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【超お薦め!】『犯罪不安社会』を読んで、明るい2007年へ!

2006.12.25.03:25ころ ほーほーほーほー、さんたくろーす!!!

『犯罪不安社会〜誰もが「不審者」?』(浜井浩一・芹沢一也・著、光文社新書)

浜井氏と芹沢氏の、それぞれ論理的で説得力のある各自の分析が、相互作用をもってますます説得力を増してくという、実にエキサイティングな一冊です。

浜井氏の著作に注目してきた者としては、「よくぞまあ、ここまで氏の研究や分析のエッセンスを詰め込んだ、しかも非常に読みやすく!」という点でも、驚愕させられました。

また、凶悪犯罪をめぐる言説を論じる芹沢氏の文章の鋭さには、本書にかける氏の意気込みを感じました。

エキサイティングなのは、両氏の本書にかける熱意の表れなのかも知れません。

そして私は、
「本書はまさに全国民必読の書であります!」
と断言するのですが(微力ながら)、その理由は、はい、以下で解説してみます。

私が犯罪統計に関心を持つようになったのは、2003年の秋でした。

ちょうどその頃、日本政府による『「外国人犯罪が急増して治安が悪化している」キャンペーン』や『「不法滞在者は犯罪の温床」キャンペーン』が大々的に展開されはじめており(それ以前から毎年ずっと展開されていたのかも知れませんが、私は残念ながら、知りません。同年春まで、長いこと、趣味で『沖縄タイムス』を購読していたせいで、それ以前の「本土側の事情」があまり把握できていないという弱みがありまして……。沖縄では米兵の犯罪の方が関心が高かった印象があります。日本政府が「外国人犯罪の急増」などとアピールしても、そういう実感もなく優先課題ともとらえていなかったであろう沖縄の地方紙では、その宣伝が取り立てて報道されていなかった可能性があるのです)ブラジル国籍の妻を持ち、外国籍の友人・知人も少なからずいる私にとって、外国人に対する偏見がこれ以上強まっては困る、という切羽詰まった不安がありました。

たぶんその頃だったと思います。ある地方都市の駅前交番で、「不法滞在者を見かけたらすぐ通報を!」という内容のメッセージが、電光掲示板に流れているのを目撃したのは。

「見かけでわかる不法滞在って何それ? 結局、外国人を見たらすぐ通報しろってことなのか!?」
などと、妻や友人たちと、頭を抱えておりました。

もちろん、国籍や在留資格を犯罪と結びつけて考えることの危険性は、冷静になればわかってもらえることのはずです。

しかし、政府の発表は統計に基づいているらしく、しかもまさか政府がウソをついているなどとは普通は思わないでしょうから、
大多数の国民は、「そうか、外国人犯罪が急増しているのか」とか「不法滞在者って犯罪の温床で危ないのね」とか、素直に受け止めるのが自然な流れです。
そして、その結果、外国人を犯罪者予備軍と見なす風潮が形成され、強化されていく。当然の結果が、目に見えています。

不安はつのるばかりでした。

そんな折、まず出会ったのが、コムスタカー外国人と共に生きる会の中島真一郎氏による犯罪統計の分析です。

中島氏の分析からは、統計数字が、政府によっていかにいびつな形で解釈され、国民世論の誘導に利用されているかを知りました。また、統計数字の読み方、集め方も学びました。

で、当時更新していたホームページの「粉砕!プロパガンダ」の項で大騒ぎ(「空騒ぎ」が正確かも)を始めたわけですが、
その甲斐あって(?)、あるメーリングリストで教えてもらえたのが、雑誌『法律時報』に掲載された浜井氏の発言の数々でした。

「犯罪白書」の作成にも携わったことがあり、しかも当時すでにアカデミズムの世界へ転身していたという浜井氏の分析は、私をおおいに勇気づけてくれるものでした。以来、氏の言論活動に注目してきました。

なかなか一般読者の前に登場する機会はなかったようですが、浜井氏はその後、毎日新聞大阪版では大きくインタビュー記事が掲載されたり、たとえば『外国人包囲網』では、「外国人犯罪」に関する分析も展開してくれたりと、活躍の場を広げてきています。

