方議員としての経験が生きていたようで、会議録、読み応えがありました。
(石関議員についての、ちょっと気になる情報がこちら。まさかこの年代にこういう意識の議員が出てきているとは、思ってもいませんでした。特に靖国神社に関する部分で。)


「入管法改定案に関する国会会議録より」シリーズ
1.【入管法問題】参院・衆院与党議員への宣戦布告(2006.05.09)
2.平沢勝栄議員の「テロ予告」!?(2006.09.22)
3.「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(2006.10.15)
4.共謀罪強行採決阻止のためのお役立ち情報、かも。(2006.10.20)
5.共謀罪審議に松島みどり議員が登場(2006.10.22)
6.教育基本法をイジる前に「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」「人種差別撤廃法」の制定を!(2006.11.12)
7.「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(2006.11.13)
8.河野洋平・太郎父子、塩崎恭久&石原伸晃、議会制民主主義の破壊(2006.11.16)
9.「望ましい監視社会」!? 荒井正吾・参院「教育基本法に関する特別委員会」委員長(予定←変更アリマシタ)(2006.11.16)
10・外国人実習生への性暴力/植草一秀氏事件から見える「適正手続」問題(2006.12.27)
11.外国政府・メディア・市民に知られまいと日本政府が隠す目的(2006.12.30)
12. 「永住者」の扱いに関する立法事実と、政府による議会制民主主義の破壊(2007.1.10)
13.衝撃or当然(?)の検索フレーズ/政府と女性蔑視/国民投票法案バナー(by SOBAさん)(2007.1.28)
14.テロ犯と誤認、11億円賠償:カナダ首相、第三国移送で謝罪(2007.1.31)
15.テロの種まき、テロ対策!?(2007.3.17)
16.外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの問題点(2007.9.4)


また、今、入管(出入国管理局)が警察なんかと協力して「不法滞在者」摘発部隊を構成し展開していそうでして、その関西方面の摘発部隊所属(?)ヒゲの入管職員が、「外国人パブ」などに潜入捜査。資格外就労している女性たちの胸なんかを触り回っている、という情報も耳にしています。
「公務の最中に何やっとんねん! と、同僚たちもさすがに叫び糾弾していると信じたいのですが、さて、どうなんでしょうか。

「女性と政府」関連で、先ほど知った、このニュースも追加しときます。
柳沢厚生労働大臣が、コピペするのも汚らわしいトンデモない暴言を吐き出したそうです。
女性蔑視発言の撤回と辞職を勧告します(広島瀬戸内新聞ブログ版、2007.1.28)

最後にビシリと、雑談日記(徒然なるままに、。)のSOBAさん作成の新作バナーのご紹介です。


当ブログは、平和&公正な選択 へいこうせん(ブログ版はこちら)に賛同しています。

※参考記事
「ワーキングポア」などを生まぬ社会へ!「平和&公正な選択 へいこうせん」& ASEANと移民労働者保護(2007.1.14)
「倒れてね!」アパ→安晋会→安倍内閣→自民公明連立政権(2007.1.26)

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【祝】秘書課、新装オープン!!

2007.1.28.7:10ころ

秘書課、再開です!
サーバを移転し、たぶん前はなかったと思う検索機能まで付いています!

コメントが承認制になったのは、まあ、仕方がないでしょう。
あの殺伐とした雰囲気から一転して……なごみました(^^)v

秘書課・村野瀬さん、今後ともよろしくお願いします!!

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夫か妻が外国人の夫婦、30年で割合10倍/異文化激突!? 傑作コメディ『ダーマ&グレッグ』

2007.1.27:15:10ころ
(2007.1.27:18:00ころ、この文字色部分を追記。)

夫か妻が外国人の夫婦、30年で割合10倍・厚労省統計(NIKKEI NET、2007.1.27)

 厚生労働省は26日、約10年ごとの「婚姻統計」を発表した。2005年までのデータを分析した結果、この30年で夫か妻が外国人の夫婦の割合は約10倍となったほか、妻が年上だったり、妻の姓を名乗ったりする夫婦も2—3倍に増加、結婚の多様化が浮き彫りになった。全体の傾向としては、高齢化などで夫婦数の自然減が続いている。
 再婚も含めた結婚時の年齢は、1975年は夫が27.8歳、妻が25.2歳だったが、05年は夫31.7歳、妻29.4歳で、近年の晩婚化が裏付けられた。ただ、20代前半の若い層の結婚数は、05年6月から下げ止まっており、同省の担当者は「20代の失業率が改善し始めた時期と重なる。生活が安定しはじめたのではないか」と分析している。
 75年に結婚した夫婦のうち、夫か妻が外国人のカップルは0.3%ずつで計0.6%。05年には、夫が外国人は1.2%、妻が外国人は4.6%で計5.8%となった。妻の国籍は、10年前には25%だった中国が05年は約35%となり、2位から首位に。“嫁不足”を背景に、農村部の男性と中国人の女性が結婚するケースが増えているためとみられる。

たのみこむで注文し、昨年末に届いていた『ダーマ&グレッグ』第1シリーズのDVD、ようやく観はじめました。

ヒッピー・カップルの1人娘(犬のトレーナー&ヨガの講師)と、ハイソな実業家夫婦の1人息子(検察官)が、一目惚れして恋に落ち、会ってその日にいきなり結婚!
ライフスタイル、育った環境、そしてもちろん性格も、もう何から何まで違うラブラブな2人の激突が生む可笑しさに、その両親同士の激突まで加わって、爆笑の渦を巻き起こしてくれる必見の傑作コメディです。

今回のDVD化は、NHK放映時の声優スタッフ(ここがツボです)を再結集して行なわれており(英語版・字幕版も入ってます)、吹き替えしている声優さんたちのテンションや演技(?)もパワーアップしてる感じで、ファンとしては実にうれしいDVDデアリマス。

私と相方とはいわゆる国際結婚なわけでして、異文化背景があるせいか、あるいはお互いの性格やライフスタイルが異なるためか、一緒に暮らしはじめて最初の頃は、「なんでこんなことにこだわるの!?」「なんでそこでそう行動するか!?」と、(たぶんお互いに)理解に苦しむことが少なくなかったように思います。

そんな時期に、『ダーマ&グレッグ』を観ては大爆笑して、「もともと他人だった人間同士がいっしょに暮らすって、なかなか大変だけど、愛があれば乗り越えられるってことか?」と、妙に納得していたものです。
友人たちとハウスシェアしていたときの「衝突」「激突」とはまた違った感じなのは、「愛」の深さの違いゆえでしょう。

でも、よくよく考えると、「愛」などと抽象的な言い回しではなく、「互いを理解しようとする心」「互いに歩み寄ろうとする心」と言う方がふさわしい気がします。

さすがに最近では、いっしょに暮らしはじめた当初のような衝撃は少なくなりましたが、それでも目が点になること、やはり皆無とは言えません。
日本人同士のカップルでも、きっと似たようなものだと想像しますが、さて?

※参考サイト
ふたりは最高!ダーマ&グレッグ推進委員会

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【書籍紹介】『単一民族神話の起源—「日本人」の自画像の系譜』(小熊英二)/(追記アリ)

2007.1.26.07:00ころ
(2007.1.27.05:50ころ追記:人工樂園さんからコメントをいただき、紹介した記事を読み返したところ、肝心の一行を読み落としていたことに気づきました(汗)。最近、冷や汗をかくことが増えているような(大汗)。風邪でもインフルエンザでもないのに(汗汗)。ウェブに限らず議論ではこういうお間抜けな間違い〜自分がこれまでに見てきた何かに目の前にある文章をひきつけて解釈してしまうこと、要するに早とちりの勘違いをしてしまうこと〜が多々あり、場合によっては議論をこじらせ大混乱に陥れることもあるが、そうでなくとも赤っ恥をかくことがある、その他山の石として、前半部分はお読みいただければ幸いです。なお、この「冷や汗事態」、後半以降、本論の書籍紹介部分には関連していませんので、念のため)

人工樂園さんのエントリー、
「私」の思考は「私」のものか(2007.1.26)
で知ったのですが、玉川大学問題をレイシズムと結びつけて語った当ブログの記事の一部が、どこぞで曝され、嘲笑されているようです。

あんな形で曝されたりすると「アクセスがギュ〜んとアップしたんじゃないの?」とやっかんでくれる向きもあるかも知れません。でも実際は、日にせいぜい100増えたかどうかといったところです。
こんなマイナーな関心事をテーマに据えている弱小ブログにとっては少なくない数字のようにも思いますが、やはり世間の関心が薄いテーマなのか、議論も「コップの中の論戦」に留まっているというのが現状なんでしょう。

それはさておき、
とーぜんのように全知全能ではない私ですから、やはり勘違いはしますし、人をからかったりするのが根は好きな人間ですので、上記のような形で記事の一部をからかいたくなる人の心情はわかります。初めてこのブログを訪れた方にとっては私の書き方が不親切だった気がしないでもないですし。

ですが、上の書き込みをした人! 当ブログの記事をチェックしていて自分の間違いに気づいたのなら、フォローの書き込みをしてくれてなきゃ、さすがに困りますよ。せっかくなので、人種差別撤廃条約の宣伝にご協力くださいね。よろしくお願いします。

コメント欄でのやりとりをきっかけに存在を知り、この年末年始に読んだのが、
『単一民族神話の起源—「日本人」の自画像の系譜』(小熊英二・著)
です。

内容をおおざっぱにまとめると、大日本帝国時代に主流だった日本=「多民族国家」論がどのように語られていたのか、それが敗戦後に退けられ「単一民族神話」が表舞台に出て受け入れられていった、その現象はなぜ起きたのか。この疑問への問いを求めて、膨大な量の言説が収集、紹介され、分析されていく。そんな一冊です。(詳しくは、他の方によるアマゾンのレビューなどをご参照ください)

本自体に収められた情報量がかなりのもので、非常に内容が濃く、しかも読んでいるうちにこれまで考えてもみなかった領域への好奇心も湧いてきてしまうという、何とも厄介な(うれしい意味で)一冊でした。

しかし、そのうれしい意味での厄介さゆえに、きっちり内容を紹介する記事をアップしようと思って読みはじめたのですが、どうにも私の手には余る、というのが正直な結論です。

やはりこの書物は、読者一人ひとりに読んでもらい、あれこれと思考をめぐらすきっかけにしてもらうのが一番だと思います。

とりあえず、読了直後の率直な感想を1月2日の記事のコメント欄に書いたものと、同書の「結論」パートの一部を、引用して推薦文に代えることが、今の私にできる精一杯です。
まずは、私の1月3日付のコメントです。

自らの内心を投影して作り上げた「神話」に頼ることの危険性、が終局的なテーマなのだと思いますが、そう言い切ってしまうには、取り上げられている情報、言説のかずかずがあまりに興味深いと言うか……。
特に印象的だったのが、柳田国男の項にあった、「日本でも明治期の列島内部の地方語の違いは著しく、上京時には東京弁が理解できなかった新渡戸稲造や内村鑑三などは、英語で教育を受けたため、若い時は邦語より英語での読み書きのほうが楽だったという。」という一節です。いずれエントリーを立てて紹介したいと思いますが、う〜ん、できるかなあ。なかなか手強そうです。

以下、同書よりの抜粋です。

同化と差別、服従と「和」、権力を顕在化させない支配という、矛盾をおおいかくすのが家族国家論の役割だった。(p386、結論)


家族国家論のなかでは、明確な他者や自己はなかった。前述した社会学のエスニック研究をはじめ、多くの研究は、差別は自他の分離から始まると考えてきた。だが家族国家論による日本の同化政策論は、自他の明確な分離を前提としたものではない。戦前の京都学派をはじめ、西欧哲学のはらむ分裂や矛盾をのりこえる可能性が日本にあると考えて、東亜の協同体などという主張をなした者は少なくない。高群逸枝や宮沢賢治をはじめ、自由と平等の相克を求めた論者が国体論に心酔したのも、そうした理由からだったろう。だがそれは、矛盾を解消する論理ではなく、他者を無化することで矛盾を自覚させない論理だった。(p387-8、結論)

