「埼玉 となりのイスラム教徒」(ドキュメント72時間)/外国人障害者バス乗車拒否裁判
2006.12.12.00:30ころ
外国人障害者バス乗車拒否 仙台市に55万円賠償命令(Sankeiweb、2006.12.01)
外国人の風ぼうや障害者であることを理由に、市営バスに乗車拒否されたとして、パキスタン出身のガンガット・グラーム・フセインさん(60)=仙台市太白区=が同市に165万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、仙台地裁であった。
畑中芳子裁判官は「運転手が人種の違いや、身体障害を理由に暗黙のうちに差別的取り扱いをした」と指摘し、法の下の平等を定めた憲法や人種差別撤廃条約などに違反したと認定。精神的苦痛を与えたとして市に55万円の賠償を命じた。
判決などによると、フセインさんは来日後に日本国籍を取得、左半身にまひがある。
平成15年10月、パキスタンから来た友人に会うため、仙台市内でバスを待っていたところ、バス停を約22メートル過ぎて停車した。
このバスにいったん乗って「荷物を取りにいく」と告げ、運転手も承諾した。しかし、バス停まで戻ろうとすると、運転手が待たずに発車させ、乗車を拒否した。
判決は「運転手はフセインさんが足の不自由な身体障害者で、人種的な意味で外国人と認識していた」と指摘。「バスの遅れはわずかで、停車による渋滞も引き起こしていなかった」として、運転手の故意または過失による差別とした。
人種差別、障害者差別の両面から問題となる事件です。
しかしおそらく、日本人の障害者に対してであれば、このような扱いを運転手がなすことはなかったのではなかろうか、とも思います。
とまあ、フセインさん側の勝訴は嬉しいながらも、こういう事件が起きること自体に鬱々とした気持ちになっていたところで、NHKが嬉しいドキュメンタリーを放映してくれていました。
埼玉 となりのイスラム教徒(ドキュメント72時間、2006.12.05)
イスラム教徒と聞くと、アルカイダやテロリストとついつい重ねて見てしまう人が今や日本社会の大勢だと思います。その誤解を解くきっかけになる、良質なドキュメンタリーだったと思います。
未見の方は、ぜひ再放送のお願いを、NHKヘ!
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わたしの仲間が、蕨・川口周辺に住むクルド人の支援をしています。いろいろ話しを聞いていると、クルド問題というのはなかなか複雑な問題をはらんでいますね。東京から荒川を超えた埼玉県南の地域には、さまざまな外国人「労働者」が流入しています。かつてわたしは、東京・主に池袋周辺に乱立した日本語学校に入学した中国人「就学生」(当時の中曽根首相の留学生10万人計画という政策による)の相談活動に関わっていたことがあります。現在の外国人問題の複雑化はありますが、入管行政はホントに変わってないというか、その無策さには呆れます。良くも悪くもグローバリゼーションの進行の中で、多民族との付き合い方について、もっと真摯な議論の必要性を痛感します。
投稿: 谷口硝子 | 2006年12月12日 (火) 01時23分
「埼玉 となりのイスラム教徒」・・・私も見ました。
今、日本もあちこちの地域で、様々な国からの人が集まって
居住していますが。
イスラム教徒は、その宗教性ゆえに、周囲の日本人から理解
されにくい部分があるという声をよくききます。
<彼らにしてみれば宗教の儀式や戒律は絶対なのだけど、
日本人には、それを守ろうとする彼らは、頑固で融通がきかない
付き合いづらいと思ってしまうようですね。>
お互いに理解できるように、もっとコミュニケーションが
とれるといいな~と思います。
投稿: mew (mew-run7) | 2006年12月12日 (火) 06時13分
イスラームの戒律と日本の封建的道徳はとても似ていて相乗りが可能なはずなんですが、どうしてこんなことになっているのでしょうか?