そしてその分析と主張に、私は、やはり勇気づけられてきたのでありました。

とまあ、私が犯罪統計などに関心を持ちはじめたのは外国人に関する部分からなのですが、なんと、憂慮すべき問題は、実は「外国人」に関するものだけではなかったのです。

浜井氏の統計分析によれば、当然のこととして広く一般に受け止められている「少年犯罪の凶悪化」や「治安悪化」という言説は、実はそれを裏付ける事実など統計数字からはまったく導き出せないという、「外国人犯罪の急増」や「不法滞在者が犯罪の温床」などの言説と同レベルのもののようなのです。
「少年犯罪データベース」もご参照ください。)

それどころか、統計から見えてくるのは、「むしろ少年犯罪の高齢化が進んでいる」「非行から抜け出せない大人が増えつつある」傾向だというではありませんか(最近容疑者が逮捕された、愛知県岡崎のホームレス殺人事件——28歳の大人が、中学生たちを指図して犯行に及んだと発表されているあの事件——は、その例だと思います)

しかし、現実の政治・行政の世界では、そうした統計から読み取れる事実・現象を一顧だにせず、「私はこう思うから、こう対処すべきだと思う」という「信仰に基づく治安政策」がガンガンとられています。
何が問題で何が解決に必要かもきちんと考えられないまま、まさに「虚構にもとづくいやしの治安政策」がとられるばかりなので効果が上がるはずもなく、「体感治安」がマスメディアのリードで悪化するばかり……。こうなると、日本社会はもうお先は真っ暗です。
ため息ついて、逃げ出したくもなります。

さあ、そこで、
この悪循環に終止符を打つべく、満を持して出版されたのが、この新書判、『犯罪不安社会』なのです。

しかも、芹沢一也氏という、絶好の共著者を伴って!!!!!!

実を言うと、本書を読むまで私は、芹沢一也氏の著作を読んだことがありませんでした。名前も、知らなかったというか、目にしても覚えていませんでした。恥ずかしながら(汗)。

芹沢氏が本書で受け持つパートは、凶悪犯罪をめぐる言説の変遷と、そこから生まれたとも言える「地域防犯活動」がもたらすものについての分析です。

そしてその過程が、また、浜井氏の分析との相互作用が、実にエキサイティングで、本書全体の主張の説得力を、すさまじく高めています。また、両氏の専門と個性の違いが、本書に心地よいアクセントを与え、読みやすさを倍加させています。

芹沢氏は、統計と刑務所での勤務体験をベースに論じる浜井氏とはまったく違う観点から、異なる対象を分析しているのですが、ここでも実は「エビデンス(科学的根拠)に基づかない治安対策」がなされていることへの批判が、論理的に導きだされていくのです。

「エビデンス(科学的根拠)に基づかない治安政策」は、処方を誤った薬オカルトチックな疑似科学に基づく治療法のようなものです。
私たちの暮らしを破壊してしまう恐れの方が、まぐれ当たりで望ましい結果を生む確率よりはるかに大きい。

「エビデンス(科学的根拠)に基づく治安政策」への転換を成し遂げて明るい未来を築くためにも、どうか皆さん、まずは事実の確認のため、ぜひ、本書をお読みください。

本書では、たとえば、無期刑は運用上、ほぼ終身刑化しているという、巷間伝えられているのとはまったく逆の実態なども紹介されておりますので、目から鱗がこぼれ落ちまくること、必至です。
本書を読めば、「エビデンス(科学的根拠)に基づく治安政策」への転換の必要性を、存分に感じとっていただけるに違いありません。

おそろしいことに、「信仰に基づく治安政策」「エビデンス(科学的根拠)に基づかない治安対策」は、学校でのイジメ問題や、有害図書規制・有害ゲーム規制などについても展開されているようです(冬枯れの街などをご参照ください)。

また、今春の「入管法改定」に関する国会審議でも、永住者の扱いなどについて、実は同じように「信仰に基づく法改定」が主張され、「エビデンス(科学的根拠)」は提出されぬまま、改定がなされてしまいました。
おそらく、今の日本における政策の大半は、「エビデンス(科学的根拠)」に基づくのではなく「信仰に基づくもの」ではないかと、私はその会議録を分析した体験から疑っております。