この先にある、小熊氏が語るところの「真の結論」も紹介したいのはやまやまですが、それは、やはり皆さまに書店なり図書館なり購入して自宅かどこかで読んでももらうのが一番でしょう。
とても重要な話が、最後の2段落、わずか7行でストレートに、そしてカッコ良く、語られています。引用したいけど、それはちょっとやはり失礼に思いますので、読んでのお楽しみということで。

最後に、もう一言。
時間をかけても読む価値のある本だと思います。

ただし、長時間、手に持ったまま読むのは禁物。
極めて重いです、はい。

※本書紹介の続編、と言えるかも。
 多みんぞくニホン、ナチス、自由民権運動(2007.3.3)

※関連記事
 虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)

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「倒れてね!」アパ→安晋会→安倍内閣→自民公明連立政権

2007.1.26.01:00
(2007.1.27.17:00ころ、この文字色の部分を追記)

すでに旧聞の域だと思いますが、植草教授が、今週頭に保釈されました。

『それでもボクはやってない』(周防正行・監督)も公開されてかなりの評判を生んでいるようですし、
「雑談日記(徒然なるままに、。)」SOBAさんのバナーの威力、だけということはないのでしょうが、

「バナー掲載→植草教授保釈」の縁起にあやかって、
SOBAさん作成の他のバナーを2つ、掲載させていただきます。

「美しい国耐震偽装編」



「美しい国、安晋会は安普請かい?編」

議会制民主主義を破壊しまくるカルトと暴力団と売国利権屋どもが牛耳ってるとの悪評ぷんぷんの自民・公明連立政権に今年こそ、終止符を!

新政権よ、人にやさしい政治を!
外国籍者の指紋採取・蓄積システムなんていう
差別を助長するだけで、コスト的にも馬鹿らしい限りのシステムの稼働を差し止めて!!!
お願い!!!!!!

「入管法改定案に関する国会会議録より」シリーズ
1.【入管法問題】参院・衆院与党議員への宣戦布告(2006.05.09)
2.平沢勝栄議員の「テロ予告」!?(2006.09.22)
3.「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(2006.10.15)
4.共謀罪強行採決阻止のためのお役立ち情報、かも。(2006.10.20)
5.共謀罪審議に松島みどり議員が登場(2006.10.22)
6.教育基本法をイジる前に「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」「人種差別撤廃法」の制定を!(2006.11.12)
7.「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(2006.11.13)
8.河野洋平・太郎父子、塩崎恭久&石原伸晃、議会制民主主義の破壊(2006.11.16)
9.「望ましい監視社会」!? 荒井正吾・参院「教育基本法に関する特別委員会」委員長(予定←変更アリマシタ)(2006.11.16)
10・外国人実習生への性暴力/植草一秀氏事件から見える「適正手続」問題(2006.12.27)
11.外国政府・メディア・市民に知られまいと日本政府が隠す目的(2006.12.30)
12. 「永住者」の扱いに関する立法事実と、政府による議会制民主主義の破壊(2007.1.10)

当ブログは、平和&公正な選択 へいこうせん(ブログ版はこちら)に賛同しています。

※参考記事
「ワーキングポア」などを生まぬ社会へ!「平和&公正な選択 へいこうせん」& ASEANと移民労働者保護(2007.1.14)
「倒れてね!」アパ→安晋会→安倍内閣→自民公明連立政権(2007.1.26)


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秘書課のダウンは「玉川大学問題」か「通常国会問題」か!?

2007.1.25.06:40ころ
(200.1.25.11:00ころ、この色の部分を追記。)

ブッシュ大統領の一般教書演説のお後を受けて、今日から通常国会が始まるそうです。
もしかして「指示待ち」くん? @ずいぶん遅い通常国会開幕は、ブッシュさま一般教書演説の翌日の符合「ぬぬぬ?」2007.1.24)

改憲国会だとか共謀罪国会などと物騒な呼び声とともに懸念が高まる中、この大事なときに、秘書課さんのサーバーが一昨日よりダウンしているようであります。なんたること!!
(とむ丸さん開発の国会議員ウオッチはまだ作成途上です(衆院民主党分が完成しているあたりは、さすがです!))
(わんばらんすさんのエントリー■日本の政治便利帳からTBいただきました。非常に使いやすそうです!! TBありがとうございました!!)

ダウンの当日朝まで、秘書課さんのブログのコメント欄では、「玉川大学問題」について激しい応酬が続いていました。

紛れてくるヘイト・スピーチを濾過しながら読んでいた私の記憶するところでは、玉川大学の措置を差別だと見る側もそうでない側も、「差別はいけないよね」という前提に立ったうえで、

【オッケー側】玉川大学は文科省の定めたルールに従っただけで、措置は合法。差別はしていないぞ。

【オッケーじゃないよ側】文科省の定めたルール自体が出自による差別を行なうものなのに、それに則った措置が差別でないと言われてもなあ。玉川大学のとった今回の措置は出自による差別そのものでしょうが。


といったあたりに議論が集約されつつあったように思います。

当然、私は後者の側に立つわけですが、私なりに補足するとすれば、

玉川大学は、文科省の定めたルールの範囲内で、受験資格を認める自由が十分にあったのに、今回の措置があえてとられてるんだから、文科省による差別に加担したとして非難される理由も十分あると思いますわん。自己のルーツである文化などを学び、享有する権利の重要性を考えるとなおさらですにゃん。

といったところでしょうか。

この問題は、法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つにトラックバックをくれた「法治国家」ではダメ(津久井進の弁護士ノート、2007.1.22)で述べられている「法の支配」「立憲主義」の意義とも関わってきます。
立憲主義については、やはりトラバをいただいたluxemburgさんのところお玉おばさんのところでも話題になっており、危うげな改憲論議のうれしい効果(ひょうたんからコマ、人間万事塞翁が馬)みたいな気がします。

そして、政府や議会の定めたルールが必ずしも正しいとは限らないと考える私は、「ふっ。玉川大学の措置を批判する側の勝ちだな、これは」と勝手に軍配を上げていたので、今回のサーバー・ダウンは、「負けた側がちゃぶ台ひっくり返そうとして仕掛けたクラッキングか何かか?」と早合点しそうになったのですが、いよいよ通常国会が開始される直前というタイミングを考慮に入れると、別のどこかからのクラッキングの可能性が脳裏にぐぐっと浮上します。

まさか、まさか、まさか!????

秘書課さんには、国家議員や省庁、マスメディアに庶民が意見を届けるための貴重な情報が、山のように集積されていました

これらの読みが大外れであって単なる技術的トラブルが原因であることを、そして何より、
秘書課さんの一刻も早い復旧を祈っています。


※関連記事
「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.11.13)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
玉川大学問題/文科省による「人種差別撤廃条約」等違反(修正しました2、赤っ恥orz)(2007.1.20)
自己のルーツである文化などを学び、享有する権利/『「ワーキング・プア」の現実』(週刊金曜日)/ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ(2007.1.21)

秘書課のダウンは「玉川大学問題」か「通常国会問題」か!?(2007.1.25)


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[難民とは何か]作家・徐京植さんの語りから

2007.1.23.12:00ころ

「玉川大学問題」に関するブログで、「嫌韓」感情というレイシズムを爆発させる文章をいくつか読んで、正直、気分が悪くなりました。うげえ〜。

そこで、気分直しに、以下の文章を読みなおしてみました。

[難民とは何か]作家・徐京植さんの語りから(要約・中村一成/『毎日新聞』京都版2003/8/14-23)

ちょっとすっきり^−^♪♪

嫌韓下流 〜『マンガ嫌韓流』ツッコミ大百科〜(CLick for Anti War、2006.3.9)
『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ—まじめな反論— 不毛な「嫌韓」「反日」に終止符を!対話と協力で平和を!!(太田 修 (著), 朴 一 (著, 原著) )

もあらためて紹介しておきます。


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法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ

2007.1.23.01.23ころ

ウルトラマンゼノンのおかげで謹慎部屋から脱出できました。ふ〜。

何と申しますか、
★緊急のお願いです★(2007.1.13)
という、不法滞在として強制退去目前に追い込まれているイラン人一家を救うための呼びかけへのリンクをした記事に、ひたすら、あやしげな、いわゆる「エロ」関係のトラックバックが送られきています。

まあ、せいぜい日に3〜4件程度なのですが(迷惑トラバ・ブロックを活用しているので、実際にはもっとあるかも知れません)、ちょっと鬱陶しい。

そこで、その記事はトラバ禁止にしたのですが、一連のトラバ群が「不法滞在になった人間は追い返されて当然だ」と考えている人ないしグループによって送られてきているのかもしれない、と考えて、この記事をアップすることにしました。

よそ様のブログに書き残した話の転載ではありますが、重要な情報がまとめてありますので、どうぞご一読くださいませ。


窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!
イラン人一家強制退去関連でうちには妙なTBが断続的に来ています。
どーにもこーにも偏見と排外の風潮をつくろう、強めようとする人たちがどこかでこそこそ動いているようでイヤな感じです。国家政府第一、国家政府万能の世の中をつくりたい勢力の策謀かも、なんて思えてきました。
あの
勝谷誠彦氏すら「窮鳥懐に入れば猟師もこれを撃たず」なんて日テレ系の朝のワイドショーで言って、政府の対応に怒っていたのに。

大岡裁き遠山の金さんに喝采を送っていた古風な人たち、今はどこに行っちゃったんでしょうねえ……と、遠い目をしてみたりして(;<>;)。



(補足)在留特別許可に関するガイドライン
以前、私のところでも似たような議論があったのですが、法務省は在留特別許可に係るガイドライン(在留特別許可に係るガイドラインの策定について http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan52-1.pdf 参照)を定めています。このルールに従わないとすれば、それは日本が法治国家ですらないということになってしまいます。

ちなみに今回のケース、私には積極要素(4)に該当するように思えるのですが、日本政府としては消極要素(2)に挙げられている2つ目の例にあたるとして、これを重視したということでしょうか。
もしそうであれば、積極要素(4)など、ほとんど意味をなさない無意味なお飾りになってしまうと思います。

今なら日本政府の立場としても、あれこれ理由をつけて前向きな変更ができるはずなのに、送還しちゃったら、もう手遅れです。


そんなわけでして、
【再度】在留支援のための署名のお願い(2006.12.29)
のお願いを三たび、させていただきます。

【「こういう人たちも不法滞在者であり犯罪の温床だ」と??】在留支援のための署名のお願い(2006.8.12)

で紹介した、ベトナム人一家の在留を支援するための署名が続いています。

前回に紹介したときと違って、メールによる署名も可能になっています。(昨年末にお願いしたときは、サイトに記載していたメールアドレスに間違いがあったようで、困惑された方もおられたかと思います。今は修正されていますので、どうか再度、お試みを……。)

署名の趣旨に賛同してくださる方は、どうかよろしくお願いします。

また、冒頭でも紹介した
「★緊急のお願いです★」が紹介しているこの記事
もぜひご一読のうえ、
趣旨に賛同くださる方は、どうか日本政府に声をお届けください。

よろしくお願いします。

続報です(2007.2.14)。


(関連記事)
1.「外国人犯罪」の宣伝と報道(英訳付き、コムスタカー外国人と共に生きる会)他(2006.07.07)
2.『治安はほんとうに悪化しているのか』東京都治安対策担当部長(前)の懺悔あるいは告白(2006.07.16)
3.在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)(2006.09.24)
4.虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
5.【超お薦め!】『犯罪不安社会』を読んで、明るい2007年へ!(2006.12.25)
6.【「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算(2007.1.3)
7.「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと(2007.1.12)
8.法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)
9.長勢甚遠法務大臣の不信任決議さらには辞職、そしてアミネさん一家への真に人道的な措置を求めるお願い(2007.2.14)