個人的に知っている範囲では、ムスリムの方々は真面目で誠実であることがほとんどです。
イスラームの戒律そのものは厳しいですが、それを守れるかどうかは本人の自覚次第。誰かから強制されるわけでもなく、誰かが罰する訳でもありません。
日本の会社や業界の因習や暗黙の了解と比べても、ずっと自由でルーズなんですがねぇ・・・。
日本におけるイスラームへのマイナスイメージはいったいぜんたいどっから生まれてきたものなのか、私も首をひねるばかりです。
日本人ムスリムが急速に増えているこの時代に、なんとも不可思議な事件だと思いました。
投稿: 元道 | 2006年12月12日 (火) 12時00分
こんにちは。TBありがとうございます。
『ワーキングプアⅡ』は反響をよんでいるようですね。
一方で、私のところには、こんな良質の番組をつくる関係者への内部からの圧力が強まっていると情報が寄せられています。番組を観たものが感想を集中し、これを阻止しないといけません。このような見識をもつメディア関係者が自由に番組をつくれるように我われも働きかけが必要です。ご協力いただければ幸いです。
投稿: これお・ぷてら | 2006年12月12日 (火) 14時21分
谷口さん、こんにちは。
クルド難民の方には関西での外国人支援イベントでお会いしたことがあるだけで、その頃の彼女たちは、家族が強制送還されてしまったという状況でした。彼女たちももう日本を出国したと最近になって聞きました。
ほんとうにびっくりするような難民行政が日本では行なわれてきているわけで、
難民の認定などを出入国管理行政の一環に入れてしまう現行の制度自体に、やはり根本的な問題があるんじゃないでしょうか。
「出入国管理及び難民認定法」から難民関連は独立させて、難民認定・支援システムなどを整備すべきなのだと思います。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月12日 (火) 17時13分
mewさん、はじめまして。
いつもブログ、読ませていただいてます。
そのためか、あまりはじめましてという気がしなかったりします(^^;)。
私の知ってるムスリムの人たちは、もちろん人それぞれで性格はいろいろなんですが、まじめで気のいい人たちが多いです。番組の中でいろいろ取材に応じてくれていた人たちみたいな感じで。
ですので、番組の中でご近所のおじさんたちが彼らを敬遠してるような素振りを見せていたのが、とても切なく思えました。あんなに日本語上手な、そして陽気な人たちも近くで暮らしているのに、と。ちょっとしたきっかけがあれば、もっと親しくなれるだろうに、と。
ただ、きっかけをつくるのも、かなり難しいのかも知れません。
たとえば、ブラジル人のケースで言えば、派遣労働の歯車にしっかり組み込まれてきてしまった結果、居住地域との関わりがほとんどなくなってしまい、日本人社会からはブラジル人の「顔の見えない定住化」が進んでしまっている、という指摘もされていますし。
『顔の見えない定住化—日系ブラジル人と国家・市場・移民ネットワーク』 梶田 孝道 (著), 丹野 清人 (著), 樋口 直人 (著)
なんにせよ、相互のコミュニケーションの機会をつくり、増やしていくことの大切さを、強く感じさせてくれた番組でした。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月12日 (火) 17時30分
元道さん、こんにちは。
日本の封建的道徳との関係で言えば、イスラム教では男女の役割分担がきっちりしているようで、そのあたりで日本の年配の男性ほど親しみやすいのではと、思えます。
その一方で、夫婦共働きしているトルコ人友人(トルコ在住)もいますし、インドネシア人の友人夫妻(インドネシア在住)も、たしか共働きだったような……。
このあたりも、国によって、また、時代によって、あるいはその家族の状況によって、少しずつ違っているのでしょうけど、
そう考えると、今の日本社会との親和性が、より鮮明に見えてくる気がします。
ちなみに、トルコ人の友人は「自分はソフト・ムスリムだから」と言って、付き合い程度ではありますが、日本ではお酒も飲んでいました。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月12日 (火) 17時45分
これお・ぷてらさん、こんにちは。
『ワーキング・プア2』、実はまだ観ることができていません。紹介しておきながら、面目ないです。。。
それにしても、「内部からの圧力」って、いつぞやの『ETV特集』の一件を彷彿とさせますね。
なんとか今晩中にでも観て、私なりの働きかけをしてみるつもりです。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月12日 (火) 17時50分
じつは、日本人の最大宗教は「みんながやってる教」ですから…。
自分が出した葬式の宗教の教義も知らずに、よその人の宗教観なんて考えない。宗旨よりも「みんながやること」に流されるのが先。
イスラム教もキリスト教も仏教も、教祖さんのスタンスは、誰もが避けて通れない「死」について、これを恐れるがため に、いま生きることをおろそかにしてはいけないよ、ということだと思います。
イスラム圏とキリスト圏の対立というのは、宗教観よりも、むしろ利権のための争いが出発点。「十字軍」の間違いを認めた、先代のローマ法王、ヨハネ・パウロ2世のような方もいらっしゃいます。
S学会みたいに、他の宗教を「邪宗」よばわりしているのは少数派だと思います。
その意味で、いま、いちばん、生きることをおろそかにしているのは日本人だろうな…。