かくして、私は、本書『犯罪不安社会』は、そうした問題を見つめなおすきっかけをも提供してくれる、
「まさに全国民必読の書でありますっ!
と、断言するのでありました(微力ながら)。

※補足1

犯罪加害者の厳罰化を求める声の高まりが、さまざまな正の成果を生みながらも、影のようにつきまとう負の側面をも生み出してきたことが、本書では指摘されています。あまり意識することのなかった視点ですが、「犯罪人引渡条約」の問題を考えたことがあったおかげで、すとんと腑に落ちました。

先日、ブラジル人を殺害したと疑われるブラジル人がブラジルへ帰国した、という事件に絡めて、「犯罪人引渡条約が締結されていないこと」を持ち出すニュース解説を耳にしました。
でもたぶん、あの犯人はブラジルで処罰されることになるんじゃないかと思います。
犯行地がどこであれ、自国民を殺害した犯人を被害者の国籍国が裁く法制度が、ブラジルでもおそらくとられているはずですので。日本の刑法と同じように。
つまりあの事件の場合、日本もブラジルも、犯人にとって安住の地ではありえない。そう思うのです。

※補足2

「外国人犯罪」関係の分析は、残念ながら本書では掲載されていません。
それでも、刑務所に収容された外国人に関する記述から、かなりのことは読み取っていただけるのではないかと思います。
(本書が好評なら、続編でそのあたりも掲載されるかも知れません。本書を編集した安原さんによると、浜井氏による分析原稿があったそうですので。)

(おまけ)
「外国人犯罪」の宣伝と報道(英訳付き、コムスタカー外国人と共に生きる会)他(2006.07.07)
『治安はほんとうに悪化しているのか』東京都治安対策担当部長(前)の懺悔あるいは告白(2006.07.16)
『治安はほんとうに悪化しているのか』書評on読売新聞!!(2006.7.25)
在留許可求め、東京入管前でデモ/「治安悪化説に異論」(東京新聞インタビュー)(2006.09.24)
「またテロですよ!」(非国民通信)を読んで(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.15)
共謀罪審議に松島みどり議員が登場(入管法改定案に関する国会会議録より)(2006.10.22)
虚構の上に立ついやしの「極右」か、現実の上に立つ節度ある「極右」か(2006.11.19)
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「外国人犯罪」不安にどう立ち向かうか/「来日外国人」数の試算(2007.1.3)
「リピーター=凶悪犯」か?/人と人との連帯の可能性と素晴らしさと(2007.1.12)
法治国家で窮鳥懐に入れば大岡裁きに遠山桜!/在留支援のためのお願い2つ(2007.1.23)

コムスタカー外国人と共に生きる会

インターネット新聞『JANJAN』
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(2004/04/15)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第2回)(2004/04/16)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第3回)(2004/04/17)
『マヤカシの「外国人犯罪増加」論〜「人種差別」と「棄民」を生む社会の行方〜』(全4回の第4回)(2004/04/18)

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コメント

 仲さま、安原です。TBとレビューありがとうございます。
 ほんとうに浜井先生のような人が犯罪学分野でいてよかったと思います。うちのコメント欄でも書きましたが、「外国人」犯罪についてもアカデミックの論考分野で、先生たくさん書かれているんですが、「犯罪不安社会」では紙幅の関係から掲載することができなかったのがちょっと心残りです。4章部分の面接風景にちょっと掲載されてますが、時間ができたら、ブログに書こうと思います。
 ほんとうに応援していただいてありがとうございます。売れてほしいです。
 今後ともぜひぜひよろしくお願いいたします。

こんばんわ、トラックバックありがとうございます!