インターネット新聞『JANJAN』
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(2004/04/15)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第2回)(2004/04/16)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第3回)(2004/04/17)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第4回)(2004/04/18)

自己のルーツである文化などを学び、享有する権利(追記アリ)/『「ワーキング・プア」の現実』(週刊金曜日)/ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ

2007.1.21.01:50ころ
(2007.1.22.12:30ころ、この色の部分を追記)

こっそり謹慎部屋から抜け出して……。

玉川大学の対応がなぜ「人種差別」として問題になるか。
直感的に「これって差別じゃん」と思う人の方が多いと思うのですが、そうでない人も少なくないようなので、補足を試みるならば、
人権法の観点からは、前回のエントリーの基礎・前提として、こんなふうに話が必要だったかなあと思います。

マイノリティの子どもたちにも自己のルーツである文化などを学び、享有する権利があるという考えが今や国際人権法上の主流というよりもほとんど原則的な考え方でありまして、このような考えに基づいて国連自由規約委員会(1998年)や社会権規約委員会(2001年)、子どもの権利委員会(1998年)、人種差別撤廃委員会(2001年)などは、朝鮮学校卒業者の高等教育へのアクセスが制限されていることや朝鮮学校の法的取り扱いについて、日本政府に勧告やら意見やらを行なってきています

(2004年1月30日には、子どもの権利委員会が「マイノリティ・グループの子どもが自己の文化を享受し、自己の宗教を表明しまたは実践し、かつ自己の言語を使用する機会を拡大すること」を日本政府に勧告しています。『日本の中の外国人学校』(月刊『イオ』編集部編)より。玉川大学問題を考えるうえで、この本、超お薦めです。/なお、ここで紹介した以外にも、同様の勧告などがなされているかも知れませんが、きっちり調べておりませんので、ご了承を。)

最初にここから論じるべきだったのかもと、後になって気づいた次第です。

※関連記事
「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.11.13)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
玉川大学問題/文科省による「人種差別撤廃条約」等違反(修正しました2、赤っ恥orz)(2007.1.20)
自己のルーツである文化などを学び、享有する権利/『「ワーキング・プア」の現実』(週刊金曜日)/ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ(2007.1.21)

秘書課のダウンは「玉川大学問題」か「通常国会問題」か!?(2007.1.25)

謹慎部屋で、先週号と今週号の『週刊金曜日』を読みました。
「「ワーキング・プア」の現実」という特集連載(by平舘英明)が始まっていました。

第1回(2007.1.12、637号)では「劣悪なヘルパー労働」と題して介護労働の悲惨な現場が、
第2回(2007.1.19、638号)では「外国人労働者に強いる奴隷労働」と題して外国人労働者の置かれた悲惨で不安定な状況が、
各回わずか3ページの中に、これでもかといわんばかりの事例を詰め込んで、紹介されていました。

超お薦めです。次週以降にも期待が高まります!

ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ(京都新聞、2007.1.18)

【リオデジャネイロ18日共同】静岡県浜松市で1999年に女子高生がひき逃げされ死亡した事件で、ブラジルのサンパウロ州検察庁は18日、事件後帰国していた日系ブラジル人のヒガキ・ミルトン・ノボル容疑者(31)を起訴した。担当検事が明らかにした。
 日本政府は昨年12月、ブラジル政府に対し、同国当局が事件を捜査して処罰する「代理処罰」を要請。日本で殺人事件や交通死亡事故を起こしたブラジル人容疑者が母国に逃げ帰る例が相次ぐ中、日本が同国に代理処罰を求めた初のケースだった。
 事件は99年7月26日夜、ヒガキ被告が浜松市の国道で、落合真弓さん=当時(16)=を乗用車ではねて死亡させた。ヒガキ被告は事件の4日後にブラジルへ向け出国。事件の時効が今年7月に迫っていた。(共同通信)

ようやく、です。

※関連記事
「犯罪人引き渡し条約」ブラジル政府からの締結交渉申し込みを、日本の外務省は2003年から拒否していた(2006.9.29)
日系の子12人、違法雇用/外国人犯罪被害者救いたい 遺族がNPO設立へ(2007.1.2)

謹慎部屋へ、戻ります……。

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玉川大学問題/文科省による「人種差別撤廃条約」等違反(修正しました2、赤っ恥orz)

2007.1.20.02:54ころ
(2007.1.20.03:54ころ、重大なる注記:ふと思えば、「人種差別撤廃条約」違反の制度や行為が「公共性」などを理由に正当化されることはなかったはず。大恥。。。たしか許される例外は「アファーマティブ・アクション(マイノリティなどへの制度的優遇措置)だけだったはず。赤っ恥。。。どーも何かの憲法判例とごっちゃにしちゃってたみたいです。そのあたりの私のふつつかを踏まえて、お読みください   orz。。。。。。。しばらく謹慎します。。。。。。/ちなみに教育の権利に関しては、5条e-vに規定されています)
(2007.1.20.04:32ころ、重大なる追記:妙な記事をそのままにしておくのは「事実の流通」という点からあまり好ましくないと考え、記事を修正しました。修正前のものをすでにお読みくださったごく少数の皆さま、御ご了承ください。ともあれやはり。。。。。。。しばらく謹慎します。。。。。。 orz)
(2007.1.20.04:56ころ、間違って消去していた分を修正して追加。。。。だいこんm(__)mらん)

昨日、取り上げた玉川大学の例の一件

秘書課さんのブログに寄せられている差別意識と偏見、レイシズムから飛び出したようなコメント(たぶん一部)を読んで、いろいろ考えさせられました。(コメント全部、いずれマジに研究させてもらおうかなあ……)

まず前提として、以下の点を理解してほしいと思います。

もともと大学受験資格は外国人学校卒業生に対して一律に否定されてきたのが、その後グローバル化を背景に国内投資環境を整える一環として、エリートビジネスマンが家族滞在できるよう2003年3月にいわゆる欧米系インターナショナルスクールのみ大学受験資格を認めようとした方針が出されたのです。が、当然その他外国人学校への差別だという猛反発を受け、方針が再検討されます。 (ここまで説明をまとめさせていただきました。)

ということで、朝鮮学校に的を絞った差別が今も行われています。
(大学が個別審査で認めた者については、大学受験資格を認めることになっています)
秘書課さんの記事より引用)

(大学受験資格問題に関する詳しい経緯はウェブでも簡単に調べられますので、省略します。記事を短くするために!)

文科省は、外国人学校のうち欧米系インターナショナルスクールなどの卒業生には大学受験資格を認めながらも、朝鮮学校の卒業生に限って、その認定を各大学に丸投げしているわけです。
「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」の締約国であるからには、やはりこれはちょっとおかしい。
丸投げしていれば今回の玉川大学のような例が生じることは、日本社会に根強く残る韓国・朝鮮人差別を考えれば、容易に想像できるはずだからです。

文科省の措置は「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」が撤廃を義務づける「民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限」(1条)の一種であると断ぜざるを得ません。((子ども権利条約自由権規約、社会権規約、憲法13条、14条、26条、98条などにも違反していると、これまた断ぜざるを得ません。)

【人種差別撤廃条約】 第1条 1 この条約において、「人種差別」とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう。
第5条 第2条に定める基本的義務に従い、締約国は、特に次の権利の享有に当たり、あらゆる形態の人種差別を禁止し及び撤廃すること並びに人種、皮膚の色又は民族的若しくは種族的出身による差別なしに、すべての者が法律の前に平等であるという権利を保障することを約束する。 (e)経済的、社会的及び文化的権利、特に、  (v)教育及び訓練についての権利

私立学校法1条は私立学校の「公共性」を高めることによって、私立学校の健全な発達を図ることを目的に掲げています。

玉川学園のとった受験拒否という措置は、は文科省ルールに従った形とはいえ、「人種差別」を禁止・撤廃することがいまや政府の義務となっているこの日本社会で、「公共性」という観点から見たとき、肯定できるものなのか。
税制その他で優遇されているはずの学校法人として、法的問題はさておき、はたしてこれが社会的に正しい態度なのか。「人種差別撤廃条約」を批准した日本政府が認可する学校法人として、こんなのがふさわしいのだろうか。疑念はつきません。
これはちょっとおかしいぞと感じた市民が声を上げ、届けようとするのは、それほど不自然なことではないでしょう。

朝鮮学校のカリキュラムや授業内容を理由に「拒否は当然」とするコメントも見ました。
しかし、はたして、朝鮮学校のカリキュラムや授業内容が、大学受験資格の認定と言う局面に関して、あえて他の欧米系インターナショナルスクールなどと区別しなければならないようなものなのか? これについて、きちんと現状を踏まえて述べられた説明を、私は見た記憶がありません。むしろ、日本の学校教育に近いカリキュラムになってきている、との話の方をよく見聞きします。

だいたい、授業内容やカリキュラムなどに重大な問題があるのなら、文科省は朝鮮学校の卒業生に限って、その受験資格の認定を各大学に丸投げなどするのではなく、認めちゃダメ!と全大学に指導しているはずではないでしょうか。

朝鮮大学の応募資格をあれこれ揶揄するコメントも散見しましたが、朝鮮大学校が日本の法律上どのように位置づけられているか時間のある方は一度調べてみてください。在日朝鮮人子弟以外で、わざわざ通いたがる人、子どもを通わせたがる人、あまりいないと思います。
また、応募資格が限定されるその理由、歴史的背景をよく調べてみてください。応募資格は将来的にはゆるやかになっていくのではないかと個人的には思いますが、今の時点でこのような制限があるのは、無理からぬことだとも思います。


※関連記事
「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.11.13)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
玉川大学問題/文科省による「人種差別撤廃条約」等違反(修正しました2、赤っ恥orz)(2007.1.20)
自己のルーツである文化などを学び、享有する権利/『「ワーキング・プア」の現実』(週刊金曜日)/ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ(2007.1.21)

秘書課のダウンは「玉川大学問題」か「通常国会問題」か!?(2007.1.25)


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玉川大学問題の本質/人の多様性に合わせた社会デザインを

2007.1.19.05:00ころ

先週末から仕事でコンピュータ画面とにらめっこする時間が続いており、息抜きの時間にはコンピュータの前からトンズラしたい心境なわけですが、そうもいかずにぷらぷらとブログ探索をしておりました。
するとどうにも、気になって仕方がないのが、玉川大学の例の一件です。

お世話になってる秘書課さんのブログなど、女性と思ってなめられてるのか、差別意識と偏見、レイシズムから飛び出したようなコメントが、まあ地道に掃除されてるせいかそんなに多いようには見えないのですが、次から次に舞い込んでいます。さながら、嫌韓流ヘイトスピーチ・オンパレードといった趣で、現代日本におけるレイシズムの表出について研究するとき役に立つかもなんて、ちょっと不謹慎なことを考えてしまいました。村野瀬さん、すみません...m(__)m。

この「玉川大学受験拒否問題」に関しては、非国民通信さんが、「学力よりも気になるものがあるらしい」と題して、毎度のことながらツボをビシリと押さえた記事を書いてくれています。
未読の方は、ぜひお読みください。
また、翌日の「K-1では異例の重い処分」という記事も、門外漢の私にはまったく意外な部分で上の記事と関連しておりました。いや、びっくり。

「玉川大学問題」の本質からはちょっと外れますが、昨春の入管法改定に関して私が怒りのキャンペーンを展開するきっかけとなったのと似たような状況が、『季刊教育法』(N0.138、2003年9月号)に掲載された「朝鮮学校卒業生等への国立大学入学資格付与問題」(張學錬弁護士)という論文の末尾で次のように指摘されています。