投稿: Goldberg | 2006年12月13日 (水) 09時35分
Goldbergさん、はじめまして。
「ストップ !! 「第二迷信」」という貴ブログのタイトル、目に飛び込んだ瞬間にぷっと吹き出し、その名の理由を読んで、むむ、とうならせられました。
周囲に流されることの危険性には、歴史をちょっと振り返るだけでも気づくことができると思うのですが(そんなに遠くでなくても、たとえば、イラクの大量破壊兵器がどーこーというプロパガンダの一件に思いをいたすだけでも)、
どうしたわけか「第二迷信」は、いろいろな場面でますますその勢力を発達させながら日本列島を行ったり来たりしているようで、非常に危うい気がしています。
この、流されることの危険性という意味でも「生きることをおろそかにしている日本人」と言えるのではと思います。
そして、自分の生を大切にしない人が他者を大切にすることができるかとなると、かなり難しいように思えます。
これを当ブログのテーマに関連づけてみると、いろいろな文化・民族背景を持つ人たちとの出会いや交流を通して、他者を尊重しながら自分の生をも大切にする。お互いにそんな関係を育んでいくことが、今、私たちに求められているのかなあ……と、Goldbergさんのコメントに触発されて考えてみました。
「第二迷信」を止めるべく、当ブログも粘り強く情報発信をしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月13日 (水) 23時51分
こんばんは。
今日は、お詫びの訪問をさせて頂きました。
トップページに据えていた記事「共謀罪」を阻止!を私の不注意で削除してしまい、皆様に頂いた貴重なTB&コメントが消えてしまいました。
誠に申し訳さございません。今後二度とこの様なことのない様に十分に気を付け運営して行きますので、お許し下さい。
新しく作り変えた記事をTBさせて頂きます。
今後とも宜しくお願い致します。
投稿: makuri | 2006年12月14日 (木) 00時34分
makuriさん、はじめまして。
そんな、お気になさらずに。
私だって同じようなミス、いつしてしまうかわかりませんし。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月14日 (木) 00時48分
http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/img/1163754221.jpg
http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/img/1163939177.jpg
http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/img/1163841236.jpg
運輸省事故調査委員会報告書の写真です。
「きれいな爆弾」の現実です。地獄です。このような核兵器は廃絶すべきです。
これがその「瞬間」に中性子線によって圧力隔壁という金属に金属疲労として投影された
「映像」です。
我々はこの現実に目を背けるべきではありませんし二度と繰り返してはなりません。
放射線強化型水素爆弾による地獄の瞬間は地上にも放射されました。下部組織に刻
印されているためいたるところで見られます。
http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/img/1166080689.jpg
http://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/1901rjtt-to-roah/1810651.jpg
乗客は「きれいな爆弾」により昇華されました。この惨状が正当化できる理由はありえませ
ん。被弾の瞬間の機内の「映像」は限りない悲壮に満ちております。「きれいな爆弾」の地
獄が繰り返されることがあってはなりません。
投稿: http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/img/1163754221.jpg | 2006年12月15日 (金) 09時09分
「123便メモ」http://gray.ap.teacup.com/123ja8119/をご紹介くださった方、はじめまして。
「123便メモ」は、1985年8月12日に起きたJAL123便墜落事故の原因に、自衛隊が関わっていたのではないか、さらには中性子爆弾が利用されたのではないか、という疑惑を提示しておられるようですね。
中性子爆弾がすでに装備されているとまでは思えない私(軍事オンチのせい?)ですが、前者の方は、あるかも、と思います。
ただ、詳しい知識も情報もこの種類の情報の分析力も持っていないので、「123便メモ」に書かれていることをどこまで理解できているかも怪しいわけでして。。。
ともあれ、情報ありがとうございます。
http://ukiuki.way-nifty.com/icc/2006/11/__b590.html(ICCで「人間の安全保障」)の他にこちらにもコメントをくださったのは、疑惑が真実であれば軍事偏重の現政権を揺るがす大きなスキャンダルにもなりえるので当ブログともあながち関係がないとは言えない、と考えられたからだろうと推察します。
これから「123便メモ」に注目していってみようと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 仲@ukiuki | 2006年12月18日 (月) 23時18分