仲さんの嘆きがひしひしととてもよく伝わる書評で素敵です。今さら仲さんに愚痴ることではありませんが、昨今の治安悪化言説は少年犯罪と外国人犯罪にその責を求めているけれど、ちょっと犯罪統計をみればそれらがまったく無根拠な妄言に過ぎないのに…その点から反論してくれる識者がほぼ皆無、むしろある種純朴な性善説に基づいている「人権派」の反論は単純なレッテル貼りという逆効果をもたらしたりしてまさに目を覆いたくなる状況。

今回のこの本はきっと一石を投じるどころか、その反響は思った以上に長く大きく広がっていくと信じています…というか祈っています。

安原さん、こんにちは。

安原さんのブログにもコメントさせていただいたように、この本にはガンガン売れてもらわねば! どんどん読んでもらわねば! と心底思っています。

ここの紹介記事では、本ブログにもっともなじみやすいテーマに関して書くのがよかろうと考えて、浜井さん執筆部分のものが中心になりました。それだけで相当な分量にもなってしまって。
結果として芹沢さん執筆の部分の紹介が薄くなりましたが、おそらくこれから書いていくエントリーの中で少しずつじわじわと(?)紹介していくことになるだろうと思います。「割れ窓理論」の話とか、すごく重要な分析と考察がなされていると思いますので。

> ほんとうに浜井先生のような人が犯罪学分野でいてよかったと思います。うちのコメント欄でも書きましたが、「外国人」犯罪についてもアカデミックの論考分野で、先生たくさん書かれているんですが、「犯罪不安社会」では紙幅の関係から掲載することができなかったのがちょっと心残りです。4章部分の面接風景にちょっと掲載されてますが、時間ができたら、ブログに書こうと思います。

楽しみです!

この『犯罪不安社会』に、もし外国人関連の部分を挿入するとすれば、テーマが拡散してしまうかも知れないなあと個人的には思います。派生して論じるべき問題が、一気に増えてしまって。
ですので、紙幅の都合にせよ何にせよ、今回の構成は良かったのではないでしょうか。

さあ、いよいよ年末です。
『犯罪不安社会』が飛ぶように売れて読まれていきますように!
初詣では、そう祈ろうかなあ(笑)。

遊鬱さん、こんにちは。

もうほんと、嘆きと愚痴とであふれるような紹介になってしまい、我ながらちょっと落ち着かない気分でいました。
遊鬱さんのコメントをいただいて、心救われた気がします。ありがとうございました。

>今回のこの本はきっと一石を投じるどころか、その反響は思った以上に長く大きく広がっていくと信じています…というか祈っています。

そうですね。
遊鬱さんも書評(ここからも直リンクを貼っておきます。http://newmoon1.bblog.jp/entry/344672/)に書かれているように、「共著本というものの威力」を今回ほど体験・実感したことは、ありません。
この内容と新書判というこの手頃さ、読みやすさがありながら反響が広がっていかないとしたら、いや、そんなこと、絶対にない!!! 新年も近いことだし、信念を持って断言してしまいましょう(笑……い…ごとではないかも)

話変わって、「冬枯れの街」での[バーチャル社会の弊害から子ども守る研究会]や教育再生会議のおバカな会議録の記録・分析・ツッコミなど、ありがたく拝読させてもらっています。
今後ともよろしくお願いいたします!

仲さん、さらにコメント失礼させていただきます。

>嘆きと愚痴とであふれるような紹介

いえ、そんなことは少しも感じませんでしたよ。むしろ私のように捻じ曲がったどころか歪曲しきった人間からすると、ストレートに他者を気持ちよく誉められるということが眩しくて眩しくて羨ましいとすら感じました。そしてその裏に仲さんが外国人犯罪報道に関する想いがあるということはこれまで拝見させていただいている中で知っているだけに、そこで自らの関心事に引きつけて怒りを表明せずに本を純粋に誉めるということが美しいとすら…。

>信念を持って断言してしまいましょう

分かりました、私も追随させてください!この本はこれからリアル書店でも売れます!というか識者ならばこの本の書評書かずに何を書くというのか!

>バカな会議録の記録・分析・ツッコミ

ここは一部訂正させてください、バカな会議録に対する「バカな」ツッコミです(笑)

遊鬱さん、

>ここは一部訂正させてください、バカな会議録に対する「バカな」ツッコミです(笑)

何をおっしゃいますやら(笑)。
頭につく形容詞は何であれ、ほんと、楽しみにしとります!
(って言えば、一昨日、妻にしりとりで負けました……1時間半に及ぶ熱戦の末。不覚極まりなし!)

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