 また、多くの人が見落としている事実として、文科省の言う外国人学校は、必ずしも法律的な意味で外国人学校ではないという実態がある。既に東京中華学校では過半数が日本国籍の生徒であるし(血統的民族的に全くの日本人さえ通学している例もかなりある)、朝鮮学校においてもかなりの割合で日本国籍を保有する生徒が含まれている。いわゆる外国人学校は既に多国籍化しており、もはや専ら外国人を対象としているとは言い難いのが現状である。そうであれば、外国人学校・民族学校に対し私学助成が及んでいないという問題は、すぐれて日本人の教育問題であり、教育を受ける自由(教育機関選択の自由)との関わりという側面もあることを併せて指摘しておきたい。

大学入試受験資格に直接関わる文脈ではないとはいえ、子どもの教育の問題にやはり結局は関わってくる点についての、現実を踏まえた指摘です。

もちろん、
「日本人の教育問題であり、教育を受ける自由(教育機関選択の自由)との関わりという側面」があろうがなかろうが、大学受験資格に関する玉川大学の、そして文部科学省の差別的取り扱いが許されない
ことに変わりはありません。
国際人権法の観点からもおかしいし、インターナショナル・スクールなどとは違う差別的取り扱いがなされるようになった経緯は、ほとんどまったくこれまでのいじめの上に積み重ねられた新しいいじめみたいなものなんですから。こんな事態を放っておくわけにはいかないでしょう。大人として。

それでも張弁護士のこの指摘が重要だと思うのは、そこに日本社会の多様化の進展が、はっきりと表れているからです。
そして、こうした人の多様性を踏まえたうえでこれからの社会のあり方を論じていくことの重要性を強く感じるからです。

とまあ、そんな確信を新たにしたからと言って仕事が終わってくれるわけでもなく、よけい疲れてしまった我が身を「あほやなあ……」と見放しつつ、まだまだ仕事は続くわけです...... orz ....。


※関連記事
人間と、サイズの合わない棺桶(非国民通信、2006.6.18)

「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.11.13)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
玉川大学問題/文科省による「人種差別撤廃条約」等違反(修正しました2、赤っ恥orz)(2007.1.20)
自己のルーツである文化などを学び、享有する権利/『「ワーキング・プア」の現実』(週刊金曜日)/ひき逃げの日系人起訴/ブラジル検察、代理処罰へ(2007.1.21)

秘書課のダウンは「玉川大学問題」か「通常国会問題」か!?(2007.1.25)


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「ワーキングポア」などを生まぬ社会へ!「平和&公正な選択 へいこうせん」& ASEANと移民労働者保護

2007.1.14.18:30ころ
(2007.1.14.18:40ころ追記:「へいこうせん」のブログ版はこちらです)

当ブログは、これまで、
Under the Sun 格差社会にNOを! 共生社会にGOを!
Keep9(9条守ろう!ブロガーズ・リンク)
に賛同し、TBや情報収集、そして思索を深めるうえで、お世話になってきました。

格差社会の中では、この社会のマイノリティはさらに悲惨な状況に追いやられるだけだ、
戦争なんかに巻き込まれたらなおのこと!

と考え、両サイトないしネットワークの掲げるメッセージに深く共感したからです。

そして、年があらたまってこの2007年、
これまたいつもお世話になっているSome Kind of Wonderfuからトラックバックをいただいたのを機に、新しく生まれたばかりのネットワーク、

平和&公正な選択 へいこうせん

にも賛同を表明することにしました。

平和&公正な選択 へいこうせんの「へいこうせん」とは、
「平和と公正の選択を求めるネットワーク」の略称だそうでして、
4月の統一地方選挙、そして7月の参院選挙(ひょっとすると衆院選も?)までの期間限定ネットワークです。

その目指すところの詳細は、同ネットワークのアピールを読んでもらうのが一番ですが、
そのアピールの中には、


【ご賛同・ご協力のお願い】
「平和と公正の選択を求めるネットワーク(略称:へいこうせん)」は、アピール賛同者からなる緩やかなネットワークです。
平和憲法を壊す候補者を落選させ、守り活かす候補者へ投票を呼びかけますが、特定の政党・候補者の応援をするのではなく、平和憲法と格差社会を争点にした世論喚起を目的にしていますので、特定政党・候補の支持・不支持にかかわりなく、アピールの趣旨に賛同いただくことができます。

「平和」と「公正」をめぐっては、諸々の重大争点がありますが、わかりやすくかつ幅広い一致点をとれる争点として、改憲と増税(とくに消費税増税)に焦点を絞ります。
もちろん、一致点を前提にしつつ、雇用・社会保障・環境・人権などの論点についても発信や交流も行います。
会費・会則はなしで、できるかたちでのご協力をしていただくだけで結構です。


とあります。
そして、メッセージの冒頭には、
ほっとけない! 改憲と増税
【平和憲法を活かし、格差のない公正な社会へ】

とあります。

自民・公明政権を引きずり下ろして昨春の入管法改定をひっくり返したいなどと考えている身として、
また、先日の毎日新聞の記事はどう見ても外国人への差別と偏見を助長して監視社会化を押し進めようとする、警視庁と毎日新聞社とのタッグによるプロパガンダじゃないのか?(2007.1.14、統計表を追加しました。どうぞ!)などと激しい憤りを覚えている身として、
強く心惹かれたのは、次の部分です。

【平和のために投票しよう】

平和憲法を活かし格差社会を公正な社会に変えていくために、多くの有権者が投票に行けば、
自公与党の悪政をストップさせられます。
4月の統一地方選挙とともに7月の参院選挙で、安倍政権を倒すため、憲法を活かすための投票を多くの人々に呼びかけようではありませんか。

投票率の低さが、自民公明連立政権を支えてきたことは、たしかだと思うのです。手堅い組織票がありますから、あの連立与党には。

その、全投票数に占める割合を低下させることができれば、野党は有利に闘えます。参院における与野党逆転、さらには政権交代の可能性が高まります。野党同士で票を食い合うのではなく、これまで投票に行かなかった層を、取り込む。

あの郵政選挙ですら、野党の得票数の方が多かったというのですから、もう一押し、これまでほとんど投票に行っていなかった人たちを「平和」と「公正な社会」を求める側に取り組むことができれば、きっと勝てます。

それを可能にする急所は、もう数えきれないぐらいに浮上してきているのですから。

あとは、御用メディア御用学者や、それから野党の中に紛れ込んだ与党の「草」(幕府の隠密みたいなもんですね)に惑わされぬよう注意しつつ、人と人とのネットワークを最大限活用していく。そうすれば、きっと勝てます、勝たねばならんのです!!!
(絶叫するほど、焦りが見えてウソっぽいって(^^;)?)

当ブログとしては、「へいこうせん」への参加の形として選挙での投票を呼びかけるほか、従来どおり、人権や人道の問題、改定入管法の問題などを訴えていきつつ、さらに、こちらのコメント欄での熊山さんのコメントに始まり、ivanatさんが指摘してくれた、これまた重大なテーマを、その解きほぐすことの難解さに頭を痛めつつ、より多くの人たちに訴えていくつもりです。

なんてことを書いていたら、その重大なテーマに直接関わってくるであろう、こんなニュースが飛び込んできました。

移民労働者保護を義務化 ASEANが「宣言」(asahi.com、2007.1.13)

 東南アジア諸国連合(ASEAN)は13日、セブで開かれた首脳会議で「移民労働者の権利擁護と向上に関する宣言」を採択した。経済のグローバル化に伴い、域内でも国境を越える労働者が増えている。送り出し国と受け入れ国、さらにASEANの責任をそれぞれ明記。「人の流れ」が経済発展に欠かせない現実を認識する一方、違法移民や人身売買などの課題に取り組む姿勢を見せた。
 宣言は「ASEAN諸国の社会、経済発展に対する移民労働者の貢献」を認め、ASEANが「弱い立場にある人々の権利擁護に努めなければならない」とした。労働者の送り出し国に対しては、人身売買や違法移民を防ぐため、悪質仲介業者の排除の徹底などを求め、受け入れ国には賃金や労働条件の面で移民労働者の公平な扱い、雇い主による暴力など人権侵害の阻止を求めた。
 ASEANの主な送り出し国はフィリピン、インドネシア、ミャンマー(ビルマ)。受け入れ国はタイ、マレーシア、シンガポール。経済格差が広がったこともあり、域内の労働力移動は増える傾向にある。
 たとえばフィリピンから他のASEAN諸国に渡った正規労働者は、90年から約10年間に約4倍に増加した。賃金不払いなど労働問題のほか犯罪や紛争に巻き込まれる例もあり、国外にいる自国の労働者の保護は送り出し国の重要政策のひとつだ。
 一方、受け入れ側は違法移民という問題を抱える。マレーシアには、インドネシア、フィリピンなどからの45万人以上の違法労働者がいるとされる。軍事政権下のミャンマーからは少数民族など難民がタイへ流入、違法就労するケースも多い。
 ASEANは、昨年12月の経済閣僚会議で、加盟国間の看護師資格の相互承認に合意。自国で3年以上の経験があれば、域内のどの国でも看護師登録ができるようになった。建築士、会計士、測量士などでも相互承認を検討。06年には加盟国間の観光ビザも廃止され、人の流れの自由化が進んでいる。

国境を越えて人の動く流れは、いくら罰則を強化しようとも、なかなか止められるものではない私は見ています
そして、それを前提にしたうえで、人に人らしい暮らしを可能とする社会・経済・政治・法律システムへの転換が必要なのだ、と。それは日本国籍の人にとっても暮らしやすい、豊かな世界につながっていくのだ、と。「ワーキングポア」ならぬ「ワーキングプア」などを生まずにすむ社会になって。

ASEANのこの新たな動きが、先進国へも波及し、「すべての移住労働者とその家族の権利保護に関する条約」(在留資格に関わりなく人としてのさまざまな権利を保障する条約)の批准国増加へ、もちろん日本の批准にもつながっていくことを、期待しています。


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☆緊急のお願いです(もうひとつ)☆

2007.1.13.17:00ころ

玉川大学が神奈川朝鮮高校の学生の受験資格を拒否(はにかみ草、2007.1.13)

をご覧ください。よろしくお願いします。

「連続して、なんて記事をアップするんだ」とお思いの方もおられるとは思います。私自身、そう思います。
しかし、くわしい記事を書く余裕がありません。ひらにご容赦を。そして、どうか、はにかみ草さんの記事をお読みください。重ねてお願いしますm(,_,)m

★緊急のお願いです★

2007.1.13.00:30ころ

国によるいじめ もしくは 血も涙もない「美しい国」(秘書課、村野瀬 玲奈です。2007.1.12)

をご覧ください。よろしくお願いします。

※当ブログの関連記事在留特別許可のガイドライン(イラン人一家、強制退去へ)(2006.12.11)

「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと

2007.1.12.03:21ころ
(2007.1.12.04:20ころ、この色の部分を追記)
(2007.1.12.23:20ころ、コメント欄に重大情報を追記!!!)
(2007.1.14.05:10ころ、上記重大情報の一部を記事末尾の「おまけ」の前に表にしてアップしました!!!)

重要犯罪:外国人の4分の1が「リピーター」(【鈴木泰広記者、川上晃弘記者、毎日新聞、2007.1.10)

 殺人などの重要犯罪で02年から3年間に警視庁に逮捕・検挙された外国人計80人のうち、20人が一度何らかの犯罪を起こし強制退去された後に、偽造旅券などで不法に再入国した「リピーター」だったことが同庁組織犯罪対策2課の調べで分かった。東京都品川区の女性殺害事件で9日殺人容疑などで逮捕された韓国籍で職業不詳、金相浩(キムサンホ)容疑者(47)も、かつて強制退去になっており、改めて水際対策の重要性がクローズアップされた。
 同課によると、02年10月〜05年9月までの3年間に扱った殺人、強盗、放火、強姦(ごうかん)、強制わいせつ、誘拐の重要犯罪で逮捕・検挙された計80人の外国人のうち、20人がいったん強制退去された後に、再び入国したリピーターだった。懲役1年以上の判決を受けた場合、出入国管理法により日本には無期限に入国できないにもかかわらず、偽造旅券を使ったり、密入国によって再入国し犯罪を繰り返していた。
 東京都品川区のアルバイト、富士原光代さん(当時69歳)が04年4月に自宅で殺害された事件で逮捕された金容疑者は、殺害事件の1年前の03年4月に窃盗容疑などで逮捕され、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受け、強制退去処分になった。しかし、生年月日を偽って旅券を申請し、04年3月と4月の2度にわたり入国し、殺害の2日後には韓国へ戻った。

この記事を読んで、「リピーターは皆、凶悪犯だ」などと思いそうになってしまう私ですが、「入管法改定案に関する国会会議録」から、ちょっとした情報を紹介しておきます。

「平成17年(2005)の1年間で退去強制手続をとった外国人の数でございますが、5万7100人余りでございます。そのうちの13%に当たります7479人について、退去強制手続の中で調べるうちに、過去に退去強制手続を受けたことがある、いわゆるリピーターであった」三浦正晴法務省入国管理局長:3月17日、発言番号025)

ちなみに、上の毎日新聞の記事で取り上げられている「20人」は、「02年10月〜05年9月までの3年間」の数、この三浦入管局長の発言で取り上げられている「7479人」は2005年1年間の数、です。

(↑よく読むと、この2つの引用部分で取り上げられている「リピーター」の定義が、異なってますね(汗)。これだから深夜の更新はよろしくない(大汗)。でもまあ、このエントリーの大意は変更する必要はないでしょう。で、この追記部分が、図らずも「統計を読むことの難しさ」そして「用語の使い方・読み方の難しさ」を知らしめることになった……なんて期待するのは大甘でしょうか、大汗大汗……)

やはり大多数というかほとんどのリピーターは、犯罪を犯すこともなく、地道に仕事をして故郷の家族へ仕送りしてるんじゃないでしょうか。
退去強制させられるときには指紋を採取されてそれが保管されますので、犯罪に手を染めても足がつきやすいでしょうから。

一部の例を見てそれを全体の特徴であると思い込みがちなのは、どうも私たちが陥りやすい「罠」のように思います。

この「罠」によくよく注意して動かねば、知らず知らずのうちに人と人との連帯とその可能性が断ち切られ、おそろしく殺伐とした社会が形成されてしまうのではないでしょうか。

堅苦しく、重苦しいエントリーになってしまいました。

気分転換に、「人と人との連帯」のワクワク感とすがすがしさを感じさせてくれる言ノ葉工房さんの記事を2つ、すでに別記事にトラックバックをいただいているんですがあらためて紹介します。

ニホンと外国人とデモとフランス(2007.1.8)
仏様の「屋根の下で暮らす権利」法案(2007.1.10)

言ノ葉工房さんが展開中の「愛国心はあるさ。ありますとも。あるからより良い国になってほしいのだーだから外国と存分に比べさせてもらいまーすキャンペーン! 」、知識不足で同道するのはむずかしいですけど、応援してます!!


追記(2007.1.14.05:10ころ)

20012002200320042005
A9389671170956814
B446377458482462
C2540323037
D14091384166014681313

※A、B、C、D各行の数字は人数
A:警視庁による凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)検挙人員
B:警視庁による強制わいせつ犯検挙人員
C:警視庁による略取誘拐犯検挙人員
D:合計
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/bunsyo/toukei17/pdf/kt17d035.pdfより作成。
この最後の3年分が、おおよそ毎日新聞の記事が取り上げた数字に対応する年限です。そこでの検挙者数は総数4441人。その中で「重要犯罪リピーター」20人の割合は、0.45%です。一人が複数の犯罪で検挙されている可能性もあるのかも知れませんが、それにしても、なんともやりきれない思いにさせる記事でありました。

(おまけ)
「外国人犯罪」の宣伝と報道(英訳付き、コムスタカー外国人と共に生きる会)他(2006.07.07)
『治安はほんとうに悪化しているのか』東京都治安対策担当部長(前)の懺悔あるいは告白(2006.07.16)
『治安はほんとうに悪化しているのか』書評on読売新聞!!(2006.7.25)
在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)(2006.09.24)
「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.15)
共謀罪審議に松島みどり議員が登場(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.22)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
【超お薦め!】『犯罪不安社会』を読んで、明るい2007年へ!(2006.12.25)
「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算(2007.1.3)
「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと(2007.1.12)
法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)

コムスタカー外国人と共に生きる会

インターネット新聞『JANJAN』
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(2004/04/15)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第2回)(2004/04/16)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第3回)(2004/04/17)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第4回)(2004/04/18)


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ダルビッシュ選手と二重国籍

2007.1.11.11:40ころ

ダルビッシュが22歳まで国籍選択せず(日刊スポーツ、2007.1.6)

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(20)が期限ぎりぎりまで熟考し、自身の国籍を選択することになった。現在父のイラン国籍と母の日本国籍の二重国籍を有するが、それについて父ファルサさんは「本人と話し合った結果、22歳までゆっくりと考えたいということだった」と明かした。日本の国籍法では22歳の誕生日までにどちらかを選ばなければいけない。年末年始の家族会議で、本人の意思を尊重することとなった。
 08年北京五輪代表も視野に入れた上での話し合いだった。五輪憲章では二重国籍の選手も、いずれかの代表になることが可能だ。ただ北京五輪は8月8〜24日に行われる予定で、ダルビッシュの22回目となる誕生日16日を挟む。そのため、早めの決断になるかと思われたが「五輪よりも国籍の問題は大きい」とファルサさん。人生を左右する大問題の結論を、じっくりと考えて出す。

父母どちらかの国籍を選択しろと強制するのは、心情的にあまりにも酷な話のように思います。
家族の統合という面からも、国籍があればいつでも家族・親族の元に駆けつけられるのに、国籍がないがゆえにビザを取得してから出発せねばならない、なんてこともあるわけでして、これまた残酷な話でありますし。

思えば、たしか宇多田ヒカルさんも、日米の二重国籍のままだったはずですし、ダルビッシュさんにも、二重国籍を維持することは可能なはずです。
日本政府も「イラン国籍を捨てること」までは強制できないわけですし、重国籍容認が世界的な趨勢になりつつある中、こうした制度を日本政府が強制力を持って維持していけるとは到底思えませんので。

とはいえ、国際大会に出場する可能性もある実力派スポーツ選手として、ダルビッシュさんは国籍の問題で追っかけ回されることになりそうです。
せめてスポーツ・ジャーナリストの皆さまには、ぜひとも重国籍に関する諸外国の諸状況、日本国内の諸状況をよく調査・検討したうえで、ダルビッシュ選手を追っかけ回してほしいと思います。
その際、IST請願の会をご覧いただければ、参考になるはずです。

IST請願の会が、重国籍の容認を求める請願署名活動を展開しています。趣旨に賛同いただける方は、ご協力よろしくお願いいたします。


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【閑話休題】巨大ウサギとうさぎ汁!

2007.1.10.23:00ころ

原因なくして結果なし、悲劇の結果を招かぬために、うさちゃん騎士団、GO! GO!(2006.10.11)

でこっそり紹介した巨大ウサギ、どーもドイツで食用に飼育されてる品種だったようです。

そう知ったのは、今日のお昼のテレビニュースでした。

北朝鮮、ドイツから食用うさぎを輸入
TBS - 12時間前
ドイチェ・リーゼン・グラウ、「ドイツの灰色の巨人」と呼ばれる食用ウサギは、世界で最も大きな品種です。ドイツの北朝鮮大使館から連絡が入ったのは去年の10月。その数日後、「ウサギを買いたい」と政府関係者がやってきたといいます。 「北朝鮮の政府関係者はウサギ ...
(Googleニュースより、キャッシュなし)

映し出された映像が、どう見ても「ヘルマンくん」の同類さんたちにしか見えません。

で、戸惑いながらウェブで検索してみると、こんな記事が。

北朝鮮「ウサギのクローン化に成功」世界で2番目(イ・ドンヒョン記者、中央日報、2002.04.17)
北「クローンウサギ、2年前に6匹成功」(柳権夏(ユ・グォンハ)特派員、中央日報、2004.11.15)

かなり前から食用ウサギの導入計画を進めていたのでしょうか。
「目のつけどころがシャープだね!」
などと強がってみても、なんか、複雑な衝撃でした……。

ふと思い出したのは、手塚治虫の『ブッダ』で紹介されていた、自ら焚き火に飛び込んで、行者のための食事になったうさちゃんのお話です。

こんな感傷にひたってしまうのは、そのうさちゃんたちの可愛さゆえ、そして「うさちゃん騎士団SC」分室なんてものを名乗っているがゆえでありまして、しかしこれはしょせんは人の業ゆえの感傷。もともと食用に飼育されていて、しかも北朝鮮の人たちが飢餓からそれで救われるのなら、やはり同じく人の業として、素直に喜び、このプロジェクトを応援したいと思います。

戸惑いがてら検索していたら、こんな記事もありました。

【三河】うさぎ汁準備大忙し/岡崎の龍城神社で元日に振る舞い(栗山真寛記者、中日新聞、2006.12.31)

 岡崎市康生町の岡崎公園内の龍城(たつき)神社で、元日に振る舞ううさぎ汁の準備が大忙しで進められている。
 徳川家康の祖先が、関東から三河へ移動する途中に立ち寄った信州で、ちょうど迎えた正月を、そのとき捕まえたウサギを雑煮にして祝った故事にちなんでいる。
 江戸時代は、江戸城で信州から献上されたウサギを食べるのが通例で、日光東照宮でも元日にはウサギが供えられるという。龍城神社では40年以上前から参拝者に振る舞っている。
 神社関係者たちがウサギの肉を一口大に切り分け、一緒に煮込む野菜を刻んで、約2500食の用意をしている。31日夜から大鍋で八丁味噌(みそ)を使って煮込んで調理し、1日午前零時から配る予定。

感傷が吹き飛びました。なぜかは知らねど。

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「永住者」の扱いに関する立法事実と、政府による議会制民主主義の破壊(入管法改定案に関する国会会議録より)

2007.1.10.02:10ころ

昨春の入管法改定に関する国会審議において、議会制民主主義はどのように殺害されたのか

その手口として、河野洋平・太郎父子、塩崎恭久&石原伸晃、議会制民主主義の破壊では
「質問にまっすぐ答えず、自己の主張を延々と語ることで時間をつぶす」という手法を紹介しました。

今回は、その記事で予告しておいた、
「審議の前提となる重要な情報を隠して野党議員に教えない」という手法について、紹介したいと思います。
共謀罪審議でも、同様の手法が使われたようですね。
タウンミーティングで脚光を浴びたヤラセ、自作自演「質問にまっすぐ答えず、自己の主張を延々と語ることで時間をつぶす」と合わせて、もはや自民・公明政権のお家芸と言ってもよい手法かも知れません。こんな政権、やはり議会制民主主義の国にはふさわしくありません。

この「審議の前提となる重要な情報を隠して野党議員に教えない」という手法は、実は、上記の記事中の「塩崎恭久&石原伸晃」vs.高山智司議員(民主党:公式サイト)の項でも、使用例を紹介しています。

これから紹介するのは、それとは別の場面で使われたものです。
参議院法務委員会において仁比聡平議員(日本共産党:公式サイト、2010年改選)が追及した、外国人登録者の扱いの不可思議さに関する審議の中から、「永住者」に関する情報の隠蔽(もしくは偽装)工作を取り上げます。

まず前提として、「永住者」とは何か、説明しておきます。
これは、「出入国管理及び難民認定法」が設けた在留資格の一つでありまして、その認定基準について、問題の質疑が行われる一カ月ほど前の2006年3月31日に法務省が公表した「永住許可に関するガイドライン」は、


1. 法律上の要件
(1) 素行が善良であること:法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること
(2) 独立生計を営むに足りる資産又は技能を有すること:日常生活において公共の負担にならず,その有する資産又は技能等から見て将来において安定した生活が見込まれること
(3) その者の永住が日本国の利益に合すると認められること:
   ア 原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。ただし,この期間のうち,就労資格又は居住資格をもって引き続き5年以上在留していることを要する。
   イ 罰金刑や懲役刑などを受けていないこと。納税義務等公的義務を履行していること。
   ウ 現に有している在留資格について,出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2に規定されている最長の在留期間をもって在留していること。
   エ 公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと
 ※ただし,日本人,永住者又は特別永住者の配偶者又は子である場合には,(1)及び(2)に適合することを要しない。また,難民の認定を受けている者の場合には(2)に適合することを要しない。
2. 原則10年在留に関する特例
(1) 日本人,永住者及び特別永住者の配偶者の場合,実態を伴った婚姻生活が3年以上継続し,かつ,引き続き1年以上本邦に在留していること。その実子等の場合は1年以上本邦に継続して在留していること
(2) 「定住者」の在留資格で5年以上継続して本邦に在留していること
(3) 難民の認定を受けた者の場合,認定後5年以上継続して本邦に在留していること
(4) 外交,社会,経済,文化等の分野において我が国への貢献があると認められる者で,5年以上本邦に在留していること。
 ※「我が国への貢献」に関するガイドラインを参照して下さい。

としています。
つまり「永住者」とは、かなり厳しい条件をクリアしたうえで、しかも法務大臣および法務官僚の気が向いてようやく、初めて許可が下りる在留資格なのです。

こうした条件の厳しさや日本社会での定住度合いを考慮してのことでしょう。警察庁の定義する「来日外国人」から、永住者は除外されています。

「永住者」の中には、旧植民地出身者とその子孫が取得できる「特別永住者」という在留資格もあるんですが、その取得にもいろいろ陰湿な制限があると噂に聞いています。たとえば、以前、外国人登録法上の指紋提供義務(2000年に廃止されました)に反抗した者は、特別永住者としては認められないとかなんとか。

それでも、この「特別永住者」は、今回の入管法改定が定める生体データの採取対象から外されています。
何でも、「危険性の程度が低いこと、配慮の必要性の程度が高いこと」が認められるからだそうです(杉浦法務大臣(当時):2006年5月9日発言番号060など)。
審議全体の印象からすると、「うるさそうだから、今はひとまず外しておけ」となったのでは?と思えます。私見ですが。

一方、それ以外の外国人は、「永住者」(本記事では、「特別永住者」以外の「一般永住者」をこう表記します)であれ「日本人配偶者」であれ何であれ、みな、入国審査時に生体データの提供を義務づけられることになります。(ただし、16歳未満の者も「特別永住者」と同じ理由で、提供義務を免除されます。政府関係者などにも例外があります)。

その結果、たとえば、日本国の利益に合致するとして永住を許可されて生活の本拠が日本にある「永住者」も、いったん本国に里帰りし、その後日本に帰ってこようとした場合、指紋提供を拒否すれば、それだけで上陸を拒否されるという著しい不利益が課されることになります。

ちなみに、「永住者」は、「アメリカでは移民の方が我が国の永住者に近い立場になるんだろうと思います」(三浦入管局長、2006年3月22日)とか「アメリカでは永住権取得者に該当する」(難波満参考人:2006年5月11日、発言番号006)とも位置づけられる定住外国人です。

そして、アメリカのUS-VISITという生体データ採取・保管システム(日本が今回導入するシステムのひな形)では、移民(永住権取得者)は入国審査時の生体情報提供義務を免除されています。

ただ、上と同じ発言中の三浦入管局長の説明によれば、アメリカでは「移民」も「永住権取得」手続きで指紋を採取され、それがUS-VISITと「同じシステムのもとに保管されているというふうに承知しております」だそうでして、アメリカと日本とではいつどこでどんなふうに指紋を採取するかが違うだけだ、と言いたいようです。、

しかし、どうもこれは後付けの理由くさいです。なんとならば、杉浦法務大臣(当時)は、こんな発言を繰り返しているからです。

「義務づけも、我が国に上陸するためには指紋を提供しなければならないことをあらかじめ承知の上で来られた外国人が、それにもかかわらず提供しなかった場合に、我が国への上陸を認めないというものでございます」(2006年3月22日、発言番号005/2006年5月9日、発言番号054も同様)

なんともあからさまに、日本人の家族や、生活の本拠が日本に築かれている人たちの事情についてさえ、まったく考慮する気がない旨を白状しているわけでして、私が怒り狂うのも無理はない、ですよね?

おっと、またしても記事が長くなってきました。

以下に、国会審議に表れた「永住者」の扱いに関する情報をまとめていきます。
その過程で、「審議の前提となる重要な情報を隠して野党議員に教えない」という手法が登場しますので、どうぞご注目ください。

昨春の入管法改定で、特別永住者と16歳未満の者などを除くすべての外国人に入国審査時の生体情報提供が義務づけられることになりました。このシステムは2007年11月23日までに稼働予定です。

上で述べたように、このシステムは入国時の生体情報提供義務を、US-VISITでは免除されている「移民」に相当する「日本の永住者」や、2007年導入予定の「EUの査証情報システム」で免除されるであろう「観光、商用等の短期滞在者」にも課すものであり、その対象の広範さは世界に類を見ない厚かましい(傲慢な)ものです。

その結果、たとえば、日本国の利益に合致するとして永住を許可されて生活の本拠が日本にある「永住者」も、いったん本国に里帰りし、その後日本に帰ってこようとした場合、指紋提供を拒否すれば、それだけで上陸を拒否されるという著しい不利益が課されるのも、これまた上述のとおり。

こういう著しい人権侵害・人権制限を生じるおそれのある法案を提出する者は、その侵害ないし制限を理由づけるだけの明確な根拠(立法事実)を示すのが、基本的人権の尊重を原則の1つに掲げる日本国憲法下の議会制民主主義においては、求められます。

ところが、このような不利益を正当化する立法事実は、なんら示されません

それどころか、杉浦法務大臣(当時)は、上で見たように、永住者はもちろん、日本人の外国籍家族や、生活の本拠が日本に築かれている外国籍住民の事情についてさえ、まったく考慮する気がない旨を白状しています。

そしてその一方で、「永住者等に成り済ました外国人が不法入国する事案が頻繁に発生している」ことが永住者にも生体情報提供義務を課す理由だと言います(杉浦法務大臣(当時)、2006年5月9日:発言番号060)。
テロリストなんかが「永住者等」に成り済まして入国してくるかも知れない、というわけです。

しかし、危険性を言い出したら切りがなく、それこそ「日本人の成り済ましはどうなんだ?」という話になってきますし、
そもそも今回導入予定のシステムは、「ブラックリストに掲載されていないテロリストの侵入は防げない」システムなのです。

こんな穴の大きいシステムを「テロ対策」だなどと打ち出し導入しようとしておきながら「永住者等」を「特別永住者」などと区別して特に危険視するのは、ほとんど言いがかりに過ぎないんじゃないでしょうか。

結局、「永住者等への成り済まし」が「頻繁に発生している」ことを示す立法事実示されないまま、法案は可決されてしまいました。
極めて重大な人権侵害を引き起こしかねないシステムを導入しようとしているにもかかわらず。

はい、「審議の前提となる重要な情報を隠して野党議員に教えない」という手法、ですね。

これではまともな法案審議など、できるわけがありません。

それでも、仁比議員の追及に耐えきれず、数字の一部が漏れてきました。
その数字を元に、「頻繁に発生している」がどの程度のことを指すのか計算してみます。

「漏れてきた数字」とは、これです。


「平成17年(2005年)中に成田空港におきまして……他人の再入国許可を受けた旅券を悪用して外国人が不法入国を行っていたことが発見された事案が53件……そのうち永住者の再入国許可及び旅券が悪用されていたことが確認された事案は8件」(三浦入管局長、2006年5月9日:発言番号133)

この数字と、2005年の外国人入国者総数に占める成田空港経由の入国者数の割合を使って計算すると、2005年の永住者への「成り済まし」事案の発見総数は16件程度となります。

また、港別上陸拒否数を見ると、成田空港は全体の60.3%を占めているので、この比率から単純計算すると、2005年の外国人への「成り済まし」事案発見数は全国で88件程度、うち永住者への「成り済まし」は13件程度ということになります。

しかも、政府はこの件に関する実数を隠蔽しようとしていたようでして(仁比聡平議員、日本共産党、2006年5月9日:発言番号132)、それもかなわず追いつめられるようにして提出されたのが、成田で8件という数字なのです。

成田空港以外ではほとんどなかったのではないかと、強い疑念が生じます。

ちなみに、第4次出入国管理政策懇談会第5次出入国管理政策懇談会のメンバーである多賀谷参考人によると、「日本人への成り済まし」は「年間で数十枚か若干多いぐらい」だそうです(2006年3月24日:発言番号012)。

「頻繁に発生している」と言いやすいのは、むしろ「日本人への成り済まし」のようです。

今回のシステムが、結局は「日本人すべてをも対象とする総監視社会」への入口になるのではという危惧は、ここからも生まれます。

「成り済まし」の件数を追及した仁比聡平議員(日本共産党:公式サイト、2010年改選)の質疑は、他にも興味深い事実を示してくれています。

「入国審査時に指紋なんて採取しなくても本人確認できるんじゃないの?」という至極最もな指摘はその一例です。
これについてはまた後日、あらためて紹介させていただきたいと思います。

どうも皆さま、長文に最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。
おやすみなさい!

「入管法改定案に関する国会会議録より」シリーズ
1.【入管法問題】参院・衆院与党議員への宣戦布告(2006.05.09)
2.平沢勝栄議員の「テロ予告」!?(2006.09.22)
3.「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(2006.10.15)
4.共謀罪強行採決阻止のためのお役立ち情報、かも。(2006.10.20)
5.共謀罪審議に松島みどり議員が登場(2006.10.22)
6.教育基本法をイジる前に「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」「人種差別撤廃法」の制定を!(2006.11.12)
7.「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(2006.11.13)
8.河野洋平・太郎父子、塩崎恭久&石原伸晃、議会制民主主義の破壊(2006.11.16)
9.「望ましい監視社会」!? 荒井正吾・参院「教育基本法に関する特別委員会」委員長(予定←変更アリマシタ)(2006.11.16)
10・外国人実習生への性暴力/植草一秀氏事件から見える「適正手続」問題(2006.12.27)
11.外国政府・メディア・市民に知られまいと日本政府が隠す目的(2006.12.30)
12. 「永住者」の扱いに関する立法事実と、政府による議会制民主主義の破壊(2007.1.10)
13.衝撃or当然(?)の検索フレーズ/政府と女性蔑視/国民投票法案バナー(by SOBAさん)(2007.1.28)
14.テロ犯と誤認、11億円賠償:カナダ首相、第三国移送で謝罪(2007.1.31)
15.テロの種まき、テロ対策!?(2007.3.17)
16.外国人の生体情報採取・蓄積・流用システムの問題点(2007.9.4)


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「オーストラリアの多文化共生社会を考える」フォーラム&シンポジウム

2007.1.7.17:00ころ

下記のイベントが開催されるそうです。

【フォーラム】オーストラリアの多文化共生社会を考える(国際交流基金:豪州多文化共生・異文化理解グループ(招へい)事業)

オーストラリアは日本に比べて、外国人受入れの歴史が長く経験も豊富で、多文化共生社会が進んだ国と認識されています。
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、市民青少年交流に関する関係者間のネットワーク形成と新たな市民青少年交流事業の発展に資することを目的に、多文化共生・異文化理解事業分野で指導的立場にあるオーストラリアの専門家(若手・中堅の指導者・担い手を優先する)を複合分野の構成により招へいします。
日本側の同様な分野にかかわる専門家(指導者・担い手)との情報・意見交換の機会を提供し、この分野での両国間の相互理解の促進を図ります。
また、オーストラリアにおける多文化共生・異文化理解事業の実情を紹介するための一般公開のフォーラムを東京で実施します。
(仙台では関係者との意見交換(非公開)、名古屋ではシンポジウム(一般公開)を開催)

「オーストラリアの多文化社会を考える」一般公開フォーラム@東京
 日時:2007年1月20日(土) 14:00〜16:30
 会場:国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 国際会議場
 入場:要・事前申込、無料
 言語:英語(同時通訳付き)

「多文化共生〜オーストラリアから学ぶ」一般公開シンポジウム@名古屋
 日時:2007年1月27日(土) 13:00〜17:00
 会場:名古屋国際センター 別棟ホール
 定員:200人(要予約・先着順、入場無料)
 申込み:2007年1月11日(木)から(定員になり次第締め切り)
 言語:英語(同時通訳付き)

いずれも、申込方法は上記ページをご覧ください。

関連して、以前【コメント返答(3)】「大久保住民」さんへの答えに窮して、両さんに助けを求める?……の巻で書いたものを再掲しておきます。

現実に押される形で多文化主義へと進んできたオーストラリアの歴史が、
「マルチカルチュラリズム(多文化主義)のゆくえ—オーストラリアの人種・エスニック問題をめぐって」(杉本 修平)
にまとめられています。「共産主義者同盟(火花)」という、激しく熱いタイトルのサイトです。

在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)でのコメントのやりとりをしている時に見つけた記事でして、今後の日本社会、日本人の進路を考えるとき、示唆に富む内容が書かれていると思います。

また、最近初めて当ブログを訪れたという方は、


人として!(「もうひとつの日本は可能だ! 人間尊重の多文化・多民族・多国籍社会へ!」より)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か
【コメント返答(2)】文化の「無常」を受け止め、共生のための新たな社会変革を
「ワーキングプアII」再放送のお知らせと中国人研修生、「地獄への競争」

などの過去ログや、そのコメント欄なども、ご参考にしていただければと思います。

今回のこの紹介記事、『単一民族神話の起源』(小熊英二)を読んでの報告へ、おそらく、to be continued...


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がんばれ!三井物産/にほんブログ村へ

2007.1.5.21:10ころ

ブラジル人児童の教育支援 三井物産が教材づくり(2007.1.3、東京新聞)

 三井物産は、在日ブラジル人の子供たちの学力向上に役立ててもらおうと、東京外国語大学と協力して学習を補助する教材づくりを進めている。在日ブラジル人は約30万人に上り、学齢期の子供も増えているが、ポルトガル語も日本語も上手でない児童らの教育問題が、深刻化しているためだ。
 同社は2004年に、日本語で書かれた算数などの教材をポルトガル語に翻訳して提供することを計画した。しかし教育現場からは、日常生活程度なら分かるが、日本語もポルトガル語も授業を理解できるレベルに達していない子どもが増え、翻訳しただけの教材では不十分との指摘を受けた。
 同社社会貢献推進室の柴崎敏男さんは「われわれの活動が、ブラジル人児童への支援の輪を広げるきっかけとなればうれしい」と話している。

どんな教材ができるかは、それこそ結果を見るまでわかりませんが、3つ前のエントリーで報告したような現状の改善につながればと期待しています。

そして、今、支援を必要としているのはブラジル人児童だけではないわけでして、どういう形になるかはともかく、他の国籍や文化背景を持つ子どもたちのための支援へとつながっていきますように、強く祈っています。

新規読者開拓につながればと、「人気ブログランキング」での紹介文をあらため、「にほんブログ村」のランキングにも参加することにしました。後者については、うまく設定できているか、あまり自信がなかったりします(^^;)。

さらに、人工樂園のNiphoneseさんがこちらで教えてくれたはてなリングについても、研究してみるつもりですが、こちらはちょっと時間がかかるかも……。

(↓段違いに表示されているのは、レイアウト上のアクセント、と思ってくださいませ)


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MMR「ワーキングポアを追え!!」

2007.1.4.15:45ころ

          _,.-‐"':" ̄~゙'ヽ
       /          ``ー‐-、 
       .;"                )   どうやらオレたちは 
      /                |ノ/
     .|                 )/.      重大なことを
      |          ,;';;,,    /ノ
      |::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿      見落としていたようだ。
      ./:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;
     .`、;;::::::::::::::::;/ ),;'   :.'.,、      ワーキングプア、ワーキングプア……。
    ,へノ   `'''''"´   .:;     .:::_ヽ 
   .Y   \       .::;     ::::ゝ    この言葉にまさか、ヤツらの
   ∧    \     ::::::、   .:;`  
  /|ヽ丶    \;;  :::;;;;::..,,、. ::i     おそろしい意図が隠されていたとは……。
      丶 \  \;
            〜        
          〃⌒ヽ
         〃   ヽ      
                
     ,. -─v─- 、 、
 __, ‐'´           `ヽ    キバヤシ・モドキ、急に何 言い出してんだよ?
..≦              `i,
..≦               i、 「ワーキングプア」に隠された
 1  イ/l/|ヘ ヽヘ       i 
  l,_|/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、,l`ヘ  .,|     ヤツらの意図だなんて……。
  .レ二ヽ、 、__∠´_"` ! /
  riヽ_(:)_i  '_(:)_/  |i)  「ワーキングプア」はオレたちのことで
  !{   ,!   `      μ!
  ゙!   ヽ '     u  ,i!   あって、ヤツらには関係ないだろ?
   !、  ‐=ニ⊃     ,,ハ
    ヽ  ‐-    / "ト、    てか、だいたいヤツらって 誰だよ……?
     ヽ.___,._/   // \
    //イ;;:::::     //〃 ヽ、  
   /  /i:::::.    //     ヽ


                  
   たしかに「ワーキングプア」は、オレたちを指して使われる言葉だ。

  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/

             だが、その本当の名は……


        ,.ィ , - 、._     、
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨ 
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′
.  ヽヽ.\         ,.ィイハ       |   _|   ワーキングポア!!!
   ヾニー __ _ -=_彡ソノ  \ヽ、   |  \     だったんだよ!!!!
.      ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ   >     ワーキングポア!!!
.       l    ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__   
       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /  
       l   `___,.、       ./│    /_  
.        ヽ.  }z‐r--|     /  ト,        |  ,、 
           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ 
      _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´   ./  \、       \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ /  :|   ,ゝ=<      /    | `'''‐- 、.._ 
     /   !./l;';';';';';';\    ./    │   _
      _,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\  ./|._ , --、 | i´!⌒!l  r:,=i   
.     |     |:.l. /';';';';';|=  ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
      l.    |:.:.l./';';';';';';'!    /:.:.| i´|.ー‐' | / |    |. !   l
.     l.   |:.:.:.!';';';';';';';'|  /:.:.:.:!.|"'|.   l'  │-==:|. ! ==l   ,. -‐;
     l   |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l   |    l. |   | /   //
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        l  |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ'  ::::::|;   7
.      l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ  ::::::!′ :::|   .:/
.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../


         ナ ッ、   ナ ッ、  ナンダッテェ〜〜〜〜〜!!!  
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ
 .! \     `‐、.    `ー;--'´             //イ;;:::::    //〃 \   __, ‐'  / / \
  ヽ \     \   /               /  /i:::::.   //      ̄ i::::: / /


   ヤツらは私利私欲のためにオレたちの人生を使い捨てる!!
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/

          どこぞの尊師が身勝手な理由で人を
          「ポア」(殺害)して回ったように!!

(「ワーキングポア」ニツイテハ、コノ単語ヲ 発掘 シ、教エテ クレタ 冬枯れの街ヲ ゴ覧クダサイ。資料モ充実シテイマス。マタ、「EU拡大」ニ関スル非国民通信モ関連シテルト思イマス。ドウゾ!!)

MMRとは?(Wikipedia)
 MMR「ワーキングポアを追え!!」(2007.1.4)

 MMR「ワーキングポアが暗示する衝撃の未来絵図」(2007.2.6)

 MMR「自公独裁メタボ説を追え!!」(2007.2.28)

 「ワーキングプアII」再放送のお知らせと中国人研修生、「地獄への競争」(2006.12.17)
 外国人実習生への性暴力/植草一秀氏事件から見える「適正手続」問題(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.12.27)

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「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算

2007.01.03.19:20ころ

『犯罪不安社会〜誰もが「不審者」?』(浜井浩一・芹沢一也・著、光文社新書)
の安原さんが、「外国人犯罪」についての浜井氏の論考を紹介してくれました。感謝感激!

治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・(女子リベ  安原宏美--編集者のブログ、2007.1.2)

です。

この問題になると、ついつい感情的になってしまいがちな私としては、思わず我が身を恥じ入ってしまうようなクールなコメントが安原さんのところの記事には寄せられており、赤面することしきりです。

当ブログでは、人権と差別、そしてこの社会の将来像をどう築くか、という観点からこの問題を論じるのが主となっているわけですし、今後もそうするつもりですが、「労働人口の減少と外国人受入れ」といった観点からの冷静な議論も、やはり必要なのだろうなあ、とも思います。

私が、治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・のコメント欄に、

犯罪を憎む気持ちは理解できるとしても、国籍が違う人たちの犯罪を特に憎む気持ちがある人がいるとしたら、それはやはりレイシズムに冒されているためか、あるいは、シマを荒らされて立腹している「同業者」の方たちではないか。最近、そんな風に思えて来ました。
まあ、これまでのマスメディアの報道の仕方を考えれば、レイシズムに巻き込まれている人が少なくないのも理解できるのですが。

などと、思わず毒舌じみたことを書いてしまったのは、転載されていた「2ちゃんねる」の書き込みを読んだのが直接のきっかけですが、ヘイト・スピーチ系の「極右」ブログやそのコメント欄を読んだ記憶が甦ってきたためでもあります。

まあ、なんにせよ、外国人の犯罪に対する日本の国民世論のあり方は、かなり実態からかけ離れているように思います。

たとえば、内閣府の「治安に関する世論調査」(2004年)を見ると、そこでは、

(1)ここ10年間で日本の治安は「悪くなったと思う」と回答した者の54.4%が「外国人の不法滞在者が増えたから」をその理由に挙げたほか、
(2)「不安になる組織等」として「外国人の犯罪グループや不法滞在者」を挙げた回答者が43.2%、
(3)「最近の犯罪の傾向」として「外国人による犯罪が増えている」と回答した者が45.4%、
(4)「力を入れて取り締まってほしい組織等」として「外国人の犯罪グループや不法滞在者」を挙げた者が53.2%

といった具合で、「来日外国人刑法犯検挙者数が来日する外国人の急増にもかかわらずここ1990年代以降は例年全体の2〜3%程度である」「不法滞在者の刑法犯検挙者数は全体の0.4%程度である」という実態から大きくかけ離れた世論の存在が見てとれます。

治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・や、そこで紹介されている『刑務所の風景』、そして『犯罪不安社会』は、この不安と現実との乖離を解消し冷静な議論に導いてくれるものだと期待しています。

本来、そういう役割は、人種差別撤廃条約を批准している日本政府の国際法上の責務のはずです。
しかし、残念ながら、それが期待できないのがここ数年の状況です。

これについては、『犯罪不安社会』での浜井氏の次の記述が、「治安への不安」に関するものである点で「外国人に対する不安」とは微妙に違うのはたしかですが、構図として、参考になるのではないでしょうか。

 イギリス内務省では、犯罪の低減とは独立したものとして、犯罪不安の低減を内務省の取り組むべき重点課題としている。つまり、客観的な治安レベルが回復したからといって、人々の不安が解消するわけではないということを国の機関が認め、それに対する対策を講じようとしているのだ。  日本においても、おそらく治安悪化神話の解消のためには、まず治安悪化の根拠となっている犯罪増加について正確な情報提供を行うこと、警察に対する信頼感を回復することなど重要だと思われるが、同時に治安悪化神話の生成および確立に大きな役割を果たしているマスコミ、市民活動家、行政・政治家、専門家の「鉄の四重奏」の絡みを一つ一つほどいていく必要がある。もちろん犯罪被害者に対する支援は強化した上でである。(『犯罪不安社会』第1章、p73)

ところで、治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・に寄せられたコメントの中に、次のような指摘がありました。

……逆にいうと凶悪犯罪全体における外国人による犯罪率が増加していても、人口全体における外国人人口の比率増加よりも低い推移を示しす可能性だってあり、その場合は日本国民による凶悪犯罪が増えているだけで、外国人にいちゃもんをつける恐れもあるので、統計は慎重に行う必要があるということです。

これ、実はやってみたいことなんですが、「外国人犯罪」関連の統計に表れてくる「来日外国人」って、警察庁が範囲づけたものなんですが、その実数は不明です。
警察庁の定義によると、

来日外国人とは、我が国にいる外国人から定着居住者(永住者等)、在日米軍関係者及び在留資格不明の者を除いた者をいう。(「統計からみる来日外国人犯罪の検挙状況」より)

だそうでして、となると、「来日外国人」のおおまかな数は、
外国人登録者数+新規入国者数−永住者等人数−密入国者数−(外国人登録者数と新規入国者数のうち重なる部分、つまり、新規外国人登録者数でおっけーでしょう。来日していきなり永住資格を取得するのはまず無理ですので)
でおおざっぱには知ることができるんじゃないかと思います。米兵関係は、外国人登録していませんので。

とは言え、このうち密入国者数以外はデータの入手がウェブでも可能ですが、新規入国者数には短期旅行者なども含まれるわけでして、わずか2、3日しか日本に滞在していない者をはたして人口の中にそのままカウントしちゃってよいのかなど、考えだすと頭が爆発しようになるややこしい問題が待ち受けています。

まあ、そのあたりに目をつむれば、「人口全体における「来日外国人」人口の比率」を概算することが、できないことはありません。そこで、下記の資料を用いて算出してみます。新春チャレンジ!

法務省入国管理局の統計
総務省統計局の推計結果
『在留外国人統計』平成10年版(1998年版)

永住者を除く外国人登録者数について、1992年以前の数字がみつからなかったので、概算と比較は、1993年と2005年の数字で行ないます。

1)外国人登録者数は、1993年から2005年までの期間では1.52倍(132万0748人→201万1555人)
2)永住者を除く外国人登録者数は、1993年から2005年までの期間で1.76倍(68万8936人→120万9842人)
3)外国人新規入国者数は、1993年から2005年までだと約2.01倍(304万0719人→612万709人)になっていること、
4)外国人登録者数の前年比は、1993年で、6万7571人増。2005年で、3万7807人増。
5)日本の推計人口は、1993年には1億2493万8000人、2005年には1億2760万8000人。

以上から、1993年と2005年を比較してみます。密入国者数は、不明なので、もちろん計算に入れていません。

【1993年】
    ●総人口(概算)=1億2493万8000人+132万0748人+304万0719人−6万7571人=1億2923万1896人。
    ●「来日外国人数」(概算)=永住者を除く外国人登録者数+外国人新規入国者数−新規外国人登録者数=366万2084人(総人口の約2.83%)
【2005年】
    ●総人口(概算)=1億2760万8000人+201万1555人+612万709人−3万7807人=1億3570万2457人。(1993年の1.05倍)
    ●「来日外国人数」(概算)=永住者を除く外国人登録者数+外国人新規入国者数−新規外国人登録者数=729万2744人(総人口の5.37%。人数で言うと、1993年の約1.99倍)

これを治安悪化論争?っていうかなんていうか・・・で紹介されているグラフや本ブログのこちらのグラフなどと合わせて見ていただくと、まあ、いろいろ考えていただけるのではないか、と思います。

※計算や数字の拾い方にミスがあるかも知れないので、お気づきの方はご連絡いただけると幸いです。

まあ、「検挙者数」はあくまで警察活動の結果に過ぎない、誤認逮捕も含まれる、などの点を考慮に入れると、どこまで統計数字によるべきか、ちゃぶ台をひっくり返すことになりかねませんが、おおまかな傾向を知るうえでは、それなりに役立ってくれるのではないかと思います。

また、長くなってしまいましたorz。

(おまけ)
「外国人犯罪」の宣伝と報道(英訳付き、コムスタカー外国人と共に生きる会)他(2006.07.07)
『治安はほんとうに悪化しているのか』東京都治安対策担当部長(前)の懺悔あるいは告白(2006.07.16)
『治安はほんとうに悪化しているのか』書評on読売新聞!!(2006.7.25)
在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)(2006.09.24)
「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.15)
共謀罪審議に松島みどり議員が登場(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.22)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
【超お薦め!】『犯罪不安社会』を読んで、明るい2007年へ!(2006.12.25)
「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算(2007.1.3)
「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと(2007.1.12)
法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)

コムスタカー外国人と共に生きる会

インターネット新聞『JANJAN』
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(2004/04/15)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第2回)(2004/04/16)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第3回)(2004/04/17)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第4回)(2004/04/18)


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日系の子12人、違法雇用/外国人犯罪被害者救いたい 遺族がNPO設立へ

2007.01.02.11:00ころ

いよいよ、参院選もある2007年です。
改定入管法による指紋データ採取・蓄積システムを凍結させるためにも、日本にまっとうな議会制民主主義を取り戻し(前にはあったと信じたい)根づかせるためにも、まずは参議院で自民公明党を過半数割れに追い込まねばなりません。
本年もよろしくお願いします。

お正月ということで、本ブログの今年の目標ですが、
記事を短く。
これに尽きます。

日系の子12人違法雇用 岐阜の派遣2社/労働基準監督署、是正を勧告
(2006.12.30.京都新聞)

 岐阜県内の人材派遣会社2社が、労働基準法で雇用が禁止されている15歳以下の日系ブラジル人の子供12人を工場で働かせたとして、岐阜労働基準監督署から同法違反で是正勧告を受けていたことが29日、分かった。背景には、急増する外国人労働者の子供が学校に行かない不就学問題があり、行政の対応の遅れも問われそうだ。
 岐阜労働局によると、岐阜県内の人材派遣会社2社が、労働基準法で雇用が禁止されている15歳以下の日系ブラジル人の子供12人を工場で働かせたとして、岐阜労働基準監督署から同法違反で是正勧告を受けていたことが29日、分かった。
 岐阜労働局によると、2社は今年2月ごろから、13−15歳の日系ブラジル人の男女12人を、時給最低850円で雇用。請負契約を結んだ同県内の部品メーカーなど複数社の工場で製造作業などをさせていた。
 情報提供を受けて、岐阜労働基準監督署が11月に立ち入り調査をして発覚した。勧告を受け、今は子供たちは働いていないという。
 労働基準法は子供を保護する観点から、国籍を問わず15歳に達して最初の3月31日までは雇用を禁じている。
 子供たちは「学校の日本語の授業が理解できなくてつまらない。家計を助けたかった」と、中学には通っていなかった。派遣会社側は「年齢は知っていたが、親から生活が苦しいので雇ってくれと頼まれた」と弁解しているという。
 文部科学省によると、日本語指導が必要な外国人の小・中・高生は全国で約2万人いる。だが、日本語が分からないため学校に行かず、月数万円の負担が必要な外国人学校に通わない子供も多い。
 外国人労働者の多い自治体でつくる「外国人集住都市会議」の事務局(三重県四日市市)の担当者は「外国人労働者の子供の2割近くが学校に籍も置かない不就学とみられ、不登校を加えたらさらに深刻だ」と話し、放置すれば子供たちの違法雇用が広がりかねないと懸念している。

定住前提にせず不就学深刻化/行政対応に遅れ
 日系ブラジル人の子供たちが派遣会社を通じて工場で働いていた背景には、日本で義務教育すら受けずに成長する外国人労働者の子供たちの深刻な生活実態がある。自治体の関係者の間では「このままでは将来、取り返しのつかない事態になる」との懸念が広がる。
 いまや日本経済に不可欠の存在である外国人労働者は、以前は出稼ぎが主流だったが、最近は定住する人が増えている。だが企業は「使い捨ての労働力」と見がちで、定住を前提としてこなかった行政の対応も遅れている。
 子供たちは、地域になじめず、学校にも行かないケースが多い。
 一方、製造業は深刻な人手不足に悩んでおり、「違法とわかっていても外国人の子供を雇用する企業が出て来ても不思議ではない」とある派遣業者は語る。

同じソース(配信)に基づくと思われる記事は中日新聞ウェブ版にもありましたが、そちらでは、京都新聞の上記記事に見られるような「行政の対応の遅れ」への視点は見られませんでした。
まあ、紙面とウェブ版では内容が違うことも多々あるでしょうが、中日新聞ウェブ版からは、「派遣業者を批判しておしまい」といった印象を受けたのですが、実際の紙面はどうだったのか、興味があります。

もうずいぶん前のことですが、中学校2年生くらいの子どもが、派遣業者経由で、工場で働いていたのを知っています。日本の公立中学に通っていたのですが、日本語はよくわからない、元気のいい性格なので寄ってくるのは日本人の「不良」ばかり、その結果、いろいろトラブルに巻き込まれてしまう、とうとう学校には行かなくなったが、昼間、一人家にじっとしていられるわけもない、警察沙汰に巻き込まれそうにさえなった、ならば、親が自分の目の届くところに置いておきたい……といった流れで、親が働いているのと同じ工場で仕事をするようになったのです。

日本の学校に通わせることがその子のためには最善とはとても思えず、まだ工場にいる方がマシだろう。
比較の問題ですが、私にもそう思えました。

ちなみに、上記記事にある「日本語指導が必要な外国人」というのは、とくに明確な基準があるわけではなく、受け持ちの先生が「日常会話ができる」と判断した子を外してしまうのが一般的なようです。「学習言語」としての日本語とか「試験対応」のための日本語能力、などとは関係のない指標と言ってよいでしょう。
ですから、「日本語指導が必要でない」と判断された子どもの中にも、「日本語での授業はチンプンカンプン」という子は、少なくないはずです。

記事にある派遣業者が違法行為を働いたのは事実ですし、相応のペナルティを受けるべきなのはたしかでしょう。
しかし、京都新聞の記事も指摘しているように、このような状況を招いてしまった責任のいったんは、行政にもあると思います。そこを改善していかないと、同様の事態は、いつまでも発生しつづけるでしょう。

その意味で、行政の責任も問うべきですが、外国人集住都市会議が提示している、「外国人の子どもの不就学対策」として「(保護者の)在留資格の更新の要件として子どもの就学を定める」というような案は、子どもの権利を考えたとき、本末転倒で、いくらなんでもひどいんじゃないかと思います。

※関連記事
毎日新聞「教育の森」:日系南米人の教育問題
毎日新聞「記者の目」:少年少女の夢の扉を閉ざすな
外国人集住都市会議「規制改革要望書」に対する危惧、そして……
「寛容の精神」のない国と、他の人間を平気で「人間以下」と見下す者/「多民族共生教育フォーラム2006愛知」から教育基本法改定を目論む日本政府へ(入管法改定案に関する国会会議録より)
イベント報告記事

外国人犯罪被害者救いたい 遺族がNPO設立へ(2006.12.31、中日新聞)

排外主義や人種差別、民族差別、国籍差別などを煽動しようとする人たちに利用されぬよう、活動が展開されることを祈ります。

※関連記事
「犯罪人引き渡し条約」ブラジル政府からの締結交渉申し込みを、日本の外務省は2003年から拒否していた

今年の目標、いきなり破ってしまったような……。
1年かけて、修行しなくちゃ。
どうか、懲りずにおつきあいくださいませ。